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2005年01月24日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今さっき、ネットでニュースを読んでいたら、信じられない記事を発見した。


3歳の長女にほとんど食事を与えず餓死させたとして、埼玉県警所沢署は24日、同県所沢市東新井町、派遣社員、花弥美沙(20)、同居の無職、清原雄一(23)の両容疑者を殺人容疑で逮捕した。
 調べでは、両容疑者は数カ月前から、花弥容疑者の長女樹莉ちゃんを自宅アパートのロフト部分(床から高さ約1.8メートル)に寝かせたままほとんど食事を与えず、22日正午ごろ、栄養失調で死亡させた疑い。
 調べに花弥容疑者は「(清原容疑者と)自分は普通にご飯を食べ、カラオケなどに行っていた。2人だけで楽しみたいのに、樹莉が邪魔だった」と供述しているという。
 両容疑者らは同日午前10時~午後8時ごろまでパチンコをしていた。同9時ごろ帰宅し、ぐったりしている樹莉ちゃんを見つけ119番した。
 樹莉ちゃんについて花弥容疑者は「2カ月前から食欲がなく食事を与えても戻す状態だった」として、水と、チョコレートやおにぎりを時折与える程度だったと供述している。死亡時の樹莉ちゃんは身長約86センチ、体重は3歳児の標準の半分程度の約6キロしかなかった。また、木の床に新聞紙を敷いただけで寝かされていたために、床ずれだらけだったという。
 県警は、花弥容疑者が「樹莉を犠牲にして清原容疑者との生活を選んだ」「樹莉が邪魔だった」などと供述していることから「未必の故意」があったとみて殺人容疑を適用した。
現場は国道463号近くの住宅街で、花弥容疑者らの部屋は8室がある2階建ての単身者用アパート。花弥容疑者らは3人暮らしだが、アパート住民の中には「子供がいる様子がなかった」と、樹莉ちゃんがいたことに気付かない人もいた。【斎藤広子、村上尊一】 (毎日新聞より)

3歳で体重6キロ。この女の子がどんな体をしていたのか、想像もできない。6キロと言えば、大体3ヶ月の女の子の赤ちゃんの重さ...。この女の子の親は、娘が邪魔だったと言っていたが、はじめから餓死させるつもりだったのだろうか...それともまさか死ぬとは思っていなかったのか?数ヶ月もまともな食事を与えずに?食べたらすぐ戻してしまうなら、何故病院に連れて行かなかったのだろう?娘の体より、二人でデートする方が大事だったから??この二人の親は?そりゃ、20と23で世間では「大人」だけど、この二人の親は、自分たちの「孫」がどんな様子でいるかなど、気に留めもしなかったのだろうか?それとも「孫」の存在すら知らなかったのか?
この記事を読んで、「大人になりきっていない大人が子供を生む事」への問題と、「親子の関係」についての疑問を深く感じた。
まず、当たり前だけど、「子供が子供を生む事」はやっぱり大きな問題だと思う。いや、と言うよりは「子供を望まない人が子供を生む事」が問題なのかもしれない。10代同士のカップルでも、心から子供を望んで、しっかり育てていく意思と資源があれば一概に「問題」にはならないかもしれない。ただ、資源(子育ての環境が提供できても)があっても、「子供が欲しい」と思っていないと、やっぱり子育てには問題が出てくるはず。この二人の親は、この記事の文面からして子供が欲しかったわけではないはず。「子供が邪魔」「子供を犠牲にしてまででも二人で過ごしたい」というのは、本当に子供を愛している親からは出てくるはずの無い言葉だ。それなのにどうして、きちんと避妊をしなかったのだろう?コンドームを付けたくなかったから?こんな理由で、妊娠して中絶をしている人はとても多い。まあ言えば、「中絶」を避妊法にしている人達。日本ではアメリカほど、避妊ピルも出回っていないし、「避妊」についての教育もちっとも行き届いていないと思う。避妊ピルが主流になってきているアメリカでもそれは同じ事。セックスに興味を持ち始めるTeenに十分な性教育が与えられていないので、安易にセックスをして妊娠するTeenがとても多い。実際、先進国の中でTeen Pregnancy rateが一番高いのはアメリカだ。それはさておき、「子供を持つ準備」のできていない人が、「気持ちいいから」Unprotectedのセックスをして、1:「困るから」中絶をする 2:「とりあえず」産んで、やってくしかない という結論を出しているのは悲しいことだと思う。それに、日本ではオプション3として、「養子にだす」というチョイスは殆ど選択肢に入らない。子供が要らないから施設に預ける・誰かにあげるのも、無責任だとは思うが、「殺す」よりはよっぽどまし。ちなみにアメリカでは子供を育てられないと思った親が、匿名で、赤ちゃんを箱に入れて病院の玄関に置いていっても良いという法律「Baby Moses Law」というのがある(これはあまり人に知られていないが)。この女の子の親も、そこまで子供が邪魔なら、いっその事施設に置いてきてしまうこともできたはずだ...。食事を与えずに、ジワジワと殺していくなんて...。
「親子の関係」も疑問になる。日本では「親子の絆」のない家庭が多すぎる。私の家族は、クリスマスやお誕生日になるとみんなでプレゼントを交換し合ったり、毎年家族旅行をしたり、何もなくても家族で団欒したり...というのが普通で、私と妹は両親を尊敬して、両親は私達娘にできる限りの事をしてくれて...昔からそんな関係だった。でも、日本にいた頃、私の周りではそんな家族は少なく、「えぇ?オヤジの誕生日にプレゼント?きもくない?」とか、「家族で旅行ってうざくない?」と言われる事がけっこうあった。この事件を起こした2人は、親とどんな関係だったのだろうか...。
例えば私だったら、子供が生まれたらきっと、お母さんにしょっちゅう電話を掛けては子育てのアドバイスを貰ったり、子供の成長過程を報告したり...というように、私の親にも自分の子供の人生に深く関わってもらいたいなと思う。そして、もしも子育てに行き詰まって、どうしても子供が育てられない、もしくは最悪の場合、子供が邪魔だとおもうまで思いつめたら、そうなる前に絶対、すぐさま親に相談すると思う。でも、事件を起こした2人は自分たちの親と上手くコミュニケーションが取れていなかったのではないだろうか。下手すれば、勘当同然で子供がいた事すら知らなかった可能性がある。ここまで、親子の絆が切れていると、「家族である事の意味」っていうのが本当に分からなくなってしまう...
さっきも書いたように、私の育った家庭は、思いやりの家庭だった。会社で働くお父さんがいて、専業主婦のお母さんがいて、2歳違いの姉妹。食べるものも着る物も十分にあって、「必要なもの」に限らず、時には「欲しいもの」も買うことができた。何の申し分もない「理想の家族像」だったと思う。でも、現実に「理想の家族」は年々減少しつつある。アメリカでは約50%の離婚率が、日本でも近年どんどん上昇し、シングルマザーやStepの家族も全く珍しくはない。また上昇する家庭内暴力や、性犯罪、青少年犯罪、どれをとっても「家庭での生活」が大きく影響されたものだ。家庭が円満で、親と子供がお互い愛し合い、絆があれば防ぐ事のできた事件は後を絶たない。愛を知らずに育った子供は愛を知らない大人になって、その子供も愛を受けずに育ち、連鎖反応で、どんどん「愛のない家庭」が増えていくことを思うと、悲しすぎて言葉にならない。
こんな事件が二度とおきないためには、子供を望まない人が子供を作ってしまう事を阻止する(避妊の重要性を教育する)事も大切だが、本来の「家族の意味」をもう一度考え直し、家族の絆を築き上げていくことが根本だと思う。
最後に、亡くなった女の子が天国でみんなに愛されて、幸せに過ごせますように...





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最終更新日  2005年01月25日 02時26分11秒
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