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今日は、午前中から、年末年始用のコーヒー豆を焙煎しました。 午前11時でも、京都も摂氏5度と寒いです。京都にしては風も強いし。 強風で隣地ヒノキの枯葉が雪のように舞い落ちます。若干、コーヒーに枯葉が混ざりますが、よしとしましょう。炎を見ていると、落ち着きます。ボーッと、無心。で、焙煎したコーヒー豆の撮影は、忘れました(^_^:。
2011年12月25日
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たまりかね、オークションの取引ルールを改定しました。 自覚のない極一部の心無い自己中心的な入札者とのトラブルに対抗するためです。具体的には、私のオークションの取引ルール「入札同意事項」を改定しました。■ 一部の心無い入札者の方々へ ラジカセやコンポは、どこのショップでも販売していますので、そちらで購入してください。自己中心的な判断で、私のオークションに入札することは、お願いですから止めてください。 また、修理の依頼も止めてください。今時のラジカセを買うほうが、よほど安価です。古いラジカセの修理には、最低でも1万円以上の経費がかかります。お金を掛けても愛着のある古いものを修理したいと思わないなら、決して依頼しないで下さい。■大多数の良心的な入札者の皆様へ ルールの改定は、一部の心無い自己中心的な入札者とのトラブルに対抗するために記載するものです。大多数の良心的な入札者には、無礼な内容も含まれますが、何卒ご容赦下さい。
2011年12月22日
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久しぶりのDIY。スピーカーを壁掛けにした。 壁に掛けたのは、Victorのミニコンポ「MX-S7WMD(1999年製)」のセットスピーカー(SP-MXS7WMD)で、3ウェイで再生周波数域が40~20Hkzとなかなか良いスペック。 ただ、センタードームに修理しきれない凹みがあり、オークションには出品するには憚られる状態。しかし、音はちゃんと出るので、捨てるには大変惜しい。壁掛けか、天吊りにして作業部屋のBGM用のスピーカーとして使用しようと考えていた。 適当な金具を探していたところ、液晶ディスプレイ用のモニターアーム「サンワサプライ モニタアーム CR-LA303」が安価に入手できたので、スピーカー用に流用(自己責任で)してみた。 上記スピーカーは約3kg。モニターアームの耐荷重は12kg以下なので、十分だ。 内容物には、水準器まで含まれており、申し分ない。アーム金具も、しっかり丁寧に作られた印象を受ける。 スピーカーの裏板より、壁面の方が強度が弱いため、壁面用の金具をスピーカーに、スピーカー(モニター)側の金具(ねじ穴が多い)を壁面に取り付け、荷重分散に配慮した(ねじは手持ち品を使用)。 スピーカーコードは予め設置してあったため、作業は30分ほどで完了。 スピーカーの角度が上下左右に90度の範囲で自在に調整できるため、音場設定も簡単にできた。 なかなか良い状態で設置ができたと自画自賛。
2011年12月16日
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先日の皆既月食を息子と観察しました。 屋外で何時間も望遠鏡やカメラを見ていたので、首はだるいし、体は冷えるし。観察後のチキンラーメンで温まり、息子もご満悦で就寝でした。
2011年12月13日
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今回の修理は、「SONY ZS-D55 CDラジカセ(2000年発売)」だ。CDバーティカルローディング機構により、奥行き約18cmと薄型なボディを実現した一台だ。[SONY ZS-D55 CDラジカセ]■主な故障と原因CDトレー開閉不可 → ゴムベルトの劣化CD再生不可 → CD光ピックアップ交換■修理作業 CDバーティカルローディング機構に類した機構を有する機種の場合、メーカーを問わずCDピックアップはCDウォークマン(携帯CDプレーヤー)と共通の小型軽薄の物を使用している(この機種はDAX-11)。 電気的調整で復旧したので、しばらく自宅で使用していたが、1年程で再びCDを再生しなくなってしまった。こうなるとCD光ピックアップの交換しかない。MDが使用できないと家族から苦情もあったため、修理して手放すことにした。 ということで、手元にあったCDウォークマンから、同形式のものを移植したところ、無事に復旧。 カセットテープ部も特に問題ない。ゴムベルトの劣化もなく、調整のみでOK。リモコンが、電池の液漏により基板が腐食していたので、これを修理して終了。 MDを使用しないのであれば、十分に活用できる。ご多分に漏れず、最近のラジカセより音が良いことは言うまでもない。
2011年12月10日
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今回の修理は、「SONY CMT-A01MD ミニコンポ(2004年発売)」だ。ミニコンポを更に凝縮したマイクロコンポで、MP3やATRAC3plus形式のCD-R/RW再生もできる多機能オールインワンな一台だ。 アンプ部は本体でなく、右スピーカー内部に分離配置され、本体と専用ケーブルで接続されている。故に本体とスピーカーは不可分なことに注意したい。 [SONY CMT-A01MD ミニコンポ]■主な故障と原因スピーカー出力なし → ケーブル脱線、ハンダ付け劣化テープ再生不可 → ピンチローラー保持部品破損CD再生不良 → フォトセンサー汚濁、ハンダ付け劣化■修理作業 スピーカーだけでなくヘッドフォンからも出力がない。原因に頭を巡らせながら分解すると、基板をまたぐケーブルが脱線していた。 繋ぎ直すと出力は戻ったが、ケーブルに触れるとブツブツ音が途切れたりする。コネクタ部のハンダ付けクラックだろうと思い、補修すべく分解を進めると、「ブチッ」と基板側にハンダ付けされているコネクタがもげてしまった。少しショック。 配線パターンを追い、ジャンパー線でもげたコネクターを接続補修した。細かな電子部品が基板両面に実装されているため、回路修理は非常に難儀である。 国内ではサービスマニュアルも入手できないため、 この年代以降の機種は修理できる余地が少ない。 CDは鳴るようになったが、CD-RWだけが検知されない。フォトセンサー検知も行っているようなので、そのクリーニングとハンダ付け補修を行ったところ、 見事復旧した。 カセットテープが再生しないのは、片側のピンチローラー保持部品の一部が破損しているためであることを突き止めた。 メーカーに確認したところ、出荷できる当該保守部品は在庫切れとのこと。仕方なく補修したところ無事に復旧。しかし、この思案作業に丸一日を要した。 今回の機種は2004年発売と比較的新しい機器であったが、社外に出荷できる保守部品が既に在庫切れになっているものもあることが判明した。社内で修理に使用する在庫はあるらしい。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2011年12月04日
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今回の修理は、「SHARP GF-208ST ステレオラジカセ(1980年製造)」だ。ラジカセが一般家庭にまで普及し始めた年代の一台だ。[SHARP GF-208ST ステレオラジカセ]■主な故障と原因 カセットテープ再生等不可 → ゴムベルト劣化。グリス固着 音量やバランスを調整するとガリ音発生 →ボリューム接点劣化ACアダプタ動作不可 → 接点劣化乾電池動作不可 → 接点劣化■修理作業 本機も、30年以上前のものだ。ゴムベルトをはじめとするゴム系部品は全て劣化し、使用できる状態にない。また、電気接点を持つボリュームやスイッチ類も、接点にカーボン汚れが付着し、正常な電気導通が期待できる状態にない。 これら部品を中心に修理作業を進めることになる。 動作確認後、分解する。ゴム系部品が劣化して溶け、駆動部にねっとりと付着している。また、潤滑材であったグリスも油分が抜け、メカに固着している。 まずはこれらのクリーニングを行うが、きれいになるまで、かなり根気の要る作業だ。 劣化したゴム系部品を交換するのだが、当然なが既にメーカーには在庫も無く、取り寄せることはできない。よって、代替部品を探したり、無ければ自作をすることになる。これも時間のかかる作業だ。 このころのスピーカーは紙と布を基材にしており、まったく問題なく音が出る。これは大変ありがたいところだ。 ボリュームやセレクタなどのスイッチ類はハンダ付けを除去して取り外し、分解をして接点を丁寧にクリーニングする。研磨しないと付着したカーボンが落ちないことがほとんどだ。 電解コンデンサなどの電子部品は交換せずに修理することができた。これはラッキーだ。 この機種は、足掛け15日、延べ40時間を要して修理が完了した。この年代のラジカセなので直せるが、2000年代後半以降の機器は、電子部品の極小化、高集積化、専用マイコンの多様化が著しくなり、修理できないことの方が多いのは悲しいところだ。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆修理や入手代行のご相談は、ここをクリック!☆
2011年11月24日
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今回の修理は、「ONKYO C-711CHM 6ディスクCDチェンジャー(1995年発売)」だ。6枚のディスクを搭載し、長時間演奏や録音に対応できる一台だ。[ONKYO C-711CHM 6ディスクCDチェンジャー]■主な故障原因CDトレイ開閉不可 → ゴムベルト劣化CDチェンジ不可 → ゴムベルト劣化CD再生不可 → 光ピックアップ劣化■修理作業 1995年製なので、寿命を全うした結果の故障状態だ。案の定、ゴムベルトが伸びてプーリーが空転。トレーチェンジも開閉もできない状態だ。 ゴムベルトを交換すると、見事に動作が復活。部品が破損していることも多いCDチェンジャー機構だが、この機種はまったく問題が無かった。すばらしい。 CD光ピックアップ(KSS-213B)は発光するものの、音とびが多い。交換が妥当と判断し、互換性のあるもの(KSS-213C)に交換した。 これで当分は演奏を楽しむことができるだろう。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年11月20日
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- お知らせ -本機種は、「修理困難機種」です。修理を検討の方は、このリンク先も参照下さい。■■■ 今回の修理は、「SONY D-2010 CDラジカセ(1989年発売)」だ。ソニー直販の高級CDラジカセ「セレブリティ」の前身モデルだ。[SONY D-2010 CDラジカセ] 製造年代的にバブルラジカセだが、時代に反したシンプルなフォルムと機能の少なさは、その中では異色な存在だ。 当時の定価は約20万円。定価設定に恥じない音質は、今も健在だ。■主な故障状況と原因テープ動作不良 → グリス固着、ベルト劣化、ピンチローラー劣化ラジオ選局不能 → 選局用ワイヤーの脱落CD再生時に激しい雑音 → 機能選択スイッチの接点劣化押下式スイッチ誤動作 → 接点劣化アルミ天板ヒンジ破損 → プラスチック製ヒンジ折れ■修理作業 今回はかなりの重症患者ぶりだ。しかも、バブル経済期のラジカセは配線コードが多いので、分解と組立てを思うと気分が憂鬱になる。本機も、機能が少ないのに、配線コードはやっぱり多かった。 なぜか分解図が底面と内部に貼ってあった。 ラジオ選局用のワイヤーが外れている。張りなおしてダイヤルメーターとの周波数ずれを調整。 次はCD。なぜかCD光ピックアップは三洋電機製(SANYO SF-87)だ。古いパーツなので、ユニットも手の込んだつくりだ。電子基板への直付け配線も多い。 クリーニングと出力調整でCDを安定に再生するも、時折スパイク状のノイズが発生する。この時点では原因不明。 今回最も時間を要したのがテープデッキだ。同社同時期のラジカセ「CFD-900」と同じ形式のデッキメカだ。 まずはざっとクリーニングし、劣化したゴムベルトを張替え。 再生/録音は復旧するも、ヘッドリバース/早送り/巻き戻しができない。 ヘッドリバースしないのは、ばねが1箇所外れていたためだった。早送り/巻き戻しができない原因は、各所へのグリス固着だった。メカユニットごと脱脂洗浄したところ、全て復旧。 アンプ基板をクリーニング。 スピーカーユニットも目視確認。フルレンジもサブウーハーも、さすがに立派なマグネットが装着されている。 音量ダイヤルの裏には、LEDがねじ止めされる懲りよう。天板のヒンジは見事に折れていた。強度が十分でなく、経年使用に耐え切れなかったのだろう。補強補修。 とここでCD再生時のスパイクノイズの原因を発見。機能選択スイッチだ。このタイプのスイッチは、接点が劣化し易い。ゆっくり切り替えると雑音が再現する。基盤からスイッチを外し、分解・接点研磨で復旧。 こうして作業結果を文書にして振り返ると、たいした作業をしたようには見えない。しかし、原因を見つけるまでには、試行錯誤と時間がかかった機種だった。やっぱりバブルラジカセの修理は、手間ひまが掛かるな。--- 分解清掃修理した や や を出品中 ---★京とんびの『もったいない』オークション★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪☆ラジカセ修理・ミニコンポ修理の相談は、ここをクリック!☆
2011年11月09日
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今回の修理は、「Panasonic RQ-SX72 ヘッドホンステレオ携帯カセットプレーヤー(2000年10月発売)」だ。MDが国内で普及し始めたものの、カセットテープの需要も根強くある中で発売された一台だ。 [Panasonic RQ-SX72 ヘッドホンステレオ携帯カセットプレーヤー] 今回はごひいき頂いている方からの追加注文だ。商品の入手から修理までを一括して注文いただいた(ありがとうございました)。 ■主な故障状況と原因テープ再生不可 → 駆動用ゴムベルトの劣化 ■修理作業 パナソニックの携帯カセットプレーヤーの場合、機種が違っても、中身はほとんど同じだ。ただし、年代ごとに系列があるため、事前の調査は欠かせない。 故にテープが再生できない場合の原因も共通。駆動用のゴムベルト(2種類)が劣化している場合が多い。今回もモーター音はするので、同様の原因と見当をつけて修理開始。 必要最低限の小さな部品で構成されている。飛ばしてなくさないように注意が必要。 やはりゴムベルトが劣化で伸びて弛んでいた。ゴムベルトの交換は、数箇所のハンダ付けを取り除き、電子基板取り外して行う必要がある。 使用されているゴムベルトは0.5mm角と細いため、汎用のバンコード丸ベルトなどで製作することができない(市販最低直径が1.5mmのため)。 幸いメーカーに在庫があり、取り寄せ可能だったので純正品と交換した。 再生ヘッドはゴムローラーと一体部品となっている。この部品も消耗・劣化していることが多いが、今回はクリーニングのみでOKだった。 各部をクリーニングし、電源をつないで動作を確認する。OK。磁気ヘッドのアジマス調整はできないため、テープの走行速度のみ調整を行った。 携帯カセットプレーヤーは、アジマスも走行速度もデッキ製品と比較すると波形の遊びが大きい。製品の使用目的と作りを考えれば仕方ないところだ。まぁ、耳で聞く分にはまったく問題ないと思うが。 さて、今回は程度の良い中古品だったこともあり、 ベルト交換のみで修理が完了した。 各種ゴムベルトは使わなくても劣化する。5年前後が交換の目安か。ユーザーでも簡単に交換できるようにしておけば、長く使えるのに。そもそもゴムベルトにしなければ...でも、メーカーとしては買い換えて欲しいのだろうな。成長経済の落とし穴か。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年10月29日
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今回の修理は、「YAMAZEN Qriom CBX-4022SD SDラジオカセットプレーヤー(2007年発売)」だ。超多機能・超低価格な山善のQriomブランドの一台だ。[YAMAZEN Qriom CBX-4022SD SDラジオカセットプレーヤー] 音響メーカーでない企業の最近の機種はどんなものかとの興味本位で入手してみた。■主な故障状況と原因カセットボタン破損 → プラスチックヒンジの破損 稀にカセット録音不良(右または左ch録音不可)→ 録音モード切替スライドスイッチ(内部)の接点不良CD再生不良 →CD光ピックアップの劣化■修理作業 早速分解。分解はねじを外すだけで至って簡単。筐体は、日本メーカーに多い前後分割でなく、上下分割だ。機器の大半は、上部側に設置されていた。 う~ん、いかにも中国製な作り。「動けばいいじゃん。その分安いよ」といった感じだ。廃業前のAIWAも同じような感じだった。 ICのヒートシンク(放熱板)の一つがブリキ製だ。半田付けの品質にばらつきが多い。特にコードの半田付けは目を覆いたくなる状態。 配線コードが基板を跨いで錯綜している。コネクタを抜くと、基板側のコネクタごと外れるのはご愛嬌。 電子部品の大半が中国、韓国製の中でCDユニットだけは日本のSANYO製(SF-P101N)。ビジネス優先で割り切った仕様・設計方針・部品品質・製造品質だ。 バブル経済期の日本製音響機器はエンジニアリング優先だった。これとは対極にあるのが本機種と言える。両者とも極にある点では同じとも言える。やはり中庸が良いと私は思う。 さて、カセットボタンは、プラスチックのヒンジ部が折れていた。ボタンの形状設計が良くい。材料強度も不足している。更にプラスチックパーツの成型精度も低い。 ヒンジ部を補強接合し、削って修正。稼動部にシリコングリス塗布。 稀にカセット録音不良は、動作確認のたびに頻度が増し、かつ右または左ch録音不可と一定しない。IC不良を疑ったが問題はなかった。 調査の結果、基板に直付けされている録音モード切替用スライドスイッチの半田付けと接点の劣化不良が原因だった。 スライドスイッチを分解してクリーニング。半田付けの不良を修正。 CD再生不良は、光ピックアップの劣化寿命だった。このSANYO製のSF-P101Nは、私の経験的に性能劣化が著しいものの一つだ。 手持ちの正常な中古品と交換。 半田付けは、ほとんどの箇所を修正した。300箇所くらいあっただろうか。修理にかかった手間と期間は、バブルラジカセに匹敵する。とても割に合わないことが分かって勉強になった。 この修理を振り返って思うに、日本人の気質的に、生産者としてこの設計・製造品質・価格設定は耐え難いと思う。 あぁ、今回は「ぼやき」になってしまって申し訳ない。 基、使う上で中身は見えないので関係ない! 製品としては多機能でコストパフォーマンスに優れている。このラジカセは、壊れて捨てても惜しくないと割り切って使う機種だ。ホームセンターで売ってる自転車と同じ感覚だ。駅前駐輪で撤去されようが盗まれようが、惜しくはない。(書いてて、ちょっと空しい) --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年10月20日
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今回の修理は、「Victor SS-D5MD コンパクトMDステレオシステム(2002年発売)」だ。 ビクター独自のDEUSデジタルアンプとDDスピーカーを採用し、そのサイズからは想像し難い音質で再生を行う一品だ。[Victor SS-D5MD コンパクトMDステレオシステム] ウーファーを内蔵したDDスピーカーは、無指向性に近い特性で、部屋のどこに設置しても、また、どこで聞いても音のバランスがそれほど崩れずに聞こえるのはすばらしい。■主な故障状況と原因異音がし、CD再生時の音跳び → レンズ汚れ。CD駆動モーターの接点ブラシ汚れ■修理作業 筐体の小さい機種は、総じて分解が難しい。この機種もご多分に漏れず難解なパズルを解く如く頭を捻りながらの分解作業となった。 CD光ピックアップ(Victor OPT-725B2)は、クリーニングのみでOKだったが、異音は解消しない。どうやらCDの回転に相関して異音が出ているようだ。 CD回転駆動用モーターを分解すると、接点ブラシにカーボンの付着と変形が認められた。クリーニングと修正を行うと、異音は解消した。 等倍速、2倍速での録音には問題はなかったが、4倍速、5倍速では音跳びで録音されたため、調整を行った。 MDには特に問題はなかったが、メカを分解し、クリーニングを行った。Panasonic製のMD制御ICが使用されている。MD光ピックアップもおそらく同社製。 CD扉の開閉機構(ギアユニット)に細かな埃が付着していたのでクリーニングし、シリコングリスアップを行う。 スピーカーも分解してクリーニングした。さほど大きくはない(直径9.5cm)コーン型ウーファーだが、50Hzから低音を再生する優れもの。DDスピーカーも一目見たかったが、どうしても分解できず、涙を呑んだ。 以上で修理完了。久しぶりに手元に置いておきたいと思う、私好みの音がする一台だった。 --- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年10月11日
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今回の修理は、「AIWA CSD-SR8 CDラジカセ(1990年製)」だ。当時、重低音が流行っていたが、この機種はあえて迎合せず、堅実な機能と音作りをコンセプトにしたに一台と思われる。故に当時はさほど人気がなく、生産/流通数の少ない。しかし、その堅実な音質は今も健在で、バブルラジカセ中でも評価の高い一台となっているようだ。[AIWA CSD-SR8 CDラジカセ(1990年製)]■主な故障状況と原因電源が入ったりは入らなかったり → タクトスイッチの経年劣化、半田付けの経年劣化押下式スイッチ類誤動作 → タクトスイッチの経年劣化、半田付けの経年劣化バックライト不点灯 →麦球のフィラメント断線、半田付けの経年劣化乾電池での動作不能 →乾電池液漏れによる配線腐食切断■修理作業 古いラジカセのご多分に漏れず、 内部は薄手の粉塵コートを施した状態。掃除機を片手に埃を吸いながら分解を進める。 写真だとササッと分解しているように見えてしまうが、 実は結構時間がかかっている。特にCD部分の外れない理由が、プラ爪で引っ掛かっていることを発見するのに時間を要した。 CD光ピックアップ(SONY KSS-210B)は、クリーニングのみでOKだった。結構な基板とユニットの数だ。 バックライトの不点灯は、麦球が切れていた。あいにく手持ちがなかったため、LEDで代替修理した。電流/電圧値設定がLEDには大きすぎるため、定電流/低電圧ダイオード使い、LEDの許容値に制限した。ただし、麦球に常時電気を流すような回路になっていたため、スタンバイ時もLEDが薄っすらと点灯してしまうが良しとしよう。 スピーカーは埃が積もっているものの、至って健全。スピーカーエッジは布製が幸いし、劣化は認められない。 バブルラジカセの上位機種には、ウレタン製エッジを採用したものも多い。当時音質は良かったものの、ウレタンの経年劣化が激しく、原形を留めないほどボロボロになっていることが多い(登山靴のウレタン靴底と同じ理屈)。 バブルラジカセを入手する場合、ウレタン製スピーカーエッジを採用していない機種(多くは中級~下級機種)を選択した方が修理の手間は少ない(私はやらないが、エッジを貼り替えるつわ者方も居られる)。 2台あるカセットテープデッキは、入手時からいずれも動作していた。分解して駆動ゴムベルトを確認したところ、極めて状態が良かった。おそらく一度交換修理したのだと思う。ベルトはそのまま生かす。 メカ部分を分解・クリーニングし、アジマス/再生速度/録音速度を調整した。因みに録音速度の調整は、TAPE→TAPEとCD→TAPEとは別々に行う。 上の写真右下中央の2つの穴から覗く半固定ボリュームで調整する。ラジカセ前面を上にして見た時、左が前者、右が後者である。高速録音モードで調整すれば、通常録音時も結果的に調整される。 さて、電源が入らなかったりスイッチが誤動作するのは、タクトスイッチの結果が原因だ。30個もあるタクトスイッチを全て交換した。また、仮組み/調整中に不動や異常動作が散見されたため、全ての基板の全ての半田付けを粛々と修正、電池ボックスへの配線も腐食のため交換修理した。 修理完了まで延べ7日間。やはり古い機種は一筋縄では修理できない。経年数に比例し、手間と時間がかかる。もはやアンティーク/骨董の域である。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年10月08日
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京都市消防局がこの9月から、新たらしいヘリコプターの運用を開始した。先日、自宅周辺を低空で飛ぶヘリを撮影したところ、そのヘリコプター「あたご号」のようだった。 [新あたご号] 総務省消防庁から、無償使用制度により配備されたようで、以前使用していたあたご号は、民間に払い下げられたようだ。西日本で初めて24時間運用可能な体制が整い、 より高い機動力を発揮するとの事。夜間時、荒天時の運用は大変なことと思うが、事故のないよう活躍していただきたいと思う。 しかし、低空飛行はかなり大きな音に感じる。 飛行場のない京都市では、飛行機の騒音に慣れがないため、苦情も多いと思うがどうだろうか...
2011年10月03日
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先日の台風でずいぶんと気温が下がり、京都も過ごし易くなった。 近所のほとんどの田んぼで稲刈りも終わり、天日乾燥されている。 あれだけ鳴いていたセミたちも姿を消し、秋の虫たちが涼やかに鳴いている。
2011年09月28日
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今回の修理は、「AIWA MR-X1 ポータブルステレオシステム(2001年発売)」だ。コンパクトながらCD/MD/ラジオを搭載し、塗装が美しくインテリアと調和するデザインが特徴だ。[AIWA MR-X1 ポータブルステレオシステム(2001年発売)]■主な故障状況と原因MDのLP4モードの2倍速録音で音跳び → MD光ピックアップの汚れ■修理作業 この年代のにアイワやケンウッドに見られるレイアウト設計だ。粉塵や埃の進入も少なく、好感の持てる設計だ。 基板に固定されたMDユニットとCDユニットを取り外す。 CD光ピックアップは、三洋電機製(SANYO SF-P101N)だ。調整は効かず、交換でしか修理できないのが特徴?のパーツだ。幸いこの個体は、至って健全。クリーニングのみを実施した。 MDはMD光ピックアップ、制御ICともにSONY製だ。会社が吸収される以前から、アイワはソニーと蜜月関係のように思われる。 以上で修理完了。今回はあっさりと修理できた。毎回こうならいいのだが、こんなことはまずないなぁ、、、--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年09月21日
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昨年の羽毛布団の洗濯に続き、今年も羽毛布団を洗濯した。昨年洗濯しなかったシングル布団2枚だ。 まずは洗浄。今回は湯船で押し洗いした。昨年は洗濯機を使用したのだが、布団を押し沈めた時、水がオーバーフローしたようで、後日洗濯機が誤動作してしまった(分解修理した)。洗剤は一応ウール用。頭髪シャンプーでもいいかも。 その後は、洗濯機を使い、すすぎと脱水を行った。 続いて乾燥。布団カバーをしたままなので、遠慮なく天日に干す。 午後から干したのだが、今日は摂氏34度もあったため、 ほぼ乾燥したようだ。まめに羽毛を解してやるのがふっくらと乾燥させるコツのようだ。 臭いも取れ、気持ちが良い。この冬も快適な睡眠ができそうだ。
2011年09月14日
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この夏、パソコンをDell Optiplex 620からDell Optiplex 745にリプレイスした。 リプレイスの目的は、次の二つだ。消費電力の抑制発熱量の抑制 両者には正の相関関係があり、一方を実現すれば、他方もおのずと実現される。 さて、当初はリプレイス以前に、Dell Optiplex 620のCPU換装を検討した。これが最も安価だからだ。 同機種は消費電力・発熱量ともに大きいインテル Pentium Dが搭載されている。これを発熱・消費電力の小さい(1/2強)CORE 2 Duoに換装するというものだ。 調査の結果、 Dell Optiplex 620は、最新BIOSに更新してもCORE 2 Duoに非対応と言うことが判明し、あえなく断念。対応BIOSのリリース予定もないと、DELL社から直々の回答も得た。 次善の策が、CORE 2 Duoに対応したパソコンへのリプレイスだった。ただし、同CPUの搭載されたパソコンは、中古でも2万円超の価格だ。調べると本体とCPUを別々に入手することで、入手価格を抑えられるということが判明した。 調査の結果は、先の インテル Pentium D搭載のDell Optiplex 745とCORE 2 Duoプロセッサーを別々に入手すれば1万円前後で導入・実現できることが分かった。 ただし、BIOS起動時にアラートメッセージが表示されるという既知の制約があることも分かった。これはF1キーを押下することでBIOS起動中断をスキップでき、その後は問題なく起動できることも分かった。 ということで早速調達し、CPUをCORE 2 Duoに換装。もちろん、換装前に動作確認と最新BIOSにアップデートをした。 事前の調査どおり、 BIOS起動時に「Dell OptipleRear fan failure of Dell Optiplex 745」のアラートメッセージが表示され、起動が中断した。F1キーを押下すると後は問題なく動作した。 ソフト環境の移行も問題なく終了し、 リプレイス完了。 その後の調査で、 先のアラートメッセージを出なくする簡単なハード改造方法(バイパス信号線を1本取り付ける)も分かったが、まぁ言いかと改造はせず、F1キーを押して使用している。
2011年09月08日
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今回の修理は、「PIONEER PD-F25A 25枚ファイルタイプCDプレイヤー(1997年10月発売、2002年製)」だ。1997年の発売以来、現在まで販売が続くCDチェンジャーのロングセラーモデルだ。[PIONEER PD-F25A 25枚ファイルタイプCDプレイヤー] 旧モデルPD-F25と比較し、機能を絞り、機構を単純化、ねじ1本まで無駄を排除、結果、高い費用対性能を実現している。■主な故障状況と原因CDチェンジ/CD再生不可 → CDレンズの汚れ■修理作業 CDチェンジ不可と言うことだったが、動作確認すると問題なくCDチェンジをする。CDは再生するものとしないものがある。再生不良だ。 内部は至ってきれいだ。基本的な構造は、旧モデルPD-F25と同じだが、随所が改善されているようだ。格段に分解しやすく、機構もシンプル化されていた。 CDチェンジメカ部を取り外し、クリーニング。 メカ駆動用ゴムベルトは2本。CDチェンジ用とCD光ピックアップ用だ。いずれも劣化は認められない。 CD光ピックアップユニットを取り外す。 CD光ピックアップ(CMK-54XT(違うことが判明。型番不詳)) が曇っている。しっかりとクリーニング。 電源スイッチのボタンが、プラスチックフレーム部から取れていた。接着剤では強度が不足するため、熱熔着で補修した。 以上で問題なく修理完了。手持ちのCDを全てセットして1日ほど試聴。問題はまったくない。お気に入りのCDを1日かけっぱなしにできるのは、BGMプレーヤーとしては大変うれしいところだ。追記(2014/2/4) 本機種は1997年の発売ですが、2011年まで生産が継続されていたため、現在もメーカー修理が可能(製造打切り後8年)であることを、同社修理窓口にて確認しております。 まずは、メーカーでの点検・修理をお勧めします。最寄の家電販売店を経由し、修理の依頼が可能です。 -- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★【オークション】整備済みラジカセ・ミニコンポ★ ♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪ ☆ラジカセ・ミニコンポの【修理相談】はこちら!☆
2011年09月03日
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今回の修理は、「SHARP MD-ZV30 MD/CDシステム(1996年11月発売)」だ。3CDチェンジャーを搭載し、カセットテープからMDへの代替を狙ったと思われる製品だ。スピーカーには「HOROFINE(ホロファイン)-K」を採用した10cmコーン型スピーカーを搭載。更に3Dサラウンドシステム「SOUND RETRIEVAL SYSTEM」も搭載し、音にこだわった仕様となっている。[SHARP MD-ZV30 MD/CDシステム(1996年11月発売)] 確かに音が良い。透明感があり低音から高音まで、伸びのある音色だ。パソコンなどは年式が古いと使えたものではないが、音響機器やカメラなど、人の五感に訴えかける機器は年式の新旧にその良否を左右され難い。これは実に興味深い事実だ。■主な故障状況と原因CDトレーが開かない → トレー開閉用ゴムベルト劣化 → CDメカ不良(ギアの磨耗)■修理作業 実はこの機種の修理は、結果的に他機種2台を犠牲にしている。 他機種1台目は、MD-ZV30と同型のMD-Z10(1996年10月発売)。CDチェンジャー非搭載の先行発売機だ。これはCDは生きているが、MDは録音時に音跳びする不具合があり、どうしても修理できなかったものだ。音が良いだけに処分をためらって長期保管していた。 同型機は100%同一パーツを使用しているので、MD-ZV30とMD-Z10のどちらかは修理できると考え、後から本機MD-ZV30を入手した。 さて、まずは MD-ZV30を分解。 スピーカーユニットには、「SHARP Horofine-K」と誇らしげな印字。Horofineは、千島笹パルプを使用したシャープ独自のスピーカー用振動板だ。 CDチェンジャーユニットを取り出し、CD光ピックアップを確認する。形式は、MD-Z10と同じHPC1MX(または、H8164AF)だ。レンズが著しく曇っているのが気にかかる。 レンズの曇りをきれいに拭いてやり、CDの再生確認をする。あっ、再生した。と言うことは、CD/MDの再生に問題はない。残る不具合は、CDチェンジのみ。 CDチェンジメカを分解・組戻しは、最も複雑で手間と集中力を要する作業だ。トレーを駆動するゴムベルトに問題がないかを確認するが、「ない!」。てっきりゴムベルトが劣化し、プーリーやギアが空転してCDチェンジできないと推測していたのだが、見当が外れたようだ。 とりあえずCDチェンジメカを清掃。グリスアップして組み戻し、動作を確認した。何とかCDトレーは開くようになったが、CDチェンジに失敗する。 再度CDチェンジメカを分解し、動力伝達系の細部をルーペで確認。ギアに磨耗跡を発見。これが原因では、その交換以外に手段がない。 う~ん。MD-ZV30のCDチェンジャーは捨て難いが、先達のMD-Z10を生かすことに方針転換しようか、、、と悩んでいたところ、3CDチェンジャーを搭載したシャープの別機種があったのを思い出した。 これが他機種2台目のMD-X8(1997年7月発売)だ。こいつはCDチェンジはするものの、CD/MDとも再生不可で、修理不能と判断した処分対象機だった。 ラッキーなことに、このMD-X8と本機MD-ZV30のCDチェンジメカは、同一だった!あっ、磨耗のあったギアの材質が変更されている。付帯する電子基板とCD光ピックアップを載せ替え、見事修理完了。 いや~、修理完了まで1週間も費やしてしまった。修理の完了した本機の演奏は、実に良い音に聞こえた。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年09月01日
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今回の修理は、「brother MFC-410CN カラーインクジェット複合機」だ。ブラザーの製品は、キャノンやエプソンほど支持されていないが、実はなかなかの実力派。2005年に購入し、自宅で使用していたが、現在に至るまで故障知らずだ。ジャムることも少なかった。 が、ここに来て「インク漏れ」が発生。使用頻度は、一週間に1~2回、A4紙で3~4枚プリントアウトする程度だが、まったく使用できなくなると困る。 既に本機種は、「補修用性能部品の保有期間を過ぎており修理をお受けできません。」ということなので、躊躇なく自己修理に挑んだ。 ■主な故障状況と原因背面右からのインク漏れ → 廃棄インクのオーバーフロー赤色の発色が悪い → 廃棄インクのオーバーフロー■修理作業1.物理的修理 修理作業に先立ち、インターネットを入念に検索。「廃棄インクオーバーフロー」が原因と推測し、作業開始。 ねじ4本を外すだけで上部カバーまで分解。上部カバーにインクカートリッジがぶら下がる。 廃インクカートリッジを発見。背面に位置しており、インクがあふれ漏れ出していることを確認した。 廃インクカートリッジを取り外すには、繋がっている2本のシリコン樹脂製チューブを取り外す必要がある。引っ張るだけで感嘆に抜くことができた。 ご覧のように、傾けると廃インクが滴り落ちる状態。 本来は新品カートリッジと交換するのだろうが、メーカーからの入手は困難なため、吸収パッドを交換することにする。 新たに補充する吸収パッドの代替品に選んだのは、台所用品の雄「リードキッチンペーパー」だ。写真のようにペーパーを折りたたんで詰め、可能な限り状態を復旧した。 復旧した廃インクカートリッジの取り付け前に、廃インクで汚れた箇所を拭いていると... なんと、他に3箇所、廃インク吸収材が設置されていた! これは事前のインターネット調査では、見当たらなかった事態。 思案した結果、吸収材に若干の吸収の余力があると判断し、交換を先送りすることにした。 ただし、印字ヘッドからの廃インクを吸収する小さなスポンジ部(約1×3cm)だけは、交換することにした。台所からスポンジの在庫を1個頂戴したことは内緒である。 逆の手順で組み戻し、ここまでで物理的修理は完了。 2.論理的修理 事前調査では、複合機をメンテナンスモードにし、廃インクカートリッジ満杯の履歴を消去してやる必要があるということだったが、結果的には何もせずに使用できる状態に復旧していた。 もしかすると、昨年に複合機のファームウェアを最新版に更新したため、この時に履歴も更新(消去)されたのかもしれない。 因みに最新版ファームウェアでは、メンテナンスモードの呼び出し方が事前調査で確認した参考情報とは異なり、履歴を消去する手順が自力では分からなかった。 ただし、メンテナンスモード ユーザーアクセスメンテナンスモード(アクセスメニューに制限あり。方向キーでメニュー選択可能)への入り方のみ判明したため、参考に記載しておく。「機能→モノクロスタート→機能→モノクロスタート」でメンテナンスメニューが表示された。 因みに私は、「91:PARAMETER INIT」を発見したので、実行をした。 当然、全ての設定値が初期化された。当然、複合機内のネットワークのプリンタ名も改名されたため、家中のパソコンのネットワークプリンタ/スキャナの設定をやり直す羽目になったので、ご注意を。 結局、一日仕事になってしまった。 追記(2013/10/12) 本日、「クリーニングできません」が表示された。分解して確認したが、廃インク吸収カートリッジは一度交換(上記)したので、満杯にはなっていなかった。どうやら、上記の 「91:PARAMETER INIT」では、インク廃棄のカウンターがゼロにリセットされていなかったようだ。 改めて根気良くインターネットを探すと、ハンガリー語のサイト(http://elektrotanya.com/)で、英語版のサービスマニュアルが見つかった(感謝)。これに従い作業を行ったのが、下記の手順だ。■パージカウンタ(インク廃棄カウンター)をゼロにリセットする手順(自己責任で実施のこと)(共通:MFC-620,MFC-420,MFC-410,MFC-210) 廃インク吸収BOXを交換した場合に実施する。 電源をオンにするキーボタン[機能][モノクロスタート][上矢印]を4回の順に押下し、メンテナンスモードに入る(表示部に「MAINTENANCE」の表示) テンキーから[8][0]と押下し、ファンクションコード80番を指定表示部に「PURGE:*****(*印はカウンターの数字)」が表示されるまで、[モノクロスタート]キーを(26回くらい)押下([上矢印][下矢印]キーでも代用可能)テンキーから[2][7][8][3]と押下し、パージカウンタをゼロにリセット(表示部に「PURGE:00000」の表示)[停止/終了]キーを押下し、メンテナンスモードの初期画面(表示部に「MAINTENANCE」の表示)に戻るテンキーから[9][9]と押下し、メンテナンスモードから離脱完了(電源をオフにしても良し) 以上
2011年08月23日
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日除けとして植えたゴーヤも立派に成長し、できた実も食卓を飾ってくれている。 ところで、来年もゴーヤを植えようと考えているので、成長した種を収穫しておく必要がある。そのため、実が熟すのを待っていた。 実が黄色く熟してきた。そろそろ種を取るかと思っていたところ、数日後には実がぱっくりと割れており、中には赤い果肉?で薄っすらと覆われた種子が見えていた。 先日調理したゴーヤの実からは、20粒ほどの立派な種が収穫できたので、期待してこの実から種を取り出した。 が、、、成長した種がほとんどない(^_^;一番実が大きいゴーヤだったので、種も立派だろうと期待していたのだが、結果は違っていた。確かに20粒ほどの数はあるが、かろうじて5粒が収穫できたのみ。 -期待は、うれしい誤算のために 常に裏切られる(by 京とんび)-とりあえず、来年用の種子は収穫できたので、結果オーライとしよう。(追記) 販売された種から再び種を収穫し、それを栽培して収穫した実や種を販売(オークション含む)することは、「種苗法」で禁じられています。個人が趣味で楽しむ範囲に留めましょう(レコードやCDのダビングと同じですね)。
2011年08月21日
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今回の修理は、「DENON D-C7USB(2005年製)」 だ。コンパクトながらCD、MD、USB端子を装備し、CD/MDの再生だけでなく、CD-R/-RW/USBストレージに記録されたMP3/WMA形式の音楽ファイルの再生が可能だ。機能とサイズ、価格を高レベルでバランスしたなかなか好印象な製品だ。[修理の完了したDENON D-C7USB] ■主な故障状況と原因CD再生不可 → CD光ピックアップ故障MD再生不安定 → MDレンズ汚れ■修理作業 コンパクトな筐体に所狭しと部品が配置されているが、上手に設計されており、分解もスムース(主観)だ。 この機種は、CDユニットが最下部にあるため、すべてのユニットを取り外す必要がある。丁寧に使われていたようで、粉塵の侵入は少ない。 CDユニットから、故障したCD光ピックアップを取り出す。 PXR-560X(おそらくMITSUMI製)の刻印がある。非常に珍しく、入手が困難なパーツだ。たまたまSHARPのミニコンポで、正常に動作していた同型ピックアップがあったため、これと交換した。 MDユニット(シャープ製)を取り外し、分解清掃。 すべてを組み戻して動作を確認する。すべてOKだ。 スピーカーも分解してメンテナンス。しっかりしたスピーカーユニットが使われている。スピーカーエッジが発泡ウレタン製だったので、劣化防止のための保護剤を塗布した。 ラジカセ程度のサイズながら、低域から広域までしっかりと音が出る。MP3の再生もでき、USB端子も装備するなど、機能的にも充実している。久しぶりに私好みな機種に出会えてうれしかった。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年08月18日
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夏休み恒例の「お庭でキャンプ」 。今年も実施。 息子も小学5年生になったので、今年あたりは一人でも寝てくれるかなと思っていたが、 近頃、夜な夜な小鹿が裏の林に出没することがわかった為、「怖いから一緒に寝て~」となってしまった。 お庭でキャンプもそろそろ飽きてきた様子だったので、今年で最後かな?
2011年08月17日
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京都でも暑い日が続く。裏の林では、セミが盛大に鳴いている。 夜もふけた頃、裏の林からカサカサと何かが歩く小さな音が聞こえた。音の大きさからすると、狸かな?となどと思っていたが、連日足音が聞こえるので、どんな動物なのか確かめたくなった。 夜更け、小さな足音が聞こえた。家族みんなで静かに足音のする方をライトで照らしてみた。と、なんと鹿だ。背中の模様から察するに小鹿のようだ。 予想に反して大きな動物だ。1mほどあろうか。ライトを照らすと振り向いたものの逃げる素振りはない。人を怖がらないようだ。懸命に草を食んでいる。カメラのフラッシュライトをたいても、逃げる気配もない。 ひとしきり草を食べ、山中へと歩き去っていった。
2011年08月09日
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大きくなってきたので、夏みかんとはっさくを植え替えてやった。といっても土袋を植木鉢代わりにした。 1mくらいに成長するまでは、 この土袋で大きくしようと思っている。間引いた数本は、庭の植え込みの隅に移植した。どちらが成長するだろうか楽しみだ。
2011年08月02日
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はっさくと夏みかんを育てている。アゲハチョウが卵を産みに来るので、たまに卵と小さい幼虫を駆除(金魚の餌となる)している。 先日も駆除をしていたところ、息子がかなり大きくなった幼虫を発見してしまった。写真中央にいるのが分かるだろうか。 アップにしたのが次の写真だ。5cmくらいの体長だ。いや、見事な保護色、まったく気が付かなかった。 ここまで成長すると金魚の餌にもできないため、蝶になるまで飼育箱で育てることにした。剪定した枝葉とともに移した。 無事に蝶になるか、しばらく飼育・観察してみよう。
2011年07月29日
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自宅の裏は林で、始終いろいろな野鳥の鳴き声が聞こえる。気が付くと、いつもと違う鳴き声と羽ばたきが聞こえる。なんだろうと窓から目をやると、驚いたことに我が家の小屋根の上に雛がいた。どうやら巣から落ちてしまったようだ。 この雛が、何と言う鳥か、残念ながら私には分からない。巣に戻してやろうと手を伸ばすと、雛は羽ばたいて向かいの屋根に飛び移った。ちょっとびっくり。しかし、思うようには飛べないらしい。短距離を行ったり来たりしているだけだ。 雛がピーピーさえずると、親鳥もそれに答えて鳴き、周囲を飛び回っていた。下が親鳥と思われるものを撮影した写真だ。 親鳥は雛を林に誘っているようだった。夕方には彼らの姿も声も聞こえなくなったので、何とか救出に成功したのだろう。
2011年07月28日
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地上アナログテレビ放送が終了したようだ。予定通りに移行できたのは、世界的にも稀なようだ。ラジオでテレビ音声の受信ができなくなったことが少々不便だ。個人的には、アナログ方式で良かったのだが... さて、7月初旬には苗だったゴーヤ。 一月足らずのうちに2.5mほどに成長した。立派に日除けとなっている。 実も幾つかつき始めた。 これで来年用の種が採れそうだ。
2011年07月24日
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私は子どもの頃から、遊園地やテーマパークの類があまり好きではなかった。お金を払って怖い乗り物に乗ったり、「楽しいだろう!」と迫ってくる店員やキャラクターに大いに違和感を持ったからだ。 親や大人には「子どもらしくない」と批判されたが、この遊園地嫌いは今も変わらない。 さて、今日、テレビで東京ディズニーランドを扱った番組を目にした。その瞬間、 意外なことに福島原発事故の映像が頭の中に大きく映ったのだ。 どうやら「電気」つながりだったようだ。 同ランド一日の消費電力量は、一般世帯約5万9千世帯分に相当するそうだ。 多くの日本人にとって 「夢がかなう場所-東京ディズニーリゾート」は、ユートピア、理想郷なのかもしれない。しかし、この理想郷には、くだんの電力が必須だ。(因みに首都圏の自動販売機は一般世帯の41万世帯、同パチンコは43万世帯の電力を消費するそうだ)。まさに現代社会の象徴と言える。 福島原発事故を見て、改めて原発廃止を考えた。そのためには、夢も理想郷も新しく描き直さないと。そう考えた瞬間だった。
2011年07月23日
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今回の修理は、「Victor NS-X77WMD(2003/2/3発売)」だ。現在では貴重となった、1台でMDを2枚挿入し、MDからMDへダビングできる機能を搭載したオールインワンシステムだ。同社独自の「αサウンド」音場効果機能を搭載し、耳ざわりの良い音が印象の一台だ。先代のNS-X7WMDに搭載されていた同機能を更に進化させている。 [修理の完了したVictor NS-X77WMD] ■主な故障状況と原因MD再生/録音不良 → MDユニットレンズ汚れ、メカへの埃付着CD扉開閉不良 → 開閉ギア欠損右スピーカーの音が出ないときがある → スピーカー内部ケーブルの断線 2000年前後以降から、コストダウンとともに内部構造もシンプルとなり、分解は極めて容易になっている。 MDユニットの整備は、前回紹介したNS-X7WMDと同じなのでそちらを参照願いたい。 次にこのシリーズ機種に固有の故障であるCD扉のギア欠損の修理だ。開閉中の扉に想定外の力が加わると、扉側のギアが欠けてしまうようだ。コストダウンも会社命令なので仕方ないのだろうが、もう少し利用者の利用シーンから設計要求を見直して欲しいところだ。 扉が開いたときのギアが2山欠けてしまっている。開いた状態で力が加わったことが想像できる。 この手の修理難度は少々高い。同機体の別の箇所から切り取った同一素材のプラスチックを熱で溶かし、ギアの欠けた部分に溶着する(写真上)。 冷えて固まったら、目立てヤスリを使用し、欠損したギアの山を削りだす。何種類かの修理方法を試したが、この方法が最もギアの強度を確保できた。 特に問題は無かったが、CDユニット(CDピックアップ:OPT-73B2)もクリーニングを行う。その他にもスピーカーネットのほつれ等を補修し、修理完了だ。 MDは、CD-Rやその他のメディアに比較し、ケースに収容されていることもあって、MOやDVD-RAM(カートリッジ収納タイプ)と同様に長期保存可能なメディア(10~15年位か?)の一つだが、それでも紫外線や埃で劣化して読み取りエラーが発生してくる。 そうなる前に貴重なMDはダビングしておきたい。その場合、本機種などを利用すると、手軽にMDのダビングが行えて有難い。 中身である音楽データを将来に渡って保存し続けたい場合、メディアコンバート(媒体変更)は避けて通れない作業である。皆さんも大事にしている古いカセットテープやMDがあるなら、一度劣化の度合いの確認をお勧めする。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年07月16日
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今回の修理は、「SONY CMT-P555DVD(2001/11/10発売)」だ。普及期にあったDVDビデオの再生機能を付加した高音質志向のミニコンポだ。[修理の完了したSONY CMT-P555DVD(2001/11/10発売)]■主な故障状況と原因稀にCD/DVDが再生できない→レンズ汚れMD再生・録音不可→MDユニット故障傾けると異音がする→破損脱落部品 または異物 早速分解。と、いきなり異物を発見。シャーシにもう一つあった。小さい子どもからすると、CDやMD挿入口は、郵便ポストなんかに見えて思わず入れてしまうのでしょうね。 かなり込み入った内部だ。電子基板も配線コード類も他機種の2倍ほどある感じだ。 CD/DVDユニットからピックアップ(KHM-2)部を取り外す。レンズにうっすらと埃が積もっているのを確認。丁寧にクリーニング。 次はMD。レーザー光も照射され、ピックアップも読み取り動作を行う。う~ん、レンズクリーニングをし、何度か調整をを試みるが改善しない。 手持ちの同じMDユニットと交換すると、すんなりと再生・録音できた。どうやら、MD制御基板に故障があったようだ。 修理完了。外装はきれいだ。リモコンと取扱説明書もセットだ。コンパクトにまとまっており、音もなかなか良い。高い水準で機能と性能、価格がバランスされた機種だと思う。--- 分解清掃修理した や や を出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★♪ あの頃の懐かしい や や を もう一度 てみませんか 音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
2011年07月09日
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一年前に植えたはっさくと夏みかん。随分と大きく成長した。 そろそろ植え替えしてやらないと狭そうだ。今年植えたゴーヤも大きくなった。 ねぎは年中生えてくれて有難い。
2011年07月07日
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新聞やニュースを見ていると、福島県の復興ビジョン検討委員会が、県知事への提言に「地域で使う電気は、その地域で賄う「エネルギーの自立」の必要性」を盛り込むとあった。私も同じことを考えていたので、ちょっとうれしい。 これは、「大都市の消費を支える、その他の地方」からの脱却だ。ならば、電気だけでなく、ごみ処理なども同様に地消したいところだ。 多くの物事を地産地消することは、地場に活気を取り戻すことに繋がる。発電所や大企業の工場、リニア新幹線や高速道路を誘致しても、地場の活性化にはならない。なぜなら、それらは大都市から伸びてくるパイプだからだ。地方はただ吸い取られるだけだということは、今の日本を見ればよく分かる。 これからの時代には、地産地消/地分散方式が合っている。これは、従来の社会システムに大きな変化を促し、現代の閉塞感を打開することに繋がると思う。
2011年07月02日
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陽光発電を含め、自然エネルギーを活用した発電には、大いに賛成だ。合わせて、便利すぎる生活を支える電気エネルギーの削減にも大賛成だ。 しかし、自費で自宅に太陽光発電システムを設置するのには、大きな抵抗を感じている。【理由1】例えば発電量が5kwのシステム一式で、約500kgの重量 設置するのは電気屋だ。屋根に500kg=0.5tの加重が常設された場合、我家の耐震性にどう影響するかの助言はできない。 因みに我が家は、過去行った耐震診断の結果、現状で「倒壊の危険性がある」と判定されているため、太陽光発電システムの追加設置は安全上大きな問題がある。 自分でも一般耐震診断用ソフト「木耐博士S」を使って確認したところ、耐震性の改善に最も効果があるのは、「軽い屋根にする」ことだった。つまり逆に言うと、「屋根が重いと地震に弱い」ということだ。 最も「瓦屋根(最も重い)」を「トタン屋根(最も軽い)」に葺き替え、かつ各所を耐震補強し、更に太陽光発電システムを追加設置できるほど、我が家が裕福ではないことが、より大きい理由だが... 各位も、太陽光発電システムを設置する前には、自宅の耐震性に問題が無いかを信頼できる建築設計士(大工さんでは計算できないことの方が多い)に相談し、「安全」を確認してから設置したほうが、「安心」だと思う。【理由2】電力会社から設置依頼に来る時代にしたい 原子力発電所の信頼性は、その他の方式の発電所の信頼性と同等以上だと思っている。しかし、一度放射性物質や放射能が漏洩・飛散・拡散してしまうと、その被害は甚大である。図らずも今回の大震災による原発事故が、これを証明した(悲しいことだ)。放射線の悪影響は、未来の担い手である子どもたちに大きいこと放射線の悪影響は、数年から数万年と長長期に渡って続くこと放射性物質の拡散範囲が広く、狭い国土では逃げ場も無いこと よって、早期に原子力発電から他の発電方式に移行することに賛成だ。現在、自然エネルギーによる発電で人気が高いのは、太陽光発電だ。 しかし、国土が狭く急峻な地形の我が国では、新たに大量の太陽光パネルを設置できる場所は限られる。現実的な解は、既設住宅の屋根を活用することだ。 原子力発電所の建設等に必要な経費をこれに転用すれば、私たちが太陽光発電システムを自費で購入する必要は無い。必要なら、既設家屋の耐震補強も無償で実施してもらう。しかも、「自宅屋根使用料」として、毎月一定金額を電力会社から払ってもらう。 既に電柱の設置において、同様の仕組み(占用料金)が実績としてある。 また、自己所有では負担となる太陽光発電システムの故障や寿命取替えも、当然電力会社が費用負担して行うことになる。私たちが負担する必要はまったく無い(電気料金に含まれる)。どうだろうか。 このように考えれば、電力会社が太陽光発電の余剰電力を買取るために私たちに広く浅くその買取費用の負担を強いられることもない。 一方の電力会社も、既存のビジネスモデルを流用しながら、事故被害リスクが極めて大きい原子力発電から太陽光発電システムへと移行できる。 今回の震災や原発事故の被害地域から取り組めば、地域の再生復興と自然エネルギーの転換を同時に進められると思う。
2011年06月30日
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京都市でも、連日摂氏30度を越える日が続いている。我が家では、2階南西角の洋室の暑さ(寒さ)対策が、ここ数年の課題の一つとなっている。 これまで、屋根裏に断熱材を追加したりといくつかの対策を打ってきたが、窓からの日射対策は、「すだれ(簾)」のみに頼ってきた。窓からの熱の出入り(放射、伝導)は、全体の60%ほどになるそうだ。 そこで今回、窓に設置したのは「アルミ蒸着シート」だ。 アルミ蒸着と書くと大げさに聞こえるが、何のことは無い食器棚に敷く厚さ2mm程度のシートだ。ホームセンターなどで容易に入手できる。 どの程度熱線(赤外線) を反射(遮熱)できるかはやってみないと分からないが、昨今同様のサンシェードやカーテンが発売されてるため、試してみることにした。 結論から言うと、遮熱効果は「大きい!」だ。熱伝導による室内への熱侵入(アルミサッシは室内側も暑い)には無力だが、太陽光の日射はほとんどが反射される。 簾を使用した場合と比較しても、圧倒的に室温の上昇が抑制されているのが実感できる。設置した洋室は、例年他の部屋より2~3度室温が高いのだが、設置後は同じか1度高い程度だ。 ただし、効果の大きさと同じくらい短所もある。室内が暗くなる(厚手のカーテンを引いたのと同じくらい暗い)屋外から窓を見ると、銀色の窓がギラギラと下品だ(写真上右) 今年は、「アルミ蒸着シート+すだれ」で凌いでみようと思う。
2011年06月29日
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ラジカセやミニコンポの修理には、BGMは不可欠だ(集中していると何も聞こえてないが)。テレビは視覚を奪われるのでもちろん論外。やはり好きな音楽を聞きたいので、CDチェンジャーを入手・修理して利用していたのだが、相次いで落札いただいたため、結果FM/AMラジオが主要なBGMとなっている。 しかし、好きな音楽ばかりを放送している訳ではない。BGMとしては難のあるヘビメタや聴覚を強引に奪う洋楽、JPOP。また、DJの自己ブログ的トークやしつこい通販(既にCMの枠を越え、番組化している)も大いに耳障りだ。 ただひたすら音楽を流してくれるだけが、BGMとしては最もありがたい。理想は有線(USEN)放送だが有料だ。最も近いのは、やはりNHK系ラジオだ。CMはなしは有難い。選局も保守的でBGMに適しているが、時間帯により、耳障りなDJが語り始めるのが難だ(民放よりは数倍マシな語りだが)。 時間帯ごとにNHKラジオとCDを切り替えるのも面倒なため、最近はもっぱら「インターネットラジオ」を聞くことが多くなった。 余多あるインターネットラジオの探索は不毛なため、「USBインターネットラジオ(KMX-RD01SV)」を入手した。【新品】 iラジ USB インターネットラジオ シルバー (KMX-RD01SV) USBメモリに専用ソフトとラジオ局データが記憶されており、パソコンに接続すると自動的に専用ソフトが起動し、選局するだけでインターネットラジオを楽しむことができる手軽さだ。 世界中のインターネットラジオ局がデータベース化されている。音楽ジャンルや放送局の地域で選局できる。JAZZや80's、演歌など、ひたすら曲のみを流している専門局を手軽に選局できるのはうれしい。 気になるのはパソコンの消費電力だけだ。Pentium4なので、CPUだけで最大89Wもの電力を消費する。大出力のオーディオを凌ぐ消費電力。BGM用途には「もったいない」し、何より熱気が熱い。 何とか対策をと思案しつつ、BGMを聞きながらラジカセやコンポの修理を行っている今日この頃である。
2011年06月26日
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音響機器修理の作業環境を別室へ移動したのに伴い、4ポートHUBを増設した。[【再生品】 BUFFALO有線ブロードバンドルーター BBR-4MG]と言っても、実はこの製品はルーターだ。4ポートHUBより安価だったため、HUBとしての機能のみ使用している。 【再生品】 BUFFALO有線ブロードバンドルーター BBR-4MG 再生品だが、問題なく使用できている。余りにも安価(777円)だったため、2台購入し、1台はメインで使っている同機の上位機種「BBR-4HG」故障時の予備機として在庫にした。 一昔前の業務用ルーターより価格は2桁も安く、機能は同等だ。コンピュータ業界は、やはりドッグイヤーだ。
2011年06月24日
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先日、部屋干しロープを新設したのに味を占め、体力維持のための「ぶら下がり棒」を追加した。 使った鉄棒は、昨年の耐震補強DIYで使用した火打ち金物だ。五十肩の予防に効果があるか試してみたい。
2011年06月23日
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所用があり、半年振りに電車に乗車した。久しぶりに見る人並みと地下鉄や電車内の臭いに、会社へ通勤していたころを思い出してしまった。 自宅は山端にあるため、街中、特に地下鉄の空気は呼吸が憚られるほどに悪いと感じた。京都市でこの状態なのだから、若いころに通勤していた東京や大阪は、マスクを着けても行きたくないなぁと思いながら電車に揺られた。 電車を降りてからも、足早に改札へと向かう人々の流れに合わせて歩くのがしんどかった。あぁ、もうこの速度では歩きたくないと思った。ついこの間までは、京都はゆっくりしているなぁと笑っていたことを思い出した。 私が子どもの頃、時間はもっとゆっくりと流れていたように記憶している。身の回りの事一つ一つを処理するのに、もっと時間がかかっていたと思う。どこかに行くのも、料理をするのも、掃除をするのも、遊ぶのも... 本当に便利にはなったが、時間的な余裕がなくなったなと切実に思った。 この便利さの代償に、心のゆとりを代償にしたのだなと思う。電車、自動車、電子レンジ、ケータイ、原発?... もう少し足踏みする生活に戻った方が、人として幸せじゃないかなと感じた一日だった。 駅では、太陽と同じくらいにホームを照らす照明が眩しかった。
2011年06月21日
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今回の修理は、「SHARP QT-7DX(Y)」だ。1980年前半の製品のようだ。この手のラジカセは、若者を販売ターゲットととし、カラフルでポップなデザイン、彼らの手が届く価格設定、音楽を身近に楽しめることを意識していたと思う。 ラジカセもここまで古いとアンティーク的な骨董の域に入っている。「当時を髣髴させるレトロな雰囲気」「時代を超えた秀逸なデザイン」と、整備品は数万円の価格にも拘らず愛好者が購入するようだ。■主な故障状況と原因テープ再生付加→ゴムベルト劣化電源が切れることがある→基板パターン配線の剥離、ハンダクラックFMステレオ受信不可→19kHzパイロット信号の同調ずれ全てのボリュームにガリ音→内部の接点汚れ 古いラジカセなので故障箇所も多く、故障の種類も多岐に渡る。とりあえず分解。 分解は比較的し易い。 後継のバブルラジからに比較すると機能が少ない分、複雑な配線やメカ機構も無い。 テープデッキ部を取り外して点検。テープカウンタを含めて4本ものゴムベルトが使用されていた。伸びているものあり、解け落ちているものあり。 全てバンコードで自作、交換した。 電源が乾電池NG、ACアダプタOKだったのは、AC電源コネクタ付近の配線パターンが剥離・断線していたためだ。ジャンパー線で補修。また、各基板のハンダにも多数クラックが発生していたので、全てのハンダを修正。 機械式ボリュームと機械式スイッチには、著しい汚れが付着。全て分解清掃した。 一方、FMステレオ受信不可もパイロット信号同調ボリュームの調整で復旧。この段階で主な故障箇所の修理は完了。 整備終盤、テープデッキの調整中に、右chの出力が左chよりも小さいことが判明。アンプ回路に使用されているSANYO製のラジカセ用2chステレオIC「LA4192」が原因と思われたが、代替部品が無いため、交換修理は見送った。 一応の修理は完了。クリーニングして外装も見違えるほどきれいになった。 息子がすごく気に入ったようなので、先日明け渡した彼の勉強机に鎮座させることになった。小学生の彼にはデザインが新鮮に見えるようだ。また、機械式スイッチも使い易く、すごく気に入っているそうだ。 しばらく使っていた彼曰く「お父さん、左右chのバランス直ってるよ」。そう、確かに直っている。古いラジカセには良くある自然復旧。電気的な裏付けは分からないが、ご機嫌に動いてくれる間は、これでいいのだ。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年06月18日
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作業机の完成に伴い作業部屋も変更したため、LANと照明を増設・移設した。 まずは、LANの増設。屋根裏にHUBを設置しているため、そこから15mのLANケーブルを敷設した。天井を一箇所貫通し、耐火粘土で隙間を封止。 フラットLANケーブルを使用したので、モール仕上げしなくても、それなりに見た目すっきりと仕上がった。 次は照明の移設だ。部屋の中央にある照明を作業机の上に移設した。移設した照明器具は、以前自作したものだ。 電源工事はあまりしたくないので、照明のACコンセント付き引掛けシーリングを2個調達し、既設のシーリングから電線を延長することにした。 両端にACプラグを持つ延長コード(写真の黒い電線)だけは自作した。 無事に工事も完了。作業機材の引越しも終え、撮影したのが上の写真だ。やはり物を置くと雑然とするなぁ。 ともあれ、作業環境が整ったので、オーディオ修理を再開したい。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年06月17日
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フローリングで代用した作業机の天板の作成後、スピーカーで代用した脚を組み立てた。 丈夫そうなスピーカーを模索した結果、設計図とは異なる結果となってしまったが、 これもDIYの醍醐味だ(^_^;。 因みに写真の上側のスピーカーが「AIWA SX-V8」、下側が「SONY APM-700」だ。いずれもちゃんと音が出る。よって、切替器を中継し、BGM用スピーカーとして使用する予定だ。 先に作成のフローリング天板と脚をねじで固定し、見事完成。寸法は幅1820× 奥行き720×高さ715mm、重量は約45kgとなった。 フローリングの天板も楓の無垢集成材なので、硬さも質感もちょうど良い。構造的にも、体重60kgの私が、寝ようが立とうがまったく以って問題無い。 さて、材料の組み合わせはユニークだったが、なかなかしっかりとした実用的作業机が完成した。自画自賛だ。はははっ!(おわり)
2011年06月11日
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天板用にと調達したフローリング材が届いた。早速下地用の合板にフローリングを貼っていく。 水色の線は、事前に決めた板の順序を間違えないようにと貼ったマスキングテープだ。後から簡単に剥がせる。 フローリングは、通常「フローリング釘」を使って固定していくそうだ。ただし、今回は作業机の天板なので根太(床を支える木材の一種)が無く、フローリング釘が合板を突き抜けることになる。また、このためフローリング材の固定強度不足が予想できたので、同径の短い木ねじを使用することにした。 一応、短めのレール釘も調達し、引き抜き耐力をテストした。結果は、予想通りに簡単に引き抜けてしまった。 対して木ねじは、まったく引き抜けない。一般に木ねじは、釘(同径同長)の5倍の引き抜き耐力があるそうだ。 このフローリングには、親切に下穴が空けてあったため、ねじ留め作業はあっという間に完了した。 (つづく)
2011年06月10日
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我が家では、息子が低学年の間は居間で宿題をさせる方針だったが、この春から5年生となり、そろそろ机で勉強をしたがるようになってきた。 本人が希望しているので良い時期と判断し、机での学習環境を整えることにした。学習机は、既に手作りのものをプレゼントしてあったが、私が修理作業に占拠していたので明け渡す必要があった。 息子に学習机を明け渡すには、私が修理で使用する作業机を新たに調達する必要があった。作業机も買うと結構な値段がするので、自分で作ることにした(単に作りたいだけ)。 ■ 作業机製作の方針:「極力手持ちの材料を使用し、低予算で調達」机の脚→手持ちのスピーカーで代用天板→手持ち12mm厚合板+15mm厚フローリング材(新規調達)の貼り合わせその他→手持ちの木材を使用■設計 今回の設計にも簡単木工作図ツール「もでりん V2」を使用した。 完成イメージが分かり、おおよその完成重量や費用、必要な材料数なども算出してくれるため、大変重宝している。 新規調達する天板用のフローリング材は、楽天オークションで落札した。何度かお世話になっている健康無垢の材木屋 イー・ウッドさんでメイプル無垢フローリング クリア塗装1点(畳1畳分)を安価に落札できた。 説明書きによると、メープル(楓)は衝撃に強く堅い特性があり、体育館やボウリング場などに使用されており、匂いもほとんどないということで、作業机の天板にも適していると判断した。■製作 フローリング以外の材料は既に自宅にあるので、その到着を待つ間に部材の切り出しを行った。 今回もノコギリ名人であることが判明した息子が材料の切断とカンナがけ(面取り)を担当してくれた。(つづく)
2011年06月08日
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劣化したエッジを張り替えようと思って入手した「SONY APM-700 平面スピーカー」だが、長い間積んだままになっていた。ふとウレタンエッジが剥脱していることに気づき、慌ててエッジの仮補修を行った。[仮補修したSONY APM-700 平面スピーカーのエッジ] やはりウレタンエッジは長期使用には向いていない。エッジとしての性能は良いそうなのだが...。メーカーとしては買い換えてもらったほうが嬉しいのだろう。 古いウレタンエッジは既にボロボロと崩れ落ちる状態。プラスチック製のヘラで簡単にこそげ落とせた。 なくなったエッジの仮補修材料として、手近にあった塗装用のマスキングテープを使用した。マスキングテープは、対象物への接着(粘着)性が良く、また、きれいに剥がせる。 この機種は四角形のスピーカーなので、テープ貼りは簡単だ。ただし、エッジの形状は凸形から凹型になってしまったが、仮補修なので気にしない。無いよりまし。 さて、音出しをしてみた。 なんと、通常音量で聞く分には、まったく問題ない。エッジとして機能している。さすがに音量を上げると、ビビリが発生するが。 この程度のエッジでも機能するなら、もっと早く補修すればよかった。 取り急ぎ仮補修完了。当分はこれでいいかも。(^_^;
2011年06月04日
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息子が捕まえてきたカワムツが死んでしまった。 [元気だった頃のカワムツ] どうやら白点病だったようだ。病気だと分かるのが遅く、塩を入れたり水温を上げたりと対処したものの、時既に遅かったようだ。 3年ほど飼育しただろうか。家族皆が愛着を持っており、夕食時にはカワムツのことが話題に上った。 次の日、息子が死んだカワムツを庭木の根元に埋めてやっていた。生き物を買うのは難しい。改めて自然の偉大さが分かる。
2011年05月31日
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今回は、久しぶりのDIYネタだ。 子どもが大きくなり、洗濯物の量が増えると、梅雨時の部屋干しスペースが手狭になってきた。思い切って場所を移動・増設することにした。 1.8mだった物干竿を3mに延長する。10kg近い洗濯物を吊るすため、屋根裏の梁に直接ロープを掛けることにした。 天井裏に上り、桁の位置を確認しつつ天井にドリルで穴を開けた。断熱材がめくれないようにも考慮が必要だ。穴にはポリエチレン管を噛ました。ロープが天井材の石膏ボードを削り取ってしまうのを防止するためだ。 屋根裏の桁はこのような状況。梁にロープを巻き結びし、ロープが回転しないようにした。また、貫通させた天井の穴には、ロープを通した後、類焼防止のために難燃粘土で塞いだ。 無事に完了。妻のOKも出た。 ロープには、60kgの私がぶら下がっても問題ない。我が家で最も日当たりが良く、室温の高い部屋なので、これまで以上に洗濯物も良く乾くことだろう。
2011年05月29日
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今回の修理は、「Victor XL-V300 CDプレーヤー(1984年頃の発売)」だ。各社のCDプレーヤー発売が1982年なので、時期的に普及に向けた製品が投入され始めた頃だろうか。そんな中で本機は、無共振・無振動を追及し、インディペンデント・サスペンションメカニズムを採用したユニークな製品だ。[Victor XL-V300 CDプレーヤー(1984年頃の発売)] 今では見ることのない、「移送時には(CDピックアップを)3箇所のネジで固定」のラベルが底面に貼付されていた。■主な故障状況と原因CDトレー開閉不可 → ゴムベルト劣化、グリス劣化 27年も昔の製品なので、別途CDピックアップの入手は不可能だ。CDピックアップが生きていることを願いつつ分解を始めた。 CDトレーの開閉機構も写真のようにユニークだった。やはりゴムベルトが劣化して伸び、プーリーが空転していたのが原因だった。交換で無事に復旧した。 CDピックアップの型番は「MLP-1E」だろうか。ガラス繊維を混入した高剛性の軽量メカ・ベース(恐らくプラスチック製)にマウントされ、4箇所の深椀状インシュレーション・ゴムを介してシャーシーに固定されていた。外部由来の振動の伝達を遮断するための仕組みだ。 オーバーホールして光学レンズやメカ系をクリーニング/グリスアップした。CDピックアップの位置決めにもゴムベルトが使用されていた。劣化のため、こちらも交換した。 操作ボタンが利くときと利かないときがあった。原因はハンダクラック。操作パネルと念のため各電子基板の接続コネクタ周辺のハンダ付けを全て修正した。 修理完了。分解能が高く、クリアな印象の音だ。特に電気的な調整をすることなくCD-Rまで安定して再生ができたので、かなり当たりな機体だったのだろう。 --- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年05月28日
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今回の修理は、「DENON UD-107 スリムサイズCDレシーバー(2001年12月上旬発売)」だ。壁掛けできるスマートなミニコンポながら、MP3再生にも対応した重低音・高音質な一台だ。床置きのスーパーウーファーにアンプを内蔵することで壁掛けと重低音を実現している。 この機種は見るのも入手するのも初めてだ。よほど当時の出荷数が少なかったのか、好きで手放さないオーナーが多いのかだろう。 さてこの機種、台所で妻が愛用していた「KENWOOD MDX-G7」のMDが故障したため、入れ替え用にと入手したものだった。しかし、手元に届いた本機を確認すると、MDデッキを搭載していなかった(^_^;。 壁掛けできる音の良いミニコンポを探していたため、これに気を取られてMD非搭載を見落とすお粗末なことをしてしまった。■主な故障状況と原因スタンバイ状態になるものの電源入らず → ヒューズ切れCDトレー開閉せずCD取り込み/排出せず 「電源入らず動作不可」と言うことだったが、電源コンセントに接続するとスタンバイの確認ランプは点灯した。が、それ以外はどのボタンを操作しても無反応。表示部にもまったく表示は無い。 原因を考えながらまずはCDレシーバーを分解。 電源形の回路は無く、目視では特段の故障箇所はなさそうだ。CDメカ系の駆動ゴムベルト3本全てが劣化していたため交換した。 アンプ内蔵スパーウーファーを分解する。 電源の入らない原因を発見。ヒューズ切れだ。恐らく原因は、スピーカー線のショートだろう。音楽再生中にスピーカーの接続をし直したりした時にショートさせたためだと思われる。 ヒューズの交換は簡単だ。しかし、切れたか原因が分からないと、再びヒューズ切れの危険があるので厄介だ。 ざっと確認したところ、問題のありそうな箇所も見当たらないので、とりあえずヒューズ交換し、様子を見る。 この時点で電源は入るようになり、CDトレーの開閉、CD取り込み/排出もOKとなった。 様子見にCDやラジオを再生している間、スピーカーをメンテナンスする。 スピーカーシステムは、デノン独自のP.P.D.D.方式を採用している。同径スピーカーユニット(一方は凸エッジ、他方は凹エッジ)をペアとし、逆位相で同時駆動して高音質で立体感のある重低音を実現するということらしい。 パッシブラジエーター方式を発展させた、アクティブラジエーター方式といった感じだろうか。 さて、どのユニットも劣化の早いウレタンエッジを採用していたが、パンチングメタルのカバーのお陰で、劣化はまったくなく、埃を掃うのみでOKだった。 メンテナンスしたスピーカーを接続し、3日間CDやラジオを再生したが、ヒューズ切れを含め、まったく問題は発生しなかった。 修理完了。音も良く好みのデザインだったので、手元に置きたかったが、MD非搭載機種なので、貰い手を探すことにした。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年05月24日
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