全国の名物研究所

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2006.10.05
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テーマ: 旅の写真(3573)
カテゴリ: 北陸周辺の旅
 昨日は富山県にある「 立山カルデラ砂防博物館

 立山カルデラというのは、みなさんご存知の立山黒部アルペンルートの南側にあって、周囲を切り立った断崖で囲まれ、容易に近づけないのであまり知られていませんが、中部山岳国立公園の一部で、「もうひとつの立山」ともいわれています。
 カルデラというと阿蘇のような噴火によってできたものを思い浮かべますが、ここは、侵食作用によって拡大してできたものだそうです。カルデラの内部はこれまで何度も崩壊して、土砂が下流域に流れ出して大きな災害をもたらしてきました。今もその危険を秘めていて、大規模な砂防工事が進められ、危険防止のため工事関係車両以外乗り入れ禁止となっています。

 このように普通は入ることがないカルデラ内部を見学させてくれるのがこの体験学習会で、なかでも特に人気が高いのは、世界一のスイッチバックがあり、もちろん一般には乗ることが出来ないこの工事用のトロッコ列車に乗車できる「トロッココース」です。

 昨年秋に、わずか10分程度でしたがこれに試乗した様子はこのブログでも紹介しましたが、今回は念願かなって、このトロッコの全線乗車の機会に恵まれました。
 なかなか見られない景色なので、ここでダイジェスト紹介します。しばしの立山カルデラ探訪をお楽しみください。

カルデラ1.jpg

 カルデラ内はいつ落石があるかわからないため、ヘルメット着用が義務付けられています。
 博物館の隣、千寿ヶ原からトロッコは発車します。


カルデラ2.jpgカルデラ3.jpg




カルデラ4.jpg

日本一の高さを誇る砂防堰堤、白岩砂防堰堤を望むところで臨時停車して見学。


カルデラ5.jpg

延長18km、標高差642mを約1時間45分かけて走り終点の水谷平到着です。ここには300人近くの工事関係者が春から秋にかけて滞在しています。背後に見える滝は「水谷の滝」で落差は約60メートル。


2006-10-22 13:47:36

工事関係者が作った温泉は「天涯の湯」と名づけられています。NHKの「 ふだん着の温泉 」という番組で見て、この温泉を知り、ずっとこの温泉に入りたかったんです。今回、時間がなくて足湯だけでしたが念願が叶いました。
 一応、男女別で露天風呂があり、泉質は「弱アルカリ性単純温泉」みたい(分析表には弱アルカリ性とのみ記載)。工事関係者以外は入浴できない「幻の温泉」です。

カルデラ7.jpg

 昔、ここには立山温泉という湯治場がありました。安政の大地震では奥の山が崩れて埋まり、大勢の犠牲者が出ました。その後再興され、湯治客、登山客、工事関係者などが滞在して大いににぎわいましたが、昭和44年の水害で道が遮断され、昭和48年に休業してしまいました。現在、温泉宿の跡には浴室のタイルと湯船が往時の面影をとどめるのみ。こんな山奥にありながらモダンなタイルの浴槽だったのがちょっと驚きます。二槽あるのは、水で薄めず高温の源泉を交互に冷ましながら入浴したため。天涯の湯の温泉はこの近くからひき湯されており、「立山温泉の泉質と近い」という話です。


カルデラ8.jpg

 立山温泉跡に残された宿の金庫。一番にぎわった頃はこの金庫に納まりきれないほどお金が動いたとか。その賑わいぶりは今は本当に幻となってしまいました。





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最終更新日  2006.10.05 23:34:18 コメント(10) | コメントを書く
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