書評/中村繁夫「 レアメタル超入門 現代の山師が挑む魑魅魍魎の世界」
3.5点/5点
著者はレアメタルの買い付けなどを行っている方なので「化学的な意味での」レアメタルを取り上げている訳ではありません。
あくまで資源として(と言う事は「経済的な視点」から)レアメタルを取り上げています。
2009年5月に第1刷とあります。
レアメタルが私のような経済オンチの人間まで知れ渡るようになったのは2010年以降であった気がしますから「レアメタル」が大変な事になる気配は以前からあったと言う事ですね。
私のような一般人まで情報が来るのはいつも最後だと言う事。
だからアンテナを張っていないといけない。
内容としては商品としてのレアメタルがどのように投資(投機)の対象になってきたのか・いるのかについてが主な内容。
当然、需要がないと商品としての価値がないので最終的に消費する工業とも絡んできます。
よってどのレアメタルが何に使われているなんて言う説明もあるのですが、理系オンチの私にはどうも理解・記憶できず。
それは書き手の問題ではなく、私の問題なのだけど。
ですので「レアメタル問題」の全体像を把握するための「超入門書」として読むのがベストかと。
実際にレアメタルを取り扱ってきた方の著作だけあって、リアリティがあります。
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