まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2017.09.21
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カテゴリ: 宮崎あおいちゃん
今回「眩(くらら)~北斎の娘~」を見たのは、


およそ10年ほど前に、
「不機嫌なジーン」「風のハルカ」といった大森美香作品や、
「ちょっと待って神様」「純情きらり」といった宮崎あおい出演作を、
そうとうな熱狂でもってフォローしていたわたしとしては、

この美香&あおいコンビで作られたドラマを絶対に見逃すわけにはいかなかった。

…なんてことを考えながら、
自分が書いた 昔の日記
かつて宮崎あおいちゃんのことを
「主役しかできない俳優」などと書いたことを思い出しました。

ある意味では、
たいへん失礼な言い方ではあるんだけど、
しかし、いまだに基本的な考え方は変わってない。
むしろ、今回あらためて、
彼女の「主役力」というものに驚嘆させられた。



かつて日本には、
ものすごい「主役力」をもつ役者がいました。
絶対に、主役しかできないような役者。



もしも三船敏郎が脇役だったら、そりゃあ困る。
たぶん、作品が成立しない。
あまりにも彼の存在感が強すぎて、ほんとの主役を喰ってしまう。

三船敏郎が画面に映った瞬間、
それは、彼を主役とする作品として完全に成立してしまいます。


三船が右を見ただけで、物語はどんどん右へと動いていく。
三船が左を向けば、話は一気に左へ向かって進んでいく。
三船敏郎というのは、そういう役者です。
主役としての圧倒的なエネルギーをもっている。

それと同じようなことが、あおいちゃんにもいえる。

彼女が苦悶の表情を見せれば、
ドラマは明確に苦難の展開へと突き進んでいく。
彼女の表情が明るく輝いただけで、
ドラマにはいっきに希望の光が差し込んでくる。

脇役が誰であろうと、
主役の存在感だけで、その作品を成立させてしまう。

いまの日本には、
「名脇役」と呼べるような役者はわりと多いんだけど、
「名主役」と呼べる役者というのは、意外なほどに少ない。

そういう意味で、
やっぱり宮崎あおいというのは、希少な存在なのです。




※現在、​ 音楽惑星さんのサイト ​にお邪魔して「斉藤由貴」問題を考えています。






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最終更新日  2017.09.21 14:13:06


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