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銭ずら。
ところで、海外で日本語ができる人の募集が常にあるように、日本でも英語ができる人材の要望はたくさんありますよね。
先日、社内のそうした求人のお手伝いをしました。
イギリスに居る私が何故…という気がしないこともありませんでしたが、日本での人探しです。
最初の条件は「英語がネイティブで、日本語のビジネス会話もつつがなく行える人」でした。
確かに、世の中いろんな人がいますし、私も過去数名、日本人並みに日本語が流暢な外国人には何人か会いましたが、硬い職場で日本の敬語を何の苦もなく使えるような、そんな人はそうそう見つかりません。例えいたとしても、そこまでできればサラリーマン稼業なんかやらんでしょうということで、その数日後には「帰国子女、またはそれに準ずる人」と条件が変更されました。
昔、おフランスかどこかで生まれ育った日本人帰国子女の女性が何かのインタビューで「日本でOLやって海外に出てきたような人(私のこと?)とは、身についている文化が違う」と話していたのを見てから、私、帰国子女には相当な偏見がありました。
ところが、今年の始めあたりに、海外赴任を命じられたご主人と一緒に海外に引っ越してきた女性のエッセイ(題名忘れた)で、彼女のお子様が、日本帰国後に祖国の環境になれるのに非常に苦労した話を読んで以来、幼少期を海外で過ごすことの影響力の大きさを改めて感じました。
先日の友人の誕生日パーティーでも、こちらで育っているハーフの子ら見るにつけ、やはり日本で生まれ育った(例えばうちの姪っ子や甥っ子)との違いははっきりしてます。まあ、おフランスからの帰国子女が言うことも一理あるわねってことです。
前述の求人、結局、知り合いの帰国子女に決定したようです。アメリカの同僚は「念願の英語ネイティブに限りなく近い日本人が入った」と大喜びの模様。
要は、単語をたくさん知ってるとか、言葉がすらすら出てくるとかそういうことも大事ですけど、お互いに感覚が近くて、話していて違和感がないのもとても大事なことなのかと。
15年海外に住んでいようが、日本で生まれ育った人の英語は日本人風ですものねえ。