晩春から夏に、長楕円形の葉の間から伸びてよく枝分かれした細い花茎の先に、銀青色の小花が集まった球状の花が咲き、花の周りをトゲのある銀青色の総苞が囲んでいます。
8月15日の誕生花は、花の下の細い総苞がユニークな花、エリンジウム(エリンジュウム)。
花の名(属名)は、古名のeryngionに由来するそうで、詳細はよくわかりませんでした。
エリンジウムは種によって、総苞の色や形、幅などが異なり、よく栽培されているのはEryngiumplanumとその園芸品種だそうです。
花言葉「光を求める」は、銀青色の花や総苞、茎葉に金属光沢のあることからつけられたのでしょうか。
花言葉「秘めた愛」は、ちょっとチクチクするとがった小さな花の中に秘密を隠しているような、不思議な美しさのある花の印象からきているのでしょうか。
初夏のハーブ園で、エリンジウムが分枝して四方に伸びた細い花茎の先に、マツカサに似た花がくっきりと浮き上がるように、にぎやかに咲いていました。
エリンジウムは冷涼で乾燥した場所を好み、暖地の高温多湿に弱く、ハーブ園のように次々と花をつけたことはないので、茎や総苞の青みを帯びた色に目が釘づけになりました。
セリ科エリンギウム属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ南東部~中央アジア別名:エリンギウム
エリンジウム(エリンジュウム)の花言葉:秘めた愛、秘密の愛情、秘密の恋、無言の愛、光を求める。
エリンジウム(エリンジュウム)の誕生花:7月25日、8月15日、8月28日、8月31日
流通時期:ポット苗や鉢花を春~初夏に見かけます。
ACID NATURE 乙庭
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