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2020.01.31

「アライブ」倉光泰子の世界観。

カテゴリ：倉光泰子

アライブがん専門医のカルテ。

よくも民放で、
こんな重いテーマに果敢に取り組んでるなァと感心します。
たんなる「娯楽」として鑑賞するのは困難なくらい、
生死に直面するようなシビアな問題に容赦なく向き合っている。

いちおうは、コミカル要素やサスペンス要素もあって、
過度に重くなりすぎない演出を心掛けてるようだけど、
いかんせん、扱ってるテーマがびっくりするほど重い。

◇

脚本は、倉光泰子。

前作の「スキャンダル専門弁護士 Queen」では、
ちょっと脚本の組み立てが分かりにくかったり、
やたらにスタイリッシュな演出にばかり目をとられたけど、

考えてみれば、
主人公２人の女性の友情をスリリングに描いてる点では同じです。
そして、社会的なテーマに取り組んでる点でも共通している。

竹内結子と水川あさみのバディがそうだったように、
今回の、松下奈緒と木村佳乃のコンビも、
普通なら、ちょっと思いつかないような斬新なキャスティング。

過去に重い因縁を背負ってるという設定なのですね。

脇を固める配役にも独自色があって、
ほかの脚本家にはない、一種独特な世界観を感じさせます。
今後も、心して見ていこうと思います。

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