まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.01.30
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カムカムエヴリバディの世帯視聴率。
また伸びています。

一般に、NHKの朝ドラは、
明るい内容のほうが好まれるというけれど、
このドラマの場合は、まったく逆!

安子編といい、るい編といい、
それまでの平凡な日常が崩れ落ちて、
不幸で暗い展開を経るたびに視聴率が伸びていく。




最高視聴率を記録した1/25の第59話は、
ちょっと異様な回でした。

不穏で、嫌な予感に満ちていて、
ほかの回とはあきらかに雰囲気が違っていて、
すごくドラマティックな展開を見せる内容。

最後のシーンは、
あきらかにTBSの「白夜行」のオマージュ!
音楽も、あの河野伸のテーマ曲にそっくり!



世界の片隅のすずさんから、
戦後の君の名は、日活の太陽族とみなしごの映画、
月光仮面やら市川雷蔵にいたるまで、
時代ごとのパロディとオマージュで構成してあります。
とはいえ、まさか白夜行まで出してくるとは。




オダギリジョーは、
これまで「低視聴率男」と不名誉な異名をとってきましたが、


これまで、オダジョーの出演ドラマが、
ややもすると視聴率に伸び悩みがちだったのは、
それなりに理由があってのことです。

オダジョーって、
たしかにエレガントでカッコいいのだけど、

いまひとつ視聴者をのめり込ませる力に欠ける。

今回の朝ドラでも、最初のうちは、
なんだか余裕しゃくしゃくで、
高みからうっすら笑いを浮かべてて、
周りにくらべてどこか冷めていて、

不器用に、必死に、ひたむきに、
がむしゃらに生きている感じがまるでなかった。

そういうキャラって、
なかなか視聴者からの強い共感を得にくいし、
物語の主軸にもなりにくい。
かといって悪役になるほどアクが強いわけでもない。

まあ、
それはそれで俳優としての彼の個性なのだから、
役柄に合っていれば何の問題もないのですけど。



でも、
今回は、いつもとちょっと違っていました。

トランペットが吹けなくなってからのジョーは、
自殺未遂にいたるほど顔が青ざめていた。

それは、
いままでのオダジョーの役柄には珍しいパターンだったし、
そのことが視聴者を引き込む力になったかもしれません。

ちなみに、
物語のなかでジョーをおそった謎の病気は、
職業性ジストニアだったようです。いわゆる書痙ですね。



今週の高い視聴率は、
その要因を特定するのがなかなか難しいけれど、
オダジョーの役柄以外にも、
このドラマならではの特殊な魅力がいくつかあります。

そのひとつは、
世代をまたぐ歴史の移り変わりを、
視聴者に疑似的に体験させていること。

たとえば、
「あのケチべえの息子が!」とか、
「あのモモケンの息子が!」とか、
なんだか懐かしいような錯覚に陥ってしまう。

とくにケチべえの息子にかんしては、
かつて親世代がご近所さんどうしだった過去を、
ドラマのなかの当人たちは知らないのに、
視聴者だけが知っている…という不思議な感覚。

堀江謙一の太平洋横断や、米国のアポロ計画や、
ビートルズのビルボード制覇などの歴史ネタにくわえて、
こうした《疑似的な歴史体験》が視聴者の知的欲求を満たしている。



それから、
これはもう先週の内容ですけど、
ジャズと時代劇をオーバーラップさせた謎の演出も面白かった。

映画やドラマのなかで、
ジャズやクラシックのようなインスト音楽を、
視聴者を退屈させずに見せることって難しいですよね。
その難題を克服するうえで、あれは斬新な試みでした。

今週も、
るいとベリーの和菓子対決のときに、
時代劇の殺陣シーンがオーバーラップしてましたが、
そうやってドラマ内の小ネタを反復させてもいます。







それはそうと、
ぜんぜん話は変わりますけど…

雉真家はどうなってるんでしょう?
誰ひとり、探しにくる様子もありませんが。

るいは雉真の娘として育てられたはずなのに、
雉真父が死んだら、もはや縁が切れたも同然ですか?

かつて雉真父は、
母の安子から引き離してまで、
「るいを雉真の娘として育てる!」と豪語していた。
でも、家業に関わらせないのなら、
わざわざ母親から引き離した意味ないじゃん!

そういえば、
「雉真家の財力なら額の傷だって直せる!」
との絶賛の触れ込みだったけど、
どこにも治療を施した形跡すらない。

るいがそれを拒んだのでしょうか?

るいもるいで、
結婚したことを岡山に知らせようともしないし、
子供が出来てもなお、雉真の家と連絡を取らない。

お豆腐屋さんとの付き合いなども含めて、
るいには、故郷への想いがほとんどないのでしょうか?




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最終更新日  2022.07.27 08:36:14


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