弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

晩春から初夏に、枝先のつやのある葉のわきに、淡い紫色の小さな花が固まって咲き、雌株の雌花はたくさんの緑の小さな実を結び、秋に真っ赤に熟します。

１２月１９日の誕生花は、冬を美しく彩るたわわな赤い実、クロガネモチ（黒鉄黐）。

花（木）の名は、葉柄と若枝の黒紫色と、樹皮から鳥もちをつくることからつけられたモチノキ属であることから名づけられました。

花言葉「仕掛け」は、樹皮から鳥黐（とりもち）をつくって、木の枝や黐竿（もちざお）などに塗って小鳥を捕まえたり、ハエとり紙に利用したことからつけられています。

花言葉「魅力」は、花が咲く時期になっても、まだ赤い果実をたくさんつけていて長く実の美しさを楽しめることからつけられたのでしょうか。

花言葉「執着」は、花が咲く晩春になってもまだ枝にたくさん残る赤い果実からでしょう。

近くの公園では、冬に鳥に実を食べられなかったクロガネモチは枝にたくさんの実をつけたまま、春につぼみをつけ、花を咲かせています。

晩秋頃からご近所のあちこちで、ブロック塀越しに濃い緑の葉に映えて美しい真っ赤な実が見られます。

モチノキ科モチノキ属、常緑高木、原産地：日本、中国、台湾別名：クロガネノキ（黒鉄の木）

クロガネモチ（黒鉄黐）の花言葉：魅力、寛容、執着、仕掛け。

クロガネモチ（黒鉄黐）の誕生花：１２月１９日

流通時期：苗木を秋に見かけます。
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