レフティーの休日

レフティーの休日

2011.05.01
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監督・脚本:マイケル・マドセン

原発から生まれる放射性廃棄物の放射能レベルが生物に無害になるまでには、最低10万年を要すると考えられている。
これは、放射性廃棄物の埋蔵をめぐって、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。(作品資料より)

震災が起こるまで、原子力エネルギーの危険性についてあまり具体的な知識はなかった。
スリーマイル、チェルノブイリなどの大災害が通じて、非常に危険なエネルギーであることは認識していたが、
それが、自分の日常に近いところで起こりうることであることだと、実感することはなかった。
しっかりした対策を取れば、安全性は担保され、将来的に技術が進歩していけば、
比較的容易に放射線をコントロールできるのだろうと漠然と考えていた。
また、各方面から「CO2排出や発電コストを考えると、非常に有効なエネルギー」と聞かされており、


しかし、3.11以降、それは楽観論にすぎないことが明らかになり、
我々は既にパンドラの箱に手を掛けて、思いっきり開いていた事実に気付かされることとなった。


この作品は、世界で唯一建設中の放射性廃棄物の最終処分場であるオンカロのドキュメンタリー。
廃棄物の無力化(ここでは半減期を想定)には約10万年かかり、また、地下500kmの岩盤に建設中のオンカロの完成は約100年後だ。
もうここまで来るとSFの話なのか、現実の世界なのか区別がつかなくなってくる。
10万年後までオンカロの存在をどう伝承するのか(むしろ隠しまうのか)伝えるとしたら手段はなに?言語なのか?
人類が誕生してまだ1万年しか経っていないのだが、我々は10万年後の人類?とどうやってコミュニケーションをとればいいのか?
そんな、途方も無い難題を、真剣に議論している人たちがいる。
なんとも滑稽で、原発反対派でなくても槍玉にあげたくなるようなシーンが多々あるように思う。

でも、時間とともに、むしろ、オンカロ建設を巡り、いろいろな難題に取り組むの人達の戦いのドラマにも思えてくる。
原発を使い続ける限り、出続ける廃棄物の処理と真剣に取り組む人達。

それを本気で作ろうとするフィンランドという国の生真面目さに頭が下がる。

フィンランドは資源が乏しく、エネルギーをロシアなど東欧に依存しているそうだ。
中東の石油に依存し、過去にエネルギーを絶たれて戦争へと追い込まれた日本と似たリスクを抱えており、
原発を推進してきた経緯も日本に似たところがあると思う。
そんなフィンランドは、最終処分場まで建設する覚悟をもって、原発を推進してきた。

今実現できないことは、すべて「想定外」。
もしかして、最終処分場が本当に決まることも想定外なのかもしれない。。。

本当にこのまま進んでいっていいのだろうか?
もはやエネルギーなしで生活できない。すぐに代替可能なエネルギーはない。
こうしている間も廃棄物は貯まり続けている。

そんな原発に必要なウランも今の採掘技術では80~100年で枯渇します。



公式サイト

100万年





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Last updated  2011.11.06 18:16:58
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