晩春から夏まで、茎が這うようにして広がっていき、縁に粗いギザギザ(鋸歯)のある葉のわきに、小さな白い5弁花が次々と咲き続け、秋に赤紫色の小さな実がなります。
12月29日の誕生花は、散りばめたように咲く可憐な白花、エクボソウ(笑窪草)。
花の名は、純白の小さな花の形がエクボに似ていることから名づけられました。
別名のプラティア(属名)は19世紀のフランスの海軍士官Charles L. Prat-Bernonの名にちなんでつけられています。
エクボソウの学名はPratia angulateで、種小名はangulata(角張った)です。
花言葉「物事に動じない」は、花弁がちぎれて足りないようにも見える小さな花が堂々ときれいに咲き広がっていく様子からつけられたのでしょうか。
それとも、どんな状況でもエクボを浮かべて微笑んでいるような花の印象からでしょうか。
別名のムラサキコケモモ(紫苔桃)は、ワインレッドの極小の実がコケモモに似ていることからつけられています。
エクボソウはお花屋さんで教わった通り、春の小さなプランターの寄せ植えにし、晩春になると片隅で茎をどんどん伸ばしながら、花を一面に咲かせましたが、実は雨で落ちてしまいました。
今はプランターから外へ長く茎を垂らし、葉を少しずつ落としています。
プラティア属の仲間に、実の大きなオオミムラサキコケモモやスターラベンダーなどがあります。
キキョウ科プラティア属、半耐寒性多年草、原産地:ニュージーランド別名:プラティア、ムラサキコケモモ(紫苔桃)
エクボソウ(笑窪草)の花言葉:物事に動じない。
エクボソウ(笑窪草)の誕生花:12月29日
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