静かな時が流れる｢風の庭」

新着記事一覧(全5714件)

過去の記事 >

2025.12.05

山茶花一輪。小川洋子作「サイレントシンガー」。

テーマ：花のある暮らし、宿根草(3774)

カテゴリ：本

山茶花が、一輪咲いては散り、また一輪咲きました。
朝、カーテンを開けたら、まず目に入る場所です。

昨日の夕方、Mシスターから電話。
シスターが、ご奉仕に行っている施設の人の、

洋服のお直しがあり、こういう人がいるよ、と、
あなたの了解無しにしゃべってしまったけれど、
大丈夫でしょうか、という内容でした。
仕事ですから、全然大丈夫ですよ、と返事。

来週は、教会でのカフェがあるので、その時に、
お預かりすることに。
今、読んでいる本は、
小川洋子作「サイレントシンガー」。
洋子ワールド全開の不思議世界。
内気な人々が集まって暮らす「アカシアの野辺」、
沈黙を愛する人たちは、指言葉で話し、
羊を飼って生計を立てています。
おばあさんの後を継いで、そこで働きだしたリリカ。
沈黙の人に代わって外部との接触を引き受ける仕事。
リリカは、美しい歌声を持っています。
羊も動きを止めて聴きいる歌声です。

読んでいる間、ずっとシスターの奉仕している施設を、
頭に浮かべていたので、急に接点ができて、
縁、というか、不思議に思いました。
詳しくはありませんが、50年前に、精神障害を持つ、
インドシナ難民の拠り所として、建てられたとか。
いまは、日本人も入所しているようです。
聖書の言葉「ただ共にあること」を理念に。

一度だけ、バザーが開かれて行ったことがあり、
人が大勢いるのに、静かだったので、
小説の沈黙の世界と、勝手に繋がっただけですが。

午後は、Aさんからの電話で、お宅を訪問します。
11月は、たまたまお会いする機会が無かったので、
お話しがしたいんですって。（笑）

　　　花ブログランキングに参加しています。
　　　　　　　　