花の名前 0
ラ行の花 0
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晩夏に、濃い緑色の葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、紅紫色の花弁にシワのよった小さな6弁花が穂になって次々と咲きます。8月13日の誕生花は、残暑の中で次々と元気に咲く小花、ミソハギ(禊萩)。花の名は、禊禊(みそぎ)に使うハギ(萩)に似た花で、花穂に水を含ませてお盆の供物に水をかける風習から呼ばれたミソギハギが転じたといわれています。別名のボンバナ(盆花)やショウリョウバナ(精霊花)は、田んぼや畦に植えられ、旧暦のお盆の頃に咲き、古くから仏事に利用されていることから呼ばれています。 花言葉「切ないほどの愛」は、お盆の頃に咲く花を見ると亡くなった人に思いを馳せたことからつけられたのでしょう。花言葉「愛の悲しみ」は、お盆に仏様やお墓に供える花であることからつけられています。それとも、ミソハギの学名Lythrum ancepsの属名がギリシャ語の lythron(血)で、血のような花色が悲しみを連想させるのでしょうか。 水辺などの湿った場所では大株になり、群生して咲く鮮やかな紅紫色の長い花穂を見る限り、悲しみとは縁がなさそうで、盆花でなければ別の花言葉になったのではと思っていました。ミソハギは鉢植えでも、次々と花茎を伸ばしてたくさんの小さな花がきれいに咲きます。ミソハギ科ミソハギ属、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島別名:ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ミズカケグサ(水掛草)ミソハギ(禊萩)の花言葉:切ないほどの愛、純真な愛情、悲哀、慈悲、愛の悲しみ。ミソハギ(禊萩)の誕生花:8月13日、9月6日、10月11日、10月18日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。charm 楽天市場店、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、山野草と盆栽の専門店ヴェールモアさんにあります。 クランベリー
2014.08.13
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夏から初秋に、どんどん伸びるつるの葉のわきから出た長い花柄に、白い小さな4弁花がまとまって咲き、風船のような黄緑色の実がつるにぶら下がり、褐色になると落ちます。8月12日の誕生花は、紙風船をふくらませたような黄緑色の実、フウセンカズラ(風船葛)。花の名は、つる性で、花後に黄緑色の紙風船のような実がなることから名づけられました。フウセンカズラの学名Cardiospermum halicacabumは、属名がギリシャ語のcardia(心臓)とsperma(種子)で、タネにハート形の模様があることからつけられています。種小名のhalicacabum(ホオズキのような)は、実がホオズキの実に似ていることに由来します。 花言葉「いっしょに飛びたい」「あなたと飛び立ちたい」は、風船のようにふくらんだ黄緑色の実が風にゆらゆら揺れて飛んでいるように見える姿からつけられています。花言葉「多忙」は、せっせと花を咲かせ、実を順々に黄緑色の風船のようにふくらませ、茶色になって落ちるまでのせわしない様子をたとえたのでしょう。 子供の頃には、実の中で仲よく寄り添う3つタネがお猿の顔に見えましたが、ガーデニングを始めた頃には黒いタネにハート形が浮かんで見えました。今も夏になると、ご近所の畑やフェンスのあちこちで、葉の間でふわふわと浮かんでいるようなかわいらしい実を見かけます。ムクロジ科フウセンカズラ属(カルディオスペルマム属)、非耐寒性春まき一年草、原産地:東南アジア、中南米別名:バルーンバインフウセンカズラ(風船葛)の花言葉:あなたと飛び立ちたい、いっしょに飛びたい、あなたとともに、多忙。フウセンカズラ(風船葛)の誕生花:6月17日、8月6日、8月12日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。敬老の日
2014.08.12
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晩春から初夏に、枝先の互い違いに生えた楕円形の葉のわきに、香りのよい白い5弁花がまとまって咲き、花後にできる緑の小さな実は秋に熟して黄色くなります。8月11日にご紹介する誕生花のわからない花は、すっきりした酸味で香り豊かな濃緑色の柑橘、スダチ(酢橘)。花(木)の名は、酸っぱいタチバナ(橘)からの酢橘(すたちばな)が転訛したもので、果実に多く含まれる果汁を食酢として使っていたことから名づけられました。スダチはユズやカボスと近縁の香酸柑橘類で、カボスよりひと回り小さく果皮が緑色の果実は酸味が強く、香りの高い果汁をもち、調味料や薬味に使われます。 花言葉「純潔」は、甘くさわやかな香りのする白い花の清楚な印象からつけられています。スダチは別名でアワミカン(阿波蜜柑)と呼ばれるように、徳島県の名産で、昔の通販カタログでは扱われていませんでしたが、今は見かけます。 鉢植えのスダチはまだ木が小さく、花もぽつりぽつりと咲き、実も数えるほどしかなりませんが、ご近所の大きい木には実が鈴なりになって、取り残された実が黄色くなっているのを見かけます。スダチは初秋の青い未熟果が最も味がよく、果皮が黄色くなると酸味が低下し、独特の香りが消えてしまいます。スダチは7月16日の誕生樹だそうです。ミカン科ミカン属、半耐寒性常緑中低木、原産地:日本別名:アワミカン(阿波蜜柑)スダチ(酢橘)の花言葉:純潔。スダチ(酢橘)の誕生花:―流通時期:苗木を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、国華園、土っ子倶楽部、遊恵盆栽 楽天市場店、GRANDY、あなたの街のお花屋さんイングの森、ガーデニングショップ四季の里、打出農園さんにあります。 8月11日の誕生花 ハクチョウゲ(白丁花)の花言葉「純愛」、満天の星のようにきらめく花
2014.08.11
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初夏から秋まで、細く切れ込んだ涼しげな葉を広げてどんどん伸びていくつるに、濃い赤やピンク、白の星形の5弁花が咲き続けます。8月10日の誕生花は、糸のように細長い葉に深紅色の花、ルコウソウ(縷紅草、留紅草)。花の名は、細い糸(縷)のような葉と鮮やかな紅色の花から名づけられました。別名のカボチャアサガオ(南瓜朝顔)は、江戸初期にカンボジアから渡来し、花がアサガオ(朝顔)に似ていることからつけられています。 花言葉「繊細な愛」は、細やかで優美な葉のわきから花柄を出して咲く花の印象からつけられたのでしょう。花言葉「わたしは忙しい」は、タネをつけながらつるを伸ばして次々と新しい花を咲かせることからつけられています。花言葉「常に愛らしい」は、毎日星形のかわいらしい花が咲くことからでしょう。花言葉「でしゃばり」は、長い花柄の先の長い花筒の花が葉から飛び出ている様子をたとえたのでしょうか。それとも、どこまでもつるを伸ばして周りの木など何にでも絡みつき、わずらわしいことからきているのでしょうか。 旺盛に伸びるつるをネットなどに上手に絡ませ、適当に茎をまびくと、レースのカーテンのようになり、花も多く咲きます。初秋まではこぼれダネも土の上に落ちると、すぐ芽を出して双葉のときから一目でルコウソウとわかる繊細な葉を広げます。ルコウソウの仲間には、ハート形をした葉のマルバルコウ(丸葉縷紅)、カエデのような葉をしたハゴロモルコウ(羽衣縷紅)があります。ヒルガオ科イポメア属、つる性一年草(本来は非耐寒性多年草)、原産地:熱帯アメリカ別名:カボチャアサガオ(南瓜朝顔)、ホソバルコウソウ(細葉縷紅草)ルコウソウの花言葉:繊細な愛、おせっかい、でしゃばり、常に愛らしい、元気、わたしは忙しい、多忙。ルコウソウの誕生花:7月23日、8月8日、8月10日、8月11日、8月24日流通時期:ポット苗を春に見かけます。ハートカズラ チョウセンゴミシ イタビカズラ
2014.08.10
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夏の夕暮れに、細長い葉の間からまっすぐ伸びた長い花茎の先にいくつもののつぼみをつけ、鮮やかな黄色の6弁花が斜め上向きに夕方開き、翌日の朝にしぼみます。8月9日の誕生花は、夕闇に美しく浮かぶルミナスカラーの一日花、キスゲ(黄菅、黄萓)。花の名は、レモンイエローの花色と、葉が笠や蓑の材料にするカヤツリグサ科のスゲ(菅)に似ていることから名づけられました。別名のユウスゲ(夕菅、夕萓)は、花が夕方から咲き始めることからつけられています。 花言葉「麗しき姿」は、薄暗い中で、宙に浮いたようにくっきりと見える花弁の先が軽く反った筒状の美しい花の姿につけられています。花言葉「媚態」は、月の光を受けてぽっかりと浮かぶ花に艶めかしさが感じられることからきているのでしょうか。 キスゲは夕方から開き始め、夜に窓からもれる照明に映えて、レモンイエローの花が美しいので、鉢植えを一鉢、南の窓辺に置いています。プランターのキスゲは夕方の水やりのときに、毎夕のように次々と開く花を楽しんでいます。たくさんの花が見られるように、タネを採って増やしています。ユリ科ワスレグサ属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:ユウスゲ(夕菅、夕萓)キスゲ(黄菅、黄萓)の花言葉:麗しき姿、媚態。キスゲ(黄菅、黄萓)の誕生花:8月9日、8月14日流通時期:ポット苗を秋~春に見かけます。園芸ネット プラス、紫桜館 山の花屋 楽天市場店、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。 秋植え球根
2014.08.09
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夏から初秋に、茎先にいくつも集まった濃いピンクのつぼみから長いおしべとめしべを四方に突き出して、ピンクの4弁花が夕方茎の周りに咲き、花色が白く変わって散ります。8月8日の誕生花は、蝶のように軽やかで美しい一日花、セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)。花の名は、明治初期にヨーロッパから渡来し、風に舞う蝶のような姿から名づけられました。セイヨウフウチョウソウの学名はCleome spinosaで、属名がカラシに似た植物につけられたラテン語の古名だそうで、種小名の spinosa(棘の多い)は、茎に鋭いトゲがあることに由来します。 花言葉「秘密のひととき」は、夕方に咲き始め、翌日の夕方に散ってしまう一日花であることからつけられているそうです。花言葉「風に舞う胡蝶」は、花の形が風に舞う蝶を連想させることからつけられています。花言葉「思ったほど悪くない」は、花を足の長い蜘蛛にたとえてスパイダーフラワーと名づけられた英名の花の名から、想像したよりずっと美しいことからでしょうか。 子供の頃、クレオメはオイランバナ(花魁花)とも呼ばれていましたが、夏の夕方から夜にかけて開花し、夕方になるとほんのりとしたピンクがきれいに見えたからでしょう。一日花が次々と絶えることなく、上へ上へと咲きのぼって夏花壇の背景を飾り、下の方にさや状のタネが四方に伸びてつき、熟すと割れてタネをはじき出します。残暑の頃にこぼれダネから芽を出して、秋に咲く花はコンパクトです。以前、クレオメ畑に白や赤紫などの花が咲き誇っていました。フウチョウソウ科フウチョウソウ属(クレオメ属)、春まき一年草、原産地:南アメリカ別名:クレオメ、スイチョウカ(酔蝶花)、フウチョウソウ(風蝶草)セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)の花言葉:秘密のひととき、あなたの容姿に酔う、思ったほど悪くない、風に舞う胡蝶。セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)の誕生花:7月29日、8月8日、8月18日、9月24日、10月15日流通時期:ポット苗を晩春~夏に見かけます。あなたの街のお花屋さんイングの森、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店さんにあります。 秋植え球根 寒咲きクロッカス ラケナリア テコフィラエア
2014.08.08
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夏から秋にかけて、よく茂った濃い緑の葉の上に、真っ赤な唇形の花が長い穂になって咲き上がり、花が落ちたあとも、ガク(萼)が燃え立つような色を失わないで長く残ります。8月7日の誕生花は、夏の花壇を彩る最もポピュラーで情熱的なサルビア・スプレンデンス、ヒゴロモソウ(緋衣草)。花の名は、緋の衣をまとった草で、花が緋色の萼をまとったように見えることから名づけられました。ヒゴロモソウの学名Salvia splendensは、属名がラテン語のsalvare(治療)、salveo(健康、よい状態)で、薬用ハーブとして知られているセージが仲間にあることからつけられています。サルビアの仲間は多くありますが、単にサルビアというと、明治中期に渡来したヒゴロモソウを指しています。 花言葉「私の心は燃えている」「燃える思い」は、燃えるように鮮やかな緋紅色を現わす言葉だそうです。花言葉「家庭の徳」「家族愛」は、古代ヨーロッパの「長生きしたければ、庭にセージを植えなさい」という諺があるセージ(薬用サルビア)からきているのでしょう。 子供の頃、公園や学校の花壇で咲いていたのは、ヒゴロモソウ(緋衣草)と呼ばれる品種だけでしたが、そのうち改良された園芸品種の紫や白なども見かけるようになりました。サルビアと聞くと、まっさきにサルビア・スプレンデンスの真っ赤な花が浮かぶほど強烈な花で、今も夏休みの学校の校庭や公園の花壇などを彩っています。シソ科サルビア属(アキギリ属)、非耐寒性多年草(春まきの一年草扱い)、原産地:南アメリカサルビア(ヒゴロモソウ)の花言葉:私の心は燃えている、燃える心、家族愛、家庭の徳、尊敬、知恵。サルビア(ヒゴロモソウ)の誕生花:8月6日、8月7日、8月31日、9月19日サルビア(赤)の花言葉:燃える思い。サルビア(紫)の花言葉:知恵。サルビア・スプレンデンスの流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。産地直送 石井農園さんにあります。サルビアの仲間 ダンギク
2014.08.07
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夏から晩秋まで、枝分かれして自然に形よく茂り大株になって、黄と赤紫、白とピンク、淡紫と濃紫などの花弁の内と外で色の違う唇形花がどんどん咲き続けます。8月6日の誕生花は、大きく口を広げておしゃべりしているようなかわいい花、トレニア。花の名は、18世紀のスェーデンの宣教師Olaf Torenにちなんで名づけられました。英名のwishbone flowerは、先が二つに割れためしべの形がY字型の鶏の胸骨(ウィッシュボーン)に似ていることから呼ばれています。ウィッシュボーンは欧米で古くから幸運を呼ぶと考えられていて、料理で見つけたら二人で引っ張り、折れなかった方の願いが叶うそうです。 花言葉「ひらめき」は、虫や風が運んできた花粉を逃がさないように、二つに割れためしべの先に触れると閉じる習性があり、その俊敏な動きから連想されたものだそうです。花言葉「あなたを思ってやまない」は、あふれるほど咲き続ける花に思いの深さをたとえたのでしょう。 トレニアは何年か前に黄、白、青の三色を植えたにプランターから近くの丸鉢に、青い花だけがタネを落としたようで、毎年晩夏になると花を咲かせています。植物園では、青、白、ピンクの三色の花が花壇いっぱいに植えられて、たくさんの花が咲き広がっています。ゴマノハグサ科トレニア属(ツルウリクサ属)、春まき一年草(非耐寒性多年草)、原産地:アフリカ、熱帯アジア別名:ナツスミレ(夏菫)、ハナウリクサ(花瓜草)トレニアの花言葉:温和、可憐、可憐な欲望、ひらめき、あなたを思ってやまない。トレニアの誕生花:8月4日、8月5日、8月6日、8月28日、9月27日流通時期:ポット苗を春~初夏に見かけます。園芸ネット プラス、あなたの街のお花屋さんイングの森、元気彩園- 46 BLOOM flower worksさんにあります。 イチゴノキ
2014.08.06
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初夏から初秋に、ハート形の葉を互い違いにつけて高く立ち上がった太い茎先に、鮮黄色の舌状花が中央の褐色の管状花のまわりを取り囲む大きな花(頭花)を横向きに咲かせます。8月5日の誕生花は、真夏の太陽のように咲き誇る大輪の花、ヒマワリ(向日葵、日回り)。花の名は、太陽の移動につれて花の向きが回ると考えられていたことから名づけられ、国により呼び名が変わっても、太陽にちなんだ名前がつけられているそうです。漢字の向日葵は17世紀に中国から渡来したときの漢名を用いています。ヒマワリは古代インカ帝国では太陽の花と尊ばれ、16世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見した後、スペイン王立植物園に持ち込まれ、ヨーロッパ中に広まりました。 花言葉「敬慕」は、ギリシャ神話の海の精クリティのアポロンへの思いを表したものです。思いをアポロンに聞いてもらえなかったクリティは、地上に直立し九日九夜の間、太陽を見つめとおし、やがて足から根が出て、顔は花に、黒髪は葉に変ってしまったと伝えられています。花言葉「あなただけを見つめる」「あこがれ」は、成長期の花が太陽の動きに合わせて向きを変えることからきています。 花が大きくなると、頭が重く動きが取れなくなって、東(明るい方向)を向いたままになるそうで、旅先のヒマワリ畑で同じ方向を向いて咲く花の後姿を眺めました。ご近所の畑で、ロシアで改良された食用ヒマワリが花弁の短い、芯の大きい花を咲かせています。ヒマワリはスクッと存在感たっぷりの大輪一重咲きや、八重咲き、よく枝分かれして四方を向いてにぎやかに咲く花、鉢植えで花を楽しめる矮性種などがあります。花色も改良されて、レモン色や紅色、チョコレート色などもあります。キク科ヒマワリ属、春まき一年草、原産地:北アメリカ別名:ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)ヒマワリの花言葉:あこがれ、あなただけを見つめる、光輝、熱愛、情熱、敬慕。ヒマワリの誕生花:7月4日、7月6日、7月9日、8月1日、8月5日、8月15日、8月22日、8月31日流通時期:ポット苗を春~夏に見かけます。あなたの街のお花屋さんイングの森さんにあります。ハートツリー ハートカズラ
2014.08.05
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夏に、幅広の線形の葉の間から伸びた太い花茎の先に、小葉(苞)を何枚も茂らせ、茎の周りにたくさんつぼみをつけ、白い星形の小花が咲き上がり、咲き進むと花色が緑色に変わっていきます。8月4日の誕生花は、一度見ると忘れられない花と名前のパイナップルリリー、ユーコミス。花の名は、ギリシャ語のeu(十分、良い)とkome(頭髪)で、花茎の先のパイナップルのクラウン(冠芽)に似た、何枚もの小さな苞(ホウ)を美しい髪の毛にたとえて名づけられました。英名のPineapple lilyは、花穂の形がパイナップルの果実に似ていることから呼ばれ、同じ花言葉がつけられています。 パイナップルの花言葉「あなたは完全です」「あなたは完璧」は、外側のトゲトゲした眼(eye)一つが一個の花の果実で、たくさんの果実が一つに結合していることからきています。ユーコミスの花言葉「あなたは完璧」「あなたは完全です」は、花茎の周りにびっしりつけたつぼみがすべて咲ききる見事な花の姿からつけられたのでしょう。 ユーコミスは高性種と矮性種を植えていますが、高性種は小さな星のような花がたくさん開くと、花の重みで花茎がおじぎしてしまいます。毎年、矮性種は花茎を出すのが高性種より遅いのですが、今年は球根が増えていて、花は見られないようです。花色は淡黄色や淡緑色、赤紫、白などがあります。ユリ科ユーコミス属、耐寒性・耐暑性春植え球根、原産地:南アフリカ別名:パイナップルリリーユーコミスの花言葉:完璧、あなたは完璧、あなたは完全です、完全。ユーコミスの誕生花:8月4日、10月5日、12月20日流通時期:球根を冬~早春に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、e-フラワー、トオヤマグリーンさんにあります。 パイナップルの苗と実
2014.08.04
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初夏から秋まで、株立ち状になり横に広がって次々と伸びる細い枝先の長い円錐形の花穂に、紫や白などの花弁が四つに裂けた小さな筒状の花が数えきれないほどまとまって咲き、甘く香ります。8月3日の誕生花は、チョウが集まる夏の花木、ブッドレア。花の名(Buddleja)は、17~18世紀のイギリスの植物学者Adam Buddleにちなんで名づけられましたが、綴りは植物分類学の父リンネがBuddleiaではなくBuddlejaと綴ったそうです。英名のbutterfly bushは、灌木で花穂が甘く香ってチョウを集めることから呼ばれています。ブッドレアはヨーロッパで改良されて明治時代に渡来した中国原産のBuddleja davidii(フサフジウツギ)の園芸品種が多く栽培されています。 花言葉「恋の予感」は、甘い香りと蜜にひきつけられてチョウがひらひらと訪れる花の印象からつけられています。花言葉「親しみのある関係」は、長い花房に花径1cmほどの小さな花が寄り添ってびっしり咲くことからつけられたのでしょう。それとも、花が咲くと喜んで訪れるチョウとの親密な間柄からきているのでしょうか。 鉢植えの白花のブッドレアは矮性種で、開花後に花がらを切ると、新しく枝を伸ばして花穂をつけるので長く楽しめます。フリンジがかった白い花弁の中心がオレンジ色で、風にゆれながら甘い蜜の香りでチョウやハチを誘っています。ブッドレア フラワーパワーはユニークな新品種で、咲き始めの紫の花は咲き進むとラベンダーピンクになり、アプリコットオレンジに変化するそうです。フジウツギ科フジウツギ属、耐寒性落葉低木、原産地:中国別名:バタフライブッシュ、フサフジウツギ(房藤空木)ブッドレアの花言葉:恋の予感、魅力、あなたを慕う、深い信仰心、親しみのある関係。ブッドレアの誕生花:7月14日、8月3日、9月13日、10月20日。流通時期:ポット苗や鉢花を夏に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、苗通販店:ぐりーんべりぃ、千草園芸、おぎはら植物園さんにあります。
2014.08.03
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夏から秋にかけて、大きく厚い緑色の葉の間からたくさんつぼみをつけた花茎を伸ばし、おしべがヒラヒラと大きく鮮やかに花弁化して、赤や黄、オレンジ、ピンクなどの花が次々と咲きます。8月2日の誕生花は、真夏の太陽を受けて咲くトロピカルフラワー、カンナ。花の名は、古代ケルト語のcana(杖)、can(葦)で、茎が管状になっていることからという説や、ギリシャ語のkanna(葉)からという説などがあります。英名のIndian shot(インデイアンの弾丸)は、タネが弾丸のように硬く、形が似ていることからつけられています。カンナはコロンブスのアメリカ大陸発見後、ヨーロッパに伝わった花の一つで、江戸初期に原種のダンドク(Canna indica )が、明治末に花の大きい園芸品種が渡来しました。 花言葉「南の誘惑」は、南の国の島の娘を連想させる色鮮やかに咲く花の強烈な印象に与えられたそうです。花言葉「快活」「若い恋人同士のように快活」は、暑さにびくともしないで、堂々と華やかに咲く鮮やかな赤や黄色の花の姿にたとえたのでしょう。赤いカンナの花言葉「堅実な末路」は、悪魔のデワダットが大地の怒りに触れて、大地にあいた大穴にのみこまれたというビルマ(ミャンマー)の伝説からつけられたのでしょう。仏陀(ブッダ)の高名を妬んだ悪魔が、丘の上から仏陀めがけて大岩を落としたところ、岩は当たる前に砕けましたが、破片で足を怪我した仏陀が流した血からカンナの花が咲いたそうです。 植物園では、高さ50~70cmほどの矮性種の赤や黄色の花を次々と咲かせ、ご近所の田畑の片隅などでは、昔からのポピュラーな赤や黄の花も見かけます。今では葉の色も多彩で、葉脈が緑色の黄やオレンジの葉やダイナミックな斑の入る葉、銅葉などがあります。カンナ科カンナ属、春植えの耐寒性球根、原産地:中央アメリカ、南アメリカ、熱帯アジア別名:ハナカンナ、ダンドク(檀特)カンナの花言葉:快活、若い恋人同士のように快活、情熱、熱い思い、南の誘惑、妄想、堅実な末路、堅実な生き方、堅実な未来。カンナの誕生花:6月30日、8月2日、8月3日、8月13日、8月19日、9月21日流通時期:鉢花を初夏に見かけます。SORA、Green Box (グリーンボックス)、おぎはら植物園、ハッピーガーデン、千草園芸さんにあります。 アマゾンリリー
2014.08.02
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初夏から晩秋まで、よく枝分かれしてこんもりした卵形のつやのある小さな葉の上に、紫がかった青や白い小さな六弁花が涼しげに次々とたくさん咲きます。8月1日の誕生花は、夏を彩るかわいい花、エキザカム。花の名(属名)は、ギリシャ語のex(外へ)とago(出す)で、古くに解毒作用があるとされていたことから名づけられました。 花言葉「あなたの夢は美しい」は、紫がかった青や白、赤紫の花弁と中心の黄色い葯のコントラストが美しい小花が咲き続ける姿に対して与えられたのでしょうか。花言葉「愛のささやき」は、葉も花も小さく、丸くこんもりとした株をおおうように、たくさん咲く愛らしい姿をたとえたのでしょう。「愛のささやき」の内容はやはり花言葉の「あなたを愛します」で、花の数ほど、繰り返し、繰り返し「あなたを愛します」とささやくのかな。 咲き終った花を摘み取ると、次々と花芽が出てきて、夏の高温多湿を風通しのよい場所で上手に越すと、晩秋までよく咲き、室内に入れると年末頃まで咲きます。エキザカムは一重咲きと八重咲き、斑入り葉などがあります。リンドウ科エクサクム属、常緑多年草(春まき一年草扱い)、原産地:南~東南アジア別名:ベニヒモリンドウ(紅姫竜胆)エキザカムの花言葉:あなたの夢は美しい、あなたを愛します、愛のささやき。エキザカムの誕生花:5月17日、5月30日、8月1日、10月20日流通時期:鉢花を初夏に見かけます。Green Box (グリーンボックス)、緑の風yamashoku、ガーデニングshop岐阜緑園、千草園芸さんにあります。 ムラサキシキブ
2014.08.01
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晩春から晩秋まで、濃い緑の葉の上にまっすぐ伸びていく花茎に何段にもなって、上唇の花弁が小さく下唇の花弁が大きい唇形花が次々と咲き続けます。8月31日の誕生花は、愛らしい段咲きのベニバナサルビア(紅花サルビア)、サルビア・コクシネア(Salvia coccinea)。 花の名(学名)は、属名がラテン語のsalveo(健康)、salvare(治療)で、薬用になるものが多いことから、種小名がラテン語の coccineus(緋紅色、深紅色)で、紅色の花からつけられました。花言葉「燃える想い」は、燃えるように鮮やかな緋紅色を現わし、花の強烈な赤さからつけられています。 サルビア・コクシネアの園芸品種に赤花のレディーインレッドや、白花のスノーニンフ、花の上唇の花弁が白く、下唇の花弁が珊瑚色のコーラルニンフなどがあります。数年前まではこぼれダネで三色咲き、今でもコーラルニンフだけががんばって咲きますが、最近はピンク色がかってきました。晩春に真っ先に咲いた花のこぼれダネがすぐ芽を出して咲くようで、以前は霜が降りる頃まであちこちで咲いていました。シソ科サルビア属、半耐寒性多年草(春まきの一年草扱い)、原産地:熱帯アメリカ別名:ベニバナサルビア(紅花サルビア)、トロピカルセージ、テキサスセージサルビア・コクシネアの花言葉:すべてよし、燃える想い。サルビア・コクシネアの誕生花:8月17日、8月31日、9月20日流通時期:ポット苗を晩春から初夏に見かけます。園芸ネット プラス、ガーデン工房地Q園さんにあります。 鉢
2013.08.31
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早春に線形の葉を出し、夏に葉が枯れて、茂った夏草の間からまっすぐ伸びた花茎の先に、橙赤色の6弁花が3~5輪咲きます。8月30日の誕生花は、日陰に咲く鮮やかできれいな花、キツネノカミソリ(狐の剃刀)。花の名は、細長い葉の形がカミソリに似ていることから、山の中でキツネが使うカミソリに連想して名づけられました。花色がキツネの色に似ていることからという説もあるそうです。 狐の名のつく花は、カミソリと比べても仕方がないと思いますが、本来のものに比べて見劣りがするという意味をもつそうです。花言葉「妖艶」は、薄暗い林床にいきなり花茎だけをすっと伸ばして橙赤色の花をつける妖しいほどのなまめかしい姿からつけられたそうです。 学名のLycoris sanguineaは、属名がギリシャ神話の海の女神Lycorisで、花の美しさを讃えてつけられ、種小名がラテン語のsanguis(血、濃い赤)に由来しています。高山植物園で初めて見たキツネノカミソリは薄暗い木陰に群生して咲いていて、緑の夏草を彩り、ヒガンバナほど華やかで赤くはない花は見ていてホッとしました。ヒガンバナ科ヒガンバナ属、多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国キツネノカミソリ (狐の剃刀)の花言葉:妖艶。キツネノカミソリ (狐の剃刀)の誕生花:8月30日流通時期:ポット苗を夏に見かけます。紫桜館 山の花屋 楽天市場店、四国ガーデン楽天市場支店、渋谷園芸 植木鉢屋、園芸ネット プラスさんにあります。 リコリス
2013.08.30
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晩夏から秋にかけて、湿った土の中に根を張って、つやのある心形の厚い葉の間から花茎をまっすぐ伸ばし、十数輪の青紫の6弁の花が朝咲いて、夕方にしぼみます。8月29日の誕生花は、水草の清楚で涼しげな一日花、ミズアオイ(水葵)。花の名は、水辺に自生し、ハート形の葉がウマノスズクサ科のフタバアオイ(双葉葵、二葉葵)に似ていることから名づけられました。 花言葉「前途洋々」は、数枚の葉の中心から葉よりも高く花茎を立て、涼しげな青紫色の花が広い水田や湖沼などに群生する姿の美しく力強いことからつけられたそうです。秋の植物園では、青紫色の花がたくさん咲いていましたが、花の寿命が短いので次の日に来たら、水辺一面に咲くミズアオイの「前途洋々」な姿を想像することができなかったでしょう。ミズアオイは開花するとめしべが動き、6本のおしべのうち青紫色の1本に触れて、自家受粉し、果実が熟すと花茎の基部が折れ曲がって水中に入るそうです。 花言葉「雲隠れ」は、花が咲き終ってタネが熟し出すと水中に実を隠し、すぐ葉がボロボロに枯れた状態になり、花の美しかった期間が短いことからきているのでしょうか。それとも、昔の水田や水路でたくさん見られたミズアオイが除草剤や農薬が使われ、水路がコンクリートなどになり、姿が見られなくなったことからきているのでしょうか。昨夏、宮城県石巻市の河畔の休耕田で、数十年単位で眠っていたと思われる絶滅危惧種のミズアオイの花が復活し、群生して咲いたそうです。ミズアオイ科ミズアオイ属、一年草(水草)、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:ナギ(菜葱)、水葱(ナギ)ミズアオイ(水葵)の花言葉:前途洋々、雲隠れ、浮沈。ミズアオイ(水葵)の誕生花:8月29日、10月20日流通時期:ポット苗を初夏に見かけます。敬老の日のギフト
2013.08.29
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晩春に鋭いトゲをつけた枝の切れ込みが入った葉の間に、萼を反り返らせた花弁の目立たない白い花が1~3輪咲き、初夏に緑の実が褐色に熟すと食べられます。8月28日の誕生花は、房にならないグーズベリー、スグリ(酸塊)。花の名は、酸っぱい塊(かたまり)で、酸っぱい実から名づけられ、クリは丸いことを指すといわれています。英名のグーズベリー(Gooseberry)は、ガチョウ(Goose)料理のソースなどに用いられる小さな果実(Berry)からつけられています。 花言葉「あなたの不機嫌が私を苦しめる」は、枝のトゲで実を摘むとき刺され、おいしそうに見える縦筋の入った淡い緑の実がとても酸っぱいことからきているのでしょう。実の青いうちは酸っぱく、ちょっと渋みがあり、思わず顔をしかめてしまいますが、熟すと酸味が抜けて、やわらかく褐色になった完熟した実は甘いです。 花言葉「私はあなたを喜ばせる」は、適度な酸味があって甘くておいしい実につけられています。スグリ類はスグリとフサスグリがあり、グーズベリーと総称されるスグリは、セイヨウスグリとアメリカスグリに大きく分けられています。スグリは冷涼な気候を好み、暖地では午前中は少し日が当たり、午後は直射日光が遮られるような場所に鉢植えを置いていますが、暑くなった今では鈴なりに実をつけてくれません。スグリ科スグリ属、耐寒性落葉低木、原産地:ヨーロッパ、北アメリカ別名:グーズベリー、マルスグリ(丸酸塊)スグリ(酸塊)の花言葉:私はあなたを喜ばせる、期待感、予想、真の幸福、あなたの不機嫌が私を苦しめる、あなたに嫌われたら私は死にます。スグリ(酸塊)の誕生花:7月7日、7月19日、8月28日流通時期:実つき鉢植えを初夏に見かけます。園芸ネット プラス、日本花卉ガーデンセンター、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、グリーンロケットさんにあります。 カシス
2013.08.28
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初夏に細い枝先の葉のわきに、めしべの子房が丸い鮮黄色の5弁花が咲き、たくさんの長いおしべと花弁が散ったあと、萼をつけたまま赤や緑、ピンク色などの実がかたまってつきます。8月27日の誕生花は、黄色い花と同時につくかわいい実、ヒペリカム。花の名(属名)は、ギリシャ語のhyper(上)とeikon(像)で、祭典で魔よけの像の上に花が置かれていたことから名づけられたそうです。 花言葉「きらめき」は、美しい金糸のおしべを抱いた黄色い花の明るく輝くような姿につけられたのでしょう。ヒペリカムの仲間のキンシバイ(金糸梅)と同じ花言葉ですが、同じ仲間でもオトギリソウやビヨウヤナギなどは別の花言葉を持っています。 花言葉「悲しみは続かない」は、花弁や長いおしべがはかなく散っていくけれど、めしべがすぐにかわいい実を用意してくれていることからつけられたのでしょうか。鉢植えのヒペリカムは新葉の枝先にも花が咲くので、実と花が同時に長く楽しめます。フラワーアレンジなどに使われている切花のヒペリカムはヒペリカム・アンドロサエマムで、最近は実つきがよくて、実の色の鮮やかな改良品種を見かけるようになりました。オトギリソウ科オトギリソウ属、耐寒性半落葉低木、原産地:南ヨーロッパ別名:コボウズオトギリ(小坊主弟切)ヒペリカムの花言葉:きらめき、悲しみは続かない。ヒペリカムの誕生花:8月27日流通時期:鉢花は春~夏に見かけます。千草園芸、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、土っ子倶楽部、国華園、おぎはら植物園、ガーデニングショップ四季の里さんにあります。
2013.08.27
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晩夏に淡い緑の葉のわきからつぼみをつけた花茎を出し、まっすぐ長く伸びた花茎の下から順に、淡い紅紫色の花が10~20輪、まばらに咲きます。8月26日の誕生花は、残暑を忘れさせてくれる涼しげな風情の花、ナツエビネ(夏海老根)。花の名は、夏咲きのエビネ(海老根)で、エビネは節の多い根茎が海老に似ていることから名づけられました。 花言葉「誠実」は、縦にひだのある葉より高く咲く花の人目を引く上品な姿ややさしい花色からつけられたようです。ナツエビネは上部の反転した3枚の萼(がく)片と左右の細い花びらの側花弁、唇弁が深く3つに裂け中央が波打つ花形をしています。 エビネの仲間には温帯性種と熱帯性種があり、温帯性の渓流沿いなどの冷涼な山地に自生する夏咲き種は、夏の高温と乾燥に弱いそうです。木陰のフラワースタンドのナツエビネの鉢は猛暑日が増えた頃からつぼみをつけても、つぼみが黒くなって落ちるようになりましたが、冷夏にはきれいな花を少し見せてくれます。ラン科エビネ属、耐寒性多年草、原産地:日本ナツエビネ(夏海老根)の花言葉:誠実。ナツエビネ(夏海老根)の誕生花:8月26日流通時期:鉢花を夏に見かけます。園芸ネット プラス、四国ガーデン楽天市場支店、石田精華園 楽天市場店、つどいの里八ヶ岳山野草園さんにあります。
2013.08.26
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春に衝羽根(羽根突きの羽根)の形をした緑色の萼(がく)の中に、雌株に薄黄色の小さな雌花がつつましげに咲き、秋になると先の尖った楕円形の小さな果実が柿色に熟します。8月25日の誕生花のわからない花は、観賞用の艶やかなかわいい渋柿、ロウヤガキ(老鴉柿、老爺柿)。花(木)の名は、漢名の音読みで、老鴉は冬になって黒くなった実が老いた鴉のようにぶらさがることから名づけられたそうです。カキの名は、秋の山野になる赤い実からアカキ(赤木)、実が堅いことからカタキ(堅)、つやつやして輝いていることからカカヤキ(輝)など多くの説があります。 花言葉「幸せな家庭」は、緑の葉に見え隠れしていた小さな実が晩秋に葉を落とすと、驚くほど柿色に熟した実が鈴なりになっている姿を子、孫と家族の増えた家庭にたとえたのでしょう。ロウヤガキのもう一つの漢字である老爺柿からの連想でしょう。ロウヤガキは老鴉柿の名の由来どおり、冬までつけておくと黒くなりますが、来年の実のために初冬にはとっています。 奥の一本が雄株です。ロウヤガキは雌雄異株なので、近くに雄株が必要で、雌株だけでは果実がついても落ちてしまうそうです。カキノキ科カキノキ属、耐寒性落葉低木、原産地:中国別名:ツクバネガキ(衝羽根柿)ロウヤガキ(老鴉柿、老爺柿)の花言葉:幸せな家庭。ロウヤガキ(老鴉柿、老爺柿)の誕生花:―流通時期:ポット苗や盆栽を秋に見かけます。手のひら盆栽専門店 もみじの森、盆栽妙 楽天市場店、千草園芸、トオヤマグリーン、e-フラワー、日本花卉ガーデンセンター、SORAさんにあります。 8月25日の誕生花 クルクマ、「乙女の香り」にちょっと顔をのぞかせて「あなたの姿に酔いしれる」花
2013.08.25
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夏に葉の中央を縦に走る脈(中肋)が長くつる状に伸び、先端をふくらませて甘い匂いに誘われてきた昆虫等をおとしこむ袋をつくり、雄株は雄花を、雌株は雌花を咲かせます。8月24日の誕生花は、袋をたくさんぶらさげた食虫植物、ウツボカズラ(靫葛、靫蔓)。花の名は、つる性で捕虫袋が矢を入れる靫(うつぼ)に似ていることから名づけられました。別名(属名)のネペンテスは、ギリシャ語のne(無)とpenthos(憂い)で、捕虫袋の分泌液が昆虫(憂い)を消化(消す)して無くなることからきているのでしょうか。 植物園の温室で花を咲かせそうなウツボカズラ花言葉「甘い罠」は、虫の好きな匂いで誘惑して、袋は虫が落ちやすく、落ちたら登りにくくなっていて、消化液に落ち込むしかない巧妙なトラップからつけられたのでしょう。花言葉「からみつく視線」は、つるで草木にからまり、つるのあちこちに捕虫袋をぶらさげて、獲物を待つ姿をたとえたのでしょう。 ウツボカズラはちょっと赤みを帯びた緑色の袋をたくさんつけますが、北の勝手口に置き、水を与えすぎたようで、茎が徒長して袋の数が少なくなりました。ウツボカズラは小型のものから大型に育つものまで種類が多く、袋の色は赤や黄緑色、緑色などで斑点のあるものもあり、形もさまざまあります。ウツボカズラ科ウツボカズラ属、非耐寒性多年草、原産地:東南アジア別名:ネペンテスウツボカズラ(靫葛、靫蔓)の花言葉:からみつく視線、甘い罠、油断、危険、熱い感動。ウツボカズラ(靫葛、靫蔓)の誕生花:8月24日流通時期:鉢植えを夏に見かけます。日本花卉ガーデンセンター、charm 楽天市場店、土っ子倶楽部、遊恵盆栽 楽天市場店、リベラルファーム、リベラルファーム、ブルーミングスケープさんにあります。
2013.08.24
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早春に出した線形の葉は初夏にすべて枯れて、晩夏になると球根から花茎を長く伸ばし、6枚の花弁を反り返らせた淡いピンク色の花が数輪、斜め上向きに咲きます。8月22日の誕生花は、優雅で美しいヒガンバナ(彼岸花)の仲間、ナツズイセン(夏水仙)。花の名は、夏に花が咲き、葉と球根が水仙(スイセン)に似ていることから名づけられました。花言葉「悲しい思い出」は、仏の花として寺や墓地に植えられたことからきているヒガンバナの花言葉と同じですが、ナツズイセンは花色からきているといえるでしょう。 花が6~8輪かたまって咲くナツズイセンの青みのある淡い紅紫色の薄暮のような花色は、さびしげでもあります。別名のハダカユリ(裸百合)は、早春から伸びた葉が花の咲く頃に枯れてしまうことからつけられています。花言葉「快い楽しさ」は、なにもない地面から花茎がいきなり出てきて、花を咲かせる様子からつけられたのでしょうか。 毎夏、お花屋さんの駐車場わきにいきなり花茎を出して花が咲きますが、葉は一斉に咲きだす春の花に隠されて気づきません。ヒガンバナ(彼岸花)の仲間はリコリンを含む有毒植物です。ヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)、夏植えの耐寒性球根、原産地:中国別名:リコリス・スクアミゲラ、ハダカユリ(裸百合)、ケイセイバナ(傾城花)ナツズイセン(夏水仙)の花言葉:深い思いやり、あなたのために何でもします、快い楽しさ、悲しい思い出。ナツズイセン(夏水仙)の誕生花:8月22日流通時期:球根を夏に見かけます。渋谷園芸 植木鉢屋、園芸ネット プラス、千草園芸、種苗・花苗・球根の専門店 大郷屋さんにあります。 リコリス
2013.08.22
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晩春から晩秋まで、葉が変形した赤やオレンジなどの光沢のある仏炎苞(ぶつえんほう)の中心に、小さな花がたくさん集まった棒状の花を突き出して咲かせます。8月21日の誕生花は、葉も仏炎苞も小型になったキュートな観葉植物、ヒメアンスリウム。花の名は、小型のアンスリウムで、アンスリウム(属名)はギリシャ語の anthos(花)とoura(尾)で、花(肉穂花序)が尾のように見えることからつけられました。 花言葉「粋でかわいい」は、エナメルのような輝きのあるハート形の仏炎苞から伸びた花がかわいらしく、造花のようにも見える粋な姿からつけられたのでしょう。ヒメアンスリウムの学名はAnthurium andreanum ' Compactum'で、コロンビアやエクアドル原産のアンスリウム・アンドレアナムから作出された多花性の強健でコンパクトな品種です。 ヒメアンスリウムは室内での冬越しに場所をとらず、高温多湿を好むので、夏越しの心配もなく、直射日光の当たらない北側のフラワースタンドに置いています。最初オレンジ色だった仏炎苞は冬越しをするたび、ピンク色がかっていき、今では淡いピンクになっています。日光不足だそうです。サトイモ科アンスリウム属、非耐寒性常緑多年草、原産地:園芸品種ヒメアンスリウムの花言葉:粋でかわいい、小さな美。ヒメアンスリウムの誕生花:8月21日、12月1日流通時期:鉢花をたまに見かけます。 アンスリウム
2013.08.21
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晩春に深い切れ込みのある大きい羽状の灰緑色の葉の間から花茎を立ち上げて、初夏から夏に、萼が魚の鱗のように重なったつぼみを数個つけ、紅紫色の繊細な花が咲きます。8月20日の誕生花は、ふくよかなつぼみがフランス料理の定番のハーブ、アーティチョーク。花の名は、アラビア語のal-kharshuf(大きなアザミ)を語源とする英名のArtichokeからで、花や葉がアザミに似ていて大型であることから名づけられました。アーティチョークは古代ギリシャや古代ローマから料理に用いられてきた細かいトゲのある野生種のカルドンを改良したものだそうです。 花言葉「傷つく心」は、羽状に深く裂けた大きい葉の先が刺(とげ)状になっていて、触れると刺さって痛むことからきているのでしょう。アーティチョークの開花直前の花蕾(からい)をゆでて、萼をはがすときも先端が手に刺さって痛そうに見えます。 花言葉「警告」も、大きく美しいけれどトゲが多く鋭いシルバーリーフからきているのでしょう。つぼみがとてもおいしいと聞き、一度は食べてみたいと何回か庭植えしましたが、ちくちくする葉が大きくなるだけで、花が咲かず、ネームタグがむなしく残っています。ハーブ園の日当たりのよい場所では、1mにも満たないまだ小さな株が大きな花を咲かせていました。キク科チョウセンアザミ属、耐寒性多年草、原産地:地中海沿岸別名:チョウセンアザミ(朝鮮薊)アーティチョークの花言葉:独立独歩、傷つく心、警告。アーティチョークの誕生花:6月4日、8月20日、9月28日流通時期:ポット苗を春と秋に見かけます。園芸ネット プラス、花ひろばオンライン、ハッピーガーデン、ハッピーガーデン、ガーデンブライト、e-フラワー、ファーム フローラル、ゲキハナ 感激安心のお花屋さんさんにあります。
2013.08.20
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ゴールデンウィークの頃から初夏に、枝先によく茂った浅く4~6つに裂けた葉の間から、淡い黄緑色の花弁のつけ根近くにオレンジ色の斑紋がある鐘形の花が一輪、上向きに咲きます。8月17日の誕生花は、たっぷりと蜜をだす美しい花、ユリノキ(百合の木)。花(木)の名は、花がユリに似ていないので、ギリシャ語でleirion(ユリ)と dendron(樹木)に由来する属名のLiriodendronから名づけられたのでしょう。ユリノキの学名Liriodendron tulipiferaは、種小名がtulipifera(チューリップを有する)で、花がチューリップに似ていることからつけられ、英名もtulip treeです。 花言葉「田園の幸福」は、花からさらりとした上品な香りの蜜(みつ)がたっぷりとれることからきているのでしょう。街路樹のユリノキも大木になって花が高い枝で咲いているので、蜜の味見はできませんが、花弁のオレンジ色の斑紋部分から蜜を分泌し、一つの花から小さな盃ほどの蜜がとれるそうです。 花言葉「見事な美しさ」は、つぼみのとき花弁を包んでいた3枚の萼片が下に反って、オレンジ色の斑紋が黄緑色の6枚の花弁に浮き立ち、不思議な魅力のある花からつけられています。秋から冬にかけて、ローソクの炎のような形をした集合果から個々の細長い翼果が風に吹かれて飛び散ったあと、まっすぐ伸びた木の枝のあちこちに、集合果の名残が長く見られます。モクレン科ユリノキ属、耐寒性落葉高木、原産地:北アメリカ別名:チューリップノキ、ハンテンボク(半纏木)、ローソクノキユリノキ(百合の木)の花言葉:見事な美しさ、幸福、田園の幸福。ユリノキ(百合の木)の誕生花:5月18日、8月17日流通時期:苗木を秋~春に見かけます。トオヤマグリーン、日本花卉ガーデンセンター、ガーデニングショップ四季の里さんにあります。 ユリ咲きチューリップ
2013.08.17
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夏から秋にかけて、よく分枝した枝の大きな葉のわきに、細長い筒状の花弁の先が5つに浅くさけて反り返った大きなトランペット型の花が次々と垂れ下がって咲きます。8月16日の誕生花は、ダイナミックで豪華な花、キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)。花の名は、木本のチョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)で、草本の上向きに咲くチョウセンアサガオに花が似ていることから名づけられました。チョウセンアサガオの名は、江戸時代に薬用として渡来した外国産の花がアサガオに似ていることからつけられました。 花言葉「愛嬌」は、大きな花がいくつもぶらさがる様子がひょうきんで愛嬌を感じさせるところからつけられています。英名のAngel's trumpet、Angel trumpetは天使の吹くラッパのような形の花が咲くことからつけられています。花言葉「遠くから私を思って」は、英名からきているのでしょうか。それとも、葉やタネなどに毒性の強いアルカロイドを含み、剪定のときなどに注意が必要なことからきているのでしょうか。 花色はオレンジや白、紫などがあり、八重咲きもあります。鉢植えでも夏にどんどん大きくなりながら花を咲かせていますが、まだ花は横からしか見られません。庭植えにして二階まで届くようになると、50~100輪ほどのたくさんの花が一度に咲くことがあるそうです。ナス科キダチチョウセンアサガオ属(ブルグマンシア属)、半耐寒性常緑低木、原産地:熱帯アメリカ別名:エンジェルストランペット、エンゼルトランペット、オオバナチョウセンアサガオ(大花朝鮮朝顔)キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)の花言葉:愛敬、偽りの魅力、夢の中、遠くから私を思って、あなたを酔わせる、変装。キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔)の誕生花:8月9日、8月16日、9月4日、10月23日流通時期:鉢花は春~初夏に見かけます。ハッピーガーデンさんにあります。クロトン
2013.08.16
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夏から秋まで、まっすぐな茎につく大きな葉のつけねの節に、花芯がワインレッドの淡い黄色の花が早朝から次々と開き、昼過ぎにしぼんで、花後につく若いさやは食べられます。8月15日の誕生花は、真夏に美しく咲く花と独特の粘りのあるさや、オクラ。花の名は、英語のokraからで、okraの語源はガーナのトウィ語nkramaだそうです。花言葉「恋によって身が細る」は、野菜の中では花茎5~7cmと大きく美しい花が結んだ実の形が、先が細く尖った五つの稜をもつ莢果であることからつけられたのでしょう。 オクラをきざむと出てくる特有の粘りの成分はムチン(糖たんぱく質)で、コレストロール値や血糖値を抑制し、夏バテ解消や疲労回復などの効果があります。オクラのさやは表面に産毛がびっしりと生えていて、7~10cmほどの長さになった若いさやを収穫しますが、収穫しないでいると30cmほどにもなります。 鉢植えでも楽しめるオクラご近所の畑で大きなオクラを初めて見たときはびっくりしましたが、タネを採るためにおいていたのでしょう。アオイ科トロロアオイ属、春まき一年草、原産地:アフリカ北東部オクラの花言葉:恋によって身が細る。オクラの誕生花:8月15日流通時期:ポット苗を春に見かけます。島オクラ チューリップ
2013.08.15
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晩春から夏に、やわらかな白い綿毛でおおわれた茎の上部で枝分かれを繰り返しながら、銀白色の葉の間からすっと伸びた茎先に、紅紫色の五弁花が一輪ずつ次々と咲きます。8月13日の誕生花は、シルバーリーフに映える鮮やかな紅紫色の花、スイセンノウ(酔仙翁)。花の名は、センノウ(仙翁)の仲間で赤い花を酔って赤くなった顔にたとえて名づけられました。赤い花をほろ酔いの仙人(仙翁)にたとえたともいわれています。センノウの名は、鎌倉時代の末から室町時代の初め頃に中国から渡来し、京都の嵯峨野の仙翁寺で花が咲いていたことからつけられたと伝えられています。 花言葉「私の愛は不変」は、よく分枝する茎先に鮮やかな紅紫色の花が次々と咲き、長い間楽しめることからつけられています。別名のフランネルソウ(フランネル草)は、茎と葉全体に白い綿毛が密生し、手触りのよい起毛した柔らかな織物を連想させることから名づけられました。 花言葉「好感」は、軽くて柔らかい毛織物の感触のあるシルバーリーフによく映える明るい紅紫色の花の印象からつけられたのでしょう。スイセンノウは春に放射状に広がった葉(ロゼット)が伸び出し、分枝を繰り返して上部の茎がよく増えるので、夏の強い風雨に倒れることがあります。ナデシコ科リクニス属(センノウ属)、耐寒性多年草(春まき・秋まきの1、2年草)、原産地:南ヨーロッパ別名:リクニス コロナリア、フランネルソウ(フランネル草)スイセンノウ(酔仙翁)の花言葉:私の愛は不変、いつも愛して、思慕、好意、好感、名誉。スイセンノウ(酔仙翁)の誕生花:5月13日、6月18日、6月24日、8月13日、8月19日、8月26日流通時期:タネを春に見かけます。ハッピーガーデンさんにあります。 ダイモンジソウ 夏植え球根 キルタンサス
2013.08.13
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春から晩秋まで、よく分枝した枝先や濃い緑色の細く小さな葉のわきに、紅紫や白のかわいらしい6弁の筒状花が枝いっぱいに咲きつづけます。 8月12日の誕生花は、小さくかわいらしい花クフェア・ヒッソピフォリア、メキシコハナヤナギ(メキシコ花柳)。花の名は、メキシコ原産で葉の形がヤナギ(柳)に似て、花がきれいなことから名づけられました。メキシコハナヤナギ(学名Cuphea hyssopifolia)は、同属のメキシコ原産のハナヤナギ(学名Cuphea micropetala)から名をもらったように思えますが、花は少しも似ていません。 花言葉「自由気まま」は、四方に好きに伸ばした枝にかわいらしい小花をいっぱいにつけた姿が伸び伸びとして見えることからきているのでしょうか。花言葉「見事」は、春の小さなポット苗が秋には見違えるほど大きくなって、愛らしい花で枝を埋めつくすことからつけられたのでしょう。 白花だけでいっぱいになりました。最初の頃は暖地でも庭植えにすると、冬に寒さで葉が落ちたり枯れたりしていましたが、今では冬に葉を落とすこともなく、こぼれダネで芽をだして花を咲かせるようになりました。樹高50cmほどの小低木で、夏に伸びすぎた枝を短く刈り込んでもまた枝を伸ばして、花を咲かせています。黄葉のクフェアもあります。ミソハギ科クフェア属、半耐寒性常緑小低木、原産地:メキシコ、グァテマラ別名:クフェアメキシコハナヤナギ(メキシコ花柳)の花言葉:自由気まま、見事。メキシコハナヤナギ(メキシコ花柳)の誕生花:7月11日、8月12日、11月29日。流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、紀州菜花園、ガーデン工房地Q園、ガーデンタウンさんにあります。 敬老の日ギフト
2013.08.12
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春から晩秋まで、よく分枝して伸びる多肉質の茎先の浅い切れ込みのある葉の間から、花茎を出して、一重や八重咲き、バラ咲きなどの赤い花が房になって次々と咲きます。8月11日の誕生花は、長く咲くヨーロッパの窓辺の赤い花、ゼラニウム(赤)。花の名は、ギリシャ語 のgeranos(鶴)で、実がツルのくちばしに似ていることから名づけられました。ゼラニウムは結実すると、めしべがツルのくちばし状に伸びて根元がふくらんでできたタネにはめしべの一部が変化した長いしっぽがついています。 花言葉「君ありて幸福」は、次々と花を咲かせて窓辺やベランダを長く華やかに飾る赤い花をパートナーや恋人にたとえたのでしょう。ヨーロッパには「右手にパンを持ったら、左手にゼラニウムを」という諺があるそうです。ゼラニウムはいくつかのグループに大きく分けられますが、単にゼラニウムというと丈夫で乾燥に強く適温であれば、一年中花を咲かせるゾナールタイプ(Zonal Group)を指します。 花言葉「安楽」は、花もちのよいボリュームのある花房を一年中つけていることからきているのでしょう。庭のゼラニウムの赤にもさまざまありますが、濃紅や真紅などは花色による花言葉がつけられているようです。ゼラニウムの葉は独特なにおいがありますが、虫が苦手なにおいで、夏に他の花のようにバッタなどに食べられて穴があくことなく、斑入りなどのきれいな葉も楽しめます。フウロソウ科ペラルゴニウム属(テンジクアオイ属)、半耐寒性常緑小低木、原産地:南アフリカゼラニウム(赤)の花言葉:君ありて幸福、安楽。ゼラニウム(赤)の誕生花:1月26日、6月29日、8月11日流通時期:鉢花を春と秋に見かけます。ハッピーガーデン、産直でお花をお届け「イングの森」、アリスガーデン、千草園芸、花の王国さんにあります。
2013.08.11
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春から夏に、茎のつけ根でくるりとねじれて裏返ろうとしている葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、赤や紅色の花びらの一部に縞模様(条斑、条紋)が入った花が次々と咲きます。8月10日の誕生花は、エキゾチックで明るい花、アルストロメリア(赤)。花の名は、分類学の父と呼ばれるリンネの友人でスウェーデンの植物学者Clas Alströmer男爵(Claus von Alstroemer)の名にちなんで名づけられました。 花言葉「エキゾチック」は、赤い花弁にはっきり入った縞模様が刺激的で、暑い南の異国の雰囲気を感じさせるところからつけられています。 庭植えのアルストロメリアは初夏に咲いていますが、四季咲き性の品種もあり、切り花は温室栽培などで開花時期をずらしているそうで、一年中見かけます。そのためでしょう、アルストロメリアは春から冬まで誕生花があり、花色による花言葉もあります。アルストロメリア(赤)の花言葉「エキゾチック」はアルストロメリア全般と同じ花言葉がつけられています。 コンパクトなガーデンアルストロメリアと切り花向きの高性種 花言葉「幸い」は、庭植えにするとよく増えて、毎日次々と咲く花が見られることからきているのでしょうか。ユリ科アルストロメリア属(ユリズイセン属)、秋植えの耐寒性球根、原産地:南アメリカ別名:ユリズイセン(百合水仙)、インカノユリ(インカの百合)アルストロメリア(赤)の花言葉:エキゾチック、幸い。アルストロメリア(赤)の誕生花:8月9日、8月10日アルストロメリア(黄)の花言葉:持続。アルストロメリア(ピンク)の花言葉:気配り。アルストロメリア(白)の花言葉:凛々しさ。アルストロメリアの花言葉:エキゾチック、持続、援助、幸福な日々。流通時期:球根を晩夏から秋に、鉢花を春に見かけます。e-フラワー、国華園、日本花卉ガーデンセンター、ファーム フローラル、園芸ネット プラスさんにあります。
2013.08.10
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晩夏から初秋に、5~9つに深く裂けた手のひら状の葉をつけてまっすぐ伸びた茎に、中心が濃い紫色の大きな淡黄色の5弁花が朝横向きに咲いて夕方にはしぼんでいます。8月8日の誕生花は、和紙を漉くときの糊(のり)になる根とやさしい一日花、トロロアオイ(黄蜀葵)。花の名は、アオイの仲間で、太い根に含まれる粘液がトロロイモのようであることから名づけられました。中国から薬として伝わったトロロアオイは根に強い粘り気があり、奈良時代に根の粘液をコウゾに混ぜて漉くと品質のよい紙ができ、採取される粘液はネリと呼ばれるそうです。 トロロアオイは葉が3~5つに浅く裂けたオクラの葉より細く、花は大きく美しく、午後になると暑い日射しに耐えられないかのようにしぼんでいきます。花言葉「知られぬ恋」は、美しい花の命が短くはかないことからつけられたのでしょうか。 大きく淡い黄色の花は花びらを生のままサラダにしたり、酢の物にしたりできるエディブルフラワーになり、以前はご近所の畑でもよく見かけました。アオイ科トロロアオイ属、春まき一年草(半耐寒性多年草)、原産地:中国別名:ハナオクラ(花オクラ)トロロアオイ(黄蜀葵)の花言葉:あなたを信じる、整然とした愛、知られぬ恋。トロロアオイ(黄蜀葵)の誕生花:8月8日、8月24日流通時期:―ガーデンテーブルセット サンシェード 自動散水機
2013.08.08
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夏から秋にかけて、湿原の泥上や泥中を横に這う細い茎からすっと伸びた花茎に、花弁の後ろに距(花冠のつけ根が後ろに飛び出たもの)を出したかわいい花が咲きます。8月7日の誕生花のわからない花は、湿地に自生する小型の食虫植物、ミミカキグサ(耳掻き草、耳掻草)。花の名は、花後に萼(がく)が大きくなって果実を包む姿が耳掻きに似ていることから名づけられました。 花言葉「疑惑」は、食虫植物と呼ばれていても虫を捕らえる場所がなく補虫しているように見えないことからきているのでしょう。 食虫植物は生育する湿地に栄養分が少なく、虫などを捕らえて消化吸収し、生育に必要な栄養分を補っています。ミミカキグサは葉が変化した捕虫嚢(1mmほどの袋状の器官)で、水とともに袋にミジンコなどを吸い込んで捕らえるので、小さな葉に虫をくっつけていることはありません。ミミカキグサの名は日本に自生し黄色い花が咲くUtricularia bifidaに近い生活をするタヌキモ属(ウトリクラリア属)の総称でもあるそうです。 ミミカキグサの仲間は多く、花がかわいいウサギそっくりのウサギゴケや海の妖精クリオネにそっくりのクリオネも、ネームタグにミミカキグサと書いてありました。食虫植物は夏にコバエなどの不快虫を捕ってもらおうと、フラワースタンドに並べていますが、ミミカキグサは小さな花の愛らしさに、花の咲く夏が楽しみです。花言葉「夢より素敵な現実」は、花がかわいいこの食虫植物のどこからきているのでしょう。タヌキモ科タヌキモ属(ウトリクラリア属)、非耐寒性多年草、原産地:日本、中国、インド、マレーシア、オーストラリアミミカキグサ(耳掻き草、耳掻草)の花言葉:疑惑、夢より素敵な現実。ミミカキグサ((耳掻き草、耳掻草)の誕生花:―流通時期:ポット苗を夏に見かけます。片岡笑幸園「悠々の森」、アリスガーデン、花と雑貨のABCさんにあります。 8月7日の誕生花 ホテイアオイ(布袋葵)の花言葉「揺れる心」、水面に揺れる花の「恋の悲しみ」と「恋の楽しみ」
2013.08.07
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晩春から秋にかけて、まっすぐ伸びた細い茎先に、中心の星状の筒状花のまわりを赤や白、ピンク、黄色などの花びら(舌状花)が幾重にも重なった花が咲き続けます。8月6日の誕生花は、ボリュームのあるエレガンスな花、ヒャクニチソウ(百日草)。花の名は、花期が長く100日以上も咲き続けることから名づけられました。昔ながらのヒャクニチソウはジニア・エレガンスの仲間で、幕末にヨーロッパから持ち込まれて、子供の頃は学校の花壇や庭で、真夏にも咲き続ける色とりどりの花をよく見かけました。 花言葉「別れた友への思い」は、夏でも花持ちがよく花期が長いので、お盆に仏前に捧げる花として使われていたことからつけられています。英名のYouth and old age(若者と老人)は一つの花が2週間以上咲いていて、新しい花と古い花が一緒に見られることからつけられています。 花言葉「遠く離れた友を思う」は、先に咲いた花が新しく咲いた花に囲まれている姿に、遠くの友人を思う気持ちを重ねたものでしょう。草丈の低いポンポン咲きなどのヒャクニチソウは鉢植えで、昔ながらの切り花向きの高性の八重咲きはご近所の畑で植えられている花をなつかしくウォッチングしています。キク科ジニア属(ヒャクニチソウ属)、非耐寒性春まき一年草、原産地:メキシコ別名:ジニア、チョウキュウソウ(長久草)ヒャクニチソウ(百日草)の花言葉:別れた友への思い、遠く離れた友を思う、不在の友を思う、旧き良き時代、いつまでも変わらぬ心、高貴な心、幸福、注意を忘れずに。ヒャクニチソウ(百日草)の誕生花:5月4日、7月17日、7月26日、8月6日。流通時期:ポット苗を春に見かけます。産直でお花をお届け「イングの森」さんにあります。 ホトトギス
2013.08.06
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夏から初秋に、まっすぐ伸びた茎先につぼみが固まってつき、白い小さな花が白い花柱と黄色い葯をつけたおしべを突きだして、順々に咲き、丸い小さな実が黒紫色に熟します。8月5日の誕生花は、林下の日陰で群生する山野草、ヤブミョウガ(薮茗荷)。花の名は、林下や薮に生え、葉が香味野菜のミョウガ(茗荷)に似ていることから名づけられ、ミョウガは香りがして食用にした芽香(めか)が転訛したものだそうです。 花言葉「謙譲の美徳」は、薄暗い林下でひっそりと咲きながらもよく目立つ白い花のやさしい姿からつけられたのでしょう。ひとつのつぼみに見えますが、花茎が伸びるに従って、花が輪生して積み重なって咲く一日花で、午後になるとおしべと花弁が閉じた花から花柱が突き出しています。花言葉「報われない努力」は、この変わった花のどこからきているのでしょう。ミョウガに似た葉をつけても、花が独特の香りと紅色の花芽を薬味に利用されるミョウガに似ていないことからきているのでしょうか。 鳥が運んだ実から花を咲かせたヤブミョウガはフェイジョアやユスラウメの葉が茂った木陰に、タネや地下茎でどんどんふえて、つぼみがふくらみ始めると目につきます。花が少しずつずれて咲いていくので、花後につく乳白色の実が薄緑色から薄茶色、褐色、藍色と変わって、黒紫色の実が落ちるところまで見られます。ツユクサ科ヤブミョウガ属、半耐寒性多年草、原産地:日本、中国、台湾ヤブミョウガ(薮茗荷)の花言葉:報われない努力、苦しみを和らげる、謙譲の美徳。ヤブミョウガ(薮茗荷)の誕生花:8月5日流通時期:夏に日陰の林道や植物園の木の下などで見かけます。敬老の日ギフト
2013.08.05
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細長く先が尖った葉を放射線状に出して、葉の頂点から赤い小さな実をつけた花茎が伸び、紫色の花が咲き終わると、でこぼこして松かさ状になり、熟すと甘い香りします。8月4日の誕生花は、完熟すると甘くておいしいトロピカルフルーツの王様、パイナップル(実)。花(実)の名は、pinecone(松かさ)とapple(りんご)で、果実の形が松かさに、味がりんごに似ていることから名づけられました。 花言葉「完全無欠」は、たくさんの果実が一つに固く結合している様子からきているそうです。葉の中心部に小さな薄紫色の花が球状に咲いてつけた小さな実が合体してパイナップルとなり、表面のうろこ状になった一つが一つの花の果実で、花托がふくれたものを食べています。 冬に訪れた沖縄のパイナップル畑に1~2個実をつけていて、一度パイナップルの花を見たいと、切り落とした葉(冠芽)を鉢植えにして2回室内で冬越しさせました。夏にそろそろ花穂が見られるかなと株の中心をのぞきこんで葉にさわると、株がぐらぐらして簡単に抜けたので見ると根がなく、コガネムシの幼虫がたくさんいました。パイナップル科パイナップル属、非耐寒性多年草、原産地:熱帯アメリカ別名:パイン パイナップル(実)の花言葉:完全無欠。パイナップル(実)の誕生花:8月4日流通時期:実つきの鉢植えを夏に見かけます。沖縄サトウキビ畑、花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、相馬グリーン、イイハナ・ドットコム、グリーンロード、サンライズマートさんにあります。
2013.08.04
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春から初夏に、羽状に裂けたロゼット状の葉の間からまっすぐ伸びた花茎の先に、青紫色の花が盛り上がるように次々と咲きます。8月3日の誕生花は、秋の高原を彩るマツムシソウ(松虫草)の仲間スカビオサ、セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)。花の名は、ヨーロッパ原産で松虫が鳴く頃に開花することから名づけられました。マツムシソウの名は、無数の花が集まった花の姿が昔、巡礼のときに僧がもっていた小さな鐘の松虫鉦(まつむしがね)に似ていることからつけられたという説もあります。 花言葉「わたしはすべてを失った」「未亡人」は、西洋では紫色は悲しみの色とされ、伴侶を失った未亡人に贈る花とされていることからつけられています。花言葉「恵まれぬ恋」は、セイヨウマツムシソウの花になったというヨーロッパの片思いの伝説からつけられたそうです。 医術の心得があった娘フィチアは、病を治してあげた若者に恋をしましたが、若者が別の女性と結婚したので、悲しみのうちに死んでしまい、神が憐れんで美しい花に変えたそうです。セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)は高性種と矮性種があり、四季咲きタイプは秋にも花を咲かせ、花色は淡い紫や濃い紫、ピンクなどがあります。鉢植えの青紫の花は一年草のようで夏越しせずに枯れますが、赤花は毎年咲いています。マツムシソウ科マツムシソウ属(スカビオサ属)、耐寒性多年草、一・二年草、原産地:ヨーロッパ、アジア別名:スカビオサセイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)の花言葉:不幸な恋、不運な愛、不幸な愛情、恵まれぬ恋、わたしはすべてを失った、未亡人、悲しみの花嫁、朝の花嫁。セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)の誕生花:6月30日、8月3日、8月26日流通時期:ポット苗や鉢花を晩秋~早春に見かけます。園芸ネット プラス、産直でお花をお届け「イングの森」、ハッピーガーデン、ゲキハナ 感激安心のお花屋さん、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、国華園、アリスガーデンさんにあります。
2013.08.03
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夏に、くしの歯のように深く裂けたギザギザのやわらかい葉をつけてまっすぐ伸びた茎先に、白や淡紅色などの小さな花がたくさん集まって咲きます。8月2日の誕生花は、ギリシャ神話の英雄アキレス(アキレウス)の槍から生まれた花、セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)。花の名は、ヨーロッパ原産で、葉の縁に鋸の歯のように細かい切れ込みがあることから名づけられました。セイヨウノコギリソウはアキレスが槍の錆(さび)を削り取って、地面に落とすと生え、葉や花に止血効果のある成分が含まれていて、兵士の傷を治すのに使用したという伝説があります。 花言葉も属名のアキレアもギリシャ神話の英雄アキレスにちなんでつけられています。花言葉「恋の戦い」は、トロイア戦争で、アキレスに討たれたアマゾンの女王ペンテシレイアの墓に捧げられた花であることからつけられたそうです。アキレスは、「今日はトロイの兵隊100人を討ち取ります」と神に誓い、100人目の相手の兜を取ったとき、死に際のペンテシレイアの美しさを見て恋に落ち、嘆いたといわれています。 大型で花房が大きいキバナノノコギリソウ花言葉「悲嘆を慰める」は、アキレスがアマゾンの女王ペンテシレイヤの魂を花に宿らせてくれるように神に祈り、願いがかなえられたことからつけられたようです。鉢植えの白花のセイヨウノコギリソウはひっそりと咲きますが、原産地のヨーロッパでは、牧草地に自生し地下茎でよく増えるそうで、道端や空き地では元気よく伸び伸びと咲いています。黄色い花が傘状にかたまって咲くキバナノノコギリソウはコーカサス原産で、空き地のあちこちに点々と咲いていました。キク科ノコギリソウ属、耐寒性多年草、原産地:ヨーロッパ、西アジア別名:ヤロウ、アキレアセイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の花言葉:戦い、勇敢、恋の戦い、悲嘆を慰める。セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草)の誕生花:7月12日、8月2日、11月26日流通時期:ポット苗を春~夏、秋に見かけます。ハーブとアロマテラピー、園芸ネット プラス、ファーム フローラル、ガーデンタウン、緑の風yamashoku、ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、ハーブガーデン 蒼、ハーブとイタリア野菜の楽天市場店さんにあります。
2013.08.02
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春の新芽がでる頃、古い葉が赤くなって落ち、晩春に新葉のわきから枝分かれした花軸(円錐花序)を出し、黄白色の小さな六弁花をたくさん咲かせて、晩秋になると実が黒く熟します。8月1日の誕生花は、アオスジアゲハが訪れる樟脳(しょうのう)の木、クスノキ(樟、楠)。花(木)の名は、葉が防虫剤や鎮痛剤として用いられてきたことからの薬の木(くすりのき)や、霊妙な木という意味からの奇しき木(くすしきき)などの説があります。クスノキの名は、独特な芳香を持つことからの臭し木(くすしき)からつけられたともいわれています。 花言葉「芳香」は、葉をちぎると樟脳の香りがすることからつけられたのでしょう。実家の庭に植えられていたクスノキはアオスジアゲハやセミのお気に入りの高木で、隣の空き地に家が立つときによく茂った枝葉が大きくはみだしていたので、切られてしまいました。 大きな切り株の年輪から30~40年経っていたようですが、植えたのではなく勝手に生えたのだといわれました。冬に庭のツバキの木を訪れるヒヨドリやメジロが近くの神社からタネを運んできたのか、数年前にツバキの根元にクスノキが芽をだして30cmほどになっていたので、あわてて抜きました。クスノキ科ニッケイ属、耐寒性常緑高木、原産地:日本、中国、台湾別名:クス(樟)クスノキ(樟、楠)の花言葉:香り、芳香。クスノキ(樟、楠)の誕生花:8月1日流通時期:鉢植えを春に見かけます。トオヤマグリーン、日本花卉ガーデンセンター、千草園芸、ガーデンタウン、ガーデンプランツ エナさんにあります。 鉢植えセット
2013.08.01
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夏から秋にかけて、茎先のバイオリン胴部のような形をした緑の葉が赤く変わり、花弁のない黄色い小花が咲きます。8月31日の誕生花は、真夏のクリスマスカラー、ショウジョウソウ(猩々草)。花の名は、花の下の苞葉が赤く色づくことから、古代中国の想像上の獣で、赤く長い髪をしたお酒の好きの猩々(しょうじょう)を連想して名づけられました。 花言葉「良い仲間」は、花が寄りそって咲き、実が固まってつく姿につけられたのでしょう。ショウジョウソウは雌雄異花の杯状花序を固めてつけ、重そうにしなだれている雌花を雄花が囲み、三室に分かれた実を結びます。 英名のアニュアル・ポインセチアは一年草のポインセチア(annual poinsettia)の意味で、クリスマスに飾られる低木のポインセチアの仲間で、一年草であることから呼ばれています。ポインセチアと同じ花言葉の「祝福」は、赤と緑のクリスマスカラーからつけられています。真夏の照りつける日射しの下、道端のコンクリートの隙間に、鮮やかな赤い苞と緑の葉のコントラストが美しく、ショウジョウソウが咲いていました。トウダイグサ科ユーフォルビア属、春まきの非耐寒性一年草、原産地:北アメリカ南部、ブラジル別名:クサショウジョウ(草猩々)、アニュアル・ポインセチアショウジョウソウ(猩々草)の花言葉:祝福、希望、良い仲間。ショウジョウソウ(猩々草)の誕生花:8月31日、11月 2日流通時期:ポット苗を初夏に見かけます。ラナンキュラス
2012.08.31
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夏から秋にかけて、しっかりとした三角柱状の茎先から黄褐色の小穂をいくつも伸ばし、小穂が穂状になって、線香花火のように咲きます。8月30日の誕生花は、かつて子供たちの夏の遊び友達だった花、カヤツリグサ(蚊帳吊草)。花の名は、三角形の両端の茎を二人して裂いて広げてできる四角形が、蚊帳(かや)を吊った形に似ていることから名づけられました。 別名のマスクサ(枡草、升草)も、茎を両端から裂くと四角形ができ、子供たちが枡になぞらえて遊ぶことからつけられています。花言葉「伝統」は、古い時代に作物とともに入ったといわれ、昔から子供たちが田んぼの畦などで、生えているカヤツリグサの遊びを受け継いできたことをたとえたのでしょうか。 夏になると、カヤツリグサが時々庭で顔をのぞかせ、一度はびこると群生するそうなので、すぐ抜きますが、仲間の涼しげなシラサギカヤツリ(半耐寒性多年草)はベランダに置いています。カヤツリグサ科カヤツリグサ属、一年草、原産地:中国別名:マスグサ(枡草、升草)、トンボグサ(蜻蛉草)カヤツリグサ(蚊帳吊草)の花言葉:伝統、歴史。カヤツリグサ(蚊帳吊草)の誕生花:8月30日流通時期:カヤツリグサの仲間のポット苗を初夏に見かけます。季節の花 花心(Kashin)、トオヤマグリーン、石田精華園 楽天市場店さんにあります。 コルチカム
2012.08.30
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初夏から秋にかけて、分枝した茎についた大きい葉のつけ根から巻きひげを出してフェンスなどに絡まりながら、葉のわきに黄色い花が咲き、濃い緑色の筒型の長い実をぶらさげます。8月26日の誕生花は、江戸時代から使われてきた化粧水の花、ヘチマ(糸瓜)。花の名は、乾燥させると繊維状になる実の姿に由来するイトウリ(糸瓜)がトウリ(唐瓜)に縮まり、トウリのトが、イロハ47文字のヘとチの間にあることから名づけられたそうです。 子房のついた雌花花言葉「悠々自適」は、茎に気持ちよさそうにぶらさがった実に、ぶらりとして自分の思いのままに暮らしていることをたとえたのでしょう。秋に茎先が畑の網を伝って伸び、一日花を咲かせ、実を結んでいるヘチマを見かけて、小学生のときに学校の花壇で、ヘチマタワシを作り、ヘチマ水をとったことを思い出しました。 浴用ヘチマタワシは、たっぷりの水に熟した大きな実をつけ、外皮が割れて中身が腐ってきたら、洗って取り除き、繊維を取り出して乾燥させて、できあがりです。花言葉「剽軽な」は、ぶらんと垂れさがる大きな実が風に揺れる様子が剽軽なことを表しています。来年のベランダの日よけのエコカーテンは、暑さと日差しに強く、茎がよく分枝して伸びるヘチマにしようかな。ウリ科ヘチマ属、つる性の非耐寒性一年草、原産地:西アジアヘチマ(糸瓜)の花言葉:悠々自適、剽軽な。ヘチマ(糸瓜)の誕生花:8月10日、8月26日、9月19日流通時期:ポット苗を晩春に見かけます。冬咲き球根アマリリス 冬咲きチューリップ 冬咲きカサブランカ
2012.08.26
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夏に、太い茎がまっすぐに伸びて上部で何本にも枝分かれしたその先に、葉を少しのぞかせた大きなつぼみからたくさんの白い小花がはじけるように咲き出て、傘のように広がります。8月25日の誕生花は、草原でひときわ目立つ豪壮な山野草、シシウド(猪独活)。花の名は、茎葉が春に若い芽を食べるウコギ科のウド(独活)に似ており、硬そうでイノシシが食べるのに適したものと考えて名づけられました。 ウドは埋(ウズ)から転じたもので、土の中の芽を食べることに由来し、漢字の独活は、風もないのに独りで動き、活きているように見えることからつけられたそうです。花言葉「健康美」は、円柱形の太い茎に白い小花が集まった傘のような花を広げて、他に抜きんでてさっそうと草原に立つ活気あふれる姿につけられたのでしょう。 5枚の花弁が内側に軽くカールした花伊吹山のお花畑に咲く白い花の姿は健康そのものに見え、乾燥させた根には鎮痛や血管拡張などの効能があり、神経痛などによい浴湯料の伊吹百草には茎葉が入っています。シシウドは花が咲くまでに4~5年かかり、実を結ぶと枯れるそうです。セリ科シシウド属、耐寒性多年草、原産地:日本別名:ウマウド(馬独活)シシウド(猪独活)の花言葉:健康美。シシウド(猪独活)の誕生花:8月25日流通時期:夏に山野で咲く花を見かけました。アリウム
2012.08.25
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晩夏から秋にかけて、束状の大きな楕円形の葉の間から先が淡いピンク色をした白い花穂が伸びて、鱗のように重なった淡い緑の苞の中に黄色い花が咲きます。8月22日の誕生花は、カレーの香辛料ターメリックの花、ウコン(鬱金)。花の名は、漢名の鮮やかな黄色を意味する欝金(ウッコン)の字音が変化したもので、根茎(生の根はオレンジ色)から黄色の染料がとれることから名づけられたそうです。 花言葉「あなたの姿に酔いしれる」は、つぼみを包んでいた苞の中にひっそりと咲く幻想的な花の美しさにつけられています。ウコンは、春に咲く春ウコン(キョウオウ)、秋に咲く秋ウコン(ウコン、ターメリック)、初夏に咲き、根茎の切り口が薄い紫色の紫ウコン(ガジュツ)の3種があります。 秋ウコンの根茎は肝機能を強化するクルクミンを豊富に含み、二日酔い防止やカレーのスパイスのターメリック、染料としても使われています。ウコンの花の香りは気がつかなかったのですが、花言葉の「乙女の香り」にふさわしいさわやかな香りがするのでしょうか。ショウガ科ウコン属、春植えの半耐寒性球根、原産地:東南アジア別名:ターメリックウコン(鬱金)の花言葉:乙女の香り、あなたの姿に酔いしれる。ウコン(鬱金)の誕生花:8月22日流通時期:ポット苗を春に見かけます。アイランド楽天市場店、charm 楽天市場店、ファーム フローラル、花と雑貨のABCさんにあります。 キンモクセイ ギンモクセイ
2012.08.22
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初夏から初秋に、株元のとっくりのようにふくらんだ多肉質の茎が枝分かれして、光沢のあるヘラ状の葉がまとまってついた茎先に、花筒の先が5つに裂けた濃い紅色の花が固まって咲きます。8月20日の誕生花は、砂漠で美しく咲き誇る色鮮やかな紅色のバラ(薔薇)、サバクノバラ(砂漠の薔薇)。花の名は、英名のDesert Roseを訳したもので、アフリカの乾燥地に咲く鮮やかなバラ色の花から名づけられました。別名のアデニウムは属名の音読みで、属名は1種が自生するイエメン共和国の港湾都市アデンからという説と、樹液に毒があることからギリシャ語のaden(腺)に由来するという説があります。観賞用のアデニウムは学名Adenium obesumで、種小名のobesum(肥大した)は大きくふくらんだ茎や幹の姿からきています。 花言葉「一目惚れ」は、とっくり状にふくらんだ茎や茎先近くに葉がつくユニークな姿と、見る人を惹きつける鮮やかな花の美しさからつけられたのでしょう。花言葉「純粋な心」は、この魅惑的であでやかな花のどこからきているのでしょう。砂漠の片隅で、一生懸命に美しく花を咲かせている姿からでしょうか。 花弁の中央が淡色で輝くようなピンク色の花が咲く鉢植えのサバクノバラは茎が寸胴なので、不思議に思っていたら、挿し木で殖やした株は根元の茎がとっくり状にふくらまないそうです。キョウチクトウ科アデニウム属、非耐寒性多肉植物、原産地:東アフリカ、ナミビア、アラビア別名:アデニウム、デザートローズサバクノバラ(砂漠の薔薇)の花言葉:純な神経、純粋な心、一目惚れ。サバクノバラ(砂漠の薔薇)の誕生花:8月20日流通時期:鉢花を夏に見かけます。charm 楽天市場店、園芸ネット プラス、フラワーネット 日本花キ流通、MOTOMACHI ORCHID、LEAFS、打出農園さんにあります。
2012.08.20
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晩春から初夏に、すっと伸びた枝先近くの革質の葉のわきに、大きな針山に針を刺したようなオレンジや黄色の花が一輪、長い間咲きます。8月15日の誕生花は、インパクトのあるピンクッション(針刺し)状の花、リューコスペルマム。花の名は、ラテン語でleuco(白い)とspermum (種子)の意味で、白い種子ができるところから名づけられました。 リューコスペルマム ジョーイリボンオレンジ花言葉「艶やかな人」は、花柱が次々と飛び出して球形に並び、筒状の細長い花被がリボンのように巻く花のあでやかさにつけられています。花言葉「どこでも成功する」は、1本の針のように見える花がたくさん集まって咲く花の華やかさと花もちのよさにつけられたのでしょう。 リューコスペルマムの花は柔らかそうに見えますが意外に固くて、花もちがよく、今年のお盆にお花屋さんでオレンジの切り花を初めて見かけました。ヤマモガシ科リューコスペルマム属、非耐寒性常緑低木、原産地:南アフリカ別名:ピンクッション、レウコスペルマムリューコスペルマムの花言葉:艶やかな人、共栄、どこでも成功する、どこでも成功を。リューコスペルマムの誕生花:1月12日、8月15日、10月29日、12月13日流通時期:鉢花を春に見かけます。サンタンカヒメリンゴ ハートツリー クランベリー
2012.08.15
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晩春から初夏に、枝先や細かく密生した葉のわきに、星形の白い小さな花がこんもり茂った枝葉をおおうように、たくさん咲きます。8月11日の誕生花は、コンパクトな生垣や盆栽につもる雪のように白い花、ハクチョウゲ(白丁花)。花の名は、花がチョウジ(丁子)に似ていて、白いことから名づけられました。フトモモ科のチョウジは花のつぼみの形が釘に似ていることからつけられています。 別名のバンテイシ(満天星)は満天の星が転じたものだそうです。花言葉「純愛」は、満天の星のように枝一面に咲く白い小さな花をあらわしたのでしょう。ハクチョウゲは二重や八重咲きの花、葉が白覆輪になるフイリハクチョウゲなどがあり、どの花も遠目からは目立ちませんが、ひたむきに咲いています。 鉢植えのフイリハクチョウゲは、刈り込まないで伸ばした枝にはたくさんの花が咲き、刈り込んだ枝は花が咲きませんでした。花の直後に刈り込むだけなら、翌年の花つきに影響はないそうです。アカネ科ハクチョウゲ属、常緑低木、原産地:中国別名:ハクチョウボク(白丁木)、バンテイシ(満天星)ハクチョウゲ(白丁花)の花言葉:純愛。ハクチョウゲ(白丁花)の誕生花:5月20日、8月11日流通時期:鉢花を春に、苗木は秋に見かけます。花ひろばオンライン、ガーデンタウン、モダン盆栽 中村屋、トオヤマグリーン、千草園芸、産直花だん屋、ガーデニングショップ四季の里、伊勢盆栽、インターフェース市、グリーンプランニング株式会社さんにあります。
2012.08.11
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よく分枝したしなやかな細い枝の葉のつけ根から次々と花柄を伸ばし、お皿の形をした萼(ガク)の中心についた筒状のつぼみが開き、花が散ったあとにも萼が残り、枝を彩ります。8月10日の誕生花は、ユニークでかわいらしい花、チャイニーズハット。花の名は、英名からで、皿形に広がった萼の中心の円筒形の花冠が中国で近代まで使われていた帽子に似ていることから名づけられました。花言葉「かわいらしい」は、中国の昔のかわいい帽子のような形の花につけられています。 属名は18世紀のデンマークの植物学者 Johan Theodor Holmskioldにちなみ、秋から冬に咲くホルムショルディア・サンギネアと夏に咲くホルムショルディア・テッテンシスがあります。花言葉「着飾る」は、テッテンシスのピンクのお皿に青い蝶がとまったように見えるおしゃれな花の姿からきているのでしょう。 テッテンシスもチャイニーズハットの名でお花屋さんにありますが、英名は華やかな花らしくタヒチアンハットだそうです。ホルムショルディア・サンギネアの朱橙色の花や園芸品種の黄色い花は晩秋に一度だけ、お花屋さんで見たことがあります。クマツヅラ科ホルムショルディア属、常緑低木、原産地:インド、ヒマラヤ(サンギネア)、アフリカ(テッテンシス)別名:ホルムショルディアチャイニーズハットの花言葉:かわいらしい、着飾る。チャイニーズハットの誕生花:8月10日流通時期:ポット苗や鉢花を初夏(テッテンシス)や秋~冬(サンギネア)に見かけます。ガーデニングショップ四季の里、緑の風yamashokuさんにあります。 サルスベリ
2012.08.10
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夏に、枝先に紅色のつぼみがぎっしりと集まってつき、淡い紅色の小さな五弁の花が次々と開いて、大きいドーム形の花が広い葉の上に咲きます。8月5日の誕生花は、さわらなければ臭わない枝先でほのかに香るおしゃれな花、ボタンクサギ(牡丹臭木)。花の名は、枝や葉に特有の臭いがあるクサギ(臭木)の仲間で、ボタンの花のように豪華に咲くことから名づけられました。 1.5~2cmほどの小さな花 花径10~15cm花言葉「輝く美しさ」は、大の字形に開いた淡い紅色の小さな花がたくさん集まった手まりのような花のつややかな美しさにつけられています。生い茂った木の下の暗がりで、縁に不揃いのギザギザ(鋸歯)がある葉の濃い緑に引き立てられて、ピンクの手まりのような花は遠くからでも目を引き、美しく咲いていました。 ボタンクサギは学名がクレロデンドルム・ブンゲイで、クレロデンドルムはギリシャ語のcleros(運命)とdendron(樹木)からつけられています。花言葉「運命」はここからきているのでしょうか。 クマツヅラ科クサギ属、半耐寒性落葉低木、原産地:中国、インド別名:ベニバナクサギ(紅花臭木)、ヒマラヤクサギ(ヒマラヤ臭木) ボタンクサギ(牡丹臭木)の花言葉:運命、輝く美しさ。ボタンクサギ(牡丹臭木)の誕生花:8月5日流通時期:鉢花を夏に見かけます。日本花卉ガーデンセンターさんにあります。クサギ ボタン ノボタン
2012.08.05
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初夏から夏に、穂になった雄花が茎先の長くたらした幅広の葉より高く伸びて、風に散らした花粉を、茎の中ほどの雌花が長いめしべの束で受粉し、やわらかく甘い実をつけます。8月4の誕生花は、16世紀にポルトガル人から伝えられた世界三大穀物の一つ、トウモロコシ(玉蜀黍)。花の名は、唐(舶来の意味)のモロコシの意味で、中国から渡来した赤褐色の小さな実をたくさんつけるモロコシ(蜀黍、唐黍)に似ていることから名づけられました。 花言葉「財宝」「豊富」は、ぎっしりときれいに並んでいる黄金色の実をあらわしています。実になる雌穂が葉のつけ根の太い茎の節に3~4本ついて、長い糸状の花糸(トウモロコシのひげ)を苞の外に出し、茎の先端の雄花がススキの穂のように開き、黄褐色の花粉を出します。 風媒花花言葉「けんか」「仲たがい」は、雄花と雌花が茎の先端と茎の節の離れた所に、別々に生じるところからきていると思いましたが、トウモロコシの折れた茎の花言葉だそうです。雄花と雌花は離れていても風の取り持ちでりっぱな実をつけ、暖地ではほとんどの畑で収穫が終わりました。イネ科トウモロコシ属、春まき一年草、原産地:ペルー別名:ナンバンキビ(南蛮黍)、トウキビ(唐黍)トウモロコシ(玉蜀黍)の花言葉:富、財宝、豊富、同意、洗練、けんか、仲たがい。トウモロコシ(玉蜀黍)の誕生花:8月4日、8月7日流通時期:タネを秋~春に見かけます。 夏植え球根 サフラン コルチカム
2012.08.04
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