まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2022.04.28
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カテゴリ: メディアトピック
作詞家の秋元康が、


授章理由は、
「若年女性の搾取と商品化、あるいは炎上商法によって、
 バブル期以降のエンターテイメントビジネスの手法を確立した」
ということだと思う。



国が褒章を与える基準はどこにあるかといえば、
これはもう 「本人が欲しがるかどうか」

ただ「貰ってくれそうな人にあげる」ということでしかない。

たとえば音楽業界でみると、
歴代の受章者のなかには、
中村八大・永六輔、加藤和彦・北山修、坂本龍一などの名前が見当たりません。
彼らは拒否した可能性が高いのですね。

おなじく映画業界でみても、
溝口健二、黒澤明、今村昌平、新藤兼人、相米慎二、北野武、是枝裕和など、
主要なビッグネームがことごとく欠けています。
それから漫画業界でみても、
手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子不二雄、宮崎駿、押井守の名前がありません。
彼らの多くも拒否していると思われます。



さらに、文学界ともなると、

もはやショボイ名前しか出てこないわけでw
ほとんど拒否されているのが分かります。

アホヅラさげて褒章なんぞ貰おうものなら、
「国に媚びた文学者」だとレッテルを貼られてしまうので、
貰うほうが恥ずかしい、という価値観が強いのですよね。



秋元康の場合は、
安倍晋三と昵懇だったこともあるし、
自衛隊のプロモーションのためにアイドルを供出した実績もあるので、
国としては、あげない理由などありませんでした。

また、
すでに松本隆が受章している以上、
対抗心を燃やしている秋元康が欲しがらないわけもありません。



そもそも、保守というのは、
まったくもって融通無碍なので、
国や政権に都合が良ければ、 エロでも何でも構わない のですよね。

現状をみても、
「どんなに貧しくても子作りをやめるな」
というのが保守政権の方針ですし、
もともと天皇家のルーツとされる日本神話なんかも、
ほとんどがポルノの話で出来上がっています。

国というのは、べつにエロを否定しないのです。



もちろんエロはエロでも、
「肯定しうるエロ」と「肯定しがたいエロ」はあるはずなのですが、
現在の政権や保守論壇には、
基準となるべきろくな思想が見当たりません。

今回の授章で、
「国は意外にリベラルなんだな」
という印象がさらに強まったかもしれませんが、

融通無碍な国家権力は "悪いリベラル" に堕しがち…という実例でもある。

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最終更新日  2024.06.18 01:02:32


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