晩秋に、長いへら形の葉をつけてよく分枝した茎先に、鮮やかな黄色い花が咲き始め、真冬の寒さの中でも次々に咲き、春になると絨毯のように広がります。
11月7日の誕生花は、太陽を追いかけながら咲く輝く黄花、カレンデュラ フユシラズ(冬知らず)。
花の名は、どの月の初めにも咲いているほど花期が長いことからつけられたラテン語のCalendae(月の最初の日)と、真冬でも次々と花を咲かせることから名づけられました。
カレンデュラ フユシラズ(冬知らず)は江戸初期に渡来してキンセンカ(金盞花)と呼ばれていましたが、中国から入ってきた花の大きいトウキンセン(唐金盞)にその名を譲りました。
花言葉「暗い悲しみ」は、キリスト教が広まったヨーロッパで、キリスト教徒を迫害したローマ皇帝のシンボルカラー黄色を嫌って、黄花を否定的に見る傾向があったことからつけられています。
花言葉「乙女の美しい姿」は、光輝くような花色につけられたのでしょうか、それともアポロンの神話の他にも伝説があるのでしょうか。
カレンデュラ フユシラズはキンセンカの近縁種で、キンセンカと同じ花言葉「別れの悲しみ」「悲嘆」などが太陽神アポロンのギリシャ神話に基づいてつけられています。
鉢植えのポット苗のフユシラズは日が射すと開き、日が落ちると閉じ、曇りの日は閉じています。
植物園の春の花壇では、鉢植えと同じ小さな苗だったフユシラズが一緒に植えられたキンセンカにおおいかぶさるように咲き広がっていました。
キク科カレンデュラ属、秋まきの耐寒性一年草、原産地:南ヨーロッパ別名:寒咲きカレンジュラ、カレンデュラ
カレンデュラ フユシラズの花言葉:乙女の美しい姿、失望、暗い悲しみ、用心深い、悲嘆、別れの悲しみ。
カレンデュラ フユシラズの誕生花:1月12日、1月29日、2月8日、2月9日、11月7日、12月15日
流通時期:ポット苗を晩秋~冬に見かけます。
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