まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2021.08.29
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NHKの深夜のイッキ見配信で、

かなり優秀なドラマでした。

特撮が、
はたして最先端なのかアナログなのか分からないけれど、
スペクタクルの醍醐味も十分に味わえました。

これは、もちろん、
開催中のパラリンピックに当てこんだ企画なのでしょうが、

身障者というテーマをクソ真面目に扱うだけでなく、

笑いとツッコミどころを散りばめながら、
健常者にも楽しめる内容にする発想はNHKならでは。

もちろん身障者との向き合い方など、
社会的な側面もよく練り込まれている。

モノローグの代わりに、
小芝風花がカメラ目線で語りかけるEテレっぽいスタイルも、
意外なくらい効果的でした。



身障者の活躍をSF世界と結びつけていますが、
これはかならずしも突飛な発想ではなく、

事実、

今後の新しいテクノロジーが地球の重力を超えることで、
健常者と身障者をともに解放していく未来は現実味を帯びています。

その意味で、
SF的な発想は、むしろ身障者にこそ必要な夢なのですよね。




結果としてユニークな物語を生んだのだろうけど、

それがたんなる企画モノやイロモノで終わることなく、
ひとつの新しいジャンルを成立させているようにも見える。

そもそも、こういう作品を、
たんに期間限定の企画で終わらせるのもおかしな話だし、

せっかく人気があるのなら、これを機に、
平時でのシリーズ化を積極的に進めるべきではないでしょうか?



まなべゆきこの脚本は、
あきらかに小芝風花の「トクサツガガガ」を踏まえています。

しかし、もとをただせば、
女子向けドラマに特撮ヒーローを取り入れる発想は、
18年前の「ニコニコ日記」のガイセイバーZに始まっている。

これは、おそらく大森美香の発明だったと思います。

その背景には、
当時の平成ライダーやイケメンの主人公に、
子供のみならず、お母さん世代が熱狂したり、
戦隊ヒーローや怪獣を「カワイイ」と思ったりする価値観があった。

それが、
ガイセイバーZからジュウショウワンを経て、
今回のガンディーンにまで結びついたのだと思います。

ついでにいえば、
5年前の朝ドラで小芝風花を発見したのも大森美香でした。





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最終更新日  2021.08.29 10:00:10


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