ある程度、1人で仕事がこなせるようになったスタッフには、次のステップとして、後輩スタッフの指導をさせてみましょう。リーダーから見れば、まだまだかもしれません。しかし、さらに下に人をつけることによって、自覚や責任感が強化され、飛躍的に成長するケースもあります。
立場が人を変えることもあるのです。
一人っ子のときは「もう大きいんだから」と言われても甘えん坊だったのが、妹や弟ができると、急に長男・長女らしく振る舞えるようになるのと同じです。
後輩がつくことによって、自分が鏡に映し出され、仕事を客観的に把握できたり、人に教えることを通して理解が深まったりすることは少なくありません。上司の立場を理解し、仕事に対する欲も出てくるなど、成長を早める起爆剤になることもあります。
上司から見れば、スタッフが伸びないで壁にぶちあたっているように見えることがあります。そこをクリアしないと次のステップに進ませないという面も確かにあるのですが、アシスタントをつけたり、新人の教育係をまかせたりすると、逆にスランプから脱出して、人を指導する面では新しい能力を発揮する場合も出て来ました。
飲食業界では、比較的若い時期に店長やフロアマネジャーになるケースが少なくありません。スタッフ時代にはあまり目立たなかった人が、店長になった途端、頭角を現してメキメキと売上を伸ばし、自分なりの夢に向かって努力し始める場合も身近にあります。
ポジションによって求められる能力が違いますから、本人の資質とヤル気、仕事のやりがいがマッチするとすごく伸びるものです。
もちろん、人をつけるだけでは成長できません。なにを勘違いしたのか、下にまかせっぱなしで自分が遊んでいるスタッフもときにはいます。自分がやるべき仕事と下に振る仕事を見極める。先輩として十分な働きができているか、リーダーがチェックし、指導してください。
POINT 立場が人をつくることもあります。さらに後輩をつけてみては?