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2012年12月01日
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カテゴリ: 教育
つい先日、目にとまった記事があります。

「@DIME(小学館)」の記事 (2012.11.26)

からの抜粋です。


入試制度見直しで人気No.1になった明治大学

MEIJI1

(明治大学リバティタワー)

今、受験生の間で最も人気を集めているのが明治大学だ。2012年度の志願者数こそ前年度に比べて微減したものの、18 歳人口が減り続ける中で、その減り幅は2位の早稲田大学よりも小さく、両大学間の差は次第に広がりつつある。


私大志願者


かつて明治大学といえば、古めかしい校舎に硬派な学生らがひしめくバンカラで男臭いイメージがあったものの、その姿は一転。1998年、東京・神田駿河台にリバティタワーが竣工して以降、校舎の建て替えも進み、現在では都会的なタワー群が立ち並ぶ洗練されたキャンパスへと変貌を遂げている。

明治大学では一般入試とは別に、全国8都市で同時開催する全学部統一入学試験を実施。選択科目により、複数学部を併願することも可能にした。また受験生への情報提供にも注力。全国の高校を教職員が巡り、生徒の興味を喚起するとともに、オープンキャンパスでは模擬授業までも披露している。


魅力的なカリキュラムで女子志願者が増加

さらにここ最近、顕著なのが女子志願者数の増加である。その割合は、2000年の25%から2010年には31・7%へと、6ポイントを超える大幅アップ。背景には、特色ある新設学部の存在が大きいようだ。

早稲田に落ちて明治に入るのは、今や昔。最近では明治大学を第1志望とする受験者も増えたという。入試における受験のしやすさ、魅力的な新設学部、都会の中心に位置する真新しいキャンパス。さらには、就活面の手厚いサポート。これだけの好材料が揃っているのだから、宿敵、早稲田大学が霞んで見えるのも無理はない。

就職

(以上、記事抜粋)




「リバティタワー」を初めて見たときは、 「歴史の重み」 がなくなった、と残念に感じていました。堂々たる超近代的な「都心のビル」で、 、「ばんから大学」 とは隔世の感があります。しかし、その 「超近代的な校舎のある都心の大学」が大きな魅力 となっているそうです。

MEIJI2

(明治大学駿河台旧校舎)

明治大学が人気急上昇したわけ は、校舎や立地といったハード面だけではありません。

「@DIME」の記事では、「志願者数の多さは大学側の努力の賜物」と 明治大学の「努力」 を高く評価しています。

1「入試改革」で全国で手軽に受験できる体制を整備 。

全国8都市で同時開催する全学部統一入学試験を実施して、受験生を全国各地から集める作戦。さらに「全学部藤一」という、一度の受験で全学部を併願できる「受験のしやすさ」も導入しました。


2「特色ある新設学部」の創設で女子学生の増加。



3「魅力的な語学カリキュラム」の導入

上の「国際日本学部」では、学部独自のインターンシップ留学プログラムがあります。明治大学広報によると「フロリダ州立大学での集中授業の後、6か月間にわたりWalt DisneyWorldでキャストとなり、様々な業務に従事していただきます。こ募集定員は毎年32名。一学年約300人であることから、10人にひとりの割合で、このカリキュラムに参加できる計算になります」と解説しています。
あこがれのアメリカWalt DisneyWorldでキャストをして、実践的な語学学習が出来る。そして、本物の語学力を身につけられる。「体験」を重視するカリキュラムが人気を生んでいるのでしょう。


3つの「努力」を見渡してみると、 現代の大学生が望むものが見えてきます 。

「手軽に受験」→遠くに行かなくても、何度も受けなくてもよいから「受験」してみようか。

「実学的な学問」→将来役立つ資格を取れるなら行く意味があるかな。

「語学体験旅行」→本場のディズニーランドであこがれのキャストができる、しかも英語力アップまでついてくるお得感。



大学の意味あい 、そのものが変化しています。 その中で受験生や学生が望むニーズをうまくつかむ「努力」をした明治大学は「成功」して、その「努力」が奏功していない早稲田大学は「後退」しているという評価に感じます。

大学で 「学問」 を極めるために「決意」して受験し、 「図書館」 に籠もって勉強漬けの日々を送る、などは、 今は昔の「昭和の風景」 と化しているようです。


気軽に「大学でも受けてみるか」「どうせ行くなら資格ぐらい身につけないと」「海外旅行とドキドキ体験もしたい」という学生が増えてきている実情は否めない気がします。

その中から、一部の「学問に目覚めた」ものだけが大学院(研究科)へ進学し、「昔の大学」のような研究生活を送る、というのが実態でしょうか。

まさか、大学院まで「学問の府」から離れつつあるとは思いませんが、ずいぶん様変わりして低年齢化しつつある大学の現状、学問の将来をどこに託していくのか、多角的に「これからの学問」を考えていく必要があることは確かだと言えそうです。

良い大学に受験生が集中して、競争率、入学レベルも上がっていけば、 学問研究にとって明るい将来 が見えてくるはずです。

ただし、 その人気の内実はいかがであろう 、と少し考えてみました。






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Last updated  2012年12月01日 16時46分12秒
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