まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.02.18
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ワリエワの演技が終わった後の、悲しみと、異様な静けさ。

何度もなんども転びました。
なぜ彼女がこんな目に遭わなければならないのでしょうか?

15才の少女に罪があるとは、到底思えない。



坂本花織の演技は申し分なかった。
わたしもその内容に満足しました。

けれど、
読売新聞の橋本五郎じゃあるまいし、
ただ日本のメダルが1個増えたからといって、


むしろ、
競技を見ている人間としては、
たとえ日本のメダルが減ることになったとしても、
やはりワリエワの完璧な演技が見たかった。

そういう想いのほうが、はるかに強いのです。



わたしは、
シェルバコワの素晴らしさに思わず涙したけれど、
ワリエワの演技は、本来それ以上のものだったでしょう。

やはり、
ロシアの女子フィギュアは圧倒的です。


見る者を魅了し、感動させる力において、
ロシアの女子フィギュアは他国を圧倒しています。

オリンピックはたんなる「筋肉競争」ではない。
その価値をもっとも強く体現しているのが、
むしろロシアの女子フィギュアだと言うべきなのです。



もちろん、
ルールは厳格に守られるべきだし、
ドーピングを排除するためにも、
事実関係は明らかにすべきだけれど、

それ以上に不可解なのは、
2ヶ月も前の検体についての情報が、
その事実関係も処分方針も確定しない状態で、
なぜか大会の開催前でも終了後でもなく、
よりによって競技期間中に出てくる、ということ。

そして、
最終的なCASの判断という手続きを踏んでいながら、
なぜか国際メディアのなかで、
疑念とマイナスイメージが増幅される流れになる、ということ。

共同通信の記事 によれば、

検査をしたのはスウェーデンのストックホルムの機関。

ロシアの反ドーピング機関に通知されたのは団体戦の終了後。
そして、ワリエワを資格停止にしないと決めたロシア側の判断を、
IOCが不服として仲裁裁判所(CAS)に訴えたものの、CASがこれを却下した。


…とのことです。
ちなみに、CAS本部はスイスのローザンヌにあります。

ドーピングもさることながら、
このスキャンダル自体があらかじめ仕組まれている。
最初から政治問題に発展させることを目的にしている。
そう見るのが妥当だろうと思います。

いずれにせよ、
滅茶苦茶な精神状態に追い込まれたワリエワが、
何度も何度も転んでしまう姿を、
気の毒に感じない人間など世界にいたでしょうか?



もちろん、わたしは、
ロシアが「信用できる国」だとは思っていないけれど、
かといって、
西側から出てくる情報を全面的に信じる気にもならない。

この期に及んでIOCを信用する日本人など皆無でしょう。
今回の「ワリエワ問題」で、その疑念はいっそう強まりました。



日本のメディア情報は、
つねに西側寄りのバイアスがかかります。

ウクライナ問題についても然り。
境界地域を金で買う側と力で奪う側の対立であって、
それを解決しえない責任は双方にあります。

オリンピックについても、
わたしには、ロシアに対する8割の不信がある一方で、
日本をふくむ西側の情報にもまた2割以上の不信がある。



そんななかで、
何故、わずか15才の少女が、
こんな仕打ちを受けなければならいのでしょうか??





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最終更新日  2022.02.19 18:50:19


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