ウンとかスンとか mamatamの日記

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2024.06.01
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テーマ: 一人旅日記(213)
カテゴリ: お出かけ
ようやくやってきたお休みの週末、なんと3週間ぶり!
掃除機かけてカバー類を洗濯、1週間分の温泉卵を作りご飯を炊いてご飯は冷凍しました。土日2日かけてやったことはたったそれだけ。あとは3週間分のゴロゴロです。
充実していました!
さて、旅レポの続きに取り掛かりましょうか。
いよいよ憧れの内子座の内部、探検です。
Fさんから、今日は午後から住民の方たちの芸能祭で使用されるので、2階からの見学だけしかできませんがよろしいですか?とご案内を受け、了承して侵入、いえ入場しました。その代わり見学料は本日は無料でした。
中に入って二階席から見下ろすと、まあ、なんとも本格的な立派な舞台です!舞台の後ろ、鏡板には能舞台のような松が描かれ、舞台には廻舞台もあるそうです。花道もあり、花道にはスッポンもあるって、どれだけ本格的?
上手(右)手前には義太夫席?(文楽を上演する際には、三味線方と太夫さんが座る「床」)になるスペースがあるようです。舞台袖の上手下手両側の上の方に簾のかかったブースがあるように見えますよね?これも文楽で、若手の三味線方や太夫さんが床には出ずに演奏するための場所(御簾内)だと思うのです。
これだけあったら、能、狂言、歌舞伎、文楽と何でも安心して上演できますね。

客席は一階は両脇は昔は桟敷席だったそうです。今は椅子が置かれていました。一階正面の席は枡席らしく、二階席、いわゆる 木のベンチがおかれていました 。舞台から遠く見難い席ですが、料金が安いので、通の観客や常連客の方たちが好まれる席ですよね。
この内子町は、木蝋と生糸の生産で大変に栄えた街で、明治大正の頃にはその産業に携わる人たちが多く集まりました。その人たちの娯楽のためにと、町の有志(有力者)が出資してこの劇場が建設されたそうです。

柿落としは大正5年(1916年)、Fさんが見せてくださった柿落としの日の写真です。
それから長く町の人に親しまれてきましたが、木蝋も生糸も衰退していき、内子座は会館や映画館に転用されてその都度改築され、やがて取り壊しが云々されるようになってしまったそうです。
けれども、修復、再開を望む町の住民たちの強い希望で、街並保全事業として復元されることになり、昭和60年(1985年)、再建なった内子座の2度目の杮落としが行われました。
そして、2015年、内子座は重要文化財の指定を受けます。
この日は二階席からの見学のみで、通常なら舞台に上ったり、奈落や周り舞台、スッポンの仕掛けなども拝見できるのですが、この日は不可でしたので、わたしが見られた範囲でレポートさせていただきますね。もし、もっと詳しく見たいと思われたら 内子町のHP を見てください。
舞台の上に掲げられている扁額に書かれているのは「芸於遊」、げいにあそぶと読むそうです。
町の方が書かれたそうですが、孔子の言葉で、芸は芸能だけのことでなく、教養というような意味だそうです。 正しい道を志し、徳に基づき、仁を大切にしながら、芸(学問や芸術、武芸)の中で自由に遊びなさいと、そういう教えの一節だそうです。


客席をぐるりと取り囲むような形で天井から下がっている看板、これは、ガイドのFさんによれば、当時内子町にあった会社やお店の
2階には資料室もあり、文楽関連のものがたくさん展示されていました。大洲には大谷文楽という江戸時代から伝わる民俗芸能があるそうですから、内子でも文楽の人気が高かったのかもしれません。人間国宝の技芸員の方、現役はもちろん、故人の方もお写真や色紙、新聞の切り抜きがたくさんありました。
故豊竹嶋太夫師の写真。わたしは舞台を一度拝見できたのですが、その後すぐに引退され、亡くなられてしまったので、本当に素晴らしいお声、そして語りにたった一度だけでも触れられて良かったとは思うものの、あれが最後になってしまったことが悔しくて仕方がないのです。それで思わず、写真の写真を撮ってしまいました。

たくさんの技芸員の方の書かれた色紙や文楽人形が展示されていました。
わたしが、こんな劇場で文楽を見てみたいというと、Fさんが今年も公演があり、本当に素晴らしいですからぜひ見にきてくださいとおっしゃいます。内子文楽は、演者ももちろん一流ですが、観客の方もレベルが高い、というのです。それはそうでしょう。どこからくるにしても飛行機か船、決して安くない交通費を払った上に少なくとも一泊は必ずしなくてはならない、いわゆる「あごあしまくら」です。生半可な好奇心では来られないと思います。それでも、ここで文楽を見たいと何度もリピートして来られる方もいらっしゃるそうなのです。そんなことを聞いたら、頑張ってお金と時間の都合をつけて来ても、気後れの塊になって、楽しむなんてきっとできないわと、もうそこですっかりビビってしまったわたしでした。鑑賞力もですが、鈍感力も鍛えてから来ないといけませんね。
この後も、この内子座で町の人たちとお芝居をされていたFさんの伯父様のお話をうかがったり、町の歴史と結びつけながらたくさんのお話を聞かせていただきました。
資料に書かれていることだけでなく、ご自身が感じたり、見たり聞いたりされたことがたくさん含まれた、本当に一味違うガイドをしていただきました。
この後、またちょっと面白い出会いもあり、大雨の降る中ですが、楽しく内子の街を巡りました。
次回に続きます。
(昨日から書き始めていたので、日付けが昨日になっています。アップしてから気がついたのですが、アップした後で日付の変更はできないみたいなので、このまま置いておきます。)





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最終更新日  2024.06.02 22:24:07
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