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2004年03月15日
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仕事と家庭の両立は、まだ女性の負担が多い年代であった。
二人だけの生活は私が仕事を続ける上では都合がよかったが、いつまでこのままのつもりではなかった。
子供がいて、子育てと家事で過ごしたいという思いが大きくなってきた。
結婚して間もない頃、主人が、「僕と結婚して良かったと思うように必ずさせるからな」と言ってくれた。 私は嬉しかった、その意味が漠然としていて、よく解らなかったが。
それは主人の自分への決意でもあったのでしょう。 実にまじめによく働いてくれた、私もそうであったが。 会社では全てが順調に運んでいった。 主人も私と同じ気持ちでいて、「もう仕事はやめても良いんだな」と私の気持ちを確かめてくれた。  学校を辞め、妊娠を知って、専業主婦になった。 

次女の姉は私より一年遅くに同級生だった数学の先生と結婚して、夫の故郷で、姉も先生をして、一人子供が生まれて、子育てもしていた。 姉は勝気で、頑張りやでしたから朝早くに起きて、家事の全てを済ませてから学校へ行っていた、と母が話してくれた。 姉は仕事を懸命にしていたのです。

長女の姉は二人めの子供を身ごもっていた。 妊娠五ヶ月を過ぎた頃から、むくみが出てきて、お医者様にかかっていた。 安静にしているようにということで、姉の家へ、母が泊まりで行ったり、私もお手伝いに行ったが、その後、日赤病院に入院した。
母体が持たないからと、胎児はおろすことになった。 
おろした後も姉の様態はよくならなかった。

病院へお見舞いに行ったとき、義兄は泣きながら、姉はもう助からない、と打ち明けてくれた。  涙がポロポロとこぼれて、姉の病室にしばらくは入れなかった。
数ヶ月の入院のあと姉はなくなった。 なくなる直前に、兄に「良子を頼む」と頼んだそうです。 

かわいそうなお姉さん、優しいお姉さんだった。  姉は私が遊びに行ったとき、家を飛び出したことを話して「かっちゃん、聞くも涙、語るも涙だったのよ。  もしお父さんがあんなに頭越しにがみがみ言わなかったら、お父さんの言うとおりに、お見合いした人と、一緒になったでしょうね。 でも宮下と一緒になって、幸せだから、もし生まれ変わったとしても又宮下と一緒になるわ。」と姉が言ったの・・・。
美人で心もきれいなお姉さんだった。


水のこころ

水はつかめません
水はすくうのです
指をぴったりつけて
そっと大切に

水はつかめません
水はつつむのです

そおっと大切に
水の心も
人の心も

高田敏子







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最終更新日  2004年03月15日 22時00分44秒
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