レフティーの休日

レフティーの休日

2007.03.23
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カテゴリ: 書籍・雑誌
金子 達仁,戸塚 啓,木崎 伸也 (共著)

図書館で順番待ちをして、ようやく読むことが出来ました。

06年ドイツW杯において、なぜ日本代表は無残にも敗れ去ったのか?
なぜ全く心に残らない、心に響かない戦いしかできなかったのか?
その理由に迫るべく、代表メンバー、スタッフのみならず、対戦相手も含め
50人にも及ぶ取材を行い、当時起こった様々な出来事を検証している。

著者から推測出来る通り、内容はNumberの記事の長編版といった感じである。
金子氏が名前がデカく出ているが、執筆の比率はもっとも少なく、
メンバー間の軋轢や暴露っぽい話題は、他の著者によるものだ。

彼自身が暴露したアトランタ五輪チームの崩壊と比較しつつ、
敗因の核心に迫る最終章のみを担当している。

代表チームの崩壊については、当時の週刊誌等で様々なゴシップが書かれていたが、
それらのいくつかの裏づけとなるような内容もあった。
ただし、タブロイド誌のような誹謗中傷に至るものではありません。
特に、物議を醸した日本料理屋のサイン事件の真相は、
結構あっけない出来事だった。(それに至るまでのゴタゴタの方が怖い)

人間関係をえぐる部分としては、第3章確執、第6章齟齬がおもしろいが、
ここは、一番若い木崎氏が担当(あえて金子は回避したな?)
代表の中では、土居、浩二あたりが、随所に重要な発言をしてくれています。
個人的には、俊哉くん、三浦淳の想いを綴った第2章団結(戸塚)も興味深かった。


有名なディフェンスラインの高さの対立なども、ちょっとヒデびいきが過ぎる気もする。
矢面の宮本らDF陣がちょっとかわいそうかも。

私は、広義の意味で経験とコミュニケーションの不足に原因があったと思う。
監督として素人過ぎたジーコは、監督としてのリーダーシップが無さ過ぎて選手を混乱させた。
選手達も、黄金世代などと言われ、ちょっといい気になったのか、

(すり合せる努力はしていたみたいだけど。)
そして、協会も神様に敬意を払いすぎて、全くオーガナイズでできていなかった。

一応、著者なりに敗因の結論を導きだしています。
書の中にもあるように、想像できる全ての要因が少し当っていて、少し外れているのだろう。
オシムジャパンでは同じ失敗を繰り返して欲しくないですね。

それにしても、まだ1年も経っていないのに、すっかり忘却の彼方であんまり印象に残っていない。
なんか本当に何も残らない大会だったが、せめてこの悔しさだけは忘れずにいなければ。
改めてそう思うために読んでおくのも悪くないと思います。






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Last updated  2007.03.23 20:12:03
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