まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2020.12.17
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プレバト俳句。お題は「プレゼント」。
今回は、…難しかったです!

今回も「異議あり!」ってほどのことじゃないけど、
個人的な感想。



梅沢富美男。
妻よりと 楽屋見舞いの 加湿器来

これはボツだと思いましたが、
結果は、掲載決定でした…(笑)。

わたしは「と」と「来」がダメだと思いましたが、


いったい「と」と「来」があることによって、
どんな効果があるのかというと、
妻が楽屋見舞いを直接手渡したのではなく、
第三者 (配送業者?) を介して物だけが来た、
ということですね。

妻はその場にはいないけれども、
作者は、加湿器を見て、
その向こうに妻の顔を思い浮かべている。

物だけが来た、ともいえるし、
想いだけが届いた、ともいえる。


その味わいが高く評価されたのだろうと思います。



加藤シゲアキ。
セロファンの かりかりと鳴る 冬の朝

冷たい冬の風が吹いて、
壁から剥がれかけたセロファンが、


以前、梅沢の句に、
暮れてゆく 秋の飴色 セロテープ
というのがありましたが、
どちらの場合も、状況が不明瞭で、
どこにセロテープがあるのか分からない。

本人の説明によれば、
「かりかり」というのは、
包み紙のセロテープを剥がしている音だそうです。

え?

だったら、
セロテープ かりかり剥がす 冬の朝
とすべきなのでは?

わたしは「凡人」かと思いましたが、
結果は「才能アリ」の2位でした…(笑)。

いずれにしても、
セロファンの所在を明示する必要はないってことですね。



小倉優子。
クリスマス 鬼滅の柄の プレゼント

これが、今週の最下位です。

たしかに凡庸といえば凡庸なのですが、
「プレゼント」の中身を具体的に書けば、
もっと高い点数をもらえたそうです。

本人の説明を聞くと、
おそらく包装紙が鬼滅模様だったのだと思いますが、

だとしたら、
クリスマス 鬼滅の柄の 包み紙
とすればよいわけですね。

…でも、これだと、
すでに包みを開けちゃった後の場面のように見えます。

もし、子供がプレゼントを受け取って、
これから包みを開けようとする場面だとしたら、
どう書けばいいんでしょうか?

クリスマス 箱の包みは 鬼滅柄
かなあ。





東国原英夫
ほしかもんはなか ジャングルジム冷たし
本仮屋リイナ
風の子を 見守る我ら 着膨れ隊

この2句は、文句なく素晴らしかったと思います。
とくに東国原の句は非凡です。





升毅
天心へ 未完の脚本 ほん よ 寒オリオン
脚本は未完 寒オリオン高し (添削後)

菅原初代
あかぎれ 割れる 強情我慢の 父譲り
皸や 強情我慢 父譲り (添削後)

かまいたち山内
冬銀河 届きし箱に 夢を見る
届きたる箱よ 冬銀河の夢よ (添削後)

この3つも、
原句は微妙だと思いましたけど、
添削すると、いい句になりますね。



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最終更新日  2021.12.30 02:21:37


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