まった~り行こうぜ!

まった~り行こうぜ!

2004.11.28
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カテゴリ: 仕事
■追記----------------------------------------
花
キレイな写真を見つけたのでPCの壁紙にしてみました。
志津ママさん はいつも週末に心が安らぐ写真をたくさん紹介してくれています。
ぜひ行ってみてください。

-------------------------------------■追記終わり



EQ。(e-肉球の略ではない)

Emotional Quality
心の知能指数と言われている。

EQについて 簡易テスト有り



それはやる気。

人間は「やる気」で能力が大きく左右される。

「やる気」という目にみえない要素は
会社にとってものすごく大きい経営資源だと思う。



僕はスタッフのやる気を出すためにいくつかのアプローチで取り組む。



一番「楽」で、僕も楽しくもあるのが
誉めると伸びるタイプ。

いいところを誉める。とにかく誉める。たまに諭す。
心がこもっていないと相手には伝わない。


誉めるということは実はダメ出しするより難しい面もある。

それは誉めどころとタイミング、誉める側の能力の問題。



仕事がダイナミックですばらしいね!と言ったりして
ピントがずれていると「この人私を分かってない」
と思われたりする。やる気が削げる。


ポイントを変えることもある。
キレイな女性に「美しいですね」と言っても




顔だけでなく、内面のこういうところがステキだね。
とか言われたりした方が嬉しかったりする。


タイミング
仕事がもう少しで完成と言うときに誉めるよりも
完成してから誉めるほうが嬉しい。

誉めながらという時もあるけど、
最後まで誉めないこともある。その時は達成感を重視する。
仕事の内容によってもケースバイケース。


いずれにしても誉めるべきポイントとタイミングは重要。



ちなみに誉めると伸びるタイプは
「自称」も本当に多いけど、全員がそうなわけではない。

っていうか、怒られるのがいやだという主観だけで
「私は誉められると伸びるタイプです」という人も多い。
でもだからって客観的にその人のやる気や能力を引き出す上でベストとは限らない。

どうしても殻を破らないといけない人もいる。




次に誉める側の問題
いつも愚痴ばかり言って仕事ができない人から
「あなたは仕事ができて凄いですね!」と誉められても
嬉しくともなんともない。


むしろ仕事がバリバリできる人から
「君はすごいね!がんばっているね!」
と言われると、なんだかとても嬉しかったりする。

これだけで「よ~しやるぞ~」とやる気になれたりする。

ようは誉めることは、誉める側の能力向上も求められる。

あとこいつにいわれたくねぇ~っていう心もあるから
そうならないよう誉める側も襟を正さなくてならない。



誉められると嬉しい。
もっとやる。さらにやる。

気持ちがいいこと、嬉しいことは前向きにやるようになる。


こうなると誉めるほうも本当に楽だと思う。

そこから気持ちいい会話が生まれて、さらにアイディアが生まれる。
そういう相乗効果もある。

怒っている時は、双方ともいいアイディアなんてでないと思う。
(SやMでない限り)


目安はほどよく調子にのる、またはほどよく天狗になる。
これが一番いい状態のように実感している。
自信と緊張感のバランスと言い換えてもいいかもしれない。


天狗になりすぎると、それは単なる驕りとなり危険。
驕りは成長を阻むだけでなく、大きな落とし穴も作る。


ちなみに恐怖支配は絶対によくないと思う。
中長期で見ると崩壊したり、行き詰まる。




僕は誰でもかれでも誉めるわけではない。
人によっては誉めてもだめな時期もある。

やる気を出させるために追い込むということもある。

追い込み方もいろいろある。

淡々と理詰めで思考を前向きに変えていったり
怒って、または言葉で精神的に追い込んだり。

どちらかというと、僕はあまり好きなアプローチではない。

なぜかというと、僕が疲れる。

怒られるより、怒る方がエネルギーをものすごく消費すると思う。

僕のトレーニングが足りないのかもしれないけど、
怒るとそれだけでぐったり疲れる。


でもこれを通らないと殻がやぶれない人もいる。

例えば保身のためにミスを隠す。

こういう人にはかなり厳しく諭す。

他のスタッフ、メンバーの努力を水の泡にしかねないし、
なにより爆弾を抱えることになる。

ミスは悪くない、それを活かすのが大切だとか、
保身なんてどうでもいい。それより会社や仕事を考えて欲しいとダイレクトに伝える。

仕事や会社のことを考えていれば、自然と自分のためになるし還元もされる。


とにかくそういう人にはエネルギーを削っても付き合うこともある。

一番よくないのは追い詰めるだけ、怒るだけの会社や経営者。

絶対にいいことは起こらない。僕は言い切れる。

最後はその経営者なり上司なりがとんでもない形で追い込まれることになる。

そういう経営者を僕は少数だけど見てきた。
どこも同じような悲惨な結末が待っている。
そういう導線になっている。


話はそれたけど
少しの間、このプロセスを潜り抜けると
あとは誉める期間に突入できる人が多い。

そうして誉める8割、諌める2割。
9.5割 0.5割の割合でもいいかもしれない。

例え0.5割でも言われている人の立場に立つと
もっと多く感じるものだ。

とにかくこれぐらいになるといい状態だと思う。

昔から言うアメとムチ。そして使い分け。
でも一つ思うのは絶対に誉めるベースの方がいいと思う。



システム的なアプローチもあると思う。

目標設定とその管理。

逆算してすることを明らかにしたりはする。

でも怒鳴ったりキリキリしてやりたくない。


同じ目標設定でも「やらされている」「追い込まれている」
よりも「自分でやりたい」「楽しい」の方がいいと思う。

ここでも結局やる気の差は大きい。

楽しくやった方が自社の場合結果がいい。

その代わり忙しくパツンパツンになるけど。。。

他にもいろいろあるだろう。

例えばインセンティブ制度というのもある。
歩合、奨励金、報奨金。

お金でやる気にさせるアプローチと言ってもいい。


諸説あると思うけど、僕の会社では取り入れていない。

その代わり昇給したり、ボーナス査定や、食事に行ったり、
旅行などの形でフィードバックする。

「お金お金」という頭になるより、
「旅行いきて~」「これ美味しいなぁ頑張ったなぁ」
みたいな方が考えていて楽しいと思う。

楽しい方が僕はいい。

それとお金で引っ張るよりも、
夢を共有したほうが楽しくもある。


僕は起業してすぐ夢を共有するということを体感した。

起業メンバーは僕のとある企画に賛同し共感してくれた。

準備期間の1年間と
起業の数ヶ月給与も出なかったのに僕を含め皆、生き生きとしていた。

夢に向かって頑張れるし、またそれが楽しいし
コストもその分余計に掛からないし
経営的な観点からもけっこういいのかなぁと思う。


インセンティブは自社でもやったことがあった。
自己申告制にしたのだが、結局催促しても誰も申告してこなかった。

お金よりも、仕事をこなすほうに夢中になっているようだった。

訪販系だと基本給は安くして、歩合でやる気を出させ
結果が出る人だけが残っていくという形を取るところも多い。

これはこれで不要な人件費は抑制できるし
出来る組織になっていくというメリットもある。

悪くはないけど歩合増やすために強引な契約したり
訪販リフォーム系の営業をみていると、中長期的には難しい面もあると思っている。

10年で上場するぐらい急成長して倒産した会社。
リフォーム系でいくつか思い当たる。



さてこの話はもう少し続く。

やる気の他に意識レベルも大切。


やらされ感、受身、歯車感。

そうでなくて自発的に知恵を出し、会社を伸ばす!
俺が伸ばす!私が伸ばす!あなたが伸ばす!

一人ひとりが「会社を伸ばす」という意識がとっても大切。

僕はスタッフにそれを伝える。

こういうことを正々堂々とスタッフに伝えられないオーナー経営者は
自分に何か後ろめいたものがあるからだと思ったりする。



例えひとつの歯車でも、とことん仕事を楽しむ。
それができる、やるというような意識レベル。

仕事への集中力と言ってもいいかもしれない。


僕は経営が楽しくて仕方がない。
一方で単純作業でもやりだすと楽しくて仕方がない。

いかに仕事を楽しむか?
これはものすごく大切な能力だと思う。


僕はその能力も引き出してあげたい。

嫌な人は会社に来る必要はない。
無理強いはしない。

僕はまずスタッフに仕事は厳しいけど楽しいものということを重点的に体感してもらう。

「奥が深いんだねぇ」とか「楽しい!」という言葉が出てくる。

一番楽しいと感じるのは、知らないことを知ったり、自分の力で自分の頭脳で
稼げると言う実力がついてきたときだと思う。



こうなるまでにはいろいろと諭すこともある。

でもこのポイントを通過しない人は成長を目指す会社には不要だとも思う。


例えばホンダ、トヨタ。

両社とも、世間で言う余計なことにまで口を出す会社。

本田宗一郎なんて手や足まで出していた。

仕事は人間の上に成り立っている。
機械がするわけではない。

だからその「人間」が何を考え、何を思って仕事をするかはものすごく重要だと思う。


能力はあるけどやる気がない人間が集まった会社。


よく見ると、そういう人たちが集まった会社は
長期的にはほぼすべて合併したり、縮小したりしている。

そうでなければ、人間をマシーンと同じように扱うようにしなければ
会社の成長に曇りが出る。

僕は口を出されても、成長するような人が集まる会社。を目指す。
そういう会社は自然と伸びると言っても過言ではないと思う。


だからホンダもトヨタも伸びたのだと思う。
そしてだからこそ今でも伸びているのだと思う。


成果を出し、さらなる成果を出せば何も言うことはない。
でもそういう人ばかりでもない。

会社として成長をさせることもある。
成長させるときは、人間という存在が相手なのだから
一見仕事に関係がないようなことまで伝えなくては理解してもらえないこともある。



いずれにしても「やる気」
やる気がある集団はそれだけで強いと思う。

大きくなってもやる気ある会社にするためには
企業文化が一番大切だとも思う。


さてなんで今回こんなことを書いたかと言うと
ドラッカーがこんなことを言っていたからだ。
「仕事で成果を出せば、私生活に口をだしてはいけない」

聞こえはいい。
僕も昔はそう思っていた。


でも今の僕は口を出す。
ドラッカーは組織文化を支える一人ひとりの人間性とその連続を
どのように考えているのだろうか。

そしてどのような組織文化こそが成長する企業にふさわしいと考えているのだろうか。

引き続きピータードラッカー君と対話してみようと思う。











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Last updated  2004.11.28 02:06:52
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