鬼ムスメの目にも涙 ―介護初心者の徒然日記―

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2022.03.16
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テーマ: 親の介護(17)
カテゴリ: 命の選択

父が窒息で心肺停止から、ICUに入って2日目。
心臓は薬で動いており、意識不明。

きょう聞いたら、
「劇的によくなっているということはないですが…」とのこと、悪くなっていないなら、それは本当に有り難い。
父本人もよくがんばっている、94歳の心臓、がんばれ…!
辛いかもしれず、頑張らせるのもどうなんだろうと思うが、父の若い頃からの座右の銘は

"断じて行えば鬼神も之を避く"

本人がまだ仕事をやりかけで、延命希望していた限り、本人も頑張ることを希望していると思う。
現状では聞くことができず、わからないけれど。

それでも。頑張れる道を、こちらから断つことはできない。



明日、医師から病状の説明を受ける。

家族に、何らかの判断を迫られるのだろうと思っている。

入院先は地元の救急病院で、搬入後の一番の医師の説明で言われたこと。 「ここには60代のコロナでしにそうな人が現在いる。あなた方とほぼ同時に搬入された80代の男性は、食べ物やはり喉につまらせて、先ほどなくなった。
いまコロナ患者も50人みている。
いろいろ、ご理解ください」

私は、「おたくは94歳なんだから、もうそれなりに」と言われている印象を受けてしまった。
もちろん、本人の体力と状態にあわせて「それなりに」というのはわかる。


「私は救急で30年やっているけれど、まず奇跡は起きないですよ」
それは、そうだろうと頭ではわかっている。
それでも期待してしまうのが、家族であり、おそらく本人。


「ここでは、できない」「適用外」という言い方は、他ではできるということ?



本人は、まだやりたい仕事があり、延命を望んでいた。

そのことは、家族が覆すわけにはいかない。

望みがある限り、私は命をつなげてほしいと思っている。

私がやることは、
父と寄り添ってきた日々から、
父の意図を汲んで、医師にちゃんと伝えること。
(父の自筆の、延命希望と記入した紙もある)

医療的な判断はお任せするしかないので、こちらとしては、ギリギリまでやってください、としか言えない。

ほかにも危ない命があり、それぞれに同じ思いをしている家族がいるのはわかっている。それでもこう思うのはわがままなのだろうか…
命をつなげてほしい。生きていてほしい。





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最終更新日  2022.03.26 22:44:55


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