まった~り行こうぜ!

まった~り行こうぜ!

2004.11.27
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カテゴリ: 仕事
ある方のブログでリクルートの話が書いてあった。


そしてあることを思い出した。


いま自社ではリクルートの媒体を使わせて頂くことがある。
一方でリクルートのまったく別部署から別系統でお仕事を頂いたりしている。

なので、悪くは書けないのだが、
あることを思い出した。


1年前ある媒体の取り決めで、リクルートが一方的に
契約の内容をごり押ししてきたことがある。


自社ではすでに何回かお願いしていた中での



なのに相手は一歩も譲る気配がない。

らちが空かないので当時、僕が直接話をした。



営業の担当レベルと話をしていても仕方がないので
上と直接話をさせてもらいたいと、リク社営業にそれとなく伝えた。


そしてリク社のマネジャーと話す機会ができた。

リク社マネとは合計6時間にも及ぶ話し合いを重ねた。

僕も引かないが、相手も引かない。


けっこう手強い部類だなと思った。


役職に関係なく、たまにこういうのがいる。


尻の青い理屈屋。そこは僕と同じだった。


会社の方針と方針がぶつかるところまで、話は飛んだりもした。



と思うか、思わないかは自分次第。

僕は貴重な6時間だったと思う。

会話を通じてリクルートの考え方や、広告への考え方、
社内プロセスを知ることもできたと思う。


それがすべてではないけど、



相手の営業マネジャーは
「私は経営者相手にマーケティング論や広告論、販促論を講演したことがあります!」
ということが最大の武器だったようで、繰り返し僕に伝えてきた。

それがなんぼのもんじゃい!
と心の中で呟きながらも

確かに内容を聞いていると
広告、販促に関して、また顧客創造の観点からも一理あることを言っている。

でも僕も「ゼロから作り上げてきた」「現にいま結果をだしている」
という自負もあったのでかなり意見をぶつけあった。


実際にリクルートの顧客としての素直な意見も
いかにも横のつながりがあるかのようなハッタリも交えて伝えた。
エセ顧客兼業界代表になってしまった。


そんな中、向こうはもう一度考える時間をくれという。


そして後日マネジャーから連絡があった。

「編集会議でLRさんが言っていたことをとことん話し合いました」
「編集方針を少し変えてみます。次号から○○の要素も入れてみますが、それでいかがでしょうか?」

と言ってきた。

僕はどんな提案をしてくるのか楽しみにもしていた。
しかし予想以上の提案にびっくりした。

そこまでしてくれたのなら、言うことはない。

そしてその次号が手元も届いた。

そのマネジャーが言っていたように、本当に変更がなされていた。

今見てもその方向での編集は維持されている。


僕が関心するべきことが、いくつかある。

会社の方針、やり方を小さな取引先である自社と
6時間話しても通そうとする組織の意思統一。


実際にそこまでして顧客の言うことに耳を傾けるということ。


そしてこだわりはもちながらも、顧客志向で業務改善をするということ。


ま、殿様ぶりは鼻につくけど
僕はいろいろと勉強にもなった。


最後にそのマネジャーは僕に携帯を伝えてきた。

「いつでも掛けてきてくれ」ということだった。

本音で語り合うと何か分かり合えるものがあるのだろうか。

リク社のもう一つすごいところは
即席営業でも、いっぱしの営業にあっというまに仕上げる
ところだと思う。

人の入れ替わりも激しい気がする。
できない奴はすぐいなくなる。

教育システムもしっかりしているし
ビジネスの設計もしっかりしているし、
見習うべき点も多い。


とくにマネとの会話の節々からは
営業の育成に関しては絶対の自信が見て取れた。




というわけで、激しく意見もぶつけたけど
自社という顧客の声を聞いてくれた。

顧客の声は大切だと思う。

ごね得狙いもあるだろう。

ま、そういうのもいるだろうけど基本的に顧客の声には
大きなヒントが隠されていることが多い。

どうやったら儲かるかは顧客に教えてもらうのが一番いいと思う。


自社では立上げ当初に予定していた企画よりも
顧客の声に応えることで売上が上がっていった部分がある。

そしていつも一番のヒントをくれるのは顧客だと今でも思う。


いま僕の立場だと直接顧客と接すことはない。

だから顧客の声を正しく届けてくれるスタッフは大切だ。

たとえ失敗でも報告がこないことが一番恐ろしい。


アンケートだとテクニックが要求されたりして
正確な顧客ニーズを引き出すのは難しい面もあるかもしれない。

精密に本格的にやると費用も手間も掛かる。

零細はとにかく顧客の要望によく耳を傾けるのが大切だと思う。
コストは掛からない。


何気ない要望の中にヒントがたくさんあるような気がする。

実は自社が1年の準備兼ノウハウ蓄積期間として取り組み
いくつか実績も作り、ここに来て大きく受注しだした
新事業も顧客の要望からはじまった。

「自社で取扱はありません」
「あ~うちはやってないんですよぉ」

で終われば、終わりの話。

なんとか要望に応えよう。
そんな気持ちから取り組んできた面もある。


顧客の声は儲かる宝庫でもあると思う。






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Last updated  2004.11.27 00:55:22
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