まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.10.28
XML
カテゴリ: NHK朝ドラ
この朝ドラは、

バラエティ系の演出家が脚本を兼ねるということで、
ややイロモノ的な作品になるのかと思っていました。
実際、前半はそういう面もありました。

でも、戦中のパートになったら、
いままでの作品にはないほど硬派な表現を見せて、
それは戦後のパートになっても続いています。
このような展開は、とても予想外だったので驚きです。



戦後になって大きく変わったことは、
人々の姿が、とても 下品になった ということです。
これは、かなりリアルな戦後の表現なのだと思います。

戦前は、
とても上品で優雅な人々の生活が描かれていました。

しかし、戦後になると、
汚い建物、汚い服装、
人々の粗暴な行動、品のない言葉遣い、
そういったものが目立つようになりました。

実際、戦後というのは、

「明るい時代にしよう」という希望をもった人はいたけれど、
けっして誰もが明るく生きられる時代ではなかった。

市街には戦傷者や孤児があふれていたし、
物資や食料は不足していたし、
家族が死んだ記憶や、人を殺した記憶が、


なりふりかまわずに、
他人を押しのけるような人間でなければ、
生きていけなかった時代だと思います。
そういう人間ばかりが生き残ったともいえます。

日本人は、
戦前のような端正な美しさを失って、醜くなったと思います。
本来の礼儀正しさや品のよさは、失われてしまった。

バブル期にも、
悪徳業者やヤンキーが増えたのですが、
戦後にも、
詐欺師やチンピラが町にあふれかえって、
社会は荒廃したと思います。



お金持ちのお坊ちゃんだった久志が、
酒や博打に溺れるようになったのも、
けっして例外的なことではなかったのだと思います。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.06.20 17:13:28


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: