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今回の修理は、 「Panasonic RQ-SX20 携帯カセットプレーヤー(1997/2発売)」だ。いわゆるSONYで言うところのカセットウォークマンだ。 これまで、部品が小さく肩がこりそうなので、修理を敬遠していたのだが、オークションを通じて懇意になった方からの依頼があったため、入手・修理を一括して行わせていただいた。 [Panasonic RQ-SX20 携帯カセットプレーヤー] 依頼は「メーカーや機種は問わず、乾電池駆動可能なもの2台。有線リモコン不要」との依頼だったため、人気があり割高なSONYのものはあえて避け、中古流通数もSONYについで多いPanasonicを選択した。 乾電池を内蔵できる機種は、メーカーを問わずほとんど存在しないようなので、外付け乾電池ボックスを取り付けて使用いただくことで機種の選択肢を広げることに同意頂いた。 実際に入手した機種は、 Panasonicの「RQ-SX55」「Q-SX55V」「RQ-SX20」「Q-SX35」の4種、合計6台だ。ここから2台を使える状態に修理した。■主な故障状況と原因モーター音はするが再生不可 → ゴムベルト劣化モーター音もせず、再生不可 → カセットテープ検出センサー破損再生音に揺らぎがある → 再生ヘッドやピンチローラーの磨耗・劣化 とにかく全ての部品が軽薄短小だ。目が痛い(^_^;。 Panasonicの場合、機種が異なっても内部構造や使用部品はほぼ同じだということが調査と分解により判明した(年台により2系統に分かれるようだ)。 ゴムベルトを確認すると、6台中6台とも劣化してのび、プーリーが空転する状態だった。 ゴムベルトを交換するには、ねじのほかに数箇所のハンダを除去する必要があった。 ゴムベルトは0.5mmと細く、手持ちは無かっため、応急的にゴム手袋の指部分を細く切って代用し、故障箇所の確認作業を行った。 確認の結果、ゴムベルトを交換できれば、とりあえず再生して音の出ることが確認できたので、Panasonicの代理店を通じてゴムベルトを取り寄せていただいた。1台に2種のゴムベルト「RDV0037(定価100円)」と「RDV0038(定価200円)」が必要だった。上記機種でも異なるゴムベルトを使っていた機種もあり、既に在庫なしという回答だった。 ゴムベルトを交換すると予想通り再生した。ただし、固体により再生音に揺らぎの大小があったため、グリスアップやヘッドユニットの入れ替えを行い、何とか2台を仕上げ(残り4台はNG)、昨日無事に納品を行うことができた。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年05月21日
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お祭りをはりきりすぎたのか、この1週間ほど体調が優れなかったが、この数日暖かくなり、気分も良くなったので、久しぶりに散歩に出かけた。 例年なら五月連休が田植えの時期だが、今年は寒かったのでようやく田植えが始まろうとしている。 近所の公園の散歩道は、すっかり新緑のトンネルになっていた。 一時間ほどの散歩を終え自宅に戻ると、昨年に種を植えたハッサクと夏みかんがずいぶんと若葉の枚数を増やしていた。っと、よく見ると、、、 今年もいました。アゲハチョウの幼虫です。 卵も大量に産み付けられていたので、かわいそうですが、駆除(飼っているカワムツの餌に)した。 ようやく暖房機も片付けることができ、すっきりとした一日となった。 しかし、この2週間ほど修理作業をしなかったので、 オークションの出品在庫がほとんどなくなってしまった。逆に故障品のダンボール箱は山積みだが。がんばって修理しよう!--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年05月18日
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今日は、最寄の「崇導神社」毎年恒例の大祭でした。[子ども神輿][大人の神輿] この日だけは、「ほいっと、ほいっとー」の掛け声の下、車の往来を遮っての神輿担ぎです。日常の喧騒を忘れ、人間らしさを思い起こせる一日でした。 お車を止めて待って頂いた方、ご協力をありがとうございました。
2011年05月05日
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庭も春らしく花が咲いていた。 最上段の写真は、イチゴの花だ。それ以外は妻の所轄なので詳しくは知らない。蜂や蝶が蜜を集めに時折姿を見せる。のどかな春のひと時。 こういう当たり前の時を大切にできる世の中にしたいと思う。
2011年05月04日
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息子と鯉のぼりを出した。息子も小学5年生になったので、今年からは彼が主体で作業を行った。 できるだけ口出しせず、毎年やっていたように説明書を見ながらやらせた。つい口を出したくなるが、木上に立って見る「親」に徹した。 カブスカウト活動をしているおかげで、綱を結んだりもすることも難無くできた。子どもは親が思っているより、頼もしいようだ。 すかさず妻が、「次は大将さんを出すよ」と息子と五月人形を出し始めた。 こちらはアイテムが多いが、楽しいらしく彼が率先して飾り付けをしたようだ。元服の年齢になれば、鯉のぼりも五月人形ともお別れだ。 もう数年、彼とともにこどもの日を祝いたいと思う。
2011年05月01日
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玄関の錠が掛け難くなってきた。施錠する時に何かに引っかかるような感触だ。20年以上も開錠・施錠をしているのだから、「そろそろ寿命かな」と思いながらも取りあえず修理を試みた。 特に磨り減ったり、欠けたりしている箇所は無い。動作を観察していると施錠動作時に引っ掛かるパーツがある。下記写真のドライバーの先にある部品だ。 この部品は磁石になっており前後に稼動できる。対面のもう半分の錠のにも同サイズの固定された磁石があり、互いが近接すると写真の磁石が吸い寄せられて留め金が外れ、家内側からの施錠・開錠操作が可能となる仕掛けだ(=互いが近接しないと錠の操作はできない仕掛け)。 確認すると写真の磁石の下に調節ネジがあり、吸い寄せ程度を調節できる。 結果として分解は不要でした。この調整ネジで調節すれば、スムースに施錠・開錠操作が可能となった。
2011年04月29日
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今回の修理は、「SONY TA-F333ESR プリメインアンプ(1988年製)」だ。電源部やヒートシンクにチューニングを施すことで完成度を高めたプリメインアンプと言うことだ。アンプ入門機ではあるが、バランスも良く価格も手ごろで、中古機でも人気があるようだ。 [修理の完了したSONY TA-F333ESR プリメインアンプ] アンプ修理は敷居が高くこれまで敬遠していた。電気工学の知識と測定機器がないと原因特定と調整ができないためだ。しかも、大きくて非常に重い。この機種でなんと21kg以上もある。 しかし、今回入手をきっかけにダメ元で挑戦してみた。■主な故障状況と原因セレクターやボリューム操作でガリガリ音がする(スイッチ類接点劣化)入出力できない端子がある(半田クラック)スピーカー出力が不安定(リレー接点劣化) 耳で聞く限り、上記以外の不具合はないようだ。オシロスコープで波形を測定すれば、耳では検出できない乱れを確認できるようだが、所持していないものは仕方がない。 と言うことで、いつもと変わらない作業内容で済ますことにした。早速分解。 外装の隙間から見えてはいたものの、凄まじい埃の積もり方だ。良い機器を使うからには、相応の定期メーカー保守を行ってやりたいところだ。クリーニングだけでも一苦労だ。 健康にも悪いので、取り急ぎ埃を吸引した。おぉ、思ったよりきれいだ。写真左から電源部(10kg以上の重量)、Aクラス段(12,000μF)とパワー段(24,000μF)用の電解コンデンサーとパワー段基板、ヒートシンク(放熱器)、Aクラス段基板だ。 各ユニットを全て降ろした。各部とも重たいので落下には要注意だ。怪我をすれば元も子もない。 [TA-F333ESRのGシャーシ] 無振動・無共振設計を追及したアコースティカリーチューンドGシャーシ(Acoustically Tuned Gibraltar Chassis)だ。 ごついシャーシだが、思いのほか軽量だ。素材を確認するとアルミ製ではなく、繊維強化炭酸カルシウムだそうだ。クリーニングのため、洗浄・乾燥した。 各ユニットのクリーニングと修理に取り掛かる。 [防振フレームを取り外し、全容を見せた巨大な電解コンデンサー] それにしても巨大なコンデンサーとヒートシンクだ。電源を入れてから使用可能状態になるまで、7秒ほどもかかるのはこいつに電気を貯めているためだろう。 各パーツは、左右対称に配置されており、整然と美しい。基板下部の左右にバイアス電圧調整用の半固定ボリュームが見える。 ヒートシンクを外すと硬質な透明のフィルムがはさまれていた。詳細は不明だが、硬くて脆く薄くはがれるので、雲母のようだ。耐熱性のある絶縁体として使用されていると推測したがどうだろうか? スピーカー切り替え用のリレーだ。密閉型ではないため、簡単にカバーを取り外し、クリーニングすることができた。 次はセレクターだ。接点数は異なるが、合計4つ使用されている。基板から取り外して分解すると、明らかにカーボンが付着し、汚れている。ここまで汚れが酷いと、少々接点復活剤を塗布した程度では復旧しない。丹念に汚れを取り除く。 入出力端子やスピーカー端子、スイッチ類も一つずつ汚れを取り除いた。 入出力端子の幾つかには、半田クラックが確認できた。念のため、各基板も含め主だった100箇所ほどの半田を修正した。 組み上げて動作確認をする。上記の症状は見事解消。ブログに書くとたいした作業に思えないが、実は延べ5日も要している。 修理も完了して気分も良いはずなのだが、なんとなく不満が残る。やはりオシロスコープで波形を見ながら調整できないことが不満なのだ。 どうやらアンプ修理は、再び敬遠ということになりそうだ。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年04月25日
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修理をした小型エアーポンプだが、2日と持たずに再故障してしまった。やはり母材のゴムの劣化が大きすぎ、エアー漏れが十分に塞げなかったようだ。 そこで方針を転換し、新規に調達することにした。 選択方針を変更し、今回次の製品を購入した。 コンパクトで拡張性の高いエーハイムの水中ポンプ!エーハイム コンパクトポンプ 300 50/60Hz 【あす楽対応_関東】 カワムツが川魚なので水流が欲しかったため、水中ポンプを選択し、水槽内に流れを作り出す。しかし、別途エアーポンプは買いたくないので、 水中ポンプとセットで使用するとエアーを取り込めるオプション「ディフューザー」を選んだ。《お一人様5点限り》ディフューザー(12/16φ) 【あす楽対応_関東】 いくつかの能力グレードがあり、水槽の大きさに合わせて選択するようだ。 運動不足だったカワムツも、再び本能が呼び覚まされたらしく、 流れに頭をたて、力強く泳いでいる。エアーも十分に取れ込まれるようだ。ベンチュリ効果を利用して空気を取り込むようだ。キャブレターや霧吹きと同じ原理だ。 金魚の水槽にも同じものを取り付けたが、こちらは流れの弱い淀みを探してじっとしていることが多い。たまに流れに身を任せ、浮遊感覚を楽しんでいるような姿も見られる。 今回、濾過機能はあえて外した。専用の濾過材は単価も高く、頻繁に交換も必要となるためだ。しばらく濾過鬼無で様子を見て、必要に応じてそのとき考えたいと思う。
2011年04月21日
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今回の修理は、「小型エアーポンプ」だ。我が家で飼っている金魚とカワムツの水槽に1台ずつ使用していたが、時を同じくしてどちらも吐出量が少なくなり、ついには出なくなってしまった。 ■主な故障状況エアーを吐出せず 千円未満と安価だが、15時間/日×3年間ほども動き続けるタフな性能だ。しかし、構造を知らないので原因の予測不能。 と言うことで、リバースエンジニアリング(^_^;のため分解開始。 空けた瞬間に判明する動作機構。 主要部品は、電磁石とゴム製の円筒形空気室、永久磁石だ。 電源を入れると交流周波数に応じて電磁石が機能し、永久磁石を上下運動させる。すると金属プレートで接続された空気室の一底面も連動して上下し、エアーが給排気される極めてシンプルな仕組みだ。機械的な稼動箇所が無いため、寿命も長く壊れるまでメンテナンスもほぼ必要ない。すばらしい。無駄なところが無い。 そう言えば、人の呼吸も横隔膜を上下させて肺の空気を出し入れするので、構造が似ている。 さて、エアーが出ない原因は、やはりゴム製空気室の経年劣化だった。 どちらのポンプも同様にゴムがひび割れ、空気が漏れているのだ。消耗パーツなので交換が必要だが、ポンプ本体の価格を考えると、メーカーからは提供してもらえないだろう(と思う)。 と言うことで、だめもとで修理を試みた。ゴムのひび割れを塞ぐためにシリコーンゴム系の接着剤を塗布することにした。 理屈としては雨漏り修理と同じだ。結果は、ひび割れの大きかった方はNGで、小さかった方は見事に復旧。 しばらくは使えるだろうが、母材のゴムが劣化しているので、再故障するのも時間の問題だろう。その時は素直に買い換えることとしよう。
2011年04月14日
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今回の修理は、「Victor UX-MD1 マイクロコンポーネントMDシステム(多分1997年製)」だ。小型ながら高音質を目指した製品で、ウーファーを前面と背面の計2ユニット搭載した1台だ。特徴あるスピーカーは、それ単体でも愛好家に人気があるようだ。[修理の完了したVictor UX-MD1 マイクロコンポーネントMDシステム] [ダブルウーファーで特徴のあるスピーカーSP-UXMD1 ] 実はこの機種、どうしても原因不明で修理できず、1年ほど寝かせていたものだ。先日、同機種が入手できたので、比較しながら再修理に挑戦することにした。 ■主な故障状況◎1号機液晶不表示(ユニット直付けフレキシブルフラットケーブルの破損)MD録音不可(原因不明→光ケーブル未接続)◎2号機 CD再生不可(レンズ汚れ、レーザー出力低下)MD再録不可(レンズ/磁気ヘッド汚れ、レーザー出力低下→MDピックアップ寿命でNG)電源投入直後に電源が落ちる(CD制御基盤NG) 故障状況と原因を切り分けた。 1号機でMDに録音できない原因が、光ケーブル未接続であることが判明。原因は、分かってしまう「なんだ」と言うことが多い(くそぅ、悔しいぞ!)。 2号機で電源が落ちてしまう原因は、CD制御基盤にあるとことを特定。また、MD再録不可の原因は、 クリーニング/調整するも動作が安定しないので、MDピックアップ寿命と判断。 以上より、程度の良い1号機に良部品を片寄せし、稼動品1セット仕上げることにした。 [北村機電の高効率な変圧器「Rコアトランス(R50サイズ)」] 高音質志向なだけあり、高価なRコアトランスが使われていた。このトランスだけで2kgはありそうだ。 [CDユニット(ピックアップ型番はOPT-8 OPTIMA-6(2018/11/28訂正))] [オーバーホール中のMDユニット(結局、寿命でNG)] MDのカートリッジ取り込み機構は、CDのそれと同じだった。初めて見た。 [MD光ピックアップ裏面(KMS-194E)][スピーカー背面にあるウーファー(ガードを外した所)] スピーカー背面のウーファーの状態を確認するため、プラスチック製のスピーカーガードをはずす。接着剤で固定されているため、慎重に外す。 陽の当たる窓際にでも置かれていたのだろうか、コーン紙が若干退色し、エッジ表面の数箇所に浅いひび割れが認められた。音には影響ない程度だ。クリーニングし、保護剤を塗布した。[背面ウーファースピーカーユニットの裏面] スピーカー前面には「DYNAMIC AXIAL-DRIVE WOODFER SYSTEM」と書かれている。前面と背面のウーファーは、ボイスコイルの中心軸が一直線上になるよう設計されており、金属製のシャフトでそれを確保すると言う手の込んだ構造だった。 エンクロージャー内部は吸音材が設置されている。また、前面と背面は隔壁があり、互いの音波による共振や減衰が抑制される構造となっていた。 と、一通り内部構造を確認しながら片寄を完了した。動作確認したところ、LINE OUTが不安定だった。どうやら接触不良のようだ。 原因は半田クラックだった。目視では確認できない半田クラックも多い。半田付けをし直し、修理作業を完了した。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年04月08日
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福島原発事故による被害は甚大だ。適切に廃炉できるかも未だ分からぬという危機的な状態が続く。 先日も書いたが、地震や津波は天災だ。しかし、原発事故は人災だ。前者は自然の営みの中に、後者は人間社会の営みの中に発生する事象だ。 原発の全廃を考える時、この原発事故という人災は、私たち全員が引き起こしたものだという認識が必要だと思う。 ■<人災>電力会社や国は常に原発事故を想定している 原子力発電所が安全なら、電気使用量の多い大都市近郊に建設する方が送電ロスが少なく、経済的でエコと考えるのが道理だ。 然るに原発は地方都市近郊に建設され、消費地である大都市に送電されている。このことは、万一の原発事故の発生を想定し、人的・経済的被害を最小にするためと解釈することができる。 故に電力会社や国は、原発事故を想定していたと推測できる。 ■<人災>私たちは原子力発電を容認してきた 電気の1/3は、原子力発電で作られるそうだ。私たちは原子力発電所を容認し、電気を使用してきた。「ファースト、クイック、コンビニエンス」のキーワードに象徴される快適な現代生活を享受できるのは、この電気のお陰だ。■原子力発電を全廃するには 遠からず世界でこう言われる日が来るだろう。世界中の多くの人々が、原発に反対するはずだ。 社会を維持しながら原発を全廃するには、長期に渡り電力事業者と電気消費者双方の努力が必要となるだろう。 代替発電(地熱・太陽光・バイオマス・廃棄物発電など)への移行(電気も地産地消へ)電気使用量を現在の2/3に削減する(ファーストライフ→スローライフ) プラスチックごみを燃料にできる「家庭用無公害高効率焼却炉発電機」などが実現できれば、電気とごみ処分の自給自足ができて面白いと思う。(修正:2019/4/26) 題名と本文から「No more FUKUSHIMA」の文言を削除修正ました。当時の使用の趣旨としてだけでなく、「福島は不要」の意にも解釈できると認識したためです(参考リンク)。
2011年04月05日
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今回の修理は、「デジQトレイン「新幹線500系基本運転セット ¥5,980(税込¥6,279)」(2002年製)」だ。息子にプレゼントしたものだ。赤外線による無線コントロールなどができる優れもで、大人向けのおもちゃの色合いが濃い。残念ながら既に販売が終了しているようだ。 かなり前に故障し、修理できないまま屋根裏にしまい込んでいたのだが、今回息子の要望で再修理に挑戦した。■故障状況充電池の液漏れ液漏れによる電子基盤/パーツの腐食走行用モーター不動 以前の修理時には、同等の充電池が入手困難なことが断念の理由だった。今回は充電池ではなく、乾電池(ボタン電池)による修理を試みることとした。 モーターが駆動しないのは、やはり電池の電解液漏れによるモーターブラシの腐食が原因だった。全長7mmほどのモーターを分解し、接点復活剤と紙やすりで腐食を取り除いた。 充電池の仕様は、調べると2.4Vだった。単三乾電池×2本で上記モーターが問題なく回転した。 よって、代替用の乾電池には、入手が容易なボタン電池「LR44(1.5V)」を2個直列接続し、3.0V駆動とした。 電子基盤は、残念ながら電解液による腐食により復旧を断念した。スライドスイッチは生きていたので、ON/OFFによりモーターが回転するように回路を変更した。 ということで、無線コントロールはできなくなったが、プラレールのようにスイッチのON/OFFで走行するようになったので、息子は喜んでくれた。 ボタン電池の交換は、写真のように分解しないとならないので、頻繁に交換が必要なようなら、大容量コンデンサに変更するなどの別の方法を考えることにしよう。
2011年04月02日
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今回の修理は、「三洋電機 PH-PR950 CDラジカセ(1995年製)」だ。バブル経済崩壊とともに過分な機能を削ぎ落として価格を抑え、コンパクトにまとめたWカセット搭載のCDラジカセだ。愛称の「primaire(プリミエール)」は現在も続いている。 機能を削ぎ落としたとはいえ、昨今のラジカセと同等以上の機能を有しいる。音質は数段に上だ。ラジオの感度も良い。乾電池でも動作可能だ。[修理の完了した三洋電機 PH-PR950] 動作確認の結果、主な故障箇所が判明した。Wカセットデッキには大きな故障がなかったので幸いだった。■主な故障状況CD再生不可操作スイッチ誤動作表示部バックライト不点灯 原因を推測しつつ、修理にかかる。まずはCDだ。ディスクを取り込むものの、再生はされない。とりあえずレンズ汚れを疑ってみる。 レンズは汚れていたが、クリーニングだけでは復旧しなかった。原因を特定すべくさらに分解。 CDユニットを分解すると、CD用のゴムベルトが劣化して弛んでいた。CDトレーの開閉はできるものの、ピックアップユニットを持ち上げ、CDをチャッキングするには弛みすぎているようだ。 バンコード(橙色のコード)で代替ベルトを作成し、交換する。 [劣化して弛んだCD用ゴムベルトを交換] 新しいCDは再生するようになったが、古いCDや擦り傷の多いCD、CD-Rは再生しない。レーザーの出力が低下しているようなので、出力ボリュームを調整した。OKだ。 次にカセットデッキだ。Wデッキとはいうものの、駆動モーターは写真中央の1台のみで、これを共有する仕組みだ。コストダウンのために考えられた仕組みだろう。 駆動ゴムベルトの劣化は認められない。クリーニングと調整だけで問題ないようだ。このカセットデッキの走行速度は、下の写真の半固定抵抗で調整するようだ。 左が通常走行、右が高速走行用となっていた。A/Bデッキを駆動するモーターは共通のため、別々の調整はできない。 走行速度は、分解しなくても背面から調整可能なようになっていた。走行速度とアジマスを調整した。 バックライトは単純な球切れだ。LEDではなく白熱灯(麦球)だ。手持ちの相当品と交換した。 スピーカーは埃を被っていたものの至って健全。クリーニングすると、独特の襟巻き付のセンターキャップが良くわかる。 操作ボタンの誤作動は、タクトスイッチの劣化による電気抵抗増加が原因だった。正常に動作しないスイッチを全て交換した。 [再塗装のためにマスキング処理された前面パネル] 埃で汚れていたが、洗浄すると思いのほかきれいだった。すると、スピーカー保護の金属ネットの塗装はげが目立つようになったため、気合を入れて再塗装した。 今回は復旧完了までに延べ5日を要するという、かなり気合の入った修理作業となった。 本日(2011/3/31)で三洋電機はなくなり、明日からパナソニックとなる。我が家では、三洋電機製の白物家電が最も多い。 今晩は、かつての三洋電機に思いを馳せながらブログを締め括ることとしよう。 --- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年03月31日
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先の震災に対し、これまでにない世界的規模で義援金の寄付募集活動が行われている(私も先日、楽天オークションの義援金キャンペーンに応募した)。 一方で、これら人々の善意に対し、義援金詐欺や被災地泥棒など、一部の人々の心無い行いが発生していると報道される。悲しいことだ。 さて、義援金を送るのは結構だが、それがどのように復興に役立つか、皆さんはご存知だろうか。恥ずかしながら、私は知らなかった。 そこで、今回の義援金がどのように使われるか・役立てられるかを調べてみた。■義援金募集者により提供先が異なる さまざまな団体が義援金の募集を行っているが、その提供先が異なるようだ。最も多いのは、日本赤十字社への寄付。都道県やNPO団体と続くようだ。 義援金を寄付する場合、しっかりと提供先や使途を確認する必要がありそうだ。 ■ 日本赤十字社の場合 最大規模の義援金受付団体である日本赤十字社の「よくある質問」を見ると、「義援金は、国内で発生した大規模災害に対して募集するもので、全額を『義援金配分委員会』に送金する」とある。 また、義援金配分委員会とは「都道府県が主体となって構成される委員会で、赤十字は構成メンバーの一員です」とある。■ 義援金配分委員会 災害の都度、各都道府県が義援金の配分計画を審議・決定し、被災者に届けるために一時的に設置されるもののようだ。行政の行う復興事業等に使用される事はない旨の説明も記載されていた。事務局は都道府県の既設組織内に設置されるようだ。 ここで初めて「義援金の使途は、被災者への支給金」であることが分かった。【義援金の受入・配分の流れ】寄付者 ⇒ 義援金受付団体 ⇒ 義援金配分委員会 ⇒ 市町村 ⇒ 被災者 今回のような複数都道府県にまたがる広域災害の場合、日本赤十字社をはじめとする各義援金受付団体が、どのようにしてこれら都道府県に配分するかは、分からなかった。■結論義援金は、被災者へ支給されるものであり、行政の行う復興事業等に使用されるものではない 義援金は個人へ、税金は行政へと理解すれば間違いはないだろう。
2011年03月29日
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今回の修理は、「SONY CMT-PX5 MDデッキ搭載オールインワンコンポ(2000年9月発売)」だ。ソニーの“pepz(ペップズ)”シリーズの一機種で、MDLPに対応し、3CDチェンジャーが特徴の一台だ。 良くできた機種で、メンテナンスもし易く、音もバランスが取れていて、普通に使用する上ではなんら問題のない機種だ。 [修理の完了したSONY CMT-PX5] ■故障状況CDトレー開閉不可(稀に開閉)CDチェンジ不可MD音とび 原因を推測する。CDチェンジャーの不具合は、ギア破損か駆動ゴムベルトの劣化が多い。ギア破損の場合は交換部品が入手できず、修理断念となるケースが多い。原因が後者であることを祈りつつ分解に着手する。[底面からCDピックアップユニットの交換が可能な設計] ねじを外しにかかると、底面からCDピックアップユニットの交換が可能な設計となっていた。後のメンテナンスに配慮した設計に好感が持てる。 カバーを外し、左右のねじ2本を外すとごっそりと底部が外れ、ここにCDドライブユニットある。 とりあえずCDピックアップユニットを取り外し、メンテナンスする。 [自動開閉式シャッター付きCDピックアップユニット] CDレンズの防塵・防曇のために自動開閉式シャッターが付いた設計となっており、こちらも好感がもてる。以前紹介した「AIWA XR-FD5」と同様の機構だ。この設計が功を奏し、やはりCDレンズ部の汚れは軽微であった。 さて、今回の本命となるCDチェンジャーの修理だ。まずはユニットを分解しながら動作を観察し、動作原理を分析・理解する。 すると、ユニット後部にあるプーリーと歯車がCDチェンジやトレーの開閉をしていることが判明。動力伝達には、ゴムベルトが使われている。 指でプーリーをまわしてやると、チェンジ機構が機能し、トレーが排出されることを確認。どうやらモーターの動力伝達に使用されているゴムベルトが劣化で伸びてプーリーが空転し、動力が伝わっていないことが原因のようだ。 早速ゴムベルトを交換してやる。 CDチェンジャーのゴムベルトには大きな力がかかるため、劣化も早いようだ。定期的な交換が必要だろう。 次にMDの音とびを修理する。十中八九、レンズの汚れが原因だ。 [汚れて曇ったMDレンズ] 案の定、MDレンズが曇っている。録音用の磁気ヘッドにも汚れの付着が認められた。ユニット内の埃を除いた上で、レンズと磁気ヘッドをクリーニングした。 仮組し、動作を確認する。一発OK! 修理完了。再度バラしてオーバーホール。各部を清掃/調整/注油を行い、最終組上げを行った。 動作確認作業を行う。CDチェンジャーの確認は、特に念入りに行う。正常動作を確認。復旧完了だ。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年03月24日
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今回の修理は、「KENWOOD MDX-G3 MD/CDラジカセ(2001年製)」だ。ケンウッドのMDパーソナルステレオシステム「RAMPAGE」シリーズの一機種だ。MDLPに対応し、MD・CD・カセット・チューナーを搭載したオールインワンな一台となっている。[修理の完了したKENWOOD MDX-G3 MD/CDラジカセ(2001年製)]■故障状況ディスプレイ不点灯。たまに点灯MD音とびCD音とび 原因の見当をつけ、分解修理に着手した。バブル期のラジカセと比較し、2000年以降の機種はメーカーや機種を問わず、遥かに分解し易い場合が多い。 CDとMDの音とびは、たいていの場合レンズの汚れが原因だ。両ユニットとも分解し、清掃する。[分解・清掃中のMDユニット] ディスプレイの点灯不良の原因は、半田クラックであることが多い。[見事な半田クラック] ディスプレイ(FL蛍光管)の半田付けが、全て写真のようなクラックが生じていた。念のため、表示ユニットの半田100ヶ所位をちまちまと半田付けし直した。力の加わる箇所と発熱の多い箇所には半田クラックが多いようだ。 仮組し、動作を確認する。OK! 修理完了。再度バラしてオーバーフォール。各部を清掃/調整を行い、最終組上げを行った。 動作確認作業を行い、正常動作を確認。復旧完了だ。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年03月22日
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震災により発生した福島原発の事故を収束すべく、関係者の決死の作業が続いている。施設職員・自衛隊・消防・警察など、身を危険に曝して作業に関わる方たちの無事と、作業の早期終結を祈りたい。 さて、福島原発の事故を招いたのは、もちろん大地震・大津波である。しかし、事態を悪化させたのは、人災ではないだろうか。 件の原発はもとより、全ての原発が想定した厳しい条件の下、設計・建造されている。しかし、これを大きく上回る地震・津波が発生し、想定を上回る被害が発生してしまった。 自然は常に人間の想定を上回る。 想定外の事態収拾あっては、拙速かつ臨機応変が肝要であることは、誰しも理解するところだ。 しかし、事故発生から今日までの、そのように対応されたとは言い難いと思う。法令にのみ従う報告、原子炉の被害を最小に止めようとする事故処理など、枚挙に暇がない。 確かにルールに反してはいない。が、この未曾有の危機的状況にそれで事態の収束がはかれると考えたのは、適切ではなかった。 結果論となるが、事故発生直後、最悪の事態を想定し、廃炉を前提に海水注入による全炉一斉冷却を決断していれば、ここまで事態が悪化することはなかったろう。 現場いた職員は、原発に想定外の被害が生じたことを容易に理解したであろう。故に事故を安全に収束するには、どう対応することが最善の策かも、瞬時に海水注入を思いついたのではないだろうか。 最終的にこの決断を行うのは、東京電力の最高責任者だ。しかし、早期にこの決断が行われることはなかった。 「JR西日本 福知山線脱線事故」と重なって見える。 今回の原発事故の発生は自然災害の結果であるが、事態の悪化は明らかに人災だと思う。 日本には54基の発電所が運転されている。アメリカ、フランツに次ぎ、世界第3位の基数を誇る。 今後も誇ることができるのだろうか。
2011年03月18日
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被災地の人々を救うべく、自衛隊や消防・警察だけでなく、海外からも救援隊が駆けつけ、国内だけでなく海外の善意ある方々により、日々体制が整っていく様子に目頭が熱くなる。 しかし、思うように進まぬ被災地支援、また、極めて危機的状態が続く福島原発の状況に、もどかしく思う毎日でもある。 一方で、悪意はないにしろ、我が身の不安から、燃料や食料を必要以上に買い求める被災地以外の人々が報道される。被災地の状況に鑑み、厳に慎まねばならない。 更に由々しきは、株価の暴落と円相場の急騰だ。困っている人々を遠めに眺め、それをネタに金儲けに腐心している輩がいるのだ。阪神大震災や各地の大災害の時も同様の状況であったようだ。 しかし、それが彼らの生業だ。投機。日本株を売りまくり、円を買い漁る。それが彼らの日常だ。金融とは、なんと悲しい生業なのだろうか。 もちろん、国際的なルールを決めての取引ではある。だが、限りなく火事場泥棒に近いと感じるのは、私だけだろうか? ここでもう少し考えると、間接的に私たちも彼らに加担している。 預金や年金など、利息や運用益があって喜んでいるが、その原資は火事場泥棒の結果から得られるものであることは確かだ。 金融と原発の負の側面が、ダブって見える。 私たちはこの大災害に学び、これら負の側面を改めていけるだろうか。日本が、私たち日本人がリーダーシップを発揮し、先鞭をつけていければと思う。
2011年03月17日
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この度の東北地方太平洋沖地震で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げる。復興までは長い月日がかかると思うが、無理せず、挫けず歩んで頂きたいと願う。 他方、被災した方々に対し、被災していない私に何ができるか思いを巡らせた。まず思い浮かぶのは、ボランティア、支援募金だ。直接的で有意義だが、療養中で無収入となった今の私にできるものではない。 間接的な方法を考えてみた。 そも、自分一人では得難い安全・安心を獲得するため、他者との合理的な相互協力関係を実現する仕組みが社会だとおもう。それを具現化する大きな手段の一つが税金と考える。 ならば、被災された方々が安全・安心を得るためには、税金を以ってなされるのが社会であろう。ならば、社会の一員である私にできることは次のことだ。 ■被災地の方々に私ができること 「被災地の災害救助・復興支援は税金で行われる」税金を納めるそのためには、極力日常生活(仕事)を営む要請される日常生活への制約を受け入れ、被災地と痛みを分かち合う税金を有意義に使う政治家を選ぶ 株価が全面安となっているようだ。被災地に一定の税金を投入するには、経済的に日本社会が疲弊してはならないはずだ。 日本社会の一員として、私は日常生活を営みたいと思う。
2011年03月15日
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京都でもスギ花粉が大量飛散するようになり、窓を閉め切ったりマスクをしたりと、うっとうしい季節になってしまった。 ここ数年で花粉の症状が多様化。くしゃみ、鼻水、目のかゆみは言うに及ばず、湿疹、軽い気管支炎、目の鈍痛、まぶたの痙攣などが発生するようになってしまった。 黄砂の時期には動悸まで発生し、ヒノキ花粉の飛散が収束する5月中頃までは憂鬱な日々が続く。最近では、初夏や秋にも症状が出るので、着実にアレルゲンの種類が増えているようだ。 さて、そんなうっとうしい季節をできるだけ快適に過ごすため、窓にフィルターを取り付けてみることにした。 換気する窓を各階に1箇所設定し、それ以外の窓は常時閉とした。 フィルターには、手元にあった薄手のウレタンスポンジを流用し、網戸全面に取り付けることにした。 この窓を開けても自然換気は期待できないので、適時各階の換気扇を使用し、強制換気をする必要がある。 今のところ宅内では、マスクを着用しなくてもくしゃみや鼻水は出ないので、効果があるようだ・・・と思う(気分の問題?)。
2011年03月09日
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先日から各メディアのトップニュースとして「京大入試カンニング事件」がこぞって取り上げられていることを憂えている。■グローバル社会なんでしょ 常日頃、グローバル社会だ・時代だと声高に叫ぶマスメディアが、一大学(数大学)のローカル事件をこれほどに取り上げる事態は矛盾していないか。世界各地のニュースを届けることが彼らの順当な行為ではないか。 もっとも、常も米国やヨーロッパなど先進諸国にローカルな話題が中心で、 それ以外の国や地域の話題は極めて少ないのが現実。ならば標記事件をローカルつながりで取り上げるのも、彼らからすれば道理のあることなのだろう。 徳の高いメディアを育てるのは、私たち一般市民である。安易なゴシップ報道に迎合し、自らの価値まで下げたくないものだ。■カンニングの歴史は長いぞ カンニングは社会通念上、禁止行為である。にも拘らず、カンニングの歴史は、試験のそれと同じまで溯れるようだ。 今日でもなおカンニングが存在することは、そのリスクを冒しても、その後の人生にハイリターン(学歴、社会的地位、金銭、、、)が期待できるという社会背景にも変わりが無いということを意味しているのだろう。 これまでの人生の中で、カンニングを見聞きしたことの無い人はいないはずだ。思い当たる節のある人もいるだろう。 たかがテスト一つで、人生を左右されてはたまったものではない。多くの人がそう考えたことがあるはずだ。その通りなのだ。誰もが人間らしく幸せに暮らす権利を持っているはずなのだが、しかし、現実社会はそうではない。 即ちカンニングは「この背景を排除できない社会システムの不備である」とも言える(かも)。「世にカンニングの種は尽きまじ~」■罪を憎くんで人を憎まず 誰がカンニングをしたのか、最も興味がある人は、テレビにまんじりと見入る当人、もしくは過去カンニングで入学した当人たちだろう。ここまで社会的に騒がれる(メディアが大きく取り上げる) とは、当人たちも予想しなかったことだろう。 心ある当人たちならば、十二分に制裁を受けたに違いない(心無い人はいつの時代にもいるものですが)。 「懐深くそっと未熟な若者を許し、当人たちが心を入れ替え、社会のお役に立てる日を期待したい。」と言える社会であって欲しいと私は思う。
2011年03月04日
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昨日は3月3日のひな祭りだった。娘のいない我が家では関連行事は無く、妻が玄関に小さな雛人形を飾るだけだ。[紙で作られた小さな雛人形] 明けて3/4の今朝、京都でも季節外れの大雪となった。 庭木や山々もご覧の通りだ。と、このブログを書きながら外に目をやると、雪はすっかり解けている。時計を見るともう正午だ。気温は上がらないが、日差しは強いようだ。やはり春は直ぐそこまで来ているようだ。
2011年03月04日
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毎度使用する七輪の燃料である木炭の在庫が少なくなったので、追加注文した。前回より使用する木炭は「オガ炭(国産)」にしている。[おが屑を固めて作った「オガ炭(国産)」] オガ炭は火着きが良く長時間燃焼し、煙や残り灰が少ないのが特徴だ。また、木屑を使用できるため、原木の良し悪しに拘る必要がないのも良い。特別な行事に使用する高級備長炭などの対極に位置する日常使用の木炭だ。何より木炭の中ではもっとも安価なことは、常時使用する者にはありがたい。 通常の木炭は、近所のホームセンターでも販売されているが、オガ炭は販売されていない。しかも店頭販売されている木炭のほとんどは輸入品であるため、安価であるが購入は控えている。 食品に限らず、私の購入時の基本方針は「できるだけ地産地消」だ。輸入木炭は、マイレージ(輸送距離)が長いためNGだ。 しかも安価な輸入炭には、東南アジア産の「マングロープ炭」や「ヤシ殻炭」が多いようだ。現地でのこれら森林の破壊が問題となって久しいことは、メディアでも度々取り上げられていることからも分かる。 さて、届いたオガ炭を早速使った。火力が上がるまで、息子と焼きマシュマロを楽しんだ。[焼きマシュマロ] その後、コーヒーを焙煎した。コーヒー豆だけは輸入しかなく、フード・マイレージが大きいのは悩みどころだ。一応、フェアトレードの生豆を購入して入る。 [フード・マイレージが大きいコーヒー豆を焙煎(^_^;]
2011年02月27日
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今回の修理は、「SONY CFD-DW83 CDラジカセ(1988年製)」だ。この機種も「バブルラジカセ」。中堅機種といったところだ。 私のオークションでを通じ、懇意になった方からの再注文だ。同型機を2台所有されており、「ダメ元でも良いので、見て欲しい」との依頼だ。 依頼品の到着後、早速診断作業に着手。 前回のSONY CFD-700よりもきれいだ。スペックが低い分、音響性能は良いが劣化し易い部材の使用が少なく、何とか修理できそうな感触だ。[SONY CFD-DW83][前面パネルを外したところ][DodecaHONEが見える] [CDピックアップはKSS-210A。もう一台はKSS-210B] [それにしてもネジが多い!][カセットテープ駆動ゴムベルトを張り替える] [オートリバース用ギアのカムが減って動作不良]■故障状況 2台ともカセットテープが「巻戻し不可」の状態。それ以外は問題ないようだ。恐らく原因は、駆動用ゴムベルトの劣化による弛みだと思われる。 1台目を順調にオーバーホールし、組立。途中動作確認でCDピックアップが発光しないことが判明(直視せず、デジカメを介して目視確認)。 CDピックアップを交換したりといろいろと手を尽くした結果、この機種の仕様であることが判明。 CD再生しないとレーザー発光がないという仕様だった。がっくり。まる一日近く原因追求作業に費やしてしまった。まぁ、いい勉強になったと納得する。 結果、2台ともカセットテープ駆動ゴムベルトの張替えと各部調整等で見事に復活。前回のCFD-700は全滅だったので、何とか面目躍如(^_^)v。 現在、最終動作確認中。順調に行けば、明後日には返送できそうだ。 --- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年02月23日
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私が1月31日で会社を退職したので、妻と息子がお疲れ様の退職記念パーティーを催してくれた。嬉しい限りだ。 メインディッシュは、炭火焼の焼鳥。しかし、炭火を熾し、焼鳥を焼くのは私の係りだったりする。串打ちは息子、副菜は妻の担当だ。 18:30着火。一人寂しく屋外で火熾しだ。程なく息子が串を打ち終えた焼鳥を持って来る。「寒いねぇ」と家の中へ戻って行く。 寒いはずだ。気温は3度。一人黙々と焼いていると、妻と息子がご飯とお味噌汁を持って「外で食べよう」と出てきてくれた。 「嬉しいねぇ~」と皆で小さい七輪を囲んで焼鳥パーティーと相成った。 食材は普段と変わらないが、炭火で焼くだけで格段に美味い。家族で食べるとなお美味い。小一時間ほどのアイトドア・ディナーパーティーとなった(寒かった)。 「家族っていいなぁ」と思った一日であった。
2011年02月13日
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今回の修理は、「SONY CFD-700 CDラジカセ(1989年製)」だ。いわゆる「バブルラジカセ」で、多機能豪華仕様な時代の中堅機種といったところだ。 この作業は、私のオークションで落札頂いた御方と懇意になり、修理を依頼されたものだ。同型機を2台所有されており、「二個一」ででも良いので、何とか1台でも稼動状態にできないかとの依頼だ。万一修理が完了しなくても、最低限の経費は負担するとのありがたいお申し出。もちろん、ありがたく受託させていただいた。 さて、患者機器の到着後、早速診断作業に着手。 まず分解すると、とにかく両機体とも汚い。粉塵が進入しやすい構造で、内部が相当汚れている。天板面にスイッチ類や放熱口の多い機種に顕著な症状だ。 また、内部構成もかなり煩雑/複雑で、枯れた設計でないことが分かる。中堅機種とはいえ、機能優先が当時の命題だったのだろう。力技で実装したように思われる箇所が多い。 当時、機能的、音響的に評価は高かったのかもしれないが、構造的/長期使用的に見ると必ずしも高い評価はできない。[バブル期の機種によく見られる、航空母艦然とした外観] [ネジが多い。宝探しのようだ][とっても粉塵の多かった天板直下の内部][左スピーカー裏面には煤が付着。コンデンサ劣化の証拠だ][とにかくコード類が多い][テープB(右)のスイッチを全交換したが...][あと作業でウーファーのエッジがNGであることが判明する][スピーカーの素材は贅沢にもカーボンコーンとチタンキャップらしい] ■故障状況◎1号機 CD再生するも微振動で音とびテープA,B再生/録音不可スピーカーエッジ劣化操作スイッチ誤作動3度のメーカー修理履歴有[3度もメーカー修理に出され、磁気ヘッドや電子パーツが交換されていた]◎2号機CD透明アクリルカバー外れバックライト暗いCD再生不可テープA,B再生/録音不可左スピーカー出力音小さい左/右/背面のスピーカーのバランス狂いスピーカーエッジ劣化操作スイッチ誤作動 両機体とも、かなりシビアな状態。人間で例えると、末期的状態だ。しかし、気を取り直し、まずは単機ごとに復旧を試みる。■修理作業 ◎1号機CDの調整を試みるも、改善ならず。更に長時間再生で再生不能になることが判明→CDピックアップNG確定テープAメンテナンス→復旧OKテープBメンテナンス→期待通りの動作せず、NG◎2号機CDの調整→復旧OKテープAメンテナンス→期待通りの動作せず、NGテープBメンテナンス→復旧。ただし、稀に誤作動 以上の結果より、単機での復旧を断念。依頼者の許可の下、「二個一」での復旧作業に着手した。■移植修理作業 程度の良い1号機をベースにし、2号機から正常稼動のCDユニットとテープAユニットを移植する。 移植完了。移植ユニットの正常動作墓を確認。しかし、テープBが指定した操作ボタンと異なる動作は以前解消しない。 思い切って、操作スイッチの全交換を実施。結果は、一部NG。順方向の再生指示を逆方向で機能することが稀にある。方策が手詰まりとなった。 目先を変え、スピーカーの良品ユニット選別を行う。ここで、致命的症状を確認。本シリーズ売りのDodecaHONEたらしめるサブウーファーユニットが、A/B号機のいずれもエッジ劣化していることが判明。 目視では亀裂等なかったのだが、触診したところ、硬化していることを確認。スピーカーコーン紙の前後往復運動を著しく阻害していた。 プラスチック保護剤を塗布し、軟化を試みたが、いずれも失敗。卵の殻のようにバラバラと割れ落ちてしまった。 この時点で、テープB、サブウーファーユニットを復旧できないことが確定。また、電子基板も半田劣化が進行しており、分解・組立の度に半田不良が発生することから、「二個一」復旧も断念する判断をした。 依頼者にも説明し、了解を得た。20年を過ぎた音響機器修理の困難さを実感する結果となった。 なお、修理・復旧できなかったにもかかわらず、同じ依頼者から次の修理依頼を頂いてしまった。1988年製の「SONY CFD-DW83」だ。更に古い機種だ! 当たって砕けろ。だめで元々の精神で、がんばりたいと思う。←がんばってどうにかなるものでもないが...
2011年02月09日
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今回の修理は、プチ修理だ。機種は「KENWOOD MDX-G7 MDラジカセ(2000/11/1発売)」だ。 壊れたのは我が家で活躍中のもの。昨年の春に中古で入手し、修理して使っていたのだが、FMラジオのアンテナを接続する同軸端子がもげてしまった。 室内に屋外にと、ポータブル機の機動性をフルに活用していたので仕方がないところだ。 まだまだ活躍してもらわねばと、早速修理に着手。 普通のラジカセの3倍はネジがある。 幸い、半田付けをやり直すだけで復旧できそうだ。 めでたく復旧。ついでに接点回復剤を塗布し、アンテナ線の脱着もスムースにできるようになった。
2011年02月07日
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修理で使用するため、定番のシールドクリップを購入した。電気系の点検や仮設配線に使用するためだ。【電子工作】お得なシールドクリップセットPU-11NH シールドクリップキット L ELPA(エルパ・朝日電機) クリップ 早速使おうと開封したところ、何やら懐かしい臭いが・・・「あっ、怪獣人形の臭いだ!」 そう、ソフトビニル製の怪獣人形の臭いだ。素材が同じなのだと思う。思わずタイムスリップ。瞬時に頭をウルトラマンやセブン、エレキングが駆け巡ってしまった。こちらの商品は ガシャポン ガチャポン ガチャガチャ等の カプセル TOY フィギュア 商品です 誕生日 プレゼント 等にもお勧めアニメ フィギア 専門 通信 販売 店 ですΩアルティメットモンスターズ5全6種究極大怪獣ウルトラ: ガシャポン SHOP フィギュア 専門 ガチャポン 店 フィギア ショップ ガチャガチャ 通販 人形 販売 カプセル トイズ ガチャ TOYS ガシャ 玩具 アニメ キャラクター おもちゃ ホビー 番号 HOBBY m1toysEWs17J-004544_c そう言えば、妻も以前「あっ、リカちゃん人形の臭い」と何かのビニル製品を手にして喜んでいたことを思い出した。 このシールドクリップの臭いを嗅いでもらったところ、「リカちゃんの臭いじゃない」と怪訝な顔をされてしまった。やはりウルトラマンとリカちゃんは違うらしい。 そう言えば、リカちゃん人形の臭いは、玉ねぎと似ていると「探偵ナイトスクープ」でやっていたように思う。 リカちゃん LW-12 コーディネートドレスセット ブルークマちゃんケープ タカラトミー(発売中)【楽ギフ_包装選択】【YDKG-u】 それにしても、人間の記憶とは面白いものだ。
2011年02月05日
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今回の修理は、「SONY CMT-PX333 ミニコンポ(2001/5/1発売)」だ。[修理の完了した SONY CMT-PX333 ミニコンポ(2001/5/1発売)]■故障状況CDトレーが勝手に開くMD録音不可スピーカー出力不能 原因の見当をつけ、分解修理に着手した。内部はシンプルで、メンテナンスし易い。 CDとMDはクリーニングで復旧可能と判断し、作業を実施した。[クリーニング中のCDユニット][クリーニング中のMDユニット] 難題は、スピーカー出力不能の原因。ヘッドフォンでは、正常に左右とも聞くことができた。故にアンプ由来の原因はないと判断した。 ヘッドフォンのジャックを抜くが、スピーカーとヘッドフォンを切り替えるリレー回路の動作音がしない。 よって、リレーが怪しいと判断し、パーツと周辺回路を確認。 すると、リレーを基板に接続する半田にクラックが2箇所発見された。 [スピーカ/ヘッドフォン切り替えリレーの半田クラック(中央2箇所)] 端子周りは、コネクタ類の脱着により、力が加わるため、半田付けにクラックが生じ易い。1箇所でも発見すると、その周辺と類似箇所の半田付けを全て修正する。今回も約80ヶ所を修正。 仮組上げし、動作を確認する。OK! 修理完了。再度分解し、オーバーフォール。各部を清掃/調整を行い、最終組上げを行った。 最終確認作業を行い、正常動作を確認できたので、全復旧と判断して全ての作業を完了した。 --- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年02月04日
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今回の修理は、「小型プッシュスイッチ(通称、タクトスイッチ←アルプス電気の商標らしい)」なるスイッチを使用した電子機器(ラジカセなどの音響機器、マウスなど)に共通故障の修理だ。【電子工作】工作用部品:タクトスイッチ小HK-TKS01H タクトスイッチ 小 ELPA(エルパ・朝日電機) スイッチ このタクトスイッチは物理的にも電気的にも特性が良く、また安価なため、音響機器やパソコンのキーボードやマウス、電話機のボタンなど、実に多彩な情報機器で多用されている。 [タクトスイッチ(上段)と経年劣化したその構成パーツ(下段)] このタクトスイッチと抵抗器がセットで用いられ、所定の抵抗値で電流が流れたことを制御ICが判断し、どのスイッチが操作されたかを判断する仕組みとなっている。 しかし、タクトスイッチは経年劣化には勝てず、経過時間と使用頻度により、確実に劣化する。劣化すると抵抗値が変化(増加)するため、操作されたスイッチは別のスイッチが押下されたとICが勘違いし、機器が誤動作してしまうと言うわけだ。 上の写真は、10数年前のラジカセに使われていたタクトスイッチだ。下段左端の2つのパーツが、押下により接触することで電気が流れる仕組みだが、左から2つ目のパーツを見ると、黄銅色の地金に茶色の縞模様が付いている。恐らく、酸化皮膜やカーボンと思われ、これが抵抗値を増加させる原因となる。 この原因による故障を修理するには、タクトスイッチを交換するのがもっとも確実だ。 因みに、バブル期のラジカセなどは、1台にこのタクトスイッチが50個くらい使用されているものもあり、交換作業は忍耐と時間を要することとなる。 パソコンのマウスなら2個のタクトスイッチを交換するだけで修理が完了するので、「どうも最近クリックが怪しい」と感じている諸兄は、交換修理にチャレンジしてみてはどうだろうか。もちろん、半田ごてを握る必要はあるが。
2011年02月01日
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今日の京都も、この冬一番の寒さを記録した。自宅周辺は、マイナス4度と言う冷え込みようだ。ここまで気温が下がったことは、私の記憶にはない。 窓サッシの内側に付いた水滴が、寒さで凍っていた。屋外に置いた金魚の水槽は大丈夫かと、確認をしたところ、薄氷がはっていた。[水槽にはった薄氷] 金魚は寒そうだが、泳いでいる。すごいなぁ。 一方、息子は朝から何やらしていた。 [氷の実験?] 汲み置いた水にはった氷に、小石を置いて「学校から帰ってくるまでに氷が解けて、石は沈んでるねん。」とのこと。一応、実験らしい。水槽の底には、別の小石が沈んでいた。以前にも実験をしていたようだ。 子どもは面白いなぁ。
2011年01月31日
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ラジオ(KBS京都 1143kHz)番組を聴いていると、かわいらしい二人の女性の声が耳に跳びこんできた。実にキュートな若き二人の女性が和菓子を創作し、展覧会まで開いているそうだ。 その名は、"創作和菓子ユニット「日菓(にっか)」"。 長い伝統としきたりのある和菓子。しかもそのメッカである京菓子の京都。そこで活動する彼女たちがゲストとして招かれていた。 自分たちの和菓子との出会いから、何を考え、どんな創作活動をしているのかがトークの中心。 戦後、生活様式の西洋化とともに洋菓子が圧倒的な支持を得、街角の「饅頭屋」が「ケーキ屋」に取って代わられた。 明治時代、洋菓子の出現で和菓子なる言葉が誕生した。今日に至っては、日常菓子の座をその洋菓子に譲り、和菓子は茶事など特別な行事でのみ口にするマイナー菓子になってしまって久しい。 そんな今日、彼女たち「日菓(にっか)」が創作する和菓子は、「伝統的な方法を用いて作られたものを、時代に合った感性で包みこむようなものを作りたい」との想いからか、実にユニークなものが多い。 伝統的な和菓子は、花鳥風月がモチーフとなっているが、 日菓の和菓子は今日の人事がモチーフとなっている(日菓の和菓子)。 「守る伝統」は年長さに委ね、若い二人は「創る伝統」に想いと力を注いで欲しいと思う。 明日から京都市内で展覧会が始まるようだ。 和菓子好きな私としては、陰ながら日菓を応援したい。■展覧会情報 『食べたのち無くなる展/日菓』生菓子と天気予報どちらも消費期限は本日中明日になれば生菓子は無くなり天気予報は明日の天気に明日のことを考えながら“本日中”を味わう展覧会です。2011年1月27日(木)-30日(日)12:00-17:00入場料 無料生菓子とお茶 800円〒602-8142京都市上京区西堀川通丸太町下ル下堀川町154-1ギャラリー・モーネンスコンピス(株)エーワンテック本社ビル3階
2011年01月26日
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朝、朝刊を取に行くと鉄門にきれいな雪の結晶があった。鉄門も零度を下回る温度だったのだろう、雪の結晶は、まったく解ける気配はない。[六角形の雪の結晶] 肉眼で見るのは初めてのこと、思わず写真を撮ったしだいだ。たくさん雪が降ると一粒ずつを見ることはないが、このように一粒ずつ結晶があると、思わず見入ってしまう。 他にも形の異なる雪の結晶があったが、ピントが合って写真に写せたのがこの一枚だけだった。 カメラが悪いのか腕が悪いのか、それは不明だ。
2011年01月25日
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妻が嫁入り道具で持参したゆきひらの片手なべ。さすがに柄が腐ってきたので、取り替えることにした。 100円ショップでいろいろ物色し、「山椒の木の摺りこぎ」 を柄に代用することにした。 幾分径が太いので、様子を見ながら木を削り落とす。 コーヒー焙煎の片手間に完成した。 [柄を取り替えた往年のゆきひら片手なべ] よく見ると、なべ底や内側のリベットが腐食して幾分減っている。次に柄を付け替える頃には、少なくともリベットの打ち替えが必要だろう。 道具は修理しながら、使えなくなるまで末永く使ってやりたいものだ。孫が使う頃には、付喪神が憑くかもしれない。
2011年01月21日
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今回の修理は、「SONY ZS-D55 パーソナルオーディオシステム(2000年6月発売)」だ。CDトレーが開閉しないと言う故障だった。[SONY ZS-D55(2000年6月発売)レストア済み] この機種のCDトレーは、揺りかごのように円弧を描いて出てくる凝った仕組みだ。 内部は下記のような状況。粉塵も少なく、程度は良い。前面部に向かって電子基板等が幾層か重なった構造で、分解/組上げの難易度は少々高めだ。 [ZS-D55の内部の様子] カセットテープ部は上部にあるため、直ぐに取り外すことができた。駆動ベルトの劣化も無く、清掃とアジマス調整のみでOKだった。 [ZS-D55カセットテープ部] CDプレーヤー部は取り外すのに一苦労。設計者は、さぞや苦労して実装方法を考えたのだろう。CDトレーが出ない原因は、 グリスが不足し、開閉ギアの噛み合わせがずれていたためだった。 ここで一旦組み戻し、CDが正常に再生されるかを確認。NG(^_^;だ。再度分解する。 [ZS-D55のCDプレーヤー部] CDピックアップは、 初めて目にする「DAX-11」という形式。インターネットにもほとんど情報は無かった。 レーザー出力を調整するのだが、組上げないと正常にCDを読み取るかの確認ができないと言う難儀な設計だ。 何とか調整ができ、CDを読み取るようになったが、CDによってはNo DISKとなってしまう。CDピックアップの寿命が近いようだ。 こうして修理が完了したZS-D55は、別途リモコンも入手し、現在寝室で目覚まし時計代わりに愛用している。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年01月19日
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今回の修理は、SONY "CFD-400" と SHARP "FX-1000"だ。どちらも往年のバブルラジカセだ。[SONY "CFD-400" (1990年製)レストア済み][SHARP "FX-1000"(1991年製)レストア済み] 今まで、あまりバブルラジカセを修理してこなかった。なぜなら、機能やボタンが多く、構造が複雑、修理作業に期間を要する割には修理断念の確率が高く、修理の「ワクワク感」と修理できた時の「達成感」を同時に享受しにくいためだ。また、次の楽しそうな故障機に取り掛かれないと言うのも、フラストレーションが溜まっていけない。 などと思っていたのだが、過去に落札頂いた方から、バブルラジカセの修理の依頼が舞い込んだ。修理代も頂けるとのこと。故障機入手の費用を掛けずに修理を楽しめるのは「ワクワク×2」だ。お住まいも近かったので、万一の際にも対処できるので、お引き受けすることにした。 そこで、依頼の修理品に粗相があってはいけないという事で、 デットストックしていた標記のバブルラジカセ2台を修理し、ウォーミングアップしようと考えた次第だ。 結果は、どちらもレストアを完了できた。(^_^)v SONY "CFD-400" は年を越すまでにレストアが完了。気分良く年を越せた。 一方、SHARP "FX-1000"は年始早々から着手した。もちろん故障品だが、程度が良かったので、修理完了までそうは時間がかからないだろうと高をくくっていたのだが、これが大誤算だった。 レストア完了までに、述べ5日は費やしただろうか。修理・清掃するには、分解・組立を何度か行うのだが、その度に異なる不具合が発生してしまったのだ。一時は断念しようかと思ったほどに故障が多発した。 全ての原因は共通で、電子基板の半田にクラック(半田の剥がれ)が新たに発生したためだ。内部のパーツをはずすためにコード類やコネクタ類をはずすのだが、このとき電子基板に力(応力)が加わる。この応力で経年劣化した半田に新たなクラックが発生したのだ。特にコネクタや入出力端子回りの半田で発生。 結局、レストアを完了させるために、200箇所余りも半田修正を行う羽目になり、かなりヘビーなウォーミングアップとなってしまった。(^_^; ただし、両機とも良い状態にレストアは完了した。 さて、修理依頼品が届いたので、この週末でレストアを行う予定だ。因みに機種は、「SONY "CFD-700"」。初めての機種なので、楽しみだ。--- 分解清掃&修理したラジカセやコンポを出品中 --- ★京とんびの『もったいない』オークション★あの頃のカセットやCDを もう一度ラジカセで、コンポで聞く 懐かしい音楽とともに 過ぎし日々が甦る ♪~(-_-).o○
2011年01月14日
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年始の挨拶に対し、多数の暖かいメッセージを頂き、ありがとうございました。この場を借りて、お礼申し上げます。 さて、元日からの京都(自宅近隣)の冬景色です。京都も寒い日が続きます。[元日の雪景色(自宅近くより洛北を望む)] [高野川を泳ぐ野鳥][寒そうな野良猫][比叡山][霜] 皆様も風邪などひかぬよう、ご自愛下さい。
2011年01月12日
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新春を寿ぎ 謹んで 新春のお慶びを申し上げます 昨年は本ブログをご高覧頂き、真にありがとうございました。 本年も引き続き、ご愛読のほどお願い申し上げます。 さて、私事、過労による体調不良から会社を休職し、 早二年を迎えようとしております。 勤務先には、これまでの功労を評価頂き、就業規定を上回る休職期間を頂きましたが、今もって体調万全とは言いがたいのが現状です。 よって、今日に至るも未だ医師から復職の許可を得ず、遺憾ながら来る1月末を以って退職する運びとなりました。 在職中ご指導いただいた方々、また、本ブログを通じてご支援いただいた皆様には、この場を借りて深くお礼申し上げます。ありがとうございました。 なお、今後は早期の社会復帰を視野に、自宅にて更なる養生に努める所存です。また、本ブログおよびオークション出品は、心身のリハビリを兼ね、体調の許す範囲で継続する予定でおりますので、皆さまには、引き続きご支援いただければ幸いです。末筆ではありますが、本年も皆さまにとって、良い年であることを祈念しております。 以上、略儀ながら書中にて失礼いたします。
2011年01月04日
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今年も息子が注連飾りを作ってきてくれた。ありがたく玄関に飾りる。 [注連飾り] それにしても各地で大雪。京都市内も稀に見る大雪となった。 [京都市内でも20cmを超える積雪] 息子をはじめ、近所の子どもたちは大喜びで雪合戦や雪ダルマをこさえていた。明日は実家に帰省予定だが、交通機関が機能しているか微妙なところだ。では、皆さま良いお年をお迎え下さい。
2010年12月31日
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冬休みになったらやろうと息子と約束をしていた焼き鳥をした。近所のスーパーに買出しに行き、材料を調達。息子は串打ちをしてくれた。 [焼き鳥の串を打つ] 焼き鳥はもちろん炭火焼。焼き上がるまでの時間、二人で串を返しながら、 会話を楽しむ。[七輪の炭火で焼く焼き鳥] 焼き上がった焼き鳥は、とても美味かった。いつもとは一味違う。息子も「美味しい!またやろうと」と楽しんだようだ。
2010年12月30日
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今回の修理は、株式会社シー・シー・ピーの赤外線R/Cヘリコプター「miniBee」だ。息子が昨年のクリスマスにプレゼントされたものだ。2chプロポで操縦でき、安定性も比較的良く、モーターなので室内で気軽に遊べる。 と言うものの、自動車R/Cと比べて操作は格段に難しく、息子は天井や壁にぶつけて墜落を繰り返していた。ようやく操縦に慣れてきた3ヶ月後、あっけなく尾部の回転翼(テールローター)がもげて故障してしまった。墜落させすぎぃ~。[テールローターがもげたminiBee] どうやらフレームが折れ、導線も切れてしまったようだ。修理の要領としては簡単だ。導線とフレームを再度つなげばいいだけだ。 さくっと分解する。 [分解したminiBee] 導線は折れた角フレームパイプの中を通っている。導線の接続しろを確保すべく余裕分を手繰ろうとするが、フレームが本体と強固に接着してあり、とこを導線が通っているため、手繰り寄せることができない。有機溶剤で接着剤の溶解を試みるが溶けない。瞬間接着剤の類のようだ。 視点を変え、テールローター側のわずかに残る導線を生かすことに方針変更。半田付けできるかを確認する。できない。どうやら特殊なコーディングがしてあるのか、半田のできない素材なのかまったく歯が立たない。 この時点で断念を余儀なくされた。息子は「お父さんでも修理できないものがあるんやー」とよいしょしてくれたが、やはり残念そう。 因みにメーカー修理に出すと、もう一機買えるほどの料金がかかるようだ。壊れたminiBeeは再度組み戻し、元箱に収めてお蔵入りとなった。無念。
2010年12月26日
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今回の修理は、AMアンテナの先端加工だ。ラジカセがMDドライブを搭載しだした頃から、AMアンテナが内蔵されなくなり、外部のAMループアンテナを必要とする機種が多くなった。 当初はスピーカーケーブルと同様にアンテナ線をネジ締めしたり、はさんで使用するものが多かったのだが、年代を下るに従い、専用のコネクタを採用するものが多くなった。 [専用コネクタを採用したAMアンテナの接続口] 専用のコネクタは使い易いのだが、中古機器にこのコネクタの付いたAMアンテナが付属してくることは、まずない。しかもメーカーや機種によってコネクタの形状が異なるため、別のAMアンテナを流用しようとしても口が合わなくて困る。 私が出品する表品を落札頂いた方から、AMループアンテナの希望(稀です)があれば無料で差し上げているのだが、 最近、ラジカセを落札された方から先端を加工頂けないかとご相談があり、試みることとにした。 今回、コネクタに代用したのはICソケットだ。 専用のコネクタは入手が難しいためだ。また、見つかっても発注数が1000個単位など、個人使用の手に余る場合が多い。他にもいくつかの材料で試作したが、加工性、価格ともICソケットが最も良かった。[丸ピンICソケット][AMアンテナ線と2口に分割したICソケット][半田付け接続したAMアンテナ線とICソケット] このICソケットを2口に分割し、AMアンテナ線と半田付けして接続する。絶縁と保護を兼ね、熱溶着剤で包み、結束バンドで留めた。 [代用コネクタで接続したAMアンテナ線] 本体側の接続ピンの間隔を調整し、無事に接続完了。受信も良好だ。次回から要望があればこの方法で対応することができるようになった。
2010年12月23日
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今回の修理は、ヤマハの機械式メトロノームだ。昭和50年/1975年製造と、私が修理した機械の中で最も古い。故障の症状としては、まったく動かないとのことだった。 外観は大きな傷もなくきれいだ。丁寧に使われていたことが察せられる。しかし、確かにまったく動作しない。ぜんまいを巻いてみると、既にいっぱいまで巻かれている感じだ。とりあえず分解してみる。[裏蓋を取り外した機械式メトロノーム][メトロノームから取り出した機械部] メトロノームの分解は初めての経験なので、機械部を取り出し、機構を観察する。 動力はぜんまいバネ、歯車とカムを介して振子の付いた針を左右に動かす仕組みだ。拍子用のベルを鳴らす歯車も繋がっている。昔の円盤オルゴールを思わせる形状の歯車だ。 極めてシンプルな機構で、見たところ破損や部品の脱落はなさそうだ。手の力で動力を補助してやると振子が動く。 潤滑用に赤茶色いグリスがあるが、これが硬化している為かと思い触ってみたところ、硬い。松脂のようになってしまっている。動作不能の原因は、これだ。 早速硬化したグリスを洗浄する。使用したのは自動車用金属部品の脱脂に使う溶剤だ。いつも自転車部品の洗浄に使っている。[硬化したグリスを洗浄] 角度を変え30秒ほど噴射洗浄すると、徐々に動き出した。どうしても落ちない固着グリスは竹べらでこそげ落とした。快調に歯車が回る。 新しいグリスを塗布し、ケースに収め直す。見事に動き、拍子用のベルもチンチンと鳴ってくれる。 [修理の完了したヤマハ製の機械式メトロノーム] 念のため、動作精度を確認。テンポを60に設定したときの秒数をキッチンタイマーで測定。OK。誤差は1秒未満。 機械式のメトロノームは、現在でも少数種が数社から販売されているが数千円から数万円の価格だ。一方、乾電池で動く電子式メトロノームは、千円を切る価格からあるようだ。機能も後者に軍配が上がる。 何でもかんでも電子式の現代、電気を使わず、ぜんまいを動力に動くメトロノームは、極めて「エコ」だと思う。私は迷わず「ぜんまいバネ式」を選択したいと思う。 かくて、私が小学生の頃に製造されたメトロノームは再び動作するようになり、早速息子がリコーダーの練習に活用している。ちょっと嬉しい。
2010年12月20日
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屋外にある金魚の水槽は日当たりが悪く、寒そうなので日当たりの良いガレージに移動してやった。水槽に光が差し込むと、心なしか金魚も暖かそうだ。 息子も「暖かそうで良かったね」と言うと、おもむろにチョークを持ち出してきて、地面にカリカリと何やら書き始めた。[「水槽注意」と「歩道」の案内標識] 自転車が水槽にぶつかると金魚びっくりしてが危険なので、描いたそうだ。 [駐輪番号と駐車ラインが引かれた] ついでに駐輪番号と駐車ラインも描いたそうだ。ルールを守るのが得意な息子らしい発想だ。
2010年12月13日
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今回の機器修理は番外編をお送りする。 修理をしていると、塵や埃以外にもいろいろと面白いものが出てくる。第1位 CD第2位 MD CDやMDは、まぁ出てきて当然のものだ。機器が故障して取り出せなくなるケースが多いようだ。CD-RやMDの場合は処分を依頼される方が多いので、テスト用のCD/MDとして有効利用させていただいている。 一方で、オリジナルのCD/MDの場合は、取り出せたら返して欲しいと要望される方もおられる。何度かレスキューし、返送させていただき、お礼の言葉をいただいた。やはりハードよりソフトが大事なようだ。 因みにカセットテープの取り残しには、一度もお目にかかったことがない。 第3位 クモの巣 意外と目にするのが、ねじ穴の奥や電池ボックス内の角に造られたクモの巣。網状の巣ではなく、綿状のものだ。卵を産むための巣かもしれないが、定かではない。因みに中にクモがいたことはない。第4位 貨幣(コイン) 10円玉や100円玉、ゲームセンターのコインなどが出てくる。機器を振ると独特の金属音がするので、分解前に分かることが多いが、さすがに金種までは判別できない。第4位 微笑ましい小物たち 恐らくは、子どもさんが投入したであろう小物が出てくる。写真でご覧いただこう。[ラジカセから出てきたどんぐり][ミニコンポから出てきたおもちゃの旗] なんとも微笑ましい小物たちだ。出てきた時は、思わずにんまりとしてしまう。ただ、子どもたちの名誉のために申し添えると、これらが原因で故障したケースはなかった。 以上、番外編でした。
2010年12月09日
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就寝前、息子がなかなか面白いことをして遊んでいた。[息子の壁面アート?] 子どものこういう発想がユニークで感心する。因みに衣類が土壁に張り付く原理は、マジックテープと同じ理屈である。 本来は洗濯かごに入れるべき衣類なので、妻に見つかり次第撤去と相成る。短命なアートである。
2010年12月07日
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週一回のコーヒー焙煎が生活サイクルに定着してきた。自家焙煎していれたコーヒーのうまさは格別だ。週一回焙煎を行うのは、それ以上の時間が経過するとコーヒー豆が酸化して不味くなってしまうからだ。室温保存で10日が限界のようだ。 ところで、焙煎は豆皮の飛散と煙が激しいため、室内での実施は禁止となった。このため、焙煎は専ら屋外で行う。夏は暑く、冬は寒い。ビバ・プチ・アウトドアライフ![コーヒー豆の焙煎中] 当初は焙煎の程度を色の濃さで判断していたのだが、日が暮れてくると色の判断は困難だ。なので最近は、豆の爆ぜる音で判断することにしている。色よりも音のほうが正確だ。 コーヒー豆を焙煎すると大きく二度爆ぜる音が聞こえる。一度目は豆が物理的に爆ぜる「パンパン」という感じの音。二度目は豆から出た油分が焼ける「ピチパチ」という感じの音。 この二度目の音が聞こえ出した時、豆をざるに取り出して冷却する程度の焙煎が、私の好みだ。煎り加減は「深めのシティ」位だろうか。[美しい炭火] それにしても、この炭火が美しい。静かに揺らぐ炎に、心が落ち着く。特に日が暮れてからの炎が好きだ。密かな楽しみとなっている。 [焙煎むらのあるコーヒー豆] 焙煎途中に来客や電話で手が取られると、このような焙煎むらができる。まぁ、これも自家焙煎ならではの一興と、楽しむことにしている。これでも十分おいしい。 コーヒーの自家焙煎はお勧めだ。
2010年12月05日
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息子が彫刻刀を研いで欲しいと頼んできた。この彫刻刀は、私が子供のときに使っていたものを譲り渡したもので、さすがに切れ味も悪く、刃も減っていた。 包丁や鎌は研いだことはあるが、彫刻刀は初めてだ。インターネットで先達のノウハウを検索してみる。 YouTubeに「彫刻刀の簡単な研ぎ方」があったので、こちらを参考にさせていただいた。感謝。[彫刻刀を研ぐために使った道具] 合板とガラス板、紙やすりを用意した。合板の上にガラス板を置き、600番の紙やすりから研ぎ始めることにした。まずは簡単そうな印刀から始めた。 動画を思い出しながら研いでみた。が、研ぐ前よりも更に切れなくなってしまた。(^_^; ポイントは丸くなった刃先を真直ぐな直線に直し、鋭角に研ぎ上げることだ。と理屈は分かってはいるものの、体がより刃先を丸くしてしまうようだ。刃渡りが短いので刃の角度を維持するのが大変に難しいのだ。 そこで体が慣れるまで、角度を維持する道具を使うことにした。 手近にあった洗濯バサミを代用してみた。 [研ぎ角度を維持するために洗濯バサミを代用] 角度が一定し、なかなかうまい具合に研げる。1000番の紙やすりで仕上げ研ぎを行い、紙を試し切り。OK! 印刀大、印刀小、平刀と三本を研ぐ頃には、洗濯バサミがなくても研げるようになった。 三角刀、丸刀大、丸刀小とも同じ要領で研ぎ上げた。動画にはなかったが、少しだけ裏研ぎ(刃の反対側から研ぐ)すると、更に切れ味が増した。刃先の返りが無くなるためだろう。 [研ぎあがった彫刻刀] かまぼこ板で試し彫り。初めてにしてはまずまずの研ぎ上がりでした。
2010年12月04日
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うちの息子はラジオが好きだ。しかもダイヤルを回して選局するアナログラジオが好きなようだ。韓国語や中国語など、意外な放送が飛び込んでくるのが面白いらしい。 ジャンク品のラジオカセットコーダーを入手したところ、いたく気に入ったようなので、クリスマスプレゼントとすることにした。[ジャンク品で入手した「SONY CFM-A50 ラジオカセットコーダー」] ざっと清掃して機能確認をしたところ、ラッキーなことにこれといった故障箇所はない。外装汚れや塗装はげ程度だ。 FM/AM/TVを受信でき、感度も良い。マイクを前面に内蔵しており、周囲の音もカセットに録音できる。 息子は高級車の内装のような木目調のデザインに惹かれたようだ。「好きな自動車はトヨタのクラウン」なので、彼の渋好みの琴線に触れたのだろう。[分解中のSONY CFM-A50] 分解は至ってし易い。内部は砂埃があるが、特に劣化や破損はないようだ。掃除機と刷毛を使い、丁寧に掃除を行う。[主基板を外したのSONY CFM-A50] [SONY CFM-A50のカセットレコーダユニット] すべとのユニットを取り外して清掃。筐体は洗浄した。 [SONY CFM-A50の主基板で発見した半田クラック] 気分良く組み上げていると、主基板に半田クラックを発見。基板用コネクタの半田部分だ。よくある伏兵だ。プリント配線パターンが半田もろとも剥がれていた。 まずは瞬間接着剤を流し込み、プリント配線パターンを基板に接着。念のため、基板コネクタ周りを中心に、怪しそうな部分を再半田を施した。 曇っていた透明パネルと木目パネルは研磨剤で磨き、 塗装はげのあったハンドル部は、金色で再塗装した。[修理の完了したSONY CFM-A50] 今回は順調に修理が完了した。小学校から帰宅した息子は、修理の終わったラジオを見つけると嬉しそうな顔で「直った?」「もちろん」。一足早いクリスマスプレゼントにご満悦の様子だった。--- 趣味で修理したラジカセ/ミニコンポを中心に出品 --- ★京とんびの気まぐれオークション★ (^_^)/ あの頃の懐かしいコンポを復活 (^o^)/
2010年12月03日
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今回の修理は、MDドライブを2台搭載する「ビクター NS-X7WMD」だ。両MDとCDが動作せず、CD扉が開かない言う故障状態だ。 [理前のビクター NS-X7WMD] 外装汚れをサッと拭き取り、故障箇所と修理可不可の当たりを付けるため、まずは分解。 バブル期製造の製品は機能重視で分解も難解だが、崩壊以降の製品はコスト重視のために組み立て易くできている。即ち分解もし易いことが多い。[分解中のNS-X7WMD][CDとMDユニットを取り外したNS-X7WMD] NS-X7WMDは、きわめて分解しやすい機種だった。動作不良のCDユニットには、レンズに曇りがあったため、これをクリーニング。 CD扉の開閉はゴムベルトを使用していたが、このベルトが劣化して伸びていた。このため、CD扉を開くことができなかったようだ。ゴムベルトを交換した。機械的な異常は他になかった。 次に動作不良のMDユニットに取り掛かる。 [NS-X7WMDのダブルMDユニット] 分解して分かったのだが、2台のMDユニットを搭載していると思っていたのだが、なんと1つのMDピックアップユニットを共有する仕様となっていた![1台のピックアップを共有するNS-X7WMDのダブルMDユニット] 2つの客室を行き来する接客係のようにピックアップ部が両デッキを行き来するようになっていた。 2台のMDユニットを搭載するより、こうした方が全体としてコストダウンできたのであろう。レンズクリーニングとメカ機構の清掃とグリスアップを行った。 筐体の洗浄と破損箇所の修理を行い、組上げを行った。[修理の完了したNS-X7WMD(落札済み)] 動作を確認する。珍しく一発OKで修理完了。なかなか良い音だ。MD to MDコピーもバッチリだ。一発で修理が完了することは、ほとんどない。ひどい時は、五回くらい分解・組立てを行い、修理断念ということもある。 修理成功の確立は、60%くらいだろうか。もちろん新品部品をメーカーから取り寄せて修理すれば、90%以上の確立で治る。しかし、部品代が高くつき過ぎるので原則行わない。修理を行うプロセスの面白みにも欠ける。(^_^; そんな訳で、修理し切れなかったラジカセやコンポが屋根裏に多数積まれ、二個一修理される機会を待っている。 --- 趣味で修理したラジカセ/ミニコンポを中心に出品 ---★京とんびの気まぐれオークション★(^_^)/ あの頃の懐かしいコンポを復活 (^o^)/
2010年11月28日
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