ゴールデンウィークの頃に、広い卵形の葉をつけた枝先に、淡い紫色の香りのある筒状花がたくさん集まって、木の枝いっぱいに咲きます。
11月8日の誕生花は、日本国政府や貨幣の紋章や家紋の花、キリ(桐)。
花(木)の名は、切ってもすぐに芽を出し、どんどん成長することからのキル(切る、伐る)が転訛したものという説と、木目が美しいことからの木理(キリ)という説があります。
漢字の桐は、木の幹が筒のように、また胴体のようにまっすぐに伸びて立つ姿からつけられています。
花言葉「高尚」は、高貴な色とされる紫色にふさわしく、まっすぐ堂々と伸びて木の枝葉を彩る花の上品な美しさからつけられたのでしょう。
キリは10~15年で成長して、非常に軽くて湿気を吸わないよい材質をしているので、昔は女の子が生まれたら苗を植え、嫁入り道具に高級家具の桐箪笥をつくる風習がありました。
童謡のあかとんぼの歌詞に、「十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き・・・」とあるので、生まれてから植えても、タンスをつくっても間に合うほど、どんどん大きくなるようです。
子供の頃には近くの農家の広い庭先などで見かけたキリの花も、今では山中に遠く見るだけでしたが、何年か前から道路わきの駐車場片すみに淡い紫色の花を咲かせています。
間近に花が見られ、次々と咲いた花の数だけ卵形の実を結び、実は熟すと下部がさけてタネを飛び散らせたあとも茶色くなって、翌年の花や実のかたわらに残っていました。
ゴマノハグサ科キリ属、耐寒性落葉高木、原産地:中国別名:キリノキ(桐の木)、ハナキリ(花桐)
キリ(桐)の花言葉:高尚。
キリ(桐)の誕生花:5月9日、11月8日
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