まった~り行こうぜ!

まった~り行こうぜ!

2004.11.10
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カテゴリ: 仕事
歌舞伎町

LRはそろそろ夜の帝王を目指します(嘘


さて、皆さんなら会社やお店に乞食が来たら、どう思うのでしょうか?

僕なら「うわっくっさ~」とか思ってしまいます。
あっちいけシッシッ!の世界です。

歌舞伎町に散見する風俗店。
変な話しですが僕は風俗に行ったこともなければ、
また行くこともできません。行く気もおきません。
他の男の人からすればヘタレかもしれませんが、事実なのでしょうがないです。



新入社員が男の場合、「本当なんですか?」とほぼ必ず言われます。

でも、本当に行ったことがないのです。

行かない理由はいろいろあります。
ひとつは次のような理由です。

風俗には何日もお風呂もろくすぽ入ってないような人も
多く行くと聞きます。

僕はそれを聞いただけで間接的にしろ
そういう男のエキスに触れるのかと思うと
気持ち悪く感じてしまいます。

だけど、そういうお店の女の子達はそんなこと言ってられません。

プロとしてサービスするのでしょう。


同じような状況になることがあります。

自社のお店には乞食は来ませんが、それに近い人、
精神異常者も来ることがあります。

僕は直接会うことはありません。

でもお店の子達はプロとしてサービスをし、接してくれています。


僕よりも商売人であり、人間としても見習うべき点が多いといえます。

松下幸之助氏の「商売心得帖」にこんな話しがありました。

現代風にアレンジして掻い摘んで書いてみます。


ある街にお菓子屋さんがありました。

そのお菓子屋さんへ乞食がたった1個のケーキを買いに来ました。


店員が売るのを躊躇していると、奥から店の主人が出てきました。


主人は乞食にたった1個のケーキを包んで渡し、

お代を受け取り、そして深々と頭を下げたそうです。


店員は主人に何で乞食に対して

そんなに深々と頭を下げるのかを不思議に思い聞きました。

すると主人はこう言いました。

「よく覚えておきなさい。これが商売冥利というものだよ。

いつも買っていってくれるお客様も、たしかにありがたい」


続けて主人は言いました。

「しかしいつものお客様はお金を持っている中で買ってくださるが

あの人は100円か200円持っている中で、なけなしの全財産を

はたいて買ってくださったのだよ。そういう方には店の主人である

私がみずからお渡しするのが商売人の道というものだよ」


と、話しはここで終わります。


皆さんはどんなことを思いますか。


松下幸之助氏は商売の本当の感激はこういうところにあるのではないか、と言っています。



綺麗ごとばかりも言ってられないかもしれません。

実際には異臭がしていれば他のお客様に迷惑になったり
店員もいやな顔をしたり。

僕は乞食や何日もお風呂に入っていないような人が
来たら耐えられません。
それが正直なところです。

でも松下氏の話しには何かのヒントがあるようにも思います。

全財産をはたいてでも購入したくなるような魅力的な商品、サービス。とか。

観点を変えてみると乞食への価値観が変わったり、
なにかの教訓みたいなものはあるような気もします。



マーケティングや組織論、戦略論も大切です。
だけど僕はこういう商売人の心得も大切にしていきたいと思っています。

なぜなら僕は商売人の端くれだからです。


商売人がいるから、いてくれたから今の生活、社会があります。

コショウを持ち帰るために命を掛けて海を渡ったり、
はたまた大阪から江戸まで歩いて来たり、

今、こうしてインターネットをやったりみたりしているのも
パソコンの部品を研究開発、製造して
製品として完成し販売する会社があり、店があり
マイクロソフトがOSを開発してくれたから
誰でもパソコンができて
通信会社があるからインターネットもできるわけです。


古今東西の商売人達が必死に頑張ってきてくれたおかげで今があります。

どんなに批判があろうとも、これは事実です。
否定するなら無人島か、火星にでも行くしかありません。
と、すら思います。


儲けて、それが社会のためになる。

それが商売だと思います。

そういう意味でしっかり儲けて、また儲けて、とにかく儲けて。
それが世の為になれば
商売人冥利に尽きるものだと信じています。

商売人には、商売人の生き方があると思うのです。

まずは儲け。それが結果として社会のためになる。
この順番だと思います。


まず社会のため。そして儲け。これは商売人として逆だと思います。


どっちでも同じように見えるかもしれませんが、
実際現実に業務の中に落とし込んでいくと、変わってきます。


余計なことばかり考えているのは商売人ではないとすら思います。

商売人は商売をする!
それが世のため人のためになります。


綺麗ごとばかりも言っていられません。

僕は正々堂々と儲けたい。そう思っています。


ちなみに松下幸之助氏の「商売心得帖」は
本当にすばらしい本です。

天下の松下でも汚いことはたくさんしています。

経営者としての労働者に対するプロパガンダも含まれているでしょう。

松下電工は僕が目指している会社ではありません。

だけど松下氏から商売人としての勉強はしていきたいと思っています。

技術に奇策はあっても、販売に奇策なし。など。
松下氏が言っていることは本質的に今のことと同じです。
基本を徹底する。
20年以上も前の本ですが、ちまたで売られている
経営本と比べても古さを微塵も感じません。

僕はとっても共感するところが多いです。
本当にすばらしい本だと思います。



商売心得帖

というわけでそろそろお家に帰ります。

■追記
よくみたら30年前の本でした。
30年前の本に「不景気だからこそ」とあるのも面白いですね。
歴史は繰り返すです。





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Last updated  2004.11.11 02:34:57
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