弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

早春から初夏にかけて、白いうぶ毛が生えゴワゴワした銀色の葉の間からつぼみをたくさんつけた花茎を伸ばし、くっきりした星形の青い花がうつむきかげんに次々と咲き続けます。

５月２１日の誕生花は、さわやかな香りのある若葉と甘味のある花に薬効があるハーブ、ボリジ。

花の名は、ラテン語のborra（剛毛、粗毛）で、茎や葉が白いうぶ毛におおわれていることから名づけられました。

花言葉「勇気」は、古代ギリシャ時代から心の憂さを払い、勇気を生み出すハーブと信じられ、中世の十字軍の出征のとき、この花を入れた杯で勇気を奮い立たせたことからつけられたのでしょう。

花言葉「心変わり」は、咲き始めがピンク色で、時間が経つと青色に変わっていく花の移りゆく花色をあらわしたのでしょう。

青い花をワインなどに入れると、ピンク色に変化するそうです。

ボリジはベリー類と相性のよいコンパニオンプランツで、イチゴと一緒に鉢植えにすると、イチゴにおおいかぶさりましたが、一年草なので下葉が枯れて、イチゴにも日がよく当たり赤く熟しました。

植物園のハーブガーデンでは、次々と青い花をたくさんの株いっぱいに咲かせ、変種の白花も咲いていました。

別種に矮性で多年草のクリーピングボリジがあるそうです。

ムラサキ科ボラゴ属、耐寒性一年草、原産地：地中海沿岸別名：ルリチシャ（瑠璃萵苣）、スターフラワー

ボリジの花言葉：勇気、憂いを忘れる、心変わり。

ボリジの誕生花：３月３１日、４月１３日、５月２１日

流通時期：ポット苗を春と秋に見かけます。
ハーブとイタリア野菜の楽天市場店 、 e-フラワー 、 園芸ネット プラス 、 はなや　IchiJin‘いちじん’ さんにあります。

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