誰もいない夜に咲く 桜木紫乃
真夜中のパン屋さん 大沼紀子
午前1時の恋泥棒
午前2時の転校生
午前3時の眠り姫
図書館革命 有川浩
流星の絆 東野圭吾
思い出のとき修理します 谷瑞恵
〃 2
使命と魂のリミット 東野圭吾
ファミレス 重松清
夜明けの街で 東野圭吾
ガソリン生活 伊坂幸太郎
ミッドナイトバス 伊吹有喜
また次の春へ 重松清
旅猫リポート 有川浩
赤い指 東野圭吾
六つの手掛り 乾くるみ
ランチのアッコちゃん 柚木麻子
Sweet Blue Age
魔王 伊坂幸太郎
風に立つライオン さだまさし
チーズと塩と豆と
木暮荘物語 三浦しをん
イニシエーションラブ 乾くるみ
残り全部バケーション 伊坂幸太郎
猫弁 大山淳子
家族写真 萩原浩
天空の蜂 東野圭吾
ブルータスの心臓 東野圭吾
おいしいものと恋のはなし 田辺聖子
還暦シェアハウス 泉麻人
レストラン「藤木」へようこそ 高橋克典
にじいろガーデン 小川糸
あの頃の誰か 東野圭吾
第51回谷崎潤一郎賞に江國香織さんの「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」が受賞となり
受賞記念の特別講演会に行ってきました。
演題は「構成成分としての言葉」
「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」についてのことや、谷崎潤一郎について、
小説を書くとき大切に思っていること、自身の結婚観や、古典の現代語訳や英語訳
などについてもいろいろなことを聞かせてもらいました。
「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」は、言葉の遅い幼稚園児タクトのパートと
その周りの人たちのパートが交互に語られます。
タクトは言葉を持たないヤモリやカエルといった小さな生き物と意思の疎通ができる。
江國さんは言葉が大好きで、言葉がおもしろくて小説を書いているけれど、
同時に言葉を持たないものたちの安らかさをうらやましく思う気持ちもある。
と言っておられました。
言葉の遅いタクトの章は、全部ひらがななんだそう(私はまだ読んでないのですが)
言葉をあまり持たないタクトなのですが、それを言葉で表現しなくてはならない
というところに苦労されたとか。無謀な挑戦だったかなと思われたそうですが、
物語を書きすすむうちに、他の大人たちのパートより、タクトのパートに来た時に
なぜかホッとするという逆転現象が起こったそう。
ひらがなだけの文章は最初は読みにくいのですが、読者にもそんな逆転が
起こってもらえれば・・・とおっしゃってました。
私が最近読んだ 江國香織さんの作品はの「チーズと塩と豆と」
4人の女流直木賞作家(江國香織、角田光代、森絵都、井上荒野)の短編をまとめてあります。
ヨーロッパの地方を舞台にした 食と愛がテーマのアンソロジー。
江國香織(ポルトガル・アレンテージョ)「アレンテージョ」
角田光代(スペイン・バスク)「神さまの庭」
森絵都(フランス・ブルターニュ)「ブレノワール」
井上荒野(イタリア・ピエモンテ)「理由」
この本はだいぶ前に読んだんですが、先日NHK・BSハイビジョン紀行番組で
「直木賞作家が食べて書くヨーロッパの田舎」シリーズとして再放送してるのを観ました。
4人の女性作家が、 それぞれヨーロッパのスローフードやソウルフードを求めて旅をして
その取材をもとに書かれた短編小説をドラマ化されてました。
現地での取材や体験がどのような作品になっていくのかを楽しめてよかったです。
短期間の取材で、日本人が海外を舞台に小説を書くのはちょっと無理があるかな~
とはちょっと思いましたが、 でもそこはさすが直木賞作家たち、面白い試みでした。
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