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(…その1から続く)客室の入口から奥に向かって伸びる蔓は きれいな紫桃色の花を咲かせながら壁にまで這い上がって、花びらを風に散らしているように見えました。カーペットにもベッドスローにも「これでもか」というくらいに草木の蔓や花々のモチーフがあしらわれていて 館内廊下と同じ深い森は部屋の中まで続いているのだなあ と思わせてくれます。窓辺に近くなればなるほど全体の色調が淡く明るくなっているのは「ここは陽の光が当たる場所」、つまりは森の中でも太陽に近い高い場所であるという演出なのかなあ… とも思いました。森の中の大きな樹木の中にできたお部屋みたい。 室内の調度などをひと通り眺めてひとつひとつを写真に残そうと撮影を始めたちょうどそのころ、私達のお部屋には荷物を届けにベルサービスキャストさんがやってきました。時計を見ると時刻は15:50過ぎ。下のベルデスクでお願いしてからまだ10分ほどしか経っていません。――おお! ずいぶんと早かったですねえ~と言うと、キャストさんは「ありがとうございます!」と姿勢を正して元気よくおっしゃり 明るい笑顔を残して去って行かれましたよ。で、荷物を確認し終わって、あらためて。私は室内の様子を記録に残すことを始めました。まずはこれ、可愛らしいクローゼットの扉。「塔の上のラプンツェル」の映画の中に登場するクローゼットみたいです。(よく見るとラプンツェルらしき姿も描かれていました。)その隣のドレッサーコーナーの鏡の枠のデザインも、なんだかラプンツェルの長~い金髪みたい。ベッドのヘッドボードも、長い髪を結ったみたいなデザインだし。ということは。…… えーーっ? この部屋ってラプンツェルの部屋だったのーー??ファンタジーシャトー ってラプンツェルの世界をイメージしたホテルだったのー???(何を今ごろ言ってるんだ と思いでしょうけれど。)きっと皆さん既にしっかりご存じのことなのでしょうね… 事前情報に殆ど触れていなかった私はこんな基本的なこともよく識らず、ここへ来て初めて気づいたのでした。…確かにねえ。どこまでも伸びて絡まる草木に たくさんの紫桃色の花々。深緑色のソファーベッド。(このお部屋は定員が大人4人なので、このソファーはベッドになる仕様だと思います。)液晶テレビのボードもチェストの取っ手も壁の鏡も 曲線を多用した不思議なデザイン。今までのディズニーホテルの標準的な客室よりも室内は若干広く感じられ、造りはシンプルですぐにそれとわかるキャラクター要素は少ないけれど 隅から隅まで森カラーのグリーンとラプンツェルカラーの紫桃色と、そして長い髪や植物の蔓を思わせる「曲線」があふれています。ファンタジーシャトーはいわば「塔の上のラプンツェル」大好きな皆さんにとっては聖地のようなホテルになるのでしょうね。この分では 予約の取りにくい状況はまだしばらく続くのかもしれません。今回宿泊することができて、私はほんとうに幸運だなあと思いました。そして、持ち帰り可能なラプンツェルカラーのエコバッグが置かれていた窓辺のティーテーブル。この小さなテーブルまで「お花」の形をしているんですよ?色もほんのりピンクで、若葉色の椅子の真ん中から花が咲いているみたい。あきれちゃうくらいの徹底ぶりです。と、ここまで部屋の中を眺めつくし、私はようやく窓のカーテンを開けてみる気になって窓辺に立ちました。普段ホテルミラコスタやディズニーランドホテルに宿泊するときは部屋に入って真っ先に窓から見える景色をチェックする私ですが、今日はあいにくの雨で視界も悪そう。しかも予約していたのはパーク内ファンタジースプリングスとは反対側のホテルエントランスに面した客室。カーテンを開けたところで、せいぜい見えるのはお向かいのオフィシャルホテル群でしょうからね~だからまあ 今日は外の景色なんか気にする必要はないのだけれど。…そう思いながら遮光カーテンを勢いよくサーーっと開けると。はあ?なんで?なんでここから火山が見えてるの?グランドシャトーの客室棟とファンタジーシャトーの丸屋根の間にできた隙間にぴったりはまるようにして、わたしの最愛の人 ディズニーシーの「プロメテウス火山」と ファンタジースプリングス、ネバーランドのスリルム山が見えていたのです。それにね。視線を右に移すと 建物の間から海までが見えています。―― えええーーっ! なんだこれー!!! びっくりしすぎて思わず私は大きな声で叫んでしまいましたよ~~――ほんとうに。ファンタジースプリングスとは反対側を向いてるはずの部屋なのに窓からこんな景色が見えるなんて、全然知らなかったですし予想もしていませんでした。こんなこともあるんですねえ~おっと。びっくりし過ぎてお部屋の記録写真を撮る手が止まってしまった。続けて記録していきますね。テレビの下の引き出しには宿泊定員分のパジャマ。写真ではよく見えませんけれど、襟元に蝶の刺繡が入っています。(蝶のモチーフはベッドのヘッドボートにも、館内のパブリックスペースにも見られました。)グラスやコーヒーカップ、無料のコーヒーやお茶などは冷蔵庫の上の引き出しに入っていました。(コーヒーは簡易ドリップ式のものでした。5月に宿泊したホテルミラコスタでもコーヒーはインスタントからドリップ式に変更になっていましたが、同じものだと思います。)この仕様になっているおかげで冷蔵庫上のスペースがすっきりとしていて、隣のドレッサーの前のスペースも含めて広く有効に使うことができます。続いてバスルームへ。洗面所の鏡には草花の装飾。洗面台はミラコスタなどよりも広めな印象でした。(測ってないので気のせいかもしれないけれど。)アメニティ類はラプンツェルカラー。歯ブラシやアメニティキットはミラコスタなどとは違って トイストーリーホテルと同じような簡易な袋入り仕様です。浴室です。こちらの壁にも花咲く蔓植物。ひとしきり室内の写真を撮り終え 荷物を解いて落ち着くと、時刻は16:30頃になっていました。窓の外を見ると、いったん弱まった雨は再び強くなっていて いっこうに止む気配はありません。当初の計画では、ホテルにチェックインした後はもう一度ディズニーランドに戻って夕食をとったりパレードを眺めたりして過ごすつもりでしたけれど、こんなお天気では外に出るのもちょっと億劫。それにお部屋の窓からの景色が思いのほか素晴らしかったので(私にとっては ね!)、なるべくこのお部屋に長くいたいなあ という気持ちに私はなってしまっていました。なので、今夜はもうこのままホテル内で過ごそう と私達は決めて、夕食の調達をしつつしばらくホテル内のあちこちを見て歩くことにしました。というわけで、16:40ころ部屋を出てホテル内探検に出発。廊下に出て、まず最初に目についた近くの窓から外の景色を眺めてみました。廊下の突き当りにある小さな窓、ホテル前の道路に面している窓です。左からシェラトン、オークラ、トイストーリーホテル、ヒルトン…のホテル群とその前を行くリゾートライナー。これはこれで楽しい景色かも。続いて 客室前の廊下。この廊下をエレベーターホールの方に歩いて行くと館内中央の吹き抜けに出ます。楕円形の吹き抜けを中心にして複数方向に客室棟が翼のように伸びている構造は、ディズニーランドホテルと少し似ていますね。ディズニーランドホテルの客室数が700室ちょっと、ファンタジーシャトーの客室数は公式サイトによれば419室とのことですから、ディズニーランドホテルをちょっと小さくしたホテル といった感じでしょうかね~この吹き抜けを囲む廊下には小窓が二か所あって、ホテルエントランス側の窓からの景色はこんな感じ。わたしが客室に入る前に予想していた部屋の窓からの眺望イメージはまさにこれです。「ホテルエントランスサイド」カテゴリーの部屋からの眺望は全室こんな感じだと思っていました。もう一か所の窓から見えたのはこんな景色。真下はローズコートかな?ということは、こちらは「ローズコートサイド」のパークビューカテゴリーの景色ですね。運が良ければディズニーシーのパークもいくらか見えそうです。さらに廊下を歩くと、壁には鏡があったり、お花がいっぱい咲いていたり…カーペットのデザインもエリアによって微妙に違っていて面白かったです。壁の「森の絵」も あらためてカメラに収めました。「バンビ」「眠れる森の美女」「白雪姫」「プリンセスと魔法のキス」絵はこの4種類のようでしたが、やはり全てが森の中の場面でした。その後はエレベーターに乗って3階に下りました。こちらのホテルでは3階が正面玄関やレセプションのあるロビーフロアになります。エレベーターホールの隣、レセプションのある「ファンタジーシャトー・ラウンジ」方向の空間、ちょうど吹き抜けの一番下にあたっている明るいスペースには、大きなクジャクと藤の樹木のアートが。こちらのホテルは余裕のある「余白部分」が多い造りになっているので、こんなことができるのですね~広い廊下を歩いてファンタジーシャトーラウンジまで出て、次は明日の昼に食事をとる予定になっている「ファンタジースプリングス・レストラン」を確認しに行きました。2階の「グランパラディ・ラウンジ」を眺めながらその脇の大階段を下りていくと、1階に「ファンタジースプリングス・レストラン」の入口があります。わー… すごーい。この場所は吹き抜けの一番下なので天井の高さに圧倒されます。入り口前には謎の広ーい空間があって、壁際のあちこちにはソファーが。ウェイティングエリアなんだろうか。私達がキョロキョロしながらあちこちにカメラを向けていたら、レストラン前にいらしたキャストさんが、「こちらのホテルには、特に使用目的の定められていない 余分な…と申しますか、館内に余裕を生み出すためのスペースが多く設けられているんですよ」と教えてくださいました。やっぱりそうよね。ホテルの客室数が少ない割にはパブリックスペースはどこも広々としていて、なんだか余裕がありますよね。レストラン前から大階段を見上げると、2階グランパラディ・ラウンジの前あたりにも踊り場のような謎の空間があるようで。階段を上っていってみると。ディズニーランドにあるパートナー像のように ミッキーとウォルト・ディズニーが手をつないでいる様子が中央に描かれた絵が飾られていました。そのまま大階段をのぼって3階のホテルエントランスあたりへ出ると、グランドシャトー入口付近にも謎スペース。こういった場所も無駄に(失礼!)美しいんですよね。エントランスももちろん 床も壁も美しい。そして レセプション前を通過し(17:20くらいでしたけれど、私達がチェックインした15:30前頃よりも混雑していたようでした)朝方少しだけ出てみた「ローズコート」へ再度行ってみました。が、雨が激しいのでお庭の方に出るのは短時間に留め、左手の屋根付きテラスへ。このテラス、いいわあ~ お城の中の回廊みたい。この時ちょうど、ドレスを着た小さなプリンセスがとことこ歩いていらっしゃいましたが、この場所の雰囲気にとってもよく似合っていて非常に可愛らしかったですよ~右を見やるとそびえるのはグランドシャトーの建物。なんか「全室テラスまたはバルコニー付き」っていうのが 外観からも見て取れます。いつか宿泊したいものです。(同じことばかり言っている。)正面やや左、森の向こうに見えているのはアナとエルサの住む王国「アレンデール」のお城でしょうか。この感じだと、ここからはパークの花火もあがればいくらか見えるんじゃないでしょうかね~(わかりませんけど。)それからは、さきほどチェックしたコンビニエンスショップ「ジョイフルスプリングス」へ行って夕食になりそうなものを調達しました。お邪魔したのは17:30過ぎ頃でしたけれど、ちょうどキャストさんが棚にたくさんのお弁当を並べていらっしゃるところでしたよ。こちらのショップ、宿泊時に役に立ちそうなものは殆ど揃いますけれど、残念ながらパークのお土産品は一切置いていないので その点だけは覚えておかなければなりません。(こちらのホテルの館内にはパークのお土産を扱うショップは今のところ設置されていないようです。)私達が購入したのはワインのハーフボトルとお弁当、サラダやお惣菜類など。これで、お部屋でゆっくり楽しい夕食がとれそうです。その後、1階のメダリオンメーカーコーナーに行ってファンタジースプリングスホテル「グランドオープニング」デザインのメダルを作成し、エレベーターで7階の部屋に戻り着いた頃には 時刻は18:00過ぎになっていました。きょう1日を振り返り 明日の予定をざっとおさらいして窓辺の小さなテーブルで夕食を始める頃には、窓から望む景色は夕景となりました。パーク内にも灯りが点り、様相がだんだん変化していきます。19:00ころ。こちらは完全にあたりが暗くなった19:30過ぎ。手前のスリルム山の存在感が際立ち プロメテウス火山の存在感は少々薄れた感じです。予定では19:30からディズニーシーのメディテレーニアンハーバーで「ビリーヴ!」が開催されるはずですが、何も気配が無いので公式アプリを確認すると「中止」のお知らせが出ていました。雨ひどすぎますものねえ。無理もないです。こんな調子ではきっと20:30の花火も中止よねえ。…と思って再度アプリを確認したところ、そちらにはまだ何も記載がない模様。開始予定時刻の数分前になって再び見てみても、中止のお知らせは出ていません。いやあ、やらないでしょうよ。まあ やったとしてもこの部屋からは見えないんじゃない?そんなふうに夫と話しながらパークの地図を開いて花火の打ち上げ場所とホテルの位置関係を調べていたら――8:30を過ぎて数十秒、向かいの建物の上にまあるい花火が顔を出しました。もちろん音楽は聞こえませんし全体が見えるわけではありませんけれど、雨の中 部屋に居ながらにして花火が観られるなんて。大好きなプロメテウス火山の姿が窓から見えるだけでも飛び上がるほど嬉しかったのに、半分くらいの確率で中止になるというパークの花火がたまたま今夜はちゃーんとあがり こうしてこの場所から眺められるなんて、私はなんて幸運なのだろう と思わざるをえませんでしたよーいったい何なんだか誰なんだかよくわからないけれど 東京ディズニーリゾートにいらっしゃる大きな「何か」さん、きょうはほんとうにありがとう。大雨でとんでもなく濡れちゃったけれど、私にとってはそんなこと忘れちゃうくらいの素晴らしい一日だったよ~ファンタジースプリングスホテルの正面玄関車寄せには パークの閉園時刻が過ぎたあとも夜遅くまで到着する車があったようでした。今日は週末金曜日。お仕事や学業を終えた後、明日の朝一番のファンタジースプリングス体験を目指して今日のうちにホテルに入ろうと考え、雨の中夜道を走っていらした方々もきっと多いのでしょうね。私達も明日の朝はいよいよ、東京ディズニーシーに新しく誕生した「ファンタジースプリングス」に初めて入ります。「初めて」。この年齢まで東京ディズニーリゾートに通い続けて、まだまだ「初めて」のことを体験させていただけるなんてね~なんだか笑っちゃいますけれど、とにかく今夜は明日に備えてよく眠らなくては。何せ夫婦共々 いいトシ なんですから。ではでは このあたりで。おやすみなさい またあした。(翌日に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
June 28, 2024
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(…前夜から続く)目が覚めたのは、窓の外が明るくなり始める頃でした。いえ 正確に言うと。自然に目を覚ましたものの窓の方がまだ暗いようだったのでそのまま目を閉じて布団を被って眠る努力をする ということを何度か繰り返した末、シフォンのカーテンの向こうが確実に明るくなったのを察知したので目を開けて起き上がってみることにしたのです。時刻は5:30頃。ベッドから出て窓辺に行ってカーテンを開けると、日の出の刻が近いのか薄赤く明るくなってきた空を背景にして、プロメテウス火山やネバーランドの山々のシルエットが見えました。手前のローズコートの青い灯りはまだ点いたまま、窓をそっと開けてみても音は何も聞こえて来ず。無音の中に広がる小さな庭園や黒い森や 遠くの山のシルエットを眺めていると、東京から少しだけ離れた森林地帯の自然に囲まれたリゾートホテルの一室に宿泊しているような錯覚に陥りそうです。今日の朝食は遅めの時間にお願いしてあるのでもうあと一時間ほど本格的に眠ってしまっても何の問題も無かったのですが、これから朝陽が昇ってくるファンタジースプリングスの様子を見逃すのは惜しいような気がして、私はシフォンのカーテンを開け放したままベッドに戻り 念のためアラームもセットして目を閉じました。再びしっかりと目を覚ましたのは6:00になる寸前でした。窓辺へ行ってみようと身体を起こすと、窓の外から音楽がきこえ始めました。ファンタジースプリングスのパークBGMです。6:00ちょうどに流れ始めるのですね~音楽が始まる瞬間を聞き逃さなくて良かったー と思いつつ外の景色を眺めると、朝陽はもう顔を出した後のようで グランドシャトーやスプリングスサイドの建物がオレンジ色に染まっているのがわかりました。真下のローズコートの青い灯りは消えていないように見えましたが、周囲が明るくなってきているので目立たなくなった感じもしました。もうちょっとだけ眠ってもいいかな と私は一度ベッドに戻りましたけれど、太陽が高度を上げるに従ってどんどん明るくなっていく窓の外が気になってしょうがなくて、結局起き出すことにしました。6:30頃の景色。朝陽が向かって右手の建物の窓ガラスに反射して左手の建物を照らし、その光がさらに反射して右手のスプリングサイドの建物に当たっています。このころにはもうローズコートを散歩するゲストの姿もちらほら見え、耳をすますと廊下を行く小さなお子さんの可愛らしい声もきこえるようになってきて、ホテルもパークも目覚めつつあることを感じさせました。夫がベッドから起き上がったのはそれから一時間以上も経ってから。私が寝る前に適当にセットしたモーニングコールが鳴り出した8:00前ごろでした。(こちらのホテルはオラフが起こしてくれたそうです。夫談。)その後いつものようにバスルームへ向かい、しっかりお目覚め。身支度をし終わったと思うと、 朝食前にちょっとローズコートへ行って外側から宿泊している部屋の位置を確認してくる といって カメラを手に部屋を出ていきました。5分ほどして夫がローズコートに現れたので、私は窓辺に立って夫に手を振ったり こちらを撮影している夫をスマートフォンで撮影したり…まあそんな、パーク一体型ホテル宿泊時の「お約束」を 部屋の外と中でしばらく展開しました。(このとき夫が撮影した ローズコートにいる愉快な仲間たち?)すぐに部屋に戻ってくるのだろう… と思っていたのに夫はなかなか戻って来ず。朝食の時間も迫ってきたし 私だって朝のホテル内探検したいし と思った私は、そのままレストランへ行けるよう仕度をして8:30頃 ひとりで勝手に部屋を出ました。そしてエレベーターで三階のファンタジーシャトーラウンジへ。レセプションそばの角にあるこの明るい空間にはソファがたくさん置いてあって、滞在中ゲストが自由に寛げるスペースとなっているようです。ディズニーホテルのロビーではお馴染みの「ディズニー映画を流し続けている大きなモニター」もこの場所に設置されています。前回来た時も今回も この前を通りかかるといつもだいたいソファもチェアも埋まっていたのですけれど、さすがに朝8:30では殆どが空席で 人の姿もまばらでした。(ちょうどパークのオープン前後の時刻と重なっていますからね~)大きな窓からは外のテラス越しにファンタジースプリングスが見えています。(このテラスが ローズコート出入口の右手側に伸びているテラスです。)ちなみに 外に出てテラスから眺めるファンタジースプリングス アレンデール城はこんな↓感じ。ゲストよりもキャストさんの数の方が多い朝のファンタジーシャトーラウンジでひとり あっち行ったりこっち行ったりしていたら、夫が私を見つけてやって来たので無事合流。(行き違いましたが大人なのでなんとかなりました。携帯電話って便利ですね!)そのままふたりでグランパラディ・ラウンジ脇の大階段を一階まで下りて ファンタジースプリングス・レストランへ向かいました。ファンタジーシャトー内のブッフェレストラン、ファンタジースプリングス・レストランは、現在はまだ宿泊者の他 バケーションパッケージのプランで選択したゲストのみが利用可能となっています。私達は前回の宿泊では昼食で利用しましたけれど、朝食での利用は初めてなのでとっても楽しみです。レストラン前のこの広ーい場所は朝はとっても明るいんですね~左側の大きな窓からはパーク内の様子が少しだけ見えます。パーク内でいうと この場所はちょうど魔法使いの弟子ミッキー噴水の裏側にあたります。また、昨日の午後グランパラディ・ラウンジで座っていた席の位置の真下でもあります。(私が気になっている「パークとホテルを行き来できそうな扉」が設置されているはずの場所ですが、内側は壁の後ろに隠れるようにして地味なドアがふたつあり、壁の前には大きなソファーが置かれています。)三階から一階に直接つながる大階段、下から見たところ。(写真の右端の通路の先に「三階 ⇔ 一階」専用のエレベーターも設置されています。)階段の下のレストラン前から天井を見上げたところ。どこを眺めてもこのホテル、やっぱりきれい。お店の扉前にいらしたキャストさんに名前を告げると、数分後 ほぼ予約時刻ぴったりに店内まで案内していただけました。私達の本日の朝食のテーブルは、前回案内していただいたのと同じ「ラプンツェルの部屋」、物語の印象的な場面を描いた絵画のすぐ近くでした。さっそくカウンターに並ぶお料理を見に行くと…サラダ用の生野菜各種に豊富なトッピング(ツナ、オリーブ、ポテトサラダ、キャロットラペ、ショートパスタ、コーン、海藻など)、スモークサーモンやコールドミート(各種ハムやスライスソーセージ)など。温かいお料理はソーセージやベーコン、スクランブルエッグやココットエッグ、コーンスープ、煮込み料理やパスタやチキンライス、温野菜、お子様用にはポテトやチキンなど。ヨーグルトやフルーツ、パンナコッタ、サイズ小さめのパン各種、デニッシュ各種。和食もあって、ご飯、お味噌汁の他、焼きおにぎり(出汁をかけてお茶漬けにもできます)も。豆腐ハンバーグ、筑前煮、出汁巻き卵、焼き鮭、きんぴらごぼうや野菜の和え物など。佃煮やお漬物各種に 千葉県らしく「鯵のなめろう」もありました。(鯵のなめろうは私は大変美味しくいただきました。生もの苦手じゃない方にはおすすめです。)ドリンクは全て朝食ブッフェ料金に含まれていて、セルフサービスのコーヒーマシーンやコールドドリンクマシーンが数か所に設置されている他、ジュースや牛乳もありました。こちら↓私が最初にカウンターから取って来たお料理。チキンライスにスクランブルエッグでミニオムライスを作ってみました。ラプンツェルのお話の舞台「コロナ王国」の紋章のデニッシュパンも。こちらは何巡目かに夫が取ってきた和食。ご飯は 小盛、普通盛、大盛の中から選択してボタンを押すと「ロボット」がお茶碗に盛り付けてくれます。この写真のご飯は普通の量だとのこと。想像していたよりも遥かに品数が多くて美味しい物も多く、楽しい朝食ブッフェでした。何度も席とブッフェカウンターを往復しているうちに入店から一時間以上があっという間に過ぎ、お店を出た時には時刻は10:10頃になっていました。それからは部屋に戻って、窓の外の景色を眺めつつ部屋を片付けました。お天気が良いので ディズニーシーのパークが本当に良く見えます。写真だとよく見えないと思いますけれど、プロメテウス火山の左手前にはレイジングスピリッツのコースが見えていて ゲストを乗せたトロッコが走り抜けていく様子まで見えるんですよ~ すごーい。室内の鏡にも 窓から見える景色がしっかり映り込んでいました。恒例の室内での記念撮影を済ませ、テレビ画面から荷物を預ける手配とエクスプレスチェックアウトの手続きをして、部屋を出たのは12:00数分前でした。二度目のファンタジースプリングスホテル宿泊、今回も滞在中ずーっと窓からプロメテウス火山の姿を見ることができて嬉しく とても幸せでしたよ。さて今日この後は、帰宅する前にグランパラディ・ラウンジにお邪魔できることになっています。(今度は「デザート」の予約枠です。)が、それまでまだかなり時間があるので、部屋を出た私達はホテル内をのんびり散策。こちらのホテルにはプールやグッズショップなどの施設が無くて宿泊ゲストは皆さん日中はパークに遊びに行ってしまうので、この時間帯の館内はどこへ行っても静かで 記念写真撮り放題です。前回も感心したエレベーターホールの照明の装飾。広くて明るい、ファンタジーシャトー・ラウンジと客室棟をつなぐ廊下。レセプション前のまるで天国みたいな(行ったことないけど) 美しい天井。ホテルエントランス入ってすぐの天井の照明には、大きなトンボが二匹向かい合ってとまっています。館内各所の造作ひとつひとつが なんと表現したら適切なのか私にもわからないのですが、舞浜にある他の4つのディズニーホテルにはない独特な雰囲気です。非日常感にあふれている とでもいったらいいのかなあ…とにかくどこを眺めても、 この世には 現実にはあり得ない、眠ってみる夢や想像(妄想?)の中にしか存在し得ないような世界 を再現したような感じなんですよねえ。「ファンタジースプリングスホテル宿泊が人生初のディズニーホテル利用」だという若い方なんかは、もしかしたら「これこそがディズニーホテルなんだ」と この非現実的な世界に夢中になってしまわれるかもしれません。それほどまでに強烈な個性を持つホテルだなあ と、昼間の人の少ない館内を自由に巡ってみて あらためて思いましたよ。小さな庭園ローズコートにも行ってみました。この時間(12:30過ぎくらい)はどなたもいらっしゃらず 静か。前回6月に来た時は猛暑でバラの花も少し元気のない感じでしたが、今回は秋咲きのバラが真っ盛りでした。物語に出てくるような赤いバラ、きれいです。ここは春5月頃か秋10月頃のバラの季節に来るのが一番いいかなあ。まあ 予約するのが困難な状況がまだまだ続きそうなので 開花の時期を狙ってくるのもなかなか大変そうですが…こんな調子で一時間ほど館内を散策した後、私達はホテルを出てベイサイドステーションへと向かうことにしました。リゾートラインに乗ってリゾートをぐるっと一回りして 数時間後またここに戻ってこようと思います。では 出発!(その2 に つづく・・・)(大階段の手すりに隠れているのは ミッキー?)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
October 14, 2024
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(…その1から続く)ディズニーシーのパークが一般開園時刻を迎え、ハッピーエントリー開始の時とは桁違いの数のゲストがピアッツアトポリーノに流入してくるのを見届けてから、私達は部屋を出て スペチアーレルーム&スイート宿泊特典の朝食会場となっているベッラヴィスタ・ラウンジに向かいました。エレベーターを経てものの数分もかからぬうちに店頭に到着して名前を告げると、すぐにテーブルまで案内していただくことができました。さて。ベッラヴィスタラウンジの朝食ブッフェは昨年6月からガラッと内容が変わったということで、席に着くと今朝はキャストさんから大変ていねいな説明がありました。以前の朝食ブッフェとの一番の違いは、メニューが「自分で作るサラダ中心」になったということ。店内中央にそのサラダカウンターがあり、ベースとなる様々な野菜やきのこ類の他、トッピングになるような海藻や魚介類やチキンやコールドミート、チーズやカポナータやオリーブ、フルーツなどが用意されていました。ドレッシング数種類の他に良質なオリーブオイルや塩や香辛料なども置かれていて、いかにも「イタリアの朝食」といった感じです。もちろん、以前よりは種類は減ったものの 前菜のようなものや卵料理、ブイヤベースのような具だくさんのスープなどもパンやヨーグルトやジュース類と一緒にバーカウンターの方に並べられていました。デザートの用意もありましたよ。そしてそして、朝食ブッフェとは別に料金を支払うことにはなりますが、スパークリングワインや赤白のワインも注文できるようになりました。(朝から! ですよ!)好きなように盛り付けた私のお皿。朝食というよりはランチの前菜の魚介マリネサラダみたいになりました。なので当然 スパークリングワイン(フランチャコルタ)もお願いしてみましたよ~(!)実は、ベッラヴィスタ・ラウンジで朝食をとる際 いつも「このお店のこの朝食内容なら絶対スパークリングワインが合うのになあ…」と心の中で密かに思っていたので、長年の夢が叶って個人的にはとっても嬉しかったです。ゲストも少なくゆったりとしたベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食を終え、部屋に戻ったのは10:30頃でした。それから私達はバルコニーに出て、ホテルミラコスタ宿泊時恒例の「部屋での記念撮影」をしました。見上げれば どこまでも青い空。お天気が良すぎてついつい笑っちゃうほどです。気温もこの時期としては高いんじゃないかな? 今日の舞浜は完全に「初夏」の気候のように感じられました。(ガラス窓にプロメテウス火山と青空が映っていましたよ!)バルコニーで、室内の窓辺で、と時間をかけて何パターンもの写真撮影をした後は、カーテンも窓も開け放したまま そよぐ風や室内に流れ込んでくるパークの音楽を楽しみながら部屋の中を片付けつつ荷物を整えました。そうして最後にもう一度 バルコニー越しのパークを眺めながらコーヒーをいただいて、私達は部屋を出ました。 11:50頃のことでした。荷物を部屋に置いたまま出発する手配はしたもののチェックアウトの手続きはまだしていなかったので、私達はそれから5階のサローネ・デッラミーコへ。(現在はホテルミラコスタでも レセプションやサローネに立ち寄らなくても部屋で出発前にクレジットカード精算することが可能になっているのですが、「いや、わざわざ画面通してやらなくてもサローネすぐそこなんだから行って精算すればいいじゃん! サローネ行きたいし!急いでないし!」と夫が言うもので。ごもっともと言えば ごもっとも なのですけどね。)間もなく12:00になろうかというサローネ・デッラミーコ内は、チェックアウト手続きするゲストよりもむしろ休憩しがてらプリチェックインに訪れたゲストの方が目立つような状況で 大変静かで落ち着いて過ごすことができましたよ。その後の私達はいったんディズニーシー&ホテルミラコスタを離れ、お買い物と用事を済ませるためにイクスピアリへと向かいました。再びホテルミラコスタに戻ってきたのは13:40くらい。ホテルエントランスへと続く見慣れたこの坂も、お天気の良いきょうの青空の下では光の加減も影の出方もいつも私達が通りかかる朝の時間帯とは違っていて何か新鮮でした。ホテルに入館した後は、お昼ごはんのためにシルクロードガーデンへ行きました。お昼ごはん って言っても、さきほど10:30まで朝ご飯食べていたのであんまり空腹にはなっていないのだけれど。(私はスパークリングワインまでいただいちゃったしね!)でも、最近めっきり席が確保しづらくなってしまったシルクロードガーデンなので、行けることになったら行っておかないと後悔しそうですからね~公式サイトによれば現在シルクロードガーデンで提供しているランチメニューは「コース」っていうよりなんだか飲茶っぽいみたいだし、それならコースより軽いだろうし、そんなにお腹空いてなくてもきっと美味しくいただけるよ!…と思っていた私達。入店後メニューを眺めて、その「飲茶っぽい」と思っていたスペシャルメニュー、「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”カントニーズランチ」というのを注文したのですが。これがまあ、ボリュームがあるうえにいつものコースとちょっと勝手が違い、もー大変~ でした。注文を済ませると可愛らしいトレイがセットされ、そのあとすぐに人数分の前菜盛りプレートがドドーンとテーブルにやってきました。この細長い前菜のお皿、内容としては…小さな丸いお皿のが焼売、花椒ソース。四角いお皿が自家製叉焼、紫キャベツの甘酢漬けとシナモン風味のお豆。足のついたグラスの中身はイタヤ貝とお豆腐、紹興酒のジュレ添え。背の低い透明の器の中は季節野菜(スナップエンドウ、長芋、筍など)を青さ海苔ソースで和えたもの、上にとびっこをトッピング。「どうぞお召し上がりください。このあとお料理もお持ちします。」とキャストさんがおっしゃるので まずは前菜からね~ と食べ始めようとしたところ、2~3分後くらいには温かいお料理までテーブルにやってきてしまいました。せいろに入った花巻も。シルクロードガーデン定番のお料理が三種。「海老のチリソース」「大山鶏の蒸し物、ナンプラー葱ソース」「真鯛と帆立貝柱と季節野菜(本日は黄パプリカ、エリンギ、紅大根など)の炒め」。「こちらでお料理は全てです」とキャストさん。できあがったテーブルの まあ豪華で賑やかなこと。これで二人分。あとから出てきた温かいお料理は一皿一皿(一人前)が少量に見えますけれど、以前のランチコースで提供されていたお料理一人前よりも量は多いんじゃないかと思います。さらに、花巻は「おかわり自由」だというのですからね~かなりのボリュームだということがおわかりいただけるでしょうか。いやあ。そんなに空腹でなかったせいもありますし私達がもう若くないせいもあると思うのですが、正直なところ テーブルいっぱいに並べられたお料理を見ただけで視覚的に「おなかいっぱい」になってしまって、ちょっと戸惑ってしまいました。あとですね、こんな調子ですから中高年の私達は食べ進むのに時間がかかってしまい 前菜を食べ終えて温かいお料理に手を付ける頃にはすっかり冷めてしまっていて、せっかくのシルクロードガーデンのできたてのお料理を一番良い状態で楽しむことができず、少し残念に思いました。いつものようなコースだったら時間をおいて一皿ずつ 出来たてのものを少しずつテーブルまで持ってきていただけるので、量が多くても空腹でなくても合間におしゃべりなどしているうちに結構食べられるのですけれどね~今回のメニューもせめて「前菜」と「お料理」の提供の間を10分程度あけて提供してくださったら、温かいお料理の良さをもう少し味わえたかな と思います。(でも、全てのお皿をテーブルに並べて「じゃじゃ~~ん!」と披露するのが今回のメニューのコンセプトかもしれないので、注文してしまったゲスト側としては何も言えないのですけれど。)まあ、ひとつひとつ持ってこられるコース料理よりもこんな感じで一気に全部持ってきてくれた方がいい という方もきっといらっしゃるでしょうし、人の好みはいろいろですからね。今はきっと試行錯誤の時、メニューだけでなくシルクロードガーデンというお店の在り方そのものもいろいろ試している時期で、今後きっと何かしらの変化があるのかもしれませんね。と。まるで全部食べ終わっちゃったみたいに締めちゃいましたけど、このランチにはちゃんとデザートもあったのです。可愛らしいデザートプレート。左の丸いのはイースターの卵に見立てたマンゴーとジャスミン茶のソルベ。右のはオレンジムースに八角風味のジュレ、フレッシュフルーツ。ソースは蜂蜜レモンソースとのこと。春を見つけにやってきた(エッグハントかな?)ダッフィーとお友達もお砂糖菓子になって登場です。「カム・ファインド・スプリング」というランチメニューのタイトルを一身に背負っているかのようなデザートでした。とにかく想像以上におなか一杯になって、お店を出たのは15:20過ぎ頃でした。シルクロードガーデン入店からここまで一時間半も経っていません。以前のようにシルクロードガーデンのランチタイムがコース主体だったら、とてもとてもこんな短時間ではお食事を終えてお店を出ることはなかったでしょうから、今回のような提供方法は「ゲストの回転を良くする」という目的もあるのでしょうね~ きっと。ホテル開業から今年で丸23年。携わる人が入れ替わればお店だってホテルだって変わっていく。―― 時間の流れは止まらない 止められない。ここ舞浜ではホテルミラコスタ自身すらも時空を旅する大きな船だってことを 忘れちゃあいけないのよねー… ロビーに出て、ミッキーの乗る帆船と天井画を仰いで、そんなことをあらためて私は実感してしまったのでした。ベルデスクに行って荷物を用意していただき、車に積み込むお手伝いをしていただいて、私達がホテルミラコスタの正面玄関から旅立ったのはまだ16:00になる前のことでした。大型連休中の しかもチェックインタイムに重なる時間。ロビーからエントランスにかけて今日この時間のミラコスタはなんだか慌ただしい様子で、いつもの去り際のような感傷的な気分に浸る間もなく、私達は珍しくあっさりと舞浜の丘の上のホテルをあとにしました。私達の結婚記念日に絡めての舞浜滞在は今年は二泊三日、それも二泊とも今まで宿泊したことのないタイプのお部屋となりました。(「未体験」のことってまだまだ際限なくあるものです。)いつもならキャンセル期限直前になって「ゴールデンウィーク中で宿泊料金も割高だし、前泊はやっぱりもったいないかな~」と悩んだりするところですが、今回はほぼ迷うことなくそれも決行。レストランも 宿泊者特典枠も利用してS.S.コロンビア・ダイニングルームとマゼランズの両方、内容が新しくなったベッラヴィスタラウンジの朝食に加えてシルクロードガーデンまで、「かなり豪勢になっちゃうけど行けたらいいな」と思って多めに予約していたお店には結局全部いくことができました。それもこれも、今までだったら「予約できているけど全部は贅沢すぎるからひとつにしよう。残りはまた次の機会でいいよね?」と考えたであろうことも、最近はうっすら「次はもう無いかもしれないから いま機会を得られたんだったらいま行っておこう」と考えるようになってきたからです。10年前、20年前には思いも及ばなかったことだけれど、年齢を重ねるとこういう心境の変化が起こるものなんですねえ。そして年齢を重ねても 健康不安を抱えるようになっても、もう少しの間はマイペースで舞浜を訪ねたい。年に数回くらいはパークも楽しみたいし、起ころうとしている新しい変化も見てみたいと思ってしまうのです。ありがたいことに ここ最近の舞浜には、だんだん無理ができなくなってきた私達のような年代の者でもなんとか楽しめるように助けてくれるプランやシステムが続々と登場してきています。そんなものの恩恵も受けながら近いうちにまたこの舞浜の地に戻ってこよう 必ず。控えめながらも貪欲な私は、また今日もそんなことをひとりこっそり考えながら 家に帰ったのでした。(おしまい)** シルクロードガーデン の “ダッフィー&フレンズの カム・ファインド・スプリング!” カントニーズランチ **・前菜・中国蒸しパン・海老のチリソース・真鯛と帆立貝の炒め・大山鶏のスチーム 葱とナンプラーソース・八角香るオレンジムース マンゴージャスミンティーソルベ ・・・・・・・・・2024年4月1日~6月30日(7000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2024
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(前日から続く)さすが外が見えないお部屋に宿泊しているとあって ふだん眠りが浅い私もしっかり眠ることができ、気持ちよーく自然に目覚めたのは5:30頃でした。すぐにベッドから飛び起きてコーヒーをいれ前夜サンセットサンドリ―で調達してあった軽い朝食をとると、私はさっそく身支度を始めました。昨日ホテルの方に教えていただいたところによると、今日のディズニーシーは一般の開園時刻が8:45、ハッピーエントリー開始は8:30とのこと。7時ころには部屋を出たいなあ と夫が昨夜つぶやいていたような気がするので、6:30近くなっても起きないようだったら声をかけようと思いながら荷物をまとめていたら、6:00過ぎのモーニングコールですんなりと自力起床できたようで、恒例の朝風呂→軽い朝食と順調に支度も進み 夫の希望通り7:00前に私達は荷物を携えて部屋を出ることができました。(たくさん寝たのでいつになくご機嫌のよい夫。)そして、アンバサダーホテル地下駐車場を出てホテルの敷地を出て 交差点をふたつほど通過すると、そこはもうホテルミラコスタの車路ゲート。昨年の同時期に同じようにこの坂を車で上った時はちょうどホテル正面玄関が外壁工事中で幕が張られていて景色が違っていましたが、今年のホテルミラコスタはいつも通りの美しい姿で出迎えてくれました。正面玄関車寄せにはこの時間たくさん荷物を積んだ小さなお子さん連れの車も到着していたようで、数人のドアサービスキャストさん達が車の誘導や ついついはしゃいでしまいがちなお子さんたちの安全の確保、荷物のお手伝いなどきびきびと立ち働いていらっしゃいました。私達もキャストさんの手をお借りして車から荷物をおろして預け、その後はいつものように夫は車を運転して駐車場へ、私はパークエントランスノースの「ハッピーエントリー専用エントランス」へと向かいました。石造り風の小さな階段を下りながら専用エントランス周辺を見遣ると、なんだか今朝はずいぶんと列が長く伸びているように感じられました。(久しぶりだからそう思っちゃうのかも…?)右と左の二本に分かれてゆったり待機しているハッピーエントリー待ちのゲストの列を遡るようにして最後尾まで歩いて行くと、なんとまもなくバスターミナルに届こうかという位置まで来てしまいましたよ~時計を見ると このとき時刻は7:12。アンバサダーホテルの部屋を出てからここまで15分もかかっていません。――やっぱり早いし、ラクだなあ。すっかり前泊することに慣れてしまって もうクセになってしまいそうです。5分ほど経つと 車をホテル駐車場にとめ終えた夫が待機列までやってきました。このころには待機列がいよいよバス停に達して折り返してしまっていたので、最後尾あたりにはパークキャストさんがやってきて 立ち上がって移動の準備をするように とアナウンスをし始めていました。7:30頃にはハッピーエントリーの列の周辺にはホテルミラコスタのキャストさん達が姿を見せ始めました。時を同じくして先頭では保安検査が始まったらしく列はどんどん前進し、私達も7:40過ぎに保安検査場を通過、入園ゲート前のエリアに入ることができました。(待機列がずいぶん長いように思いましたが、実際に私達の前に並んでいた人数はそんなに多くなかったみたいです。)パークに入れるまであと40分くらいかな?…でも、ハッピーエントリーの待機列は一般の入園待ち列に比べたら人口密度が格段に低いので 待っている間ストレスを感じることも殆どありません。ありがたいことです。それにしてもきょうもまた良いお天気。朝のテレビの天気情報でも言っていましたが、今日は気温が25度を超え30度近くまで上がるそう。熱中症にならないよう気をつけて過ごさないとね~8:10になると、パーク内の奥の方から大勢のキャストさんが手を振りながら出ていらっしゃって配置に着き、パークゲート周辺で開園の準備をし始めました。おお、そろそろ私達も入園の準備をしなくては!(この券はゲートを入る時に回収されます)8:20にはゲートのシャッターが開けられ、さらに数分経つとゲートの向こうのディズニーシープラザにはキャラクター達が朝のご挨拶のために姿を現しました。あ!ミッキーだ! ミッキー来た!!(すかさず隙間から写真を撮る夫。)キャラクター達は入園ゲートの近くまでやってきてゲストに手を振りながらディズニーシープラザをぐるーっと一周して、再びミラコスタ通りの向こう ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーの方へと戻っていきましたよ~そうして8:30、ハッピーエントリー開始。私達もすぐに(1分後くらい)入園することができました。エンポーリオのショウウインドウ、カウントダウンの数字は「33」。ハーバーで出迎えてくれているミッキー達に手を振り返しながら、私達は今朝は左手のアメリカンウォーターフロント方面へ向かいました。いつ以来かちょっとわからないくらいの「トイストーリーマニア」です。入園してから写真を撮りながらここまで普通に歩いてきて、トイビルトロリーパークの入口に着いたのは8:38頃でした。ふと見ると、以前この場所に設置されていた「ファストパス」の発券機が撤去されてなくなっていました。これからはこの屋根下にもゲストの待ち列を作るのでしょうかね~アトラクションが稼働するのは一般の開園時刻からということでしたので建物のちょうど入口あたりの屋根下でそのまま少々立ち止まり、再び列が動き出したのは8:45過ぎのこと。その後10分ほどで乗り場まで辿り着きました。トイストーリーマニアから出た後は、アメリカンウォーターフロントの景色を眺めにホレイショスクウェアへ。30分待ちだったタワーオブテラーも20分待ちだったタートルトークもスルーして、昨日乗りそびれた小さなアトラクションを楽しむためにエレクトリックレールウェイに乗って(9:10頃5分待ちでした)ポートディスカバリーステーションへ向かいました。到着後はマーメイドラグーンまで歩いて スカットルのスクーター。(9:30頃 10分待ち)アラビアンコーストへ行き、ジャスミンのフライングカーペット。(9:45頃 5分待ち)私の大好きなこのふたつのアトラクション、小さなお子さんたちにも大人気でしょうから、ファンタジースプリングスがオープンしたらきっと今より待ち時間が長くなっちゃうんだろうな~今のうちに楽しむことができて良かったです。その後は、ロストリバーデルタの船着場からスチーマーラインに乗ってメディテレーニアンハーバーへ戻り。10:30頃、ザンビーニブラザーズ・リストランテでビールを購入し、二階奥のテラスへ。途中で購入した軽食と一緒に藤棚の下のテーブルでいただくことにしました。今年は例年より咲くのが早かったようで藤はもう花が終わってしまっていましたが、ソアリンの建物は相変らず瀟洒な姿を見せてくれていました。美しい博物館の建物を眺めながらビールを楽しんでいると、 昨日これくらいの時間にビッグバンドビートの初回座席抽選にエントリーしたら当選したから今日もやってみるかーと 夫。えいっ! と抽選ボタンを押したところ、本日もめでたくご当選。なので11:00過ぎには席を立ち、ハーバー沿いを歩いてブロードウェイへ向かうこととなりました。(ホテルミラコスタ、今日のお部屋はどこになるかしらん?)ああ ほんとうにいいお天気。ピアッツアトポリーノ上空には青い色しかありません。さて、座席を得られた11:30のビッグバンドビート。今日は前方のCブロック中盤からの鑑賞となりましたけれど、同じ列番号なら中央ブロックよりもサイドの方がステージからの距離は近くなるうえに 私の席からステージ方向を見た時の前方二列分がどういうわけだかまとまって空席になっていたので見通しがよく、なかなか楽しかったです。エントリー制度は思いが叶わなくて悲しい時もあるけれど、当選した場合はそれなりに いつも何らかの楽しみが見いだせるものですね。ショー終了後は、きょうはちょっと早めの昼食のためポンテヴェッキオを渡って「マゼランズ」へ。お店の前に着いたのは12:05。いつ見ても素敵なお店構えです。マゼランズはここ数年、上階の「マゼランズラウンジ」だった広い空間をウェイティングエリアとして使用していましたけれど、今日は特別体制になる前と同じの お店入口横のちょっと狭い感じのソファがウェイティングエリアとして使われていました。ほんのちょっとだけそこで待ち、案内された席は今日は本棚の奥の隠し部屋、ワインセラールーム。注文したのは、シェフズ・イマジネーションのスペシャルコース。こちらのお店のテーマはファンタジースプリングスの中の「ピーターパンのネバーランド」だそうです。コースは「ペアリングワイン(三杯)付き」と「お料理のみ」を選べるので、夫はお料理のみにグラススパークリングワインを一杯だけつけて、私の方はペアリングワイン付きでお願いしました。で、以下お料理の記録です。前菜はティンカーベルのご登場。「ピクシー・ホロウ」ですね~大きなまあるい葉っぱの陰に、いかにもティンクが隠れていそうじゃないですかー?実際は、茂みのようになっているサラダの下に隠れているのはズワイガニと帆立貝柱です。手前ブルーのはバタフライピーで色付けしたソースで、右側のスプーンの中にはティンクの魔法の粉(金粉)入りバルサミコ。ブルーのソースに魔法の粉をふりかけるとピンクに変化する という趣向でした。お魚は鱧と茄子をミルフィーユ仕立てにしたもので、これは大変美味しかったです。ファンタジースプリングスのピーターパンエリアにオープンする迷子たちのレストラン「ルックアウト・クックアウト」の「建物外観」をイメージしてミルフィーユ状にしたそうです。付け合わせは舞茸やゴボウやカリフラワー、揚げた湯葉などで、これがいかにも「男の子たちが森の中で拾ってきそう」な木の枝や石のように見えて さまざまな物語を想像してしまいます。セミドライトマトを使った酸味のあるソースも添えてありました。左側のソースはホワイトアスパラ、黒いのは粒状のバルサミコ。付け合わせからつながるように手前に置いてあるのはカラスミで、他のものと合わせて酸味と塩味を調整しながらいただけるのも楽しかったです。お肉は牛フィレのロースト、付け合わせにはヨークシャプディング。両方ともイギリスの伝統的な家庭料理です。新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」をイメージしたとおっしゃっていたので、子供たちが空を飛んで戻るロンドンの家の食卓を表現したのでしょうかね~たっぷり添えた揚げ葱やホースラディッシュも良かったです。デザートはベリーのケーキ、ベリーのソース、ベリーのソルベ。色からして分かる通りフック船長イメージです。ケーキの白い生クリームはフック船長の帽子についている「羽」とのこと。それと同時に小菓子も出てきました。マカロンと「マゼランズ」の文字の入ったチョコレートです。私のお皿の方はなんと「羽」増量で、さらに小さなバースデープレートも添えてありました。(今月5月は私の誕生月ということで前日アンバサダーホテルでシールをくださって、日にちがまだ先なのでこっそり付けていたのですが、キャストさん達は本当に目ざといです。)マゼランズのお料理がおいしいのは以前からよ~くわかっていますけれど、今回はその上にピーターパンの物語を思い出させてくださったり 新しいエリアについての想像を巡らせて期待を感じさせてくださったり、と 非常に楽しい食事になりました。私達の世代や私達の上の世代にとっては「ピーターパン」はとても馴染み深い物語です。こんなふうにして、懐かしい物語が新しい世代の若い皆さんにも楽しんでいただけるのは嬉しいですね。ありがとうございました。食事を終えてマゼランズを出たのは14:30近くになった頃でした。それから私達はソアリンの前を通ってザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段を下り、ホテルミラコスタに向かいました。(その2 に つづく・・・)* マゼランズ の ~シェフズイマジネーション~スペシャルコース ペアリングワイン付き *・ズワイ蟹と帆立貝のガトー仕立て 《スパークリングワイン》ロータリ ブリュット ロゼ(ロータリ)・鱧のミルフィーユ風、ホワイトアスパラガスのピュレ 《白ワイン》シャルドネ(ショウ・アンド・スミス)・国産牛フィレ肉のロースト、グレイヴィーソース 《赤ワイン》ピノ・ノワール アレナリア(クロ・デ・フ)・パン・ミックスベリーケーキ、ラズベリーソルベ添え・ミニャルディーズ・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2024年4月1日~8月31日《16500》/(12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(前日から続く)昨夜は日付が変わる前にベッドに入ることができて すぐに眠りにつきました。東京ディズニーリゾート滞在中としては珍しいことに 睡眠時間はたっぷり確保できたはずです。…と なれば?ホテルミラコスタに宿泊した朝に限ってとんでもなく早い時間に目が覚めちゃうこの私が、そんなにゆっくり遅い時間まで寝ていられるわけがありません。案の定、誰にも何にも起こされることなく自然に目が覚めたのは、4:20頃でした。さっそくテラスに出てみると、そこには美しい朝焼けに染まるテラスとヴェネツィアの街並みが。そうでした そうでした。ヴェネツィアサイドのテラスルームは東に向いているので、遮光カーテンを開けたまま休むとこの時期の早朝はベッドルームに朝陽が猛然と突進してくるのでした。でも 本日のお部屋のベッドルームは建物のかげになっているので、たぶん朝陽の直撃は無さそう。もうちょっと眠ろうかな と、私はカーテンを開けたままベッドに戻ることにしました。再び目覚めてベッドから飛び起きたのは5:30頃。太陽はすっかり昇っているはずの時刻ですが… 眩しい朝の光がベッドルームまで差し込んでくる気配はありません。テラスに出てみると、今朝の舞浜のお天気はどうやら「曇り」のようです。パーク内ヴェネツィアエリアにもまだ人影はなく、リゾートラインの軌道をいく車両もなく。各客室の中の様子まではわかりませんけれど、今日のディズニーシーのハッピーエントリー開始は8:45とのことですから、宿泊ゲストの皆さんもまだお休み中の方が多いのかもしれません。テラスの椅子に腰かけて音のない朝のパークの中にしばし身を置いたあと、私は室内に戻りました。その後はベッドに入ってみたものの流石にもう眠ることはできず、6:00過ぎには本格的に起床して支度を始めることにしました。ずーっとテラスへの扉を全開にして過ごしていたので、7:00ちょうどにパーク内BGMの音量が上がるのも感じることができましたし、朝のパーク内恒例の警報音(たぶん何かの訓練の音)もきくことができました。7:30が近づくと今度は館内廊下側からも パークへお出かけになるゲストの皆さんの低い話し声やルームサービスワゴンの行くかすかな音が 耳を澄ませば感じられるようになってきました。7:50くらいには、パーク内で何か指示を出しているような マイクを通した男性の声も聞こえました。そのどれもがホテルミラコスタで迎える朝にだけ耳にすることができる特別な音で、二週間という短い期間のうちにこんなことを二回も経験できるなんて 今年の記念日月間はなんて幸せだったのかしらん と私はあらためて思いましたよ。一緒に暮らしてきたなん十年もの間、遠慮していたわけではないけれどなんとなく自分のことは後回しにしがちで 思い通りにいかなくてもやりたいことができなくても気にしない~ と過ごしてきた私が、4月末の結婚記念日とは別にこの時期の私の誕生日も舞浜で過ごしたい と言葉にしてみるようになったのはここ数年のこと。この先もこれを毎年続けたい なんてさらさら思ってはいませんけれど、とりあえずわたしの口が滑ってこぼれ出たその言葉に 強く異議申し立てすることなく受諾してくれた夫にはちょっとだけ感謝です。さて、その夫も7時台のうちには目覚めて朝風呂を済ませ、8:00を過ぎた頃からは私達は部屋の屋外リビングであるテラスで殆どの時間を過ごしました。気付けば いつのまにか真下のヴェネツィアの運河パラッツォカナルにはゴンドリエさん達が姿を見せていました。船着場にはあとからあとからゴンドリエさんに操られた小舟がやってきてきちんと並び ゲストを迎えるための準備が着々と進んでいるようでしたよ。ところできょうの朝食。当初はベッラヴィスタラウンジでとろうと考えて遅い時間にPSをいれてあったのですが、「ポルトパラディーゾサイドのテラスルーム宿泊時は当然のように朝食はルームサービスにしてきたけれど、ヴェネツィアサイドのテラスで朝食をルームサービスにしたことって今まで一回もないよね~」という話になり、二週間前の朝食がやはりベッラヴィスタラウンジだったこともあり、今回はルームサービスにしてみることにしました。朝食をルームサービス指定することは 今はまだチェックイン手続きの際にしかできないので(近いうちに予約購入サイト経由でできるようになるらしいですが)、夫が昨日サローネ・デッラミーコでキャストさんにお話してベッラヴィスタラウンジの予約をキャンセルしていただき、その上でルームサービスの時間を9時過ぎに指定して手配をお願いしてありました。なのでキャストさんがルームサービスワゴンを押してこのお部屋に入って来られるよう荷物はざっとまとめて部屋の中を片付けて、9:00になるのをテラスで待つことにしました。(皆さんご存じだと思いますが、テラスルームの屋内部分は面積の割に調度品が多く置かれているので意外と狭く、動線も限られるのですよね。)そうこうするうちに、時刻は8:45。ハッピーエントリーも始まって、ヴェネツィアの運河にもゲストがやってくるかしら?そう思ってしばらくパーク内を見下ろしていましたが、たま~にヴェネツィアに姿を現すゲストは皆、運河の脇を通り抜けてアメリカンウォーターフロント方面へと進んでいらっしゃるようでした。(トイストーリーマニアへ向かわれるのでしょうかね~)ゴンドラの運航は一般開園時刻からと決まっていますから、ゴンドリエさん達のお仕事開始もきょうは9:00です。8:55頃には ゴンドリエさん達はイル・ゴンドリエーレ周辺に集合して、ホテルミラコスタの部屋に向かって盛んに「ボンジョルノ!」と手を振ってくださっていましたよ。そして 9:00になる1分ほど前でしょうか。きょうの朝一番のゴンドラのゲストは三世代ファミリーだったようで、ゴンドリエさんの案内で小さな階段橋をゆっくり渡って乗り場へ向かっていき、貸切状態で運河へ漕ぎ出していきました。その後 テラスの手すりに身体を寄せて、ひとくみ ふたくみ と訪れるゲストを数えていたら、部屋の中でチャイムが鳴りました。朝食です!(ドアチャイムはホテルミラコスタでは スイートルーム、ハーバールーム、テラスルームのみに設置されています。特別感があっていいですよね!)さっそく夫がキャストさんを部屋の中へお迎えし、ワゴンのお料理をテラスにセットしてくださるようお願いしました。「今朝はテラスで召し上がるにはちょうどよいお天気ですね~」とキャストさん。―― そうですよね~ここは東向きだからお天気が良すぎちゃうと陽射しが強くて大変ですものね~ほんと、今朝はほどよい曇り空でよかったです。これが快晴だったりしたら、私なんかは朝ご飯食べるのに帽子と日傘が必要になっちゃいますからね。朝食の準備を終えるとまず キャストさんは内容の確認をしつつ説明をしてくださいました。そしてテラスでの写真撮影をお手伝いしてくださり、それが終わるととびっきり爽やかな笑顔を残して去って行かれました。テラスで朝食の際には「鳥がやってくるのでお気をつけください」と毎度教えてくださいますが(実際わたしたちも過去に遭遇したこともありますが)、今朝の私達のテラスには まだ生まれたばかりで人間がいかに危険な生き物か知らないような小さなやせっぽちの雀が一羽やってきたのみで、平和な朝ご飯でした。(きょうのパンはクロワッサン、ミッキー型ミルクパン、チョコデニッシュの三種でした。)(オムレツにミッキー描いてみました。)(↑こういうこと、大人なので人目があるところでは絶対やらないけれど、ルームサービスの時はやっぱりやっちゃいます。)朝食後はテーブルを片付けてワゴンを廊下に出し、再び私達はテラスで時間を過ごしました。10:00前ごろ、パーク開園から一時間が経ったゴンドラ乗り場あたり。ファンタジースプリングス・ライナーが行くのも何回も見ることができました。テラスのテーブルで新聞を読んだりノートPCを広げたり コーヒーをいただいたり と、自宅での休日午前中と同じように寛いで過ごし、記念写真もたくさん撮影し、時刻は11:30過ぎ。私達はようやく部屋を出る準備をして、荷物を部屋に置いたまま出発する連絡をしました。(最近はこのお願いはテレビ画面からできるのですが、夫はサービスホットラインに電話していました。)そして11:50ころに ヴェネツィアの街を見下ろすテラスのあるお部屋をあとにしました。(テラスにあった生花は持ち帰り用の紙袋にぴったり収まってなんだか可愛らしかったです。)(こちらのお花ももちろん、荷物と一緒に帰る時まで預かっていただきました。)そのあとはサローネ・デッラミーコに行ってチェックアウトの手続きをしました。ホテルミラコスタでも現在は チェックアウトの際の精算も荷物を預けるための手配も客室内のテレビ画面からできるようになっているのですが、今回のお部屋はサローネと同じ5階だったので、夫は、――部屋を出てエレベーターまで行く途中で絶対にサローネの前を通るんだから わざわざテレビのリモコン操作して部屋でちまちまやらなくてもサローネでキャストさんにお願いすればいいじゃん?…と思ったようです。チェックインからチェックアウトまで、様々な手続きを対面や電話でなく殆どオンライン上でできてしまうようになったのは私達ゲストにとってとても便利でありがたいことですし、運営する側としても人の手も時間も削減することができてきっと助かることなのだと思います。最近は外国からのお客様もずいぶん増えているので、行き違いなく対応するためにも必要なことなのかもしれません。なので私は、新しい便利な制度はどんどん利用すればいい そのほうが翻ってみんなのためになる、と思うのですが。今も昔も人と話すのがどちらかと言えば好きな夫は、この省人化省力化の流れに素直にのることにやや抵抗があるようです。おそらく、事務的なことに関してなら夫だって省くことにまったく異論はないでしょうが、 ここ舞浜のパーク&ホテルで っていうところに何かすっきりしないものを感じているのでしょうね。ここはただのハコもの遊園地ではないと確信した、パーク開園当初リゾート創業当初のあの価値観がひっくり返るような驚きを、私達はいまだに忘れられないのかもしれません。でも時代は進み、パークやホテルに新しくやってくるようになった人たちの中には、できれば他人との接触や対話のような面倒くさいことは避けたい、システムを駆使して自分の利益さえ確保されればそれで満足、と思う方々も増えているのでしょう。訪れる側にもそこで働く側にもそんな感覚を持つ方々が増えてその割合が高まれば、いまを生きる私達はここ舞浜のパーク&ホテルの変化の潮流に逆らうわけにはいかない と私は思うのです。――まあそんな考えても仕方のないことはいったん頭の隅に追いやって。今回の滞在では訪れるのはこれが最後となるサローネ・デッラミーコはあいかわらず穏やかで いつまででも居たくなるような空間でした。新しくオープンするファンタジースプリングス人気の過熱にともなってホテルの予約も日に日に困難になっていっているので、次にいつサローネにお邪魔できるのか 果たして来年のこの時期も来られるのか、それは何とも言えませんけれど。でも ぜひぜひまた伺いたいと心から思いました。ありがとうございました。サローネを出た後は、PSを入れていた昼食の時間まで少しお散歩して時間を過ごそうと考えて、エレベーターに乗ってロビーに下りました。(その2 に つづく・・・)(ホテルミラコスタのエントランスはやっぱり素敵です)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 19, 2024
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車でぴゅーっと舞浜まで行って、ディズニーシーに行ってお茶を飲んで「ミニーのトロピカルスプラッシュ」を観て、帰ってきました。舞浜到着は11:30くらいだったと思います。・・・暑かったです。なので、シーに向かう勇気がなかなか出ず、イクスピアリ駐車場に車を停めてしばらく涼しいアンバサダーホテルの中のショップをみていたのですが、今日シーのパーク内で購入しようと考えていたグッズ類が殆ど全てこのお店に揃っていたので、片っ端から購入してしまいました。(サイズ的に大きい物だったので、ここで購入できて助かりました。)その後お買い物袋を車に置いてから 歩いてディズニーシーへ。時刻はもう13:00近かったです。とりあえずはビリエッテリーアへ行き ビッグバンドビートの座席抽選をしてみたのですが、残念ながら席は得られず。暑かったので 2階席への入場列に並ぶのも難しいだろう・・ と考え、「14:40からの「ミニーのトロピカルスプラッシュ」をどこかでちらっと見たらもう帰ろうね」と私達は言い合って、それまでの時間を「ザンビーニブラザーズ・リストランテ」で過ごすことにしました。お昼どきとも重なっていたので 座席数の多いザンビーニ・・店内もさすがに混雑していましたが、2階に上がれば空席を見つけるまでにはそんなに時間はかかりませんでした。私達は14:00頃までここにいて、席をたってからは1階に下りずに裏庭のテラス側の扉から外に出ました。ザンビーニ・・の裏庭テラス周辺は最近改装され、この店ご自慢のハーブ園や果樹のある小径へ通ずる出入口が新しくできました。この小さな扉を出ると、すぐ横にはローズマリーやバジルやレモンバームなどの香るハーブの畑があります。そして、火山に向かって左側の建物沿いにはレモンや夏みかんなどの柑橘系の果樹が植えられていて、毎年この時期には綺麗な色の実をつけます。これは何の果実でしょうかね。この緑色の 先端がとがっているのはレモンかな?また、反対側 ハーブ園のエリアに植えられているオリーブの樹も こんなふうに実をつけていました。お庭の小さな果樹園で、自分達が育てた実りを収穫するザンビーニ家の人々の姿が 目に浮かぶようでしたよ~。それから私達は 緩やかな坂道を下って、ハーバーの水際に出ました。時刻は14:20くらい。今年はどこにいてもそれなりに濡れてしまうので、(今日は)なるべく濡れたくない私はどこにいたらいいのか・・と迷いましたが、最終的に スチーマーライン乗り場そばのショーエリアを正面に見る場所の最後部、ザンビーニブラザーズ・リストランテの建物沿いに落ち着くことにしました。14:40になってショーが始まると、このエリアは予想以上の容赦ない放水を受けて水浸しになりました。この場所にいてショー中「あまり濡れなかった」のが不思議なくらい。近くで観ていた方も、すぐ前の通路をたまたま通りかかった方々も、ことごとく水をかぶっていらっしゃったようでした。ショーが終わると目の前の通路を出演者の方が退場していきましたが、おそらくものすごい量の水を浴び続けたんでしょうに この爽やかさ。・・色々感心しつつ、私達はディズニーシーの今年の夏に別れを告げて、舞浜をあとにしました。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
August 24, 2013
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(…その3から続く)今日の昼食は、昨日の夕刻 お店の入口を見に来たホテル内のブッフェレストラン「ファンタジースプリングス・レストラン」でとることが決まっています。今回のバケーションパッケージでは二日目のいずれかの食事をこちらのレストラン指定にすることが可能になっていて、私達はそのうちの昼食を選択したというわけです。(ほんとうは一日目の夕食のプライオリティーシーティングを取りたかったのですが、宿泊特典枠でも一般枠でも残念ながら予約をとることができませんでしたので、バケーションパッケージ専用枠を利用しました。)指定されていた時間ほぼぴったりに店頭に行って名前を告げると、 お席をご用意しますのでしばらくお待ちください とのこと。なので私達は、ホテルの三階部分まで届こうかという美しい装飾を見上げながら、しばらくお店の前の広ーいスペースで待つことに。昨日の夕方にここへ来た時と違い、きょうこの時間は周囲の大きな窓からたっぷりと入る自然光が白い床や壁に映えて よりいっそう格調高く感じられます。こちらのホテルでは宿泊棟のことをそれぞれ「グランドシャトー」「ファンタジーシャトー」と呼びますけれど、床も壁も天井も全体的に「白」基調で統一され 植物のモチーフがふんだんにあしらわれている館内は まさにヨーロッパのお城のような佇まいです。数分後、キャストさんがいらっしゃって店内の説明をしながらダイニングエリアへと案内してくださいました。このレストラン、ダイニングエリアはきっちりと仕切られたいくつかの小部屋に分かれており(オチェーアノやシャーウッドガーデンレストランのように「エリアに分かれている」という感じではなく壁や通路ではっきり区切られています)、それぞれ「スノーホワイト」「オーロラ」などプリンセスの名前がついているとのこと。私達はその中の「ラプンツェル」の部屋に案内していただきました。壁にはラプンツェルの物語の場面が描かれた額絵が飾られていましたよ。お部屋の隅には子供用の可愛らしい椅子が置かれていましたが、よく見ると椅子の背は…チョウがあしらわれたデザインになっていました。こんなところにも蝶々が! と少し感激してしまいましたよ。ブッフェ台に並ぶお料理は 前菜もメインも種類はそんなに多くない感じでした。目をひくのはシュリンププラッターでしょうか、エビ食べ放題です。ソースは2種類用意されていました。デザートもそんなに種類は多くないけれど、小さなコーンにクリームを詰めたものなど可愛らしい見た目の物が多かったです。全体的に、お子さんでも美味しく召し上がれそうなお料理が多いかな といった印象でした。(お子様向けのコーナーもちゃんとあって充実しているように見えました。)キャストさんがカットしてくださっているローストビーフもソースはやや甘めでお子様向け寄り。お料理内容的にはシャーウッドガーデンレストランよりやや大衆的だけれど、トイストーリーホテルのロッツォ・ガーデンカフェほどカジュアルではない といった感じでしょうかね~私達は舞浜で普段そんなに頻繁にブッフェレストランに行くわけではないのでよくわかりませんけれど、一番よく足を運ぶオチェーアノのブッフェと比較してみると、大きく違うのは コーヒー紅茶がセルフサービスでお食事料金に含まれているところ、着席時間の制限がないところ、(ランチタイムだけかもしれませんが)ボトルワインの価格が5000円と6000円の設定でそれぞれ何種類か用意されている明朗会計システムなところ、ワインのカラフェ販売があるところ、などでしょうか。あと、「ファンタスティックセレブレーション・タイム」というゲストの特別な日を祝う時間があり、お祝いに該当するご本人以外にもレストランにいる人全員に小さなカットケーキがふるまわれる というサービスがあったのがちょっと「びっくり」なことでした。また、もうひとつ驚いたのは店内に設けてあるお手洗い。ドアを開けたらこんな↑だったので、思わずテーブルまでカメラを取りに戻ってしまいましたよ~(お行儀悪いんですけど、たまたま誰もいなかったので撮影させていただきました。)こんな場所にまで花が咲いているなんて、やっぱりこのホテルの真の姿は「植物」なんじゃないの??魔法が解けたら草木に戻っちゃうんじゃないのーー?? …… なんてね。(ちなみに男性用の方の洗面台も同じだったそうです。夫談。)お食事を終えてお店を出たのは14:00を少し過ぎた頃。私達はそれからファンタジースプリングス再入園を目指して美しいホテルエントランスを通り抜け、車寄せ脇から「ファンタジースプリングス・エントランス」へと向かいました。あずまやの下の保安検査場を通過してグランドシャトーの下のトンネルのようになっている部分にあるエントランスにさしかかったのは14:30少し前くらい。朝はこの場所もゲストでいっぱいでしたけれど この時間は殆ど人の姿はなくて静かだったので、トンネル内両側の壁に飾られているアトラクションのポスター風看板などものんびりカメラに収めることができました。ファンタジースプリングスに再入園してからは、夫が「『アラビアンコーストの方からエントリーウェイを歩いてファンタジースプリングスに入る』ってどんな感じなのか体験してみたい!」とかという謎の主張を強くするので、暑い中をとぼとぼ歩いてアラビアンコーストに出る手前まで行きました。洞窟部分を通り過ぎると、長いエントリーウェイはまあ 混んでること混んでること。ファンタジースプリングスエリアに入場できる時間を待っていらっしゃるのでしょうか、両側の岩にもたれかかるようにして地面に座り込み スマートフォンを凝視し続けている若い方々のグループなどが多くて、なんと言ったらいいのでしょうか 一瞬「未開の荒野」に出てしまったような気分になりました。なので、エリア内入場制限をしていることを告げるボードを撮影してすぐ引き返すことに。(背景は加工してあります 大混雑で人いっぱいだったので)―― そうかー こっち側から入ってくるとこんな感じなのかーホテル側から見ているとファンタジースプリングスはただ「深く静かな森の中」のように感じますけれど、エントリーウェイ側からだと「岩山の狭間を抜けた先にある水の湧く不思議な場所」。なるほど、「ファンタジースプリングス」という呼び名は、こちら側から歩いてたどり着いた時に初めて実感できるものなんですねえ。(洞窟のところで両手を広げて空を飛んでいるピーターパン、傍にはちゃんとティンカーベルもいるのですね~)「ファンタジースプリングスホテル宿泊証明書」(ここにいらしたキャストさんによれば、この地点を通過するためにはこの証明書を提示するのが一番早いとのことでした)を洞窟の中のチェックポイントで提示して 外の世界よりもまだ多少は平和なファンタジースプリングスに舞い戻ったのは14:50頃でした。パークが閉園するまであと約6時間。ファンタジースプリングス内でのこの後の予定は 夕食をモバイルオーダーしてある「スナグリーダックリング」でとることのみ ですが、今回バケーションパッケージ利用でパークを訪れていた私達には ディズニーシー内で指定されていた「ショー鑑賞」と「アトラクション体験」の予定が残っていました。ショー鑑賞の方は「16:20」からのビッグバンドビート~ア・スペシャルトリート~、アトラクションは「17:00~18:00」指定でソアリン・ファンタスティックフライト。いずれもパーク内メディテレーニアンハーバー水域の向こう側、どちらかといえばディズニーシーのメインのパークエントランスに近い場所にある施設での予定です。実は早朝 天気予報サイトをチェックして、昨日とうって変わってきょうの舞浜は曇りがちではあるものの晴天でおそらく午後の最高気温は30度以上になるだろう との情報を得ていた私達は、「もう 午後ビッグバンドビートに行く際には、一旦ファンタジースプリングスから退園したあとリゾートライン経由でディズニーシーステーションまで行って メインのパークエントランスから再入園してブロードウェイに向かう という経路にしようよ…」と、朝のうちに決めてしまっていました。なので、そろそろこの辺でその経路をとろう と 退園するためにファンタジースプリングス・エントランス方面へ向かいましたけれど、このエリア内のアトラクションにまだ一回ずつしか行っていなかったので(「ファンタジースプリングス・マジック」を持っているというのに!) さすがにちょっともったいないような気がして途中で何かひとつアトラクションへ寄り道することにしました。で、本日二回目の「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」へ。朝一に乗った時は興奮気味でわけもわからず… だったけれど、今回はいわば「復習」ですからね~落ち着いて冷静に、可愛い小さなアトラクションを楽しめることと思います。背中の羽をパタパタさせて見せてくださったキャストさんに案内され、ノンストップで乗り場に着いたのは14:53頃。すぐ乗れるかと思いきや、急なシステム調整で7~8分待ってからの乗車となりました。さきほどは上の空でよく見て(聞いて)いなかった コースに出る直前のティンカーベルからのお願いも今回はしっかり把握。 そしてまずはヒマワリ咲く夏の世界へ出発~青空の下 巡る景色も楽しい1分ちょっとの時間でしたが、ずーっと陽に当たっていたので正直ちょっと暑かったです。その後、予定通りファンタジースプリングス・エントランスから出てベイサイドステーションへ。駅でスーベニアメダル作成などしてからリゾートラインに乗って(昨日、二日間有効のフリー切符を購入してありました)ディズニーシーステーションに到着、こちらの駅でもスーベニアメダルを作ってから改札を出て、ディズニーシーのパークエントランスへと向かいました。そして15:40、ゲート周りのキャストさんの制服が変わっていることに少し驚きましたけれど(6月6日から変更になったそうです)、いつもと同じような感じでディズニーシーに入園。きたー! ディズニーシー!…いえいえ。とっくに昨日からディズニーシーの一部であるホテルに宿泊してるんですけれど、やっぱりこの景色を見ないとディズニーシーにやって来た気がしないわあ~私達はすっかり通常モードで、ショップを冷かしながらミラコスタ通りを抜け 坂を上ってアメリカンウォーターフロントへ向かい「スチームボートミッキーズ」で6月のスーベニアメダルを作り、ブロードウェイミュージックシアター前へと行きました。16:20の公演に向けてシアターは既に開場していたので、入口で鑑賞券を提示して入場。指定されていたのは中央Bブロック8列目のステージが綺麗にみえる座席でしたので、幕が上がってからは何も考えずただただ楽しくショーを鑑賞。涼しくて快適な場所で40~50分間ゆったりと過ごせたのも私にとっては大変ありがたく、バケーションパッケージ様々だなあ と思いました。ショーが終了して外に出て、コロンブス像のところまでブロードウェイを上り 時刻は16:50。「ソアリン」には17:00~18:00の間の好きなタイミングで行けばいいことになっているので、ショップを覗いてスーベニアメダルを作ったりしながらメディテレーニアンハーバーを歩き、17:00ちょっと前にザンビーニブラザーズ・リストランテに到着。フリードリンク券を利用してスペシャルドリンクをいただき、裏のテラスへ行って水分補給をしました。誰もいない。今日のディズニーシー(の「ファンタジースプリングス」以外の場所)、ひょっとして空いてる?その後、17:15頃にテラスを離れ、目の前の「ソアリン・ファンタスティックフライト」へ。プライオリティ・アクセス・エントランスから直接建物内へ入り、ほぼ待たずに前室へ通され、17:30くらいにはドリームフライヤーに乗って空へと飛び立ちました。今日は私、少し疲れていたのか、不思議なことに 空を旅する途中で軽くですが「怖いなあ」という気持ちが頭を過ぎりました。ソアリンは大好きなアトラクションのはずなのに。ファンタジースプリングスの「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」などもそうですが、やっぱり年齢が上がってくるとこういった新しい技術を使ったアトラクションには少しずつ身体がついていけなくなるのかもしれないなあ なんて弱気になっちゃいましたよ。空飛ぶ乗物からおりて地上に戻って。さて、これでバケーションパッケージに含まれていた予定は完全消化、あと残りの時間は全てファンタジースプリングスで過ごせばよいことになりました。時刻はこの時17:45。ファンタジースプリングス方面まで戻る際に利用できるかも… と期待していた「ディズニー・トランジットスチーマーライン」はこの時間 ハーバーショーの準備のため既に運航休止時間帯に入っており、私達は遠い道のりを歩いて戻らなくてはならなくなりましたが、日没も近づいて暑さもだいぶおさまってきていたので暑いのが大の苦手の私でもなんとかなりそうでした。せっかくメディテレーニアンハーバーまで来たのだから と 火山の麓で何パターンも記念写真を撮ってから、私達が奥地のさらに先の「この世の果て」、ファンタジースプリングスを目指して歩き始めたのは17:55。途中、マーメイドラグーンやアラビアンコーストを通過するので、もしも待ち時間が短いようなら私の好きな小さなアトラクションに行ってもいいかな― なんて気楽に考えていたのですが、18:05くらいに前を通りかかった「ジャスミンのフライングカーペット」の待ち時間はこんな感じ。久しぶりに見る15分以上の待ち時間表示。と いうことで あっさり諦めて、私達はエントリーウェイへ向かいました。フライングカーペットの脇から 長~い通路をファンタジースプリングス方面へとさらに歩いて数分。洞窟の中のチェックポイントで再びエリア最強の通行証=「ファンタジースプリングスホテル宿泊証明書」を提示して、私達は夕暮れ迫るファンタジースプリングスへと三たび(いや四たびでしょうか)入場しました。18:08頃のことでした。(その5 に つづく・・・)※チェックポイントとなる洞窟の手前にはこんな案内看板が置かれていました◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
June 29, 2024
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(…その3から続く)エレベーターを降りてホテルの車寄せ脇を通り、チェックイン開始前とあってまだ静かで落ち着いた様子のエントランスから階段を下りて、ファンタジースプリングスホテルを象徴するような美しいラウンジ「グランパラディ・ラウンジ」の店頭に出向いたのは お約束の時間ほぼぴったりでした。こちらのお店に入店するための予約が取れたのはほんの数日前、いよいよ今週末に出かける という段になってのことです。来年1月のお正月明け頃からは予約が無くとも入店できるようになるそうですが 確実に入店するためには今はまだ予約購入サイトからのプライオリティーシーティング取得が必要で その取得さえもなかなか難しいらしい ときいていたので、当初は今回の滞在中にこちらのお店にお邪魔することなど全く考えになかったのですが。ある夜、宿泊予約事項(レストラン予約時刻など)のおさらいをつらつらとしていたらうまい具合にチェックイン前に伺える時間帯とチェックアウト後に伺える時間帯に空きを見つけたので、慌ててバタバタと予約を入れて今日こうしてここにやってきたというわけです。利用が宿泊者に限られていてその上プライオリティーシーティング対応のお店となれば 公式情報以外の巷の情報も少なく、このお店が「ティーラウンジらしい」ということ以外よく知らないままに来たのでやや緊張気味で名前を告げると、すぐに目の前に現れたキャストさんは親しみやすさと礼儀正しさを兼ね備えたディズニーホテルらしさをもって席まで案内してくださったので なんだか安心しましたよ。明るくて天井の高い 不思議な空間をふわふわと歩いて、着いたのはこんな場所。特徴的な形の窓からパーク内の森を望むことができ、水を操る魔法使いの弟子ミッキーの姿も見ることのできる窓辺のテーブルでした。そしてキャストさんが差し出したメニューは、この見目麗しさ。なんだこれー! こんな綺麗なメニュー 舞浜では見たことない…そう思って手に取って開けてみると、表紙の内側もまたまたきれい。お花が咲いています。6月下旬に初めてこのホテルに足を踏み入れた時、館内に植物のモチーフがあふれかえっているのを見て ――このホテルって、ある日突然 花や樹木みたいに地面から生えてできたんじゃないのー?このホテル自体がもしや 植物そのもの なんじゃないのー???… なーんて 私はひとりでおとぎ話のような妄想を繰り広げて舞い上がっていたのですが、その独自の「ファンタジースプリングスホテル『実は植物』説」が 私の中でますます確固たるものになりそうです。メニューの美しさに感心しているとキャストさんが小さなカップに試飲用の紅茶を入れて持ってきてくださったので(アップルクランブルティーという季節のおすすめ紅茶でした)、それをいただきながら私達は注文する品を決めようと話し合いを始めました。ところで ひとつよくわからない点があるのですけれど。宿泊予約特典を付ける際にこちらのお店の予約枠は表記が違うものが二種類あって、私達は今日は店名のみの枠、明日のチェックアウト後は店名のあとに(デザート)とついている枠の予約が取れているのですけれど…きょうは私達、いったい何を注文したらいいのでしょうか?すると キャストさんがおっしゃるには「デザート と但し書きがある方は『デザートセット』だけは必ずご注文いただくというご予約(ほかの物も追加注文可能)、何も但し書きが無い方はそのデザートセット以外なら何でもご注文いただけるご予約です(ただし時間によって品切れもあり)」とのことでした。なので、今日のところは 私はデザートセット以外から「シーズナルケーキセット(現在はモンブラン)」をお茶はダージリンスプリングタイムにして、夫はお食事メニューから「ツナのコンフィとセミドライトマトのタルティーヌ」にコーヒーを追加してお願いすることに決め、あとは注文した品がテーブルに届くまで美しい店内を仰ぎ見ながらしばらく時間を過ごすこととなりました。(目の前にある柱にも植物があしらわれていました)(天井にはミッキーも潜んでいるそうです)やがて まずやってきたのは夫の注文した「ツナのコンフィとセミドライトマトのタルティーヌ」。トーストしてある大きめのスライスバゲットの上に彩りの良い具材がたっぷりとのせてあります。具材はツナのコンフィとセミドライトマトの他、じゃがいもやブロッコリー、ラディッシュ、ハーブやエディブルフラワーや小さな葉物野菜。お野菜がまるで草木が生えているように盛り付けられ サラダや紫キャベツのピクルスもこんもりと山盛りにして添えてあるので、お皿全体がまるで森の中の花咲き乱れる小山のようです。目の前の窓から見える景色のようだなあ って、ちょっと思いました。土台となるバゲットにはあらかじめ切れ目が入れてあって三分割できるようになっていたので、私も一切れいただきましたけれど、大変美味しかったです。いつか機会があればまたこれを目当てに昼食に伺っても良いなあ と思うほどでした。※こちらのお店のナプキンは美しい藤色でした。少し遅れてやってきたシーズナルケーキセットの「モンブラン」。たった今 栗のペーストを絞り出して形造ったとのことで、非常にデリケートなデザートでした。土台は底部分以外は少量のクリームのみで 栗の割合がとても高いモンブラン、幸福度の高いモンブランです。「もう当分モンブランは食べなくてもいい(これ以上に素晴らしいものにはなかなか出会えないだろうから)」と心底思いました。(夫にもひと口分けてあげたら大変気に入ったようで、もうひとつこれを追加で頼もうかと悩んだ末 思いとどまっていましたよ。)メモ:本日のグランパラディ・ラウンジ・ツナのコンフィとセミドライトマトのタルティーヌ サラダ・スープ付き 2800円(ドリンク別)・シーズナルケーキセット 紅茶またはコーヒー付き 3000円 (現在はモンブラン 近々内容変更予定)チェックイン前にちょっとお茶飲むくらいのつもりで訪れたのに(「ラウンジ」だものね) そのあまりの快適さに長居をしてしまい、席を立ったのは15:00。グランパラディ・ラウンジから階段を上ってファンタジーシャトー・ラウンジへ出ると、レセプション前には既にチェックインの順番を待つゲストの列ができていました。この時間、私達の前に並んでいらしたのは5~6組ほど。10分足らずで順番がやってきて手続きもスムーズに終わり(初めて宿泊した時のチェックインの際にとても「びっくり!」したキャストさんの例の決め言葉のご挨拶は今回はありませんでした)、エレベーターに乗って6階に上がり 15:20過ぎにはローズコートサイドに位置する客室に入ることができました。さて。本日私達が予約していたのは「ローズコートサイド スーペリア・アルコーブルーム(パークビュー)」というお部屋です。「ローズコートサイド」を利用するのも初めてだけれど、アルコーブのあるお部屋というのも実は私達はこれが初めてなので いったいどんなお部屋なのだろうかと大変楽しみにしていました。(東京ディズニーランドホテルにはこのアルコーブ付きのお部屋がたくさんあるそうですが、今まで宿泊する機会がありませんでした。)部屋の中に足を踏み入れると、客室の内装は前回宿泊したホテルエントランスサイドの客室と大きな違いはないようでしたが。部屋の奥まで進んでみると、前回泊まったスーペリアルームではソファーが置かれていたあたりの壁がくぼんでいて ベッドのようになっていました。ほほう。こちらが「アルコーブ」ですか。ベッドとしてもソファーとしても使えそう。壁には まるでラプンツェルが描いたのか と思われるような弾むように楽しい絵も描かれています。そんなに高さが無いので小さなお子さんがお休みになるベッドとしても安全に使えそうです。私達のような大人二人連れにとっては荷物を置くのにも良さそう、ここで荷物を広げれば部屋の中が散らからずに済むので便利ですね。そして、前回の宿泊の際には気付かなかった内装のキャラクター要素も今回は忘れずにチェック。壁に浮かび上がっている「バンビ」の一場面。ベッドのヘッドボードの植物の中に隠れているという…カメレオンの「パスカル」も無事発見しました。バンビもパスカルも 私達の後でこちらのホテルに宿泊した別々の知人から教えてもらってその存在を知り、「次に行ったら絶対この目で見てこよう」と思っていたので 見られて良かったです。(こちらは前回から気づいていたクローゼットのラプンツェル)部屋の様子を確認した後は、シフォンのカーテンを開けて窓から外を眺めました。おお。プロメテウス火山が見える。真下には、部屋の名前通り「ローズコート」が見えています。一応「パークビュー」というカテゴリーを予約したものの、「ローズコートサイドの部屋ってちょっと奥まっててパークからずいぶん距離があるんでしょ?パークなんて見えるの?」…と やや懐疑的だったのですが、確かに距離はあるものの、ディズニーシーのパークの特徴的な建物などはちゃんと見えました。(疑ってごめんなさい。)左から、レイジングスピリッツ、プロメテウス火山(その陰に隠れるようにタワーオブテラーもちらっと見えています)、SSコロンビア号の煙突、ネバーランドのスリルム山、インディージョーンズの神殿、ニモ&フレンズ・シーライダー…などなど。手前のローズコートの存在感が強烈なのでついついそちらに目が行ってしまいがちだけど、確かにパークビューではありますね!それからもうひとつ パーク側のお部屋ならでは の 素敵なことが。こちらのお部屋、窓を開けるとファンタジースプリングスのパーク音楽がきこえてくるのです。前回ホテルエントランスサイドのお部屋に泊まった時も運よくプロメテウス火山やスリルム山を窓から見ることができて私は飛び上がるほど喜んだのですが、パークのBGMをきくことまではできませんでしたからね~パークの景色を眺めながらファンタジースプリングスの音楽をきくことができるなんて、このホテルの中でもパーク側のお部屋だけのささやかな特権だなあ って思いましたよ。室内の様子と窓からの景色をしっかり記録した後は、30度近い高気温の中で過ごして少々疲れた身体を休め シャワーを浴びて体制を立て直しました。そうして、夕方から夜にかけてのファンタジースプリングスを楽しんで軽い夕食を調達するために、私達は部屋を出て 再び「ファンタジースプリングス・エントランス」へと向かいました。16:30過ぎのことでした。(その5 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
October 13, 2024
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オチェーアノでお昼をいただいてきました。お邪魔するのは約二か月ぶりになります。ホテルミラコスタに車で到着したのは13:10くらい。駐車場から館内に入ってロビー階段の踊り場へ行き、まずはプロメテウス火山さんにご挨拶。先月末にファンタジースプリングスホテル泊でディズニーシーにやって来た時にはメディテレーニアンハーバーにあまりいられなくて、火山を近くで眺めることもちょっとしかできなかったものねえ。なーんて言っていたら プライオリティシーティングをお願いしてあった時間がやってきてしまったので 少々慌ててオチェーアノ店頭に出向くと、待つ間もなく案内していただけたのは 今日は「パール」のエリアのこんな席。あらー プロメテウス火山さんじゃないですかーさきほど階段の方からもご挨拶させていただきましたけれど またお会いできてとってもうれしいです。…ということで、本日のお昼はこの場所でこれから二時間ほど オチェーアノのランチブッフェを楽しむこととなりました。さて ところで。ホテルミラコスタの各レストランでは、7月1日から8月31日まで「ザ・フレーバー・オブ・ミラコスタ」というテーマでダイニングイベントを開催中だそうです。 ミラコスタの香り? 風味? なんじゃそりゃ。このテーマを知ってからずっとそんなふうに思っていたのですが、席まで案内してくださったキャストさんによれば「ホテルミラコスタらしいお料理、ホテルミラコスタならではのお料理 を今回は取り揃えてカウンターにご用意しています」ということらしいです。なるほど~パークイベントに関連させなければ! キャラクターを表現しなければ! という縛りもなく、今回はミラコスタの オチェーアノの持つ力を自由自在に発揮できる ということですね?これは期待できるかも。さらに続けてキャストさんがおっしゃるには、「今回はスペシャルドリンクもザ・フレーバー・オブ・ミラコスタということで、ここオチェーアノではお店そのものを表現し、『ケルプ(の部屋)』をイメージしたディル、『パール(の部屋)』をイメージしたアラザン、『シェル(の部屋)』をイメージしたチョコをトッピングしております」。?? なんだそれは?一瞬 目が点になりながらも興味を持ったらしい夫は、すかさずその「スペシャルドリンク」なるものを注文していましたよー(私はいつものようにロータリブリュットをお願いしました。)で、さっそくカウンターへ前菜を見に行くと、本来オチェーアノが得意としている地中海周辺のお料理を思わせるメニューのオンパレードでした。例えば…「菜園風タコのカルパッチョ 醤油ヴィネグレット」「冷製チキンのプレッセ グリビッシュソース」「シュリンプのエスカベッシュ」「ローストビーフ バルサミコソース」「バジル風味のライスサラダとプルドポーク」「スモークサーモンとパプリカソース」 などなど など。魚介にオリーブオイル、レモンやハーブやお酢をたっぷり使った オチェーアノらしい前菜ばかりです。夏野菜がふんだんに使われていていずれも見た目もきれい。食欲が刺激されそうでしたよ~メインのコーナーにも サーモンに白身魚、ラム、ブイヤベースなど、いつものお料理が並んでいました。(もちろんローストビーフのカッティングサービスもいつも通りちゃんとありましたよ!)そしてデザートのコーナーには、オチェーアノの夏ブッフェといえばこれ、メロンショートケーキ。(これが夏のオチェーアノ名物だと思っているのは私だけですか?)ティラミスも今回はホテル館内の床などでお馴染みの羅針盤のデザインです。極めつけはこちらのチョコレートケーキ。これ、通年でブッフェカウンターに置いてほしいですよね~~ ミラコスタファンの皆さん。それから、開業のころからこちらのお店に通っていらっしゃる方々に嬉しいお知らせ。キャストさんが盛り付けてくださるジェラートが復活していました。カウンターの中ではなくカウンター前でサービスしていらしたので ひょっとしたら今回の期間だけなのかもしれませんけれど、いつもデザートにたどり着く頃にはおなかいっぱいで固形のケーキは一つか二つくらいしか食べられない私でもこれなら食べられます。ずーっと …ジェラートかアイスかかき氷か、そういうの復活してくれないかなあ… と思い続けていたので 私は大変嬉しかったですよ~カウンターの上のデコレーションは、今回はミラコスタの美しいロゴマークの他、ガリオン船など。ホテルミラコスタ専用の衣装姿のキャラクター達もいました。こちらは、席に戻ったところでテーブルにやってきた 夫が注文した“ザ・フレーバー・オブ・ミラコスタ”スペシャルドリンク。トッピングしたディルが実に海藻(ケルプ)っぽい。パールに見立てた銀色のアラザンは中に沈んでしまったのですが、ちゃーんといただけたそうです。(夫談。かなり甘めのドリンクだったみたいです。)私はあまり大量には食べられないので、食べたいものを優先しながら少しずつお皿に取って前菜→メインと進み、途中でアイスティーも追加注文して一時間も経たないうちにデザートにたどり着きました。(夫はまだメインをお楽しみ中でした。)どうしてもこれだけはいただきたかったのですよね~今期はランチタイムはハーバーグリーティングのためにテラスを開放する時間帯も無いので、たいへんゆったりと穏やかにお食事することができましたよ。楽しかったです。食事を終えてお店を出たのは15:30くらいだったでしょうか。三連休の中日、宿泊ゲストのチェックイン手続きも始まってごった返していてもおかしくない時間帯でしたが、ロビーは不思議に落ち着いていて 静けさに満ちていました。尋常でなく暑い夏が首都圏にやってきても、ここだけはいつも涼やか。ずーっとロビーの片隅にいたい気持ちを振り切って 私はホテルミラコスタを出て、まだまだ強い陽射しの中を駐車場へと戻り 帰りに向かいました。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
July 14, 2024
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(・・その2から続く)ホテルミラコスタで今回予約していたのは、「ポルトパラディーゾサイド・ピアッツァビュー・スーペリア・ツイン」のお部屋です。ディズニーシーの園内のハーバーに面したサイドではありますが、「ハーバービュー」とは違い、窓に正対した時にプロメテウス火山やメディテレーニアンハーバー水域が完全には見えない部屋タイプになります。この「ピアッツァビュー」カテゴリーのお部屋、私達は以前にも何度か宿泊したことはあるのですが、その時はいずれもダブルベッドが一台のみの特殊な部屋タイプでした。なので ポルトパラディーゾサイドの中でも比較的部屋数が多いと思われるこの(ごく普通の)ピアッツァビューのスーペリアツインに宿泊するのは今回が初めてとなります。普通のピアッツァビューには今まで一度も宿泊したことがなかったので、お部屋に入るまで「果たしてハーバーの水域はどれくらい見えるんだろうか・・」「部屋の窓から夜のハーバーショーを鑑賞できるんだろうか・・」「ホテル前の広場で行われるグリーティングショーも部屋から見えるだろうか・・」と いろいろ不安に思っていました。ですが 部屋に入って窓辺に近寄ってみると、なんとかプロメテウス火山も見ることができました。うん。これならおそらく「ファンタズミック!」も「カラー・オブ・クリスマス」も、開催されれば幾らかは観ることができるでしょう。「ここなら向かいの建物の上に花火も観えるかもよー!」と夫は期待感たっぷりに言いましたが、 それはあくまでも「やったら」の話ね! と私が返すと、夫も そうだね~ と言っていました。(何せ東京ディズニーリゾートの「花火」はその日の風向きや上空の気流状況によってかなりの確率で中止になるので、あんまり期待してるとがっかりしてしまいますからね!)あ、それからそれから。このお部屋には「ソファー」がありました。ソファーぐらいどの部屋にもあるでしょ? とお思いかもしれませんが、実は同じタイプのお部屋でもソファーがあったり無かったり。ソファーが無いお部屋だと丸いティーテーブルとゆったりした肘掛け椅子が置いてあることもありますし、ソファーもこの写真の物よりももっと大きい物が置かれているお部屋もあります。また、窓の形状も、大きさや高さ、格子や柵の有無など同じタイプでも一室ごとに異なりますし、もちろん部屋からの眺めも微妙に違います。本当に「ホテルミラコスタ」って、一部屋一部屋がみんな個性的です。だから何度宿泊しても楽しく、いつまで経っても飽きないのかもしれませんね。さて、窓からパークを眺めてあれこれ言っていると、思っていたよりもかなり早く荷物が届きました。(部屋に入ってから10分足らずでした。)私達は簡単に荷物を整理してから、15:30頃に部屋を出て 朝方取得してあったFPを利用するために「トイストーリー・マニア」に行くことにしました。アメリカンウォーターフロント、トイビルトロリーパークに着いたのは、FP指定時刻ぴったりの15:40でした。アトラクション入口の手前ではちょうどミスターポテトヘッドのショーが行われているところでしたが、この後の時間配分も考えて 立ち止まらずまっすぐFPエントランスへ向かいました。私達はこの「トイストーリー・マニア」は、FPを利用して体験するのはこれが初めてです。入口のキャストさんにファストパス券面を提示して中へ入ると、この時間のFPエントランスは特に目立った混雑も無くて そのまま奥の方まで進むことができました。3Dメガネを受け取り 乗り場まで案内されて乗り込むまでに10分とかからなかったと思います。今日はどういうわけだか夫よりも私の方が100点だけですが得点が上回ってしまい、夫は非常に悔しがって「明日の朝もFP取りにいって、もう一回チャレンジする!」と意気込んでいましたよー。トイビルトロリーパークを出たのは16:10頃。それから私達は、この後ホテルの部屋で夕食として飲食できるような物を買い出しに行きました。2人で「何を食べたいか」を考えていたら、パーク内のレストランやワゴンでテイクアウトしたい物やらホテル内のショップで売っている物やら色々あちこちに立ち寄って買い集めなくてはならないことがわかったので、「ファンタズミック!」が始まる17:30までに部屋に戻れるように手分けして買い物に行くことになりました。主にホテル周辺で買い物をした私は比較的早く、17:00頃には部屋に戻ることができました。窓の外を覗くと、ハーバーでは「ファンタズミック!」の準備が着々と進んでいるようでした。そんなに無理な体勢にならなくてもショーの中心となる「魔法の帽子」が視界に入りそうだったので、ホッとしましたよ~。パーク内の奥の方まで出かけていた夫が部屋に戻ってきたのは、それからもうちょっと経ってから、間もなく「ファンタズミック!」が始まるというタイミングでした。そして17:30。私達は部屋の照明を全て消して、窓から「ファンタズミック!」のショーの様子を眺めました。窓ガラスがあるので 写真は私達持っているようなカメラではそんなに鮮明には撮影できませんが、ショーを鑑賞するだけならこのお部屋からでもじゅうぶん満足でしたよ。特に、ウォータースクリーンの演出を楽しむには角度的にこの場所はちょうど良い感じでした。(室内から眺めた「ファンタズミック!」終了後のハーバー)(その4 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については「東京ディズニーリゾート」の公式サイトをあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。また、「東京ディズニーシー」内の固有名詞については、公式サイト内の こちら から検索することもできます。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
December 1, 2012
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(…その1から続く)14:00から始まった「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」は、新しくオープンするエリア「ファンタジースプリングス」の住人となるキャラクター達が登場する10分ほどのごく短いハーバーグリーティングでした。(ショーではなくグリーティングなので、鑑賞する際はどこの場所でも何列目でも全て立ち見になります。)草花で飾られた大きな船に乗ってハーバーにやってくるのはミッキー&ミニー(上)、アナ&エルサ(正面向かって右)、ウェンディ&ピーターパン(下)、ラプンツェル&フリン(正面向かって左)。この4組が船上で次々場所をローテーションしていって、中央の上のデッキに立ったところで新しい世界への想いを表現する という趣向のようで、みどころは主に表情豊かなキャラクター達の姿そのもの と言ってよさそうな感じです。各キャラクターが場所を移動することでハーバーの全方位に姿を見せてくれるのは嬉しいですね。みんなまるで たった今ディズニーアニメーションの絵の中から飛び出してきたか と思うような溌溂ぶりで、それぞれのファンの皆さんにとってはかなり楽しいグリーティングなんじゃないでしょうか。もちろんミッキーとミニーも、自分たちが中央上で語る時以外も全方位のゲストに対して全力で愛嬌をふりまいてくれます。終盤には他のキャラクター達を乗せたスチーマーラインも二隻ハーバーに登場してきました。黄色い船にはドナルト、チップ&デール、プルートとグーフィーの姿が見えました。青い船には既に23年前からディズニーシーに存在しているお伽話(ファンタジー)エリア、「マーメイドラグーン」と「アラビアンコースト」に住むキャラクター達が乗っていましたよ。6月6日からは、ディズニーシーのプロメテウス火山を抜けた先、右手の奥のエリアは「マーメイドラグーン」「アラビアンコースト」「ファンタジースプリングス」と3つのエリアがつながって、ひとまとまりの大きなファンタジーの世界となってゲストを楽しませてくれることになるのでしょう。水上に登場した大小三隻の船は 最後はリドアイルのすぐ前を通って水際に沿ってぐるっと回り、ハーバーから退場していきました。全てが終了し、リドアイルから退出して 時刻は14:10過ぎ。そのあとは遅い昼食のため PSを入れてあった「SSコロンビア・ダイニングルーム」へ行きました。名前を告げて店頭で数分待った後、中へ案内していただけました。現在パーク内の3つのテーブルサービスレストランでは「ファンタジースプリングス」をテーマにした「シェフズ・イマジネーション」メニューを提供中です。ここSSコロンビアダイニングルームの担当テーマは「フローズン・キングダム」。アナとエルサの住む世界ですね~こちらのお店はその「スペシャルコース」のみの用意(単品などは無し)ですが、メインは「ローストビーフのみ」「黒毛和牛サーロイングリルのみ」と「その両方盛り合わせ」の三種類から選ぶことができます。(選んだ内容によって価格が変わります。)私達の場合は、夫はローストビーフ 私はグリルを選択しました。そして私だけ、「ソムリエおすすめのペアリングワインセット」というのも付けてみました。 《メモ》 スパークリング:アンリオブリュット・スーヴェラン 白:シャトーメルシャン・北信シャルドネ 赤:シャトーメルシャン・長野メルロー (4500)以下簡単にお料理の記録です。前菜は三種盛り合わせにしました。イメージしているのは映画の中の「トロールの森」のシーンだそうです。四角いグラスの中身はアナをイメージしたグリーンピースムースで中に帆立貝柱が入っていました。左のはそりに乗ったクリストフで、そりは鮪、ふわふわした帽子は蟹サラダ。右は見ての通りトロールと彼らが暮らす森をイメージしたとのことで、グリーンのトロールの中身は合鴨のリエット、周りはピスタチオです。魚料理は「エルサの閉ざされた心」をイメージしたお料理。自分でセロファンを開いていただきます。左側の小さなのはフランですが、エルサの心のように表面が凍っていました。セロファンの中身は金目鯛と ホワイトアスパラガス、ヤングコーン、ズッキーニなどの夏野菜でした。お肉は「エルサの戴冠式」のパーティーシーンを思い起こさせるような豪華なお料理を用意したとのこと。ソースはどのお料理を選択しても同じクランベリーソースです。こちらは夫の「ローストビーフ」のお皿。こちらは黒毛和牛のグリル。付け合わせのグリーンの長いのは戴冠式でエルサが持つ笏(杖)をイメージした甘長唐辛子、赤いラディッシュは権力の象徴である「宝珠」をあらわしているとのことで両方ともフリッター仕立てでしたが、とてもおいしかったですよ。ホースラディッシュがちゃんと添えてあったのも大変嬉しかったです。デザートはたっぷりのレアチーズムースとミントフォームのゼリー。愛の力で氷が解けて平和が戻って来たアレンデールの国の幸せな様子を表現しているそうです。レアチーズムースの下にはフルーツが隠れていて、上にはエディブルフラワーやハーブ、雪の結晶型のホワイトチョコレートも添えてありました。どのお皿も量がたっぷりだったので、かなりお腹がいっぱいになりました。楽しかったです。お食事を終えてお店を出てからは、SSコロンビア号のデッキへ出てパークの景色を眺めながら少し食休み。(ちょっと食べ過ぎちゃったのでね~)朝方アラビアンコーストから見たファンタジースプリングスホテル・グランドシャトーの建物を こちらのデッキからも眺めることができましたよ~その後はミラコスタ通りまで戻ってフォトグラフィカに立ち寄り、朝撮影していただいた「TODAY」表紙風の写真(↓参照)を受け取ってパークを出ました。(この時はまだ、のちほどもう一度シーに入園しよう なんて思っていました。)そしてパークエントランス・ノースのバスターミナルからリゾートクルーザーに乗って18:00前頃アンバサダーホテルに戻り、エレベーターに乗り込んで本日宿泊する6階の部屋に向かいました。さてさて、本日のお部屋は初めて予約してみた「外壁工事対象客室」。朝、外から確認して、「おそらくイクスピアリ側だろう」という見当はついていたのですが、お部屋 どこだろう??ルームキーケースに記された部屋番号を頼りに進んで行くと。本日のお部屋のドアはこの素敵な吹き抜けに面した場所にありました。――「外壁工事対象客室」って窓に目隠しフィルムが貼られていると聞いているけど、室内まっ暗なのかしらん?そう思いながらドアを開けると、意外にも室内には窓から光が差し込んでいました。今日はよく晴れていましたからね~ 西陽ですかね~なんだー けっこう明るくて外の気配も感じられそうじゃないの!!が、レースのカーテンを開けると窓ガラスにはしっかりとフィルムが貼られていて(しかもアンバサダーホテルのロゴ入りフィルムです)外はまったく見えませんでした。窓ガラスに近づいてフィルムの隙間によーく目を凝らすと、どうやらこのお部屋はバルコニー付きのようで 普段は窓を開けて外に出られる造りになっているみたいでした。(西陽の中、バルコニー手摺のシルエットもはっきり確認できました。)工事中じゃなければきっとアンバサダーホテルらしいリゾート感あふれる素敵なお部屋なんだろうなあ… と思いましたよ。部屋に入るまでは どうせ真っ暗だろうから少し休んだらすぐシーのパークに戻ろう なーんて思っていたのですが、思っていたよりも広くて居心地が良かったので、結局私達は今日はパークに戻らずこの部屋やホテル内でゆっくり過ごすことにしました。あれこれ考えていた夕食のプランも、SSコロンビアでの昼食が充実していたために実行する気持ちになれず、私は「夕食抜き」で済ますことにしました。(夫はサンセットサンドリ―で軽食を購入していましたけれどねー!)それからは明日の予定を考えたり今日撮った写真を見たりして過ごし、22:00過ぎには休みました。予想外に道路が空いてたおかげで朝からパークに行くことになっちゃってすっかり忘れてたけど、私達きょうは「前泊」のつもりだったんだものね~ではでは おやすみなさい。明日こそが本番の「ホテルミラコスタ&ディズニーシー」になるはずです。(翌日につづく)※朝ハーバーで撮影していただいた台紙付きの写真(しっかり加工してありますけど)(2024年5月3日の「TODAY」の表紙にしていただきました。かなり浮かれてます。)** S.S.コロンビア・ダイニングルーム の ~シェフズイマジネーション~スペシャルコース (フローズンキングダム) **・アペタイザー盛り合わせ グリーンピースムースと帆立貝、ピスタチオを纏った合鴨のリエット、鮪と蟹のサラダ仕立て または ソーセージとチキンのベジタブルスープ・金目鯛と夏野菜の包み蒸しとシーフードの冷製フラン・ローストビーフ クランベリーソース または 黒毛和牛サーロインのグリル クランベリーソース または 黒毛和牛サーロインのグリルとローストビーフ クランベリーソース・パン・レアチーズムースとミントのフォーム、ピーチとローストアーモンド添え・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2024年4月1日~8月31日(8800~13400)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2024
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今年も近づいてきた夫の誕生日を祝うため、オチェーアノのコースにお邪魔してきました。ディナータイムの早めの時間帯です。久しぶりにふたりで電車に乗り、JR舞浜駅に降り立ったのは16:00ごろ。夜には降り始めるだろう と聞いていた雨が弱いながらも既に降り出してしまっていて、食事の前にあちこち歩き回るのもなんとなく気乗りがしなくなってしまったので、イクスピアリをほんのちょっとだけ眺めた後 私達はリゾートラインに乗ってホテルミラコスタに向かいました。ディズニーシーステーションに到着し 降車側ホームのデッキに出て見渡したパーク内ディズニーシープラザももうすっかり雨模様。お天気のせいなのか社会状況のせいなのか、本日のディズニーシー パークは土曜日のわりには落ち着いた様子に思われました。時計を見ると、このとき時刻は16:45くらい。オチェーアノのディナータイムの開始は17:00からですし 予約していた時刻まではまだ少し時間があったのですが、予約時間が来るまでロビーなどで待てばいいかな~ と考えて 私達は雨に濡れたトスカーナの風景を眺めながら連絡通路を通ってホテルミラコスタへと向かいました。ホテルの正面玄関を入ってロビーを横切り、とりあえずミッキランジェロギフトにでも行って予約時間がやってくるまで待とうか... とレストランエリア前を通り過ぎようとすると。オチェーアノ店頭で予約者リストを抱えてゲストを迎えていらしたキャストさんが こんにちは~お待ちいたしておりました~ と声をかけてくださいました。こんにちは と夫が返し、 まだ時間が早すぎますよね... と言うと、なんと既に本日のオチェーアノのコースではディナー営業が始まっているらしく、「お約束の時間よりも早いですが もしよろしければテーブルの準備が整い次第ご案内ができるのですけれど... いかがいたしましょうか 」とのこと。ならば せっかくなのでその提案通りにしていただこう と、私達はそのまま店内に入り ウェイティングエリアで待つことになりました。(注:現在ディズニーホテルのレストランは国と千葉県からの要請に従ってアルコール提供時間や宿泊客以外からの予約などについて様々な制限をしているので、特にディナータイムではゲストの便宜をはかるため なるべく早めに案内してくださっているのかなーというような印象でした。)そんなわけで、私達はそれからすぐに奥のコースルームのテーブルに案内していただくことができました。ふたりだけで利用するにはもったいないような広くてゆったりしたソファーの席に着くと 目の前にはそこだけ照明が一際明るくなっているスペースがあり、綺麗にしつらえられた特別なテーブルがスポットライトの中に浮かび上がっていました。 これは現在オチェーアノで提供されているお料理のテーマ「スペイン」にちなんだデコレーションのようです。テーブルの上にはプティフールや今だけ提供されているワインなどが飾られているようでした。スペイン国旗の鮮やかな「赤」と「黄」は目も心も惹きつけるような強い力がありますよね。さて。今回もいつもと同様「プレシャスセレブレーションセット」を手配してあったので、キャストさんによるメニューの紹介が済むと テーブルには記念写真を撮影してくださる専門のキャストさんがやってきました。そしてそのあと、お祝いのお食事がスタート。お料理の方は、現在提供されているふたつのコースのうちから ふたりとも「“メディテレーニアン・ヴォヤッジ” ディナーコース ~スペイン~」の方を選ぶことにしました。メインでイベリコ豚も選べるグルメディナーコースの方もたいへん魅力的だったのですが、きょうはお食事のあとにデザートとともにプレシャスセレブレーションセットのケーキも登場することがわかっているので、なるべく量の少ない方を と考えた結果です。肝心の「お祝いの乾杯」については、現在わけあって禁酒中の夫は炭酸水のボトルをお願いし、私の方だけでもシャンパンをいただこうと グラスワインのセット「ミラコスタカルテット」をお願いすることにしました。キャストさんのお話によれば 現在のミラコスタカルテットは「スパークリング(今回はシャンパン)・白・白(オレンジワイン)・赤」の4杯セットで、それぞれレギュラーのグラスワインよりも少ない量での提供なので「4杯合わせてハーフボトルワイン一本分より若干少ないくらいの量」とのことでした。(夫に遠慮してワインを飲まずにいるより 楽しくお食事できた方がいいだろうと思って注文したのですが、結果的にディナーコースのお皿の数ともぴったり合って大正解でしたよ!)ところで本日のオチェーアノ ディナーコース。以前はあった真っ白なテーブルクロスが消えていました。私達が最後に利用した2021年の4月は ディナータイムのコース席ではまだテーブルクロスはあったのですが、その後こちらの席でもブッフェの時と同じようにテーブルクロス無しで営業するようになったみたいですね。これも社会状況の変化に伴う運営の変更事項なのかもしれません。以前からオチェーアノのこのコースの部屋~ケルプの部屋~は海の底を思い起こさせるような落ち着いた雰囲気の場所でしたけれど、白いテーブルクロスが姿を消したことによって気のせいかさらに深度が進んで より一層深く暗い海の底に沈んだ場所になったようにも思われました。が、ここ「オチェーアノ」は 過去何度も繰り返し書いてきたことですが 私にとっては数多くの思い出が漂う大切な場所です。時間が経って堆積する思い出も増えて 重みを増してより深くの場所に沈んだのだと思えば、それもまた一興なのかもしれません。ではでは。以下簡単にお料理を記録しておきますね。最初の前菜は、公式の表記によれば 「軽く燻製した鰆 イカのタルタル アホブランコのエスプーマ」。鰆のスモークとイカのタルタルにお馴染みアホブランコのソースの組み合わせです。アホブランコはにんにくを使って作る白いガスパチョとも呼ばれるスープのことですが、それをゆるいムース状のソースにしてたっぷり添えてあります。付け合わせに使われているピクルスの酸味や散らしてある野菜が もうすぐそこまで来ている「春」を感じさせ、またミラコスタカルテットの最初の一杯「二コラフィアット」にもよく合って気分が一気に盛り上がりました。(私はミラコスタのレストランに来るとだいたいいつも「前菜とスパークリングワイン」の組み合わせでじゅうぶん幸せになっちゃうんですけれどね!)ふたつ目のお皿も「前菜」とのこと。「ホロホロ鳥とオマール海老のバロティーヌ モリーユ茸のソース」です。見ての通り、ホロホロ鶏ロール です。ロールの中身はオマール海老だけでなく帆立も使われているとのこと。ヴァンジョーヌ(黄色いワイン)が使われているというモリーユ茸のソースはテリヤキソースにも似た甘みが感じられ、ローストしたクルミも添えられていて風味も良かったです。お魚は「アンコウのポワレ サフラン風味のナージュ キャベツのブレゼ カラスミ添え」。スープ仕立てのアンコウのポワレです。たっぷりのキャベツのブレゼも春らしくて良かったですし、カラスミの塩気もちょうどよかったです。なんと言ったらいいのか... とにかくものすごーく美味しいお魚料理でした。こういうお皿に出会うと お店でコース料理を食べるってやっぱりいいな~楽しいな~ って思います。お肉は「牛フィレ肉のポワレ エシャロットとタスマニアマスタードのソース 」。お皿の上の位置にあるのが「牛ほほ肉とインゲンのパートブリック包み」。付け合わせの小さなお野菜(芽キャベツ?やエシャレット?、金時人参など)も彩りがよくて、ひとつひとつちゃんと美味しくて、とても良かったです。デザートの前には、プレシャスセレブレーションセットのケーキがテーブルにやってきました。メッセージプレートは、定型文でお願いするとこんな可愛らしいチョコレートで用意してくださるようになったのですね。少し遅れてコースのデザートも。「カシスムース 赤ワイン風味のシトラスゼリー ブルーベリーヨーグルトアイス」とのこと。お皿にはフラメンコを舞う女性がチョコレートで描かれていました。見た目が完全なる「スペイン」です。そしてコースが終わるころ、記念品と写真がテーブルに届けられました。(写真部分は加工してあります)毎年 私が楽しみにしているオチェーアノでの夫の誕生日お祝い、今年もこれで無事終了です。最近はこのお店の運営状況も それをとりまく様々な状況もいろいろ変化している上に 私達自身の事情も時間の経過(加齢ともいう)につれてどんどん変化しているので、この私のお楽しみがいつまで続けられるかわからないのですが、可能な限り続けられたらいいな と思っています。食事を終えて席を立ち、お店を出る前にはブッフェのお部屋に飾られていたこんなフラメンコの踊り手さんもカメラに収めることができました。会計を済ませ、オチェーアノを出たのは19:00を少し過ぎた頃でした。私達はそれから 真冬の雨の中 傘をさしてディズニーシーステーションへ向かい、電車を乗り継いで家に帰りました。何度も繰り返す、同じお店でのなんてことのない いつもと同じの誕生日祝い。それでも私達にとっては一回一回が貴重な時間、不要不急では決してない 人生の中での大切なできごとです。《帰りに乗ったリゾートライナーは「typeC」でした》* オチェーアノ の “メディテレーニアン・ヴォヤッジ” ディナーコース ~スペイン~ *・軽く燻製した鰆 イカのタルタル アホブランコのエスプーマ ・ホロホロ鳥とオマール海老のバロティーヌ モリーユ茸のソース ・鮟鱇のポワレ サフラン風味のナージュ キャベツのブレゼ カラスミ添え ・牛フィレ肉のポワレ エシャロットとタスマニアマスタードのソース 牛ほほ肉とインゲンのパートブリック包み ・カシスムース 赤ワイン風味のシトラスゼリー ブルーベリーヨーグルトアイス ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2022年1月8日~3月31日(12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
February 19, 2022
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きょうは年が改まって最初の東京ディズニーリゾート、夫と二人 オチェーアノのブッフェで「新年会」です。諸事情でこのところアルコールとは縁遠かった夫も、 新年会なら乾杯ぐらいしちゃうかも!… とのことだったので、今日は車ではなくふたりで電車に乗って舞浜に向かうことにしました。JR舞浜駅で下車してリゾートラインのリゾートゲートウェイステーションに向かい、まず最初にしたことは 駅の券売機でお正月デザインのフリーきっぷを購入すること。デザインは二種類あったので、夫と私 別々のものを購入してみました。車両に乗り込んでからは 夫は久しぶりのリゾートラインに少々はしゃぎ気味で、車窓を眺めては あっ富士山だ!!新しいホテルだ! …と あちこちにカメラを向けてさかんに写真を撮っていました。(途中の駅で乗り込んできた外国の小さなお子さんたちの方がよっぽどお行儀がよく、ちょっと恥ずかしくなりましたよ~)東京ディズニーシーステーションのホームに降り立ったのは10:55くらいだったでしょうか。降車ホームにあるパークに面したデッキは今日は工事中で出ることができなかったので、ホームの大きな窓からガラス越しにパーク内ディズニーシープラザを眺めました。遠くてよくわかりませんでしたけれど、ミラコスタ通り入り口の両脇には今年も無事 門松がお目見えしているようでした。連絡通路を通ってホテルミラコスタに入館したのは11:00過ぎ、オチェーアノ店頭へ行ったのはそれから少し経ってからでした。きょうはランチオープンの時間にPSをお願いしてあったので キャストさんは快くウェイティングエリアに通してくださいましたよ。ダイニングエリアへの案内が始まったのは今日は少し早くて11:20前くらいでした。入口からほど近い窓際の席に着くと 飲み物の注文をききにキャストさんがテーブルまでいらっしゃったので、乾杯したいと考えていた私達はワインリストを見せてほしいとお願いしました。そして数分後ワインリスト(現在は冊子ではなく一覧表をプリントしたもの)を手に戻っていらしたキャストさんがおっしゃるには、「本日はこの後11:30からパーク内で行われる水上グリーティングをテラスからご覧いただけますがお飲み物のオーダーはテラスから戻られた後でうかがいましょうか?」とのこと。え? テラスに出られるの??ええ! どうぞどうぞ もう扉開けてますのでご自由に……とのことでしたので、私達はとりあえずテラスに出てみることにしました。手前の「シェル」の部屋のテラスです。見渡すディズニーシー、メディテレーニアンハーバーは晴れやかな青空のいいお天気です。この時、時刻は11:27くらい。テラスには私達の他に一組のゲストがいらっしゃるだけでした。そして11:30。和楽器の音と共に始まった2023年のニューイヤーズ・グリーティング。「2023」とデコレーションされた大きな船はハーバー水際をゆっくりと回り、ザンビーニブラザーズリストランテ前、ピアッツァトポリーノ正面、リドアイル前の三か所で停止し、和服姿のキャラクター達はハーバーを囲むゲストに丁寧に新年のご挨拶をしてくれました。ご挨拶の後 船はもう一度大きく水際を一周してハーバーから去っていきましたが、この時に流れた曲が かつて東京ディズニーリゾートのカウントダウンでも使われたことのある、映画「Wiz」の中の曲「A Brand New Day」で、これが予期せず私の心を強く動かしました。ほんとうに。何にも脅かされることなく新しい明日のことだけ考えて生きていける そんな素晴らしい一年に今年こそなるといいのに。あなたにとっても わたしにとっても、世界中のみんなにとって2023年が希望に満ちた良い年になりますように と、祈らずにはいられませんでしたよ。そういえばここ何年か、私はお正月のグリーティングの様子をガラス越しにしか眺めておらず、その「音」までしっかりきくことができたのはおそらく三年ぶりくらいです。パーク内に流れる音やショーの音楽は東京ディズニーリゾートには欠かせないものですが、そんなものもひっくるめての生(ナマ)のパークの素晴らしさを たった15分弱の水上グリーティングで私はあらためて実感してしまい、「来年のお正月は久しぶりにパーク内を訪れてみようかしら...」と思ってしまうほどでしたよ~ダイニングエリアのテーブルに戻ってからは、キャストさんにシャンパーニュのハーフボトルをお願いして ブッフェカウンターからそれに合いそうなお料理をまず取ってきて、私達は2023年の新年会を始めました。その後はゆっくりお料理を堪能し、コーヒーを追加で注文してデザートもいただいて 新年の明るい陽射しまぶしいオチェーアノの窓際でのんびりと過ごしました。今年のお正月のブッフェには和食をイメージさせるものがあまりなく、やや「日本のお正月」感に欠ける感じもしましたが、ここはメディテレーニアンハーバー ポルトパラディーゾの港町ですからね~ここならではのお正月と思えば、これもまた然り。私達にとっての 佳い舞浜初めとなりました。楽しかったです。食事を終えてホテルミラコスタを離れ、東京ディズニーシーステーションからリゾートラインに乗り込んだのは14:00前頃でした。たまたま乗車したのが「リーナ・ベル」ライナーだったので、きょうはフリーきっぷで乗車していた私達はリゾート内を少々ぐるぐるしてからリゾートゲートウェイステーションで降り、ボン・ヴォヤージュに立ち寄ってお買い物をし(今日もまだボンヴォヤージュにはお菓子や食品類が殆ど置かれていませんでした)、15:00頃には帰路に着きました。この世界にとって 私達にとって、今年がどんな年になっていくのかはまったく見当もつきませんけれど、前向きでいられるようにだけは心がけたいものだなあ と心から思わせてくれた、清々しい年の初めの舞浜でした。(おまけ:本日乗った 車内に「リーナ・ベル」のデザインが施されたリゾートライナー)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 4, 2023
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(…その1から続く)ホテル&パーク・ゲートウェイからホテルミラコスタに入館し、5階のサローネ・デッラミーコに着いたのは14:40頃でした。キャストさんの出迎えを受けて足を踏み入れたサローネの中は多くのテーブルが埋まっていて ――これはチェックイン手続きを済ませるまでには時間がかかりそうだなあ… と思いましたけれど、最近はスペチアーレ&スイート宿泊でもオンラインチェックインを利用してから訪れるゲストが増えているようで、サローネにはチェックイン手続きにいらしたわけではなく「部屋に入れる時間がやってくるのをお茶しながら待っている」といった風の方々も多いように見受けられました。なのでそんなに待たずに声がかかり、夫がデスクに行ってしまったので私はお水をいただいてしばし休憩。(今日は暑かったので、サローネのお水の美味しいことといったら!!)夫が手続きを済ませて戻ってきたのはちょうど15:00になるころでした。何やら本日はキャストさんから、「スペチアーレ&スイートでは何年間も中止していたターンダウンサービスもお部屋へのご案内も復活しているので、今回はぜひぜひ久しぶりにお部屋までご案内させていただきたい」とのおすすめがあったそうで、テーブルにやってきた非常に初々しい感じのキャストさんとともに私達はサローネを出ることになりました。さて 本日予約していたお部屋はハーバービューのバルコニールーム。オンライン予約購入サイトの表示通りにいうと スペチアーレ・ルーム&スイート ポルトパラディーゾサイド バルコニールームハーバービュー ということになります。(バルコニールームには今までご縁が無く、これが初めての宿泊です。)このカテゴリーのお部屋は主に3階にあり、その殆どがメディテレーニアンハーバーを正面に見る位置、ちょうどベッラヴィスタラウンジの上あたりに存在しています。(一部、他の場所にもあるようです。)もともとホテル開業時は一般のハーバービューの客室だったところを 数年後に改修工事をすることによってバルコニーに出られるよう仕様変更したお部屋ですね。サローネを利用できるお部屋なのに3階 ってなんだか不思議よね~…とか言いながら、キャストさんと一緒に部屋に到着したのはサローネを出てからわずか1、2分後。5階サローネ前からエレベーターに乗って3階で降りれば エレベーターホールからほんの数歩でバルコニールームが並ぶ一角にたどり着いちゃうのですから、テラスルームやハーバールームに宿泊している時よりもサローネまでの距離は近く感じられるかもしれません。(しかも今日のお部屋はエレベーターホールのかなり近くだったのでなおさら…でした。どれくらい近かったかは ↓一番最後に。)さっそくドアを開けてみると。普通のスーペリアルームと室内の様子はそんなに変わらないように見えますが。窓辺に大きなデスクがなく、小さな肘掛け椅子とティーテーブルが窓を避けて壁に寄せるようにして置かれていました。そしてカーテンを開けると、「プロメテウス火山とハーバー」というお馴染みの景色がバルコニー越しに正面に見えていました。(この窓を開けた時に、案内してくださったまだ歳若いキャストさんが「パークの音や風を感じられること」や望める景色の素晴らしさに純粋に感動していらっしゃって、まるでご自分がこの部屋に宿泊するかのように飛び上がらんばかりに喜んでくださっていたので、わたしはなんだかとても嬉しくなってしまいましたよ。あとになって思ったことですが、最近はオンラインチェックインやプリチェックイン利用の方が増え、こういったお若いキャストさんがお部屋への案内業務に携わる機会やゲストに接する場面も少なくなってしまっているでしょうから、新しい世代の働き手の皆さんは実地経験を積むことが思うようにできなくて大変になってきているのかもしれません。勝手な推測ですけれど。)バルコニーに出るための窓は片側しか開けられないようでした。出てみると、お隣のバルコニーとの間には目隠しも何も無いので「初めまして!こんにちは!」状態です。他者とのコミュニケーション能力が問われそうではありますが、仲良し同士で隣り合わせに宿泊できたら楽しいかもしれませんね!案内してくださったキャストさんが去られた後は、私達は窓をいっぱいに開け放してしばらく室内から外を眺めて過ごしました。うん。いいですね!バルコニーに出られることが「良い」というよりも、こうして窓を完全に開け放してディズニーシーの メディテレーニアンハーバーの音楽や風や温度や香りを感じられることが 私にとっては何よりも「良い」、素晴らしいことです。(思えば、昨夜は全く外の見えない1ミリも窓の開かない部屋に泊まっていたというのに、今日泊まるのはそれと真反対のこんなに開放的なお部屋だなんてね!)風に乗って客室内まで聞こえてくる 広場を行き交うゲストの歓声や小さなお子さんのはしゃぐ声に耳を傾けていたら時刻はあっという間に16:00近くなり、16:05、目の前のハーバー水上では「”ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」が始まりました。昨日と同様、まるでアニメーションから飛び出してきたような 生き生きと動くキャラクター達。新しい世界に思いを馳せるミッキーとミニーも愛らしいです。バルコニーから水上までは少々距離がありますが 高さがあるので、昨日はよく見えなかったスチーマーラインで登場するキャラクター達の姿もしっかり捉えることができましたよ。グリーティングの最後では対岸のフォートレスあたりから花火があがり、ミッキーやミニー達がその名残の白煙の中 手を振りながらハーバーから去っていく様子を見届けてから、私達は室内に戻りました。その後は、午前中にパーク内のショップで注文してあった写真プリント(フレームを付けてプリントしてくれるサービス、今でもちゃーんとやっています)を受け取るために 16:20頃 1階の「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園。(今回の部屋はこのゲートウェイにもアクセスが良いので助かりました。)今日は夕食の手配をしていなかったのでその代わりになりそうなものも購入してからホテル内に戻りました。ここで時刻は17:00過ぎ。サローネ・デッラミーコではアルコールを提供する時間帯に入っていたので、私達は5階に向かいました。サローネでアルコール類と共に提供されている前菜プレートは、昨年利用時とは内容が変わっていましたよ~アルコール類は、ビール、ワイン、ウィスキーなどがカウンターに用意されていて、この他にもカクテル類やカウンターにない物で用意のあるものはキャストさんにお願いすればテーブルまで持ってきていただけるようでした。カウンターにはお菓子に混じってお酒のおつまみになるチーズなども置いてあり、パスタスナックだけはキャストさんにお願いして出していただくようになっていました。サローネに一時間ほど滞在し、部屋に戻ったのは18:10過ぎ頃でした。バルコニーに出てみると、メディテレーニアンハーバーは日没の時を迎えていました。実は部屋に戻った際、ドアに見慣れないプレートがかけられていたので「???」と思ったのですが、なんとこの時間帯、私達のお部屋はターンダウン作業の真っ最中だったのでした。ハーバーが見えるお部屋はきっと夜のショーの前にターンダウンを済ませようと皆さん頑張っていらっしゃるのでしょうね。ありがとうございます。バルコニーに出て気持ちのよい風に吹かれながらハーバーの夕景を眺めている間にターンダウンは終了したようで、キャストさんは私達に「他に何かお手伝いしてさしあげることはありませんか」と声までかけてくださり、笑顔とともに去っていかれました。(突然部屋に戻ったので 室内で作業に当たっていらしたキャストさんを驚かせ焦らせてしまったかもしれません。ごめんなさい。)キャストさんが整えてくださったベッド周りはこの通り。ベッドの上にはメッセージカードも添えられていて嬉しかったですよ。(その3 に つづく・・・)※入浴剤のタブレットはホテル名入りのものに変わっていました※以前は何人部屋であろうとも1個しか置いてなかったコップやアメニティの入った缶も4個(宿泊定員分)も置いてありました※アメニティー缶は以前はヒンジ付きでしたが、昨年くらいから蓋が完全に外れるタイプに変わったようです※今回のお部屋のドアを開けて廊下を覗いてみたところエレベーターホールがすぐそこです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(…その1から続く)ファンタジースプリングスホテルのエントランスを出た私達は、ホテルの目の前にあるベイサイドステーションへ行き一日フリー乗車券を購入して やってきたリゾートライナーに乗り込みました。グランパラディ・ラウンジの予約時刻までは二時間ほどあったので、どこかの駅で乗り降りしていてもリゾート内を二周くらいはできるんじゃないか と思っていましたけれど、ディズニーシーステーションで降りてホームのデッキからディズニーシープラザを眺めたり… ホテルミラコスタのロビーに立ち寄ってハロウィーンのスーベニアメダルを作ったり… ミッキランジェロ・ギフトで ずーっと「購入しなきゃ!」と思っていた物を購入したり…リゾートゲートウェイステーションで降りて「ボンヴォヤージュ」までお買い物しに行ったり… などしていたらみるみるうちに時間が経って、リゾート内を一周して車窓からベイサイドステーションが見えてきた時には時刻は14:30になっていました。(車窓から)いや、もう一周くらいならできるんじゃないの? とも思いましたが、そうするとギリギリのタイミングでお店に飛び込むことになりそうだったので おとなしく下車し、ホテルエントランスに向かうことにしました。車寄せの脇でドアサービスキャストさんに宿泊者確認をしていただいてホテル館内に入ると、まもなくチェックイン開始時間になるというのに意外にゲストが少なく静かな様子。――そういえば昨日も15:00ちょっと過ぎた頃のレセプション前はそんなに混んでいなかったなあ。朝から夜までパークを存分に楽しむために皆さんオンラインチェックインやプリチェックインを利用していらっしゃるのかしらねえ。 そして、ファンタジーシャトーラウンジやローズコートなどで少し時間を過ごした後、予約時間が近づいてきたので階段を下りてグランパラディ・ラウンジ店頭へ。「ご案内担当」として私達の前に現れたのは、なんと昨日と同じキャストさんでした。(!)さらに。案内してくださった席も、昨日と全く同じ窓辺のテーブル。ミッキーさんの横顔チラリ のあの席です。なんか、デジャヴ?せっかくなので夫と私、昨日とは座る位置を交換して着席させていただきました。(昨日と同じ、美しいメニュー)キャストさんの方も昨日の会話を覚えてくださっていて、「本日はデザートセットをご注文ですね。何か追加でお持ちしましょうか?」とのことでしたが、今日はこの時間(15:00頃)で既にシーズナルケーキセットのモンブランやケーキセットの洋梨のタルトが完売もしくは間もなく完売といった状況でした。(このお店のデザート類は人気あるのですねえ。)なので素直に追加無しで、予約した「デザートセット」のみを持ってきていただくことにしました。お茶の方は、試飲でいただいた「ライト&レイト・セイロン」も飲みやすくて良かったのですが、やっぱり昨日の「ダージリン・スプリングタイム」に。(私は紅茶は詳しくないのでよくわかりませんが、淡い色なのにしっかり香って渋みもちゃんとあるお茶で印象的だったんですよね~)コーヒー好きの夫も 今日は紅茶にする と言って、悩んだ末に私と同じのを注文していました。で、デザートがやってくるまでしばしお店の中を眺めて 待つ。(昨日と同じ。)昨日したのと同じように天井を仰いでミッキーが隠れている場所を確認していると、まずは紅茶がやってきて 続いてアフタヌーンティーのようなスタンドにのった前菜のお皿がやってきました。うわー見たことのない変わった形のスタンドだけど、なんかこの曲線が素敵です。ちょっとお店の窓に形が似てませんか~?目の前のこの窓。ほら、ここの上のところのデザインが窓と同じじゃない?こんな形のスタンドがこの世の中に存在するのねえ~そんなふうに感心しながら写真を撮っていたら、 …実はホテルがオープンするにあたりラウンジの窓の形に合わせて新たに作った特注品だと聞いています とキャストさんが教えてくださいましたよ。二人分の前菜のお皿をテーブルの上に並べて。内容は…お皿の左の下がスモークサーモンのリエットをシューに詰め 上からすりおろしたチーズをたっぷりかけたもので、このお皿の中でこれだけが唯一塩味のあるいわゆる前菜。左上のグラスに入っているのが洋梨のヴェリーヌ(グラス入りテリーヌの意)。右上がシュプリームロールで、メープルシロップを自分で注入して食べます。右下はミッキーも大好きなレモンタルト(ミッキーの好物だと記憶していますが違うかな?)。こちらの前菜のお皿を食べ終わったらメインデザートのパフェがやってくるのかな?と思っていたら、わりとすぐにそちらも登場。シャインマスカットとナガノパープルをふんだんに使った葡萄のパフェです。セットなので小さめサイズかと思いきや、フルサイズの食べごたえありそうなのがやってきました。中の層になっている部分はシードルやミントのパンナコッタやソルベを使っていて、ごく薄い板状のチョコレートや薄焼きのクッキーできちんと仕切られているので、時間が経っても層があまり崩れません。でもキャストさんは、 あえて縦にスプーンを入れてその層を崩しながら上から下までを一緒にお召し上がりくださるのがおすすめです とおっしゃっていました。(デザートセットが堂々完成。)パフェの上の部分には飴細工や繊細に細工したチョコ。ファンタジースプリングスホテルらしく蝶々もとまっています。食べてしまうのがもったいなーい。でも溶けちゃうから食べないとね~ と、前菜のお皿をいただくのは途中でストップ、私達は先にこのパフェの方をいただくことにしました。見た目は大きなパフェですが、食べ始めてみるとフルーツの割合が高い上に通常はクリームや焼き菓子を使うようなところが全てソルベやパンナコッタに置き換わっているので意外に軽く、ふたりとも黙ーって数分で食べ終えてしまいました。使われている素材をひとつひとつ食べてみても美味しい、合わせて食べても美味しい、全てが美味しいこの季節限定のパフェでしたよ。そのあと前菜の方にまた戻って。夫も私も偶然、最後にお皿に残ったのがこちらの洋梨のヴェリーヌだったのですが、なんかこのグラスデザートとお皿の色合いや雰囲気がとっても合っていたので思わず撮影。これだけでも素敵なデザートの一品になりますよねーこちらのお店、内装も造りも出てくるお料理もデザートも、何をどこからどう切りとっても絵になってしまいます。宿泊の予約が取れた皆さんの間で このお店の人気が非常に高い理由が解ったような気がしました。滞在中に二回も予約が取れて 二回とも予定通りに来ることができて、私はとびきり運が良かったんだなあとあらためて思いました。今はまだ、宿泊者にのみ門戸が開かれているホテルの真ん中にあるラウンジ。入店が困難というよりも前に まずこのホテルの宿泊予約自体が未だ簡単には取れないのですからね。私は、申し訳ないのですが当初このラウンジのことは公式情報以外よく識らず、予約が取れてしまってから「どうしよう!行くことになっちゃった!」と慌てて 数日間情報を集めてまわったクチですが、SNSなどを巡っていて気付いたのは、グランパラディ・ラウンジに行くことそのものがファンタジースプリングスホテル宿泊の第一の目的になっているような方が 若い方々(私よりも若い方々)の中には意外に多いこと。簡単には行けない場所になんとかして行きたい。なかなか予約することができないメニューを予約して素敵な空間で時間を過ごしたい。外側にいた時は全く気にもしなかったけれど、内側を覗いてみて初めて知る「グランパラディ・ラウンジ」に憧れる皆さんの深い愛。というかそれはもう愛を通り越して どんな趣味の世界にも必ずある執着のようでもありました。思えばこの数年は東京ディズニーリゾートも世間と違わず前例のない大波を被り続けて ゲスト対応の方法ががらっと変化し、以前とは違って「ふらっと気軽に入る」ことができなくなった施設や場所が増えました。ボンヴォヤージュだってパーク内のショップだって期間によってはある種の入場予約が必要なのが当たり前になりましたし、本来ならば誰だって出入りできるはずのディズニーホテルも 二年半前にオープンしたトイストーリーホテルと今年オープンのこのファンタジースプリングスホテルは原則として「宿泊以外のゲストは敷地内に入れない」という対応をいまだにとっています。パーク内の新エリア「ファンタジースプリングス」だって、今はまだ一定の入場制限をし続けています。入ることができない と言われれば言われるほど、きっと人はその場所にひきつけられて心奪われ 余計に入りたくなり 執着したくなるものなのでしょう。そして、入れないならしょうがない と ものわかりの良いゲストになろうと努めている私だって、気づいてみれば 手間をかけて時間をかけて手配して こうして半年も経たない間に二度もファンタジースプリングスのホテルとパークを訪れているのですからね~私だって、35年以上もの長いあいだ緩やかに東京ディズニーリゾートにとらわれ続けている どこにでもいるゲストのひとりなのかもしれません。きのう初めてお邪魔した時と同じように今日もまたちょっぴり長居をして、グランパラディ・ラウンジを出たのは16:10頃でした。お店を出てホテルエントランスのある3階にあがってみると、秋の太陽は昨日よりも一時間分だけ多く傾いて あたりを夕方の色に染め始めていました。ベルデスクに行って 預けた荷物を正面玄関まで回しておいてくださるようお願いして、私達はふたり揃って長い廊下を歩き エレベーターに乗って屋外駐車場につながるホテルの1階へと向かいました。このホテルは1階エレベーターホールに「ランドリールーム(宿泊者限定で有料で洗濯機や乾燥機を使用できるコーナー)」があるときいていたので 後学のためにそのお部屋を少しだけ見学したあと駐車場へ出てとめた車に向かって歩き出すと、目の前のカーブしている軌道の上をファンタジースプリングス・ライナーがスピードを落として滑っていきました。今回は、あの特別なリゾートライナーに乗るチャンス 無かったなあ…駐車場を出て坂を上ってホテル正面玄関に車を着けると、私達の少ない荷物は既に車寄せの隅に届いていました。積み込んでいただいて、お伽話の中の従者のようなカラフルな夢色の制服に身を包んだドアサービスキャストさん達に ありがとうございました と いっぱい手を振って。17:00になるほんの少し前、私達の車はファンタジースプリングスホテルを離れました。「東京ディズニーシーの新エリアで 前回来た時にやり残したこと できなかったことをしたい」という 昨日の朝ここへ来た時私が抱いていた願いは、二度目のファンタジースプリングスホテル宿泊と「ファンタジースプリングス・マジック」という特別なパスポートのおかげでほぼ叶いました。満足できました。これで(前回と今回の二回の訪問を合わせて)私は自分の中で一通り新エリアと新ホテル(のうちのファンタジーシャトー)のことを整理できたと思うので、しばらくの間は胸の中がざわざわせずに済みそうです。坂を下りて出たリゾート内の道路からは きょうはこの地らしい街路樹の真ん中に夕日に映えるプロメテウス火山の姿がちょこんと見えました。こんな美しい景色が眺められる夕方のうちに 舞浜をあとにするのも悪くないな。(前回来た時は閉園までパークで過ごしてから帰宅したのであたりは真っ暗でしたし渋滞にも巻き込まれましたものねえ。)何年か前までは私達もよくやった、夜明け前に駐車場入口に到着して閉園までいて渋滞に巻き込まれながら帰る「日帰りパーク」。東京ディズニーリゾート開業から40年以上もの時が流れてパークの様相は変化し、私達も歳をとり、今ではもうそんな遊び方は考えられないし できなくなりました。このぶんでは この地とも完全にお別れしなければならない時もそんなに遠くないかもしれないけれど。それまでは 新しいことやまだまだ未体験なことも億劫がらずに取り入れつつ、自分たちに一番ぴったりな舞浜との付き合い方を模索しつつ。過ごしていきたいと思っています。(おわり)後日注:「ファンタジースプリングス・マジック」パスポートは2025年3月末をもって販売を終了するとのことです** グランパラディ・ラウンジ の デザートセット **・アペタイザー シューに詰めたスモークサーモンリエット コンテラペ レモンタルト 洋梨ヴェリーヌ シュプリームロール・メインデザート シャインマスカットパフェ シードルとミントのパンナ・コッタ ブロンドチョコレートクランブル・お好きな紅茶 または コーヒー 1種類 ・・・・・・・2024年9月16日~11月7日(5000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
October 14, 2024
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11月13日土曜日、「ブラヴィッシーモ!」が終わります。スタートしたのは2004年7月17日ですから、6年と4ヶ月 このショーは東京ディズニーシーの夜のハーバーで行われてきたことになります。もちろん途中には何度も大規模メンテナンスや定期点検による休演期間がありましたし 悪天候によってショーが中止になった夜も何夜もありましたので 実際に上演された日数を数えたらもっと少なくなるでしょうけれど、6年4ヶ月という年月を長いと思うか短いと思うかは意見の分かれるところでしょう。東京ディズニーシーは来年2011年で開業10周年をむかえます。10周年の記念イベントは2011年の4月23日から11ヶ月にわたって盛大に執り行われることが既に発表されており、その目玉として新たに夜のハーバーショー「ファンタズミック!」が登場することも決定しています。「ブラヴィッシーモ!」は、その新しいショー「ファンタズミック!」に言わば後継を委ねる形で、2010年11月13日 東京ディズニーシーから消えることになります。このことが正式に発表された時、パークファンの方々や「ディズニー」ファンの方々の間では新しいショー「ファンタズミック!」の方に期待を寄せる声が大きくあがったのですが、私自身は正直に言うと少し残念に思いました。あまり賛同していただけないだろうと思っていたので とりたててここで書くこともなかったのですが、私は実は「ブラヴィッシーモ!」って、独特な固有な文化を持つ「日本」という国にある「東京ディズニーシー」というテーマパークだからこそ受け入れられ存在することができた、東京ディズニーシーだからこそできたショーだと思っていました。初めてこのショーを観た時は、“巨大な能みたいだな”と私は思いました。懐に火山とハーバーを抱いた東京ディズニーシーという大きな舞台の上。火の精と水の精の感情の高まりを、わかりやすい説明も何も無しで水や炎や花火が表現していく。ショー本編にはディズニーキャラクターも「人」も一人たりとも登場せず、ただそこで起こっている事象だけで物語は展開していくのです。だからこの「ブラヴィッシーモ!」は、それを鑑賞して何かを想う観客がその場に居てショーの一部となって初めて、その存在が成立するのではないかと私は思っていたのです。火の精や水の精に極限まで感情移入して 自らの持てる力を総動員して観てくれるゲストがそこになければ、火の精も水の精も主人公ではなく ただの機械に、鉄の塊にすぎなくなってしまうのではないか と。ある人にとっては「ブラヴィッシーモ!」は「花火すっげえェェー! 炎あっちいィー!」というスペクタクルショーとして印象に残るのかもしれないし、またある人にとっては切なく心締め付けられる恋の物語として長く心に刻まれるかもしれません。抽象的であるというこのショーの特色は、「解らない」「つまらない」と言い放たれるという結果も生むかもしれないけれど、同時に、観る人ひとりひとりの心の持ちようによっては無数の物語を生み出すという可能性も秘めているはずなのです。なので私は、もっともっと多くの人にディズニーシーに来て「ブラヴィッシーモ!」を観てほしい、火の精や水の精にその人なりの魂を入れて「ブラヴィッシーモ!」の物語に生命を吹き込んでほしい とかねてから思っていました。この日本という国に暮らす私達は昔から、すべてのものには“いのち”が宿るのだという考えを抵抗無く受け入れてきました。そんな私達が観客としてそこにいるからこそ この国のこのパークで行われるこのショーは、ここにしかない唯一の素晴らしいものになるはず と 私はずっと信じてきたのです。そんな私からしてみれば、「ブラヴィッシーモ!」をたった6年4ヶ月で終わらせてしまうのはなんとも惜しいと思わざるを得ません。この先もこのショーを続けて まだご覧になったことのない方にも観ていただくことができたら、きっとそこには今よりもさらに多くの物語が生まれるでしょうに。が、しかし反面 営業的に見れば、10周年を機に目新しくて多くの人を呼べるショーを始めなければならない というのも大変よく理解できるお話です。以前にも書いたことがあるかもしれませんが、そうすることで「東京ディズニーリゾート」がこの地で存続して行けるというのなら、大抵のことは許容していく覚悟が私にはできています。願わくば、どうか後継の新ショー「ファンタズミック!」も「ブラヴィッシーモ!」と同じように、火山とハーバーというあの環境でしかできないものでありますように。東京ディズニーシーでしか 成立し得ないショーでありますように。あと数日でむかえる11月13日、「ブラヴィッシーモ!」最後の日。その日をどんなふうに過ごすかを、私はまだ決めていません。或いは、私はその日その時そこには居られないかもしれません。でもね、「ブラヴィッシーモ!」が終わってしまっても、きっと私は寂しくないし 悲しくなることもないでしょう。だってホテルミラコスタの客室から オチェーアノのテラスからプロメテウス火山の麓から ザンビーニブラザーズリストランテの小窓からタワーオブテラーの最上階から。メディテレーニアンハーバー沿いの石垣に腰掛けて。 ピアッツァトポリーノの人垣の後ろから背伸びして。リドアイルで。コロンブス像の足元から見渡すように。ポンテヴェッキオの上で凍えながら そしてその下のトンネルの中でふたり密かに。歌いながら 泣きながら 心の中でダンスしながら。 何度も見つめた「ブラヴィッシーモ!」は そのひとつひとつがいつまでも私の心の中にあって わたしだけが知る私の物語なのですから。 2010年9月18日 ポンテヴェッキオ 2010年4月30日 リドアイル 2009年8月22日 ポンテヴェッキオ 2009年4月28日 ホテルミラコスタ 2008年8月5日 ガリオン船横
November 2, 2010
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(…その3から続く)やがて時計の針は19:00を回り、部屋の窓から眺めるメディテレーニアンハーバー一帯は西の空にわずかな赤みを残す他は ほぼ暗くなりました。ハーバー水域を囲む街灯の光も際立ってきて、ディズニーシーのパークはもうすっかり夜の様相です。そして 19:20。ハーバーの照明が徐々に落ちて真っ暗になると、この世界のどこかにあるというシー・オブ・ドリームスに憧れるミニーとミッキーの無邪気なおしゃべりが聞こえてきて ショー(ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~)がスタート。ハーバーに面して建つこのホテルミラコスタの外壁もショーの一部になっているとのことでしたので、私達は部屋の灯りを全て消し、カーテンに隠れるようにしてパーク内を見つめました。ショーの世界に誘うやさしい女声ナレーションが終わり 流れるように光が水域を照らし出すと まず最初に、小さな星に守られるようにしてピーターパンとウェンディ達の乗る金色の海賊船が水上に現れました。この小さな星たち、部屋の窓からみているとまるで金平糖がころんころんと水上を転げていくように見えて とても可愛らしかったですよ。このあと水上には ディズニーアニメーション作品に登場するキャラクター達が抱く様々な「叶えたい願い」があふれ出していきます。(あまりに遠くて上手に撮れてませんけれど、これ↓ラプンツェルです。)(今日の部屋からは、火山への投影もホテルミラコスタ自身へのプロジェクションマッピングも見ることができました。)様々な「願い」のエピソードの羅列は、なぜか途中で「愛」について望みを叶えた人たちの物語へと転化していきます。アリエル、ラプンツェル、ジャスミンというおなじみのディズニープリンセス達が乗る台船も名場面の舞台へと姿を変えて、水上にはほんわり灯りを湛えるランタンも浮かび、夜の海は次第にロマンティックな雰囲気に変わっていきました。愛の物語の最後には火山にハートマークも浮かび上がっていました。その後、願いをかなえることを決して諦めず 試練を乗り越えた人たち(モアナやエルサ)の物語が紹介され、アニメーション中の幸せな結末の名場面リレー(「塔の上のラプンツェル」「リトルマーメイド」「リメンバーミー」「アラジン」など)があって、水上には再び(三たびか?)金色の海賊船が戻ってきます。一番最後にウェンディの願いも無事叶って、各台船にはディズニーキャラクター達が登場。(金色の船にはミッキーとミニーが登場しました。)ショーは大団円をむかえます。音楽が終わり 全てのキャラクター達が静かに水上から姿を消し、メディテレーニアンハーバーの照明が点いた時には時刻は19:50を過ぎていました。ショー終了後も引き続きハーバー一帯にはMISIAさんの歌う日本語版のテーマソング「君の願いが世界を輝かす」が流れ、ホテルミラコスタの建物へのプロジェクションマッピングもしばらく続いていたようでしたので、私達は部屋の灯りを消したまま窓辺でメディテレーニアンハーバーの様子を眺めていました。音楽が通常のパークBGMに戻り、ディズニーシーにいつもと同じ夜の風景が戻ってきたのはそれから数分後、19:55頃のことでした。本日の部屋の窓から眺めたビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~。距離はあるものの ハーバー水域全体を正面上方から捉えることができたので、水上で起こったことの全てが欠けることなく見えたんじゃないかなと思います。内容をメモするように状況写真をたくさん撮りながら(実際に少しメモも取りながら)「ビリーヴ!」を眺めて、私はこのショーが始まって6か月めにしてようやく全体の流れ(というか構成)を把握できました。最初から最後まで通してこのショーを観たのはこれで4回目だと思いますが、なにしろショーを作り出す演出装置(真ん中の大きな機材や4台の多機能台船)の存在感が物凄いので私は毎回どうしてもそちらにばかり目が行ってしまい、また自分自身ディズニー作品についてそんなに知識が無いので アニメーションの名場面映像が出てきてもどういった意味を持つシーンなのかよくわからず「感動の共有ができない」状態に陥ってしまい、いつも「なんか水上が凄いことになってるのはわかるんだけど内容が腑に落ちない」という感想で終わってしまっていたので、今回の鑑賞でショーの流れが掴めただけでも大進歩だと思います。(ただ、誤解を恐れずに言えば、「ディズニーアニメーションの内容を知らないゲストでも楽しめるエンターテイメント」の方が 特にディズニーシーのパークとは相性が良いのではないかと個人的には思うのですけれどね~)夫なんかは「別にそんなに無理して理解しなくても、好きになろうとしなくてもいいんじゃないのー?」と言いますが… でもね。これから先数年は夜のハーバーで続くと思われる大きな(上演時間が30分以上もある!)このショーを、素直に楽しむ気持ちになれないままこの場所で過ごすのはなんか とてつもなく「もったいない!」と私は思ってしまうのです。ショーのすべてについて心を動かされることはなくてもせめて「ここだけはしっかり観たい」と思えるシーンを見つけたり「この場所から観るのが好きだな」と思える鑑賞場所を見つけることができたなら…そのためには、パーク内の水域に近い良い場所で一度くらい観てみないとね…とも思います。(現状ではなかなか難しいけど。)今までは殆どがホテルミラコスタからの鑑賞ですからね~ 水際にいてこそ感じられる音や光や色や熱や匂いや キャラクターや出演者の方々の繊細な表現や、そんなものにいっさい触れないままでこのショーについて何やかやと感情に任せて言い放つべきではないでしょう。いつかパーク内の水際で観られることがあったらその時またあらためてこのショーのことをちょっと考えてみることにしよう と、ハーバー正面上方から遠くショーの全貌を眺めて、贅沢にも今夜の私は思い至ったのでした。さて、そんなことを あーでもないこーでもないと夫と話しこんでいたら時刻は20:15。えっ! このままぼーっとしてたら花火始まっちゃうんじゃないの? …と我に返った私達は、バタバタと支度をして再入園するため部屋を出ました。ホテル&パーク・ゲートウェイからピアッツアトポリーノに出たのは20:20過ぎ、そのまま右方向に歩いて 視界が開けるスチーマーライン乗り場の先あたりまで行けたのは20:25頃でした。そうして空を見上げて待つこと数分。ほんのちょっとの南風でも中止になってしまうことの多い舞浜パークの花火のショー、今夜は無事 予定通り開催されました。20:30、「スカイ・フル・オブ・カラーズ」です。5分ほど と ごく短いですが、リゾート40周年の弾むようなテーマ曲が印象的な 心が明るくなるような花火でした。パークの一日の締めくくりにこんな音楽と共にリズムに乗りながら花火を見上げるのは楽しいですね~明日への希望が湧いてきます。夜だけれど なんだか元気になりましたよ。閉園時刻が迫って混雑を極めるエンポーリオ店内をちらっと覗いたあとホテル内に戻り、サローネに立ち寄ってお酒を少しだけいただいて、キャストさん達に おやすみなさい と告げて部屋に帰ったのは21:30前頃でした。部屋に入るとすぐに、開けてあった窓の方から閉園時刻を迎えたことを知らせるパーク内アナウンスが2回繰り返して聞こえてきました。窓辺に寄って見下ろしてみると 閉園時刻から30分が過ぎたパーク内にはまだ若干のゲストが残っているようでした。遠くパークの奥地方面ではサーチライトが飛び回る様子も見え、それに追われるようにポンテヴェッキオ上を足早にこちらに向かってくるゲストの姿も何組か見て取れました。それからしばらくするとピアッツアトポリーノからはすっかりゲストの姿が消え、21:40を過ぎる頃には広場に見える人影はサーチライトを手にした警備担当のキャストさんばかりとなりました。22:30前には、ゲストがいなくなってからもずっと流れ続けていたパーク内のBGMが止まりました。そして23:00になると プロメテウス火山の照明までがすーーっと音もなく消えて、ディズニーシーのパークには本物の「夜」が訪れました。真っ暗になったパーク内ではその後も あすのパークを作り出すための様々な準備がひっそりと行われていたようでしたが、それはホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイドに宿泊しているゲストのみが知る 内緒のできごと。今夜の私は、このあたりで窓辺から離れようと思います。おやすみなさい。(翌日につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 2, 2023
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4月の終わりごろにある結婚記念日を祝うために 今年もオチェーアノのコースに出かけてきました。とはいえ、きょうはまだ月も半ばの14日。「一足早く」というにはちょっと早すぎるようにも思えますが、如何せん最近はホテルミラコスタのテーブルサービスのお店は席の確保をするのもなかなか思い通りに行きませんからね~ いろいろ繰り合わせてこのタイミングになったというわけです。ふたりして電車に乗って舞浜に着いたのは16:00ごろ。イクスピアリのエントリープラザに掲げられた ディズニーシー新エリア「ファンタジースプリングス」の6月6日オープンを告知する垂れ幕を仰ぎ見ながらリゾートゲートウェイステーションを目指し、リゾートラインに乗ってホテルミラコスタへと向かいました。まだ春休みの名残なのかけっこう混雑するリゾートライナーをディズニーシーステーションで降りたのは16:30くらい。降車側ホームのデッキから眺めるパーク内ディズニーシープラザも日曜の夕方にしては意外に賑やかな様子で 少し驚きました。目を凝らしてみると、ミラコスタ通り入口には 6月30日まで開催されるというイベント「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」のデコレーションが施されていました。そういえば…前回ピクニックエリアにお花見に来た時、ファンタジースプリングスのフォトロケーションがシーステーションのノース側に設置されていることを夫に教えてあげるのを忘れちゃったなー ということを思い出し、ここでちょっと夫を引っ張ってフォトロケーションを見に。その後、二週間前には大島桜の花々が美しかったピクニックエリアへと行ってみました。花も終わってすっかり青い葉っぱばかりになったか と思いきや。よーく見ると ところどころにまだ咲いている花が隠れていて可愛らしかったですよ~大島桜は花の咲き始めからほどなくして若緑色の葉も出てくるので、葉桜を楽しめる期間が長いのかもしれませんね。ホテルミラコスタに入館すると 当然ですが40周年のタペストリーはもうどこにもなくなっていて、ゆったりと時空を旅するようなロビーは端正な様子に戻っていました。17:00を過ぎ、お約束の時間も近づいてきたので私達はふたりそろってオチェーアノの店頭へ。少しだけウェイティングエリアで待たせていただいて、奥のコースの部屋に通していただきました。案内していただいた席からは、幸運なことに本日もプロメテウス火山が(ちょこっとだけ だけど)見えていました。キャストさんが手渡してくださったメニューを眺める間もなくプレシャスセレブレーションセット用の写真撮影タイムに突入し、写真撮影終了後 ようやく本日のお食事内容が決定。きょうは最後にお祝いのケーキが控えているのはわかっているのでお料理は少しだけ皿数の少ない「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”ディナーコース」の方にすることにし、夫用にはシャンパン「二コラフィアット」のグラスを、私用には一杯目が夫と同じの二コラフィアットだというグラスワインセット(通称ミラコスタカルテット)をお願いして、お祝いを始めました。メモ:本日のグラスワインセット シャンパーニュ 「二コラフィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」 白 「ファミーユ・ヒューゲル・リースリング・クラシック」 白 「ラ・ラストラ・ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニーニャ」 赤 「カ・オロロジオ・カラオーネ」以下、お料理の記録をしておきますね。お祝いの日にオチェーアノのコースにお邪魔するといつも あまりに嬉しくて楽しくて浮かれてしまい、せっかくキャストさんに教えていただいたことも覚えていなくて 曖昧になってしまうのですけれど。――さて、最初にテーブルにやって来たのは冷たい前菜。オマール海老でこしらえたオモニエール(巾着袋の意)がフルーツトマトのガスパチョに浸っている美しいお皿です。贅沢にオマール海老を使った巾着の中身は甘えびやバジル、キュウリなど。上にはビーツやイエロービーツの細切りが散らしてあって彩りもきれいです。左上部には紫のエディブルフラワーとオリーブとマイクロバジルがヴィンコットソースとともに添えられていてなんだかちょっと藤の花のように見えて 春の到来を感じさせます。いや~ 一品目から美味しいねえ~ と、思わずため息が出ちゃいました。次が温かい前菜。鴨肉のコンフィとパルメザンチーズの焼きリゾット。鴨のコンフィの上にはマイクロアマランサスなど何種類ものハーブの新芽がのせてあり、これも「春」の表現のひとつでしょうか。鴨の下にはリゾット、周りのフォームはコンソメや鴨の出汁やシナモンなどのソース(エピスジンジャーソース?)で作られているとのこと。手前にライン状にしたコリアンダーパウダーが添えてあるので、それもあってかややエスニックな印象でした。お魚料理は、帆立貝柱とイサキのポワレにたっぷり春野菜のサラダ。春の野のようなサラダが盛り付けられたお皿に「わあ~きれい~…」と感動していると、キャストさんが「仕上げがありますので少々お待ちを」と。(前回の冬のメニューの時もテーブルで柚子をすりおろしてくださいましたよね?)今回はテーブルでそれぞれのお皿にレモンをすりおろしてくださって、メイン一つ目のお魚のお皿が完成しました。ポワレした帆立貝柱とイサキの下には豆苗のようなスプラウト野菜が敷いてあり、アンチョビやニンニクで作ったアンショワイヤードソースが大胆に添えられています。サラダはうるいやアスパラなどの春野菜、貝割れや火をいれたミニトマト、モッツァレラチーズ?など。盛り付けに使われているこのブルーのグラデーションのお皿(食器)は最近よく登場しますが、まるで徐々に深くなっていく海のような色合いで 奥に進むにつれてお店の内装が深海に近くなっていく「オチェーアノ」というこのお店そのもののように感じられて 私はなーんかとっても好きなんですよね~~……と ここまでお料理をいただいて、外は少し暗くなってきたかなー とふと窓を見やると、ハーバーにはいつの間にか「ビリーヴ!」のショーのための大きな機材が登場してきていました。(えっ?もうそんな時間? 楽しいと、時間はあっという間に経っちゃうんですねえ。)デザート前の最後のお料理は、牛フィレ肉のローストに これまた春の野菜が賑やかな楽しいお皿。お肉に添えられている野菜は そら豆やラディッシュや蕪、ししとう、舞茸などバラエティに富んでいて楽しいです。(その上ひとつひとつ小さいのにみんなちゃんと美味しいし、すごい。)手前にはグリーンマスタードのソース、下には人参ピュレのソース、全体に散っているのはパン粉です。お肉の向こう側のクリーム色のは牛肉とズッキーニを煮込んだものをオランデーズソースで纏めたグラタンで、上にはグリーンがまるで生えているように飾られていてちょっとした「春の小山」のようにも「新芽が出た切り株」のようにも見え…――となると、このお皿は春の野原なのか? 誰かここで遊んだ後なのか? パン粉は小さな動物が散らかした土なのか? …などといろいろ考えてしまいましたよ~そして デザート。「Come Find Spring!」のプレートを見てやっと私は納得。そうだった。今回のコースはダッフィーとそのお友達と一緒に「春を見つけにいこう!」っていうのがテーマだった...(だからそのテーマに従って 最初から最後まで春野菜やスプラウトなどがふんだんに使われていたのかもしれないなー なんて思いました。)可愛らしいデザートは、花が咲き蝶が舞う春の花壇で遊ぶダッフィーを表現したのでしょうか。花壇はチョコクッキーやライムのシブースト、アプリコットジェラートやフレッシュフルーツでできています。マイクロアマランサスやエディブルフラワーも使われていましたよ。最後までお見事!雪が解けてあちこちから新芽が萌え出る春のような、これからの新しい一年を思ってあふれる期待と希望で胸がちょっと高鳴るような 賑やかで楽しいディナーコースでした。19:15からの「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」の時はテラスに出ました。キャラクター達の乗っている船は照明が明るいのでその姿も結構よく見えますね~ショーが始まってから一年半ほど経ち最近ようやく全体の流れがわかってきて、エルサの変身シーンも見逃さなくなりました。ミッキー&ミッキーのご両人は最後にちょっとだけ登場です。ショーが終わって室内の席に戻ると間もなく、プレシャスセレブレーションセットのケーキがやってきました。前回(夫の誕生祝いの際)はまだ40周年期間中でしたので「40」のプレートでしたけれど、きょうはミラコスタの「М」です。ホテルミラコスタを特別な場所だと感じている者にとってはちょっと嬉しいです。テーブルにはメッセージを添えたミッキーナプキンと、帰り際には始めに撮っていただいた写真も届きました。こちらのお祝いのセットも7月からは内容と価格が変わるそうですよ。(フォト&フレームは6月末までの提供とのこと。)コーヒーをたくさんいただいた後、今年も無事に結婚記念日のお祝いを終えた私達はサービスしてくださったキャストさん達とオチェーアノとホテルミラコスタに心から感謝し、大満足でテーブルを離れました。毎年結婚記念日のシーズンを迎えてお祝いをすると、不思議ですけれど私は「またこれから新しい一年が始まるぞ~ ふたりでまた一年歩んで行こう」という清々しい気持ちになるのです。私達の記念日が4月の年度始まりの時期に重なっているせいかもしれませんけれど、でも 今日は私的なお祝いと共に 始まりの季節~「春」を強く意識するようなコース料理を美味しく楽しくいただくことができて本当に良かったと思います。そして気づいたら、東京ディズニーリゾートさんも明日4月15日は開業記念日、明日から舞浜の地でもまた新しい一年が始まるのですよね。特に今年はディズニーシーも新しい「始まり」を迎えることが決まっているので、あちらにもこちらにも、どなたの心の中にも新しい希望と期待の芽が生まれていることでしょう。小さな新芽が順調に育って 6月のその時にはどうか美しい青葉となって繁っていますように。自分たちの明日からの暮らしが平穏であることももちろん祈りたいですが、いつものことながら この地の未来の安寧もささやかですけれどお祈りしたいものだ と思いつつ、4月14日の夜 私は帰路についたのでした。(ブッフェカウンターの飾りを眺めながら帰りました)(カウンターに並ぶお料理があまりに彩り豊かできれいだったので、期間中にブッフェの方にもお邪魔してみたいなあ… と思ってしまいました)* オチェーアノ の “ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”ディナーコース *・オマール海老のオモニエールとフルーツトマトのガスパチョ リグーリア産オリーブオイルとヴィンコット・鴨もも肉のコンフィ パルメザンチーズの焼きリゾット エピスジンジャーソース・帆立貝とイサキのポワレ アンショワイヤードソース・牛フィレ肉のロースト オックステールとズッキーニのグラタン マスタードディップ・ライムシブースト アプリコットジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・・2024年4月1日~6月30日(13000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 14, 2024
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(…その1から続く)最初に明かしてしまいますけれど、本日私達が宿泊するのはヴェネツィアサイドのテラスルームです。正式な呼び名で言うと、「スペチアーレルーム&スイート ヴェネツィアサイド テラスルーム」ということになります。窓を全開にすることができて、いつでも自由にテラスに出ることができて。しかもポルトパラディーゾサイドのテラスルームと違ってパークからの情報があまり入ってこないので心穏やかに過ごすことができ、今回のようにのんびり休日を過ごしたい時にはぴったりの客室だと私は思います。…というわけで、ホテルに入館した後は5階のサローネ・デッラミーコへ、二週間ぶりの「ただいま」~伺ったときはちょうど15:00でしたけれど、皆さん既にチェックインを終えてお部屋に向かわれた後だったのか、はたまた前回そうだったように事前にオンラインチェックインして訪れる方が増えたせいなのか、サローネの中は空きテーブルばかりの状態でとっても静かでした。大きな窓からはポンテヴェッキオの向こうの大海原も見えて。ああ。 いいなあ。またあとでこの景色を見にここに来よーっと。前回来た時はお部屋がバルコニールームだったので、お部屋からの眺めがいろいろと面白すぎてサローネ・デッラミーコ滞在時間が短くなっちゃったけれど、今回はもっとたくさんの時間をこの場所で過ごしたいな。そんなことを考えているうちにチェックイン手続きも終わったようで、私のお誕生日カードやらシールやらもいただいて 夫が戻ってきました。きけば、今日は自分たちだけで本日宿泊するお部屋に向かうことになったそう。(夫がキャストさんとどんなやり取りをした結果なのかはわかりませんけど。)そのうえ何やら今日のお部屋は、かなり遠い「端っこのほう(夫談)」とのこと。ほほう。ではでは参りましょうかー――と、サローネを出て右手へと進み。廊下を歩いてヴェネツィアに突き当たり、さらに右手へ歩いてテラスルームとスイートルームが並ぶ一角にさしかかり。ようやくたどり着いた本日の宿泊先は 5室あるヴェネツィアサイド・テラスルームの中でも一番奥に位置する客室でした。ヴェネツィアテラスに泊まるのは今回が5回目ですけれど(たぶんね)、ここは初めて!ミラコスタのテラスルームはどちらのサイドでも一室一室テラスの造りが違って個性的なので、今回のお部屋のテラスはどんななのか 楽しみになってきましたよ。ドアを開けると、まず見えるのはリビングコーナー。テラスルーム独特の間取りです。ここ数年は入室時に遮光カーテンが閉じられているので、窓からの景色やテラスの様子は室内に足を踏み入れて自分でカーテンを開けてみるまではわかりません。で さっそく、部屋に入ってカーテンと窓を開けさせていただきました。そして テラスへ。テラスに出て、まず目に飛び込んできたのは右手側 アメリカンウォーターフロント方面の景色です。タワーオブテラーが覗いてる。部屋位置が一番端なので アメリカンウォーターフロントの港に停泊するSSコロンビア号の姿は予想通り建物に隠れて見えませんでしたけれど、タワーオブテラーは見えました。左側はヴェネツィアンゴンドラ乗り場の向こうに美しいホテルの建物が伸び それに抱かれるようにしてプールがちらっと。ホテルミラコスタ・ヴェネツィアサイドを愛する皆さんにはたまらない景色かもしれませんね。テラス正面真下、見下ろしたところには運河とリストランテ・ディ・カナレットなど ヴェネツィアの街並みが広がります。遠くに目を遣ると、 あっ! リゾートライナー!緑の中を行くファンタジースプリングス・ライナーも眺め放題です。そしてこの部屋のテラス。見上げるとこんな鐘楼のような塔のような建物が目に入ります。この建物があることでテラスの隅にはこんな鋭角のスペースが生まれています。この鋭角のスペースはベッドルームの小窓の外側に当たっていて、室内からも見えるようにちょうどいいサイズのグリーンがこうして置かれているんですよ。ここだけ見ると なんだか「お家」のテラスみたいでしょ?隠れ家みたい?―― やっぱりいいわあ~初めてヴェネツィアサイドのテラスルームに泊まった時も思いましたけれど、このカテゴリーのお部屋って「パーク内のホテルに宿泊している」っていうよりも「ヴェネツィアの街のアパートの一室にひっそり暮らしている」みたいな気分になるのですよね~(私だけかしらん。)お向かいの建物やお隣のテラスに洗濯物が翻っていても許せるんじゃないか っていうか、テラスのそばの煙突から香ばしい匂い(オリーブオイルやにんにくの香り)が漂ってきてもまあそれもアリかな っていうか…いやあ もう、できることならしばらくここに「住みたい」。同じように思う方、いらっしゃるんじゃないでしょうかねえ。一晩を過ごすことになるお部屋のテラスを隅から隅まで点検観察(?)し終わって ようやく落ち着いて私は一度お部屋の中へ。最後にヴェネツィアサイドのテラスルームに宿泊してからもう6年も経っているので、まあ6年もあれば内装を補修したり椅子を張り替えたりカーテンを交換したり はなさっているでしょうけれど、どこか大きく変わったことはあるかしら? と見まわしてみました。と、ソファのクッションの色が以前と変わって深い色合いになっているのに気が付きました。ということは、ベッドのボルスタークッションも? …などと思って確認したら、やっぱり同色のものになっていました。(参考までに、以前のクッション類はこちらの日記の最後にあるような青磁色でしたけれど、新しい色もベッドスローやカーペットと雰囲気が合っていて良いかも と思いましたよ。)テーブルの上の生花も健在で安心しました。お花の持ち帰り用の袋は以前はビニール袋でしたけれど 時代を反映してか小さな紙袋になっていました。その後は16:00頃からサローネ・デッラミーコにお邪魔して ただひたすらメディテレーニアンハーバーを眺めて過ごしました。16:10からは“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティングが始まりましたが、サローネにいらっしゃる方はごくわずかでした。グリーティングが終了してからも 私達は窓辺でそのままお茶をいただいて過ごしました。この時間帯のサローネには殆どお客様もいらっしゃらず、ほんとうに静かでしたよ。今回のホテルミラコスタ滞在はこれがしたくて決めたようなものですから、何もしなくてもここにいられるだけで私は満足でした。(水上を行く小さな船は、ポンテヴェッキオをくぐったらそのまま大きな海まで漕ぎ出していってしまいそうです)夫も呆れるほどただ黙ーってハーバーを眺めていたら いつの間にか時刻は17:00。アルコール提供時間帯になり、テーブルには前菜プレートも届きました。(前回お邪魔した時は逆向きに写真を撮ったのですけれど、キャストさん達としてはこちらがゲストに対しての正面、この置き方が正しいみたいです。)このころにはパーク内では19:30からの“ビリーヴ!”鑑賞エリアの準備が着々と進んでいたようでした。17:30を過ぎると あんなに空いていたサローネにもゲストが少しずつ訪れるようになってきたので、二時間近くも窓を独占していた私達は このあたりでいったんおいとましよう と席を立ち、サローネ・デッラミーコをあとにしました。18:00になる少し前のことでした。(その3 に つづく・・・)※私達がサローネ・デッラミーコで二時間も眺めていた景色「窓からの眺め」としては、ポルトパラディーゾ・スイートの窓からと同じような感じになりますかね~◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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(…その3から続く)ホテルミラコスタをはじめとする各ディズニーホテルでは現在も、おそらく感染拡大防止対策の一環としてゲストとキャストの接触機会を減らすためだと思いますが、チェックインの際の手続き簡略化を継続しています。(そのあたりのことは公式サイトに詳しい内容が掲載され、社会状況の変化に従って日々更新されています。)それは2階のレセプションだけでなく、スペチアーレ&スイート・カテゴリー客室の対応をするサローネ・デッラミーコでも同様で、チェックイン手続きに出向いた夫はいつもよりはわりと短い時間でテーブルまで戻ってきました。その際にキャストさんも一緒にテーブルまでついていらっしゃったので「何事か??」と思っていたところ、結婚記念日のお祝いのカードと私のバースデーカードをわざわざ手渡しにきてくださったとのことで感激してしまいましたよ。今までの宿泊時ならここで キャストさんの先導で客室までご案内~ となるところですが、現在はやはり人と人との接触機会を減らすためということで いくらスペチアーレ&スイート客室と言えども一般客室と同じように「キャストさんによる客室までのご案内」も省略となっています。(ターンダウンや連泊時の客室清掃やルームサービスセッティングなど、キャストさんが客室内に立ち入ることは一切しないことになっているそうです。)というわけで お部屋へはお好きなタイミングでいらしてくださいね(ニッコリ) とキャストさんがおっしゃるので、どちらかと言えば早く部屋に入りたいと考えていた私達はこのあたりで席を立ち、サローネを出て本日のお部屋へ向かうことにしました。今回 私達が宿泊するお部屋は、ポルトパラディーゾ・スイートです。ポルトパラディーゾ・スイートは3階と4階に二室ずつ、ホテル内に全部で四室あり、ちょうどサローネ・デッラミーコの下の部分に位置しています。今日のお部屋は3階とのことでしたので、サローネの前からエレベーターに乗ってすぐ降りて ロビー上の吹き抜けにつき当たって左手に向くと、もうお部屋の入口ドアが見えました。5階ではありませんが、サローネからとても近い気がします。部屋の前で振り返ると、こんな感じで吹き抜けが見えました。ホテルミラコスタ広しといえども 入口がこの吹き抜けに面している客室なんてそうそう無いんじゃないでしょうか。貴重な体験です。入口ドアにカードキーをかざしてお部屋に入ると そこにはまず壁で区切られた短い廊下のようなスペースがあって、ドアから二~三歩ほど進むとリビングルームになります。入口の正面には鏡、左手の壁にはドアがふたつと全身を映すことができる鏡がひとつありました。正面やや右手にはもう一つ鏡。(鏡の多い部屋だな~と思いました。)その前には電気ケトルやコーヒーカップなどお茶のセットがのったキャビネット。下の部分は冷蔵庫になっています。こちらのお部屋は、一般客室のお茶セットに加えてカプセル式のコーヒーメーカーも設置されています。リビングルーム部分に足を踏み入れて右手を見ると、明るい光の射し込んでいる窓の方(パークに面した方)に向かって部屋の形がきゅーっと鋭角になっているのがわかりました。右手、テレビとタペストリーの間にあるのはお隣の部屋とコネクティングする時に使うドアだと思います。(お隣はアクセシブルルームですかね~)左の両開きのはベッドルームへの扉ですね。窓辺にはシャンデリアの下に丸いテーブルとイスが三脚。窓のカーテンを開けると、眺められる景色はこんな感じでした。ピアッツァトポリーノが見下ろせます。3階だからポンテヴェッキオの向こうの海は見えないんじゃないか と思っていましたが、ちゃんと見ることができました。今度はこの窓に背中をつけて、部屋の入口方向を見てみます。(左端に写りこんでいる緑色のヒラヒラは、窓辺に置いてある観葉植物の葉っぱです)正面に見える部屋入口近くの二つのドアは、向かって左側がスーツケースも収められる奥行きのあるクローゼット、右側は洗面所付きのお手洗いでした。(このお部屋、鏡も多いけどドアも多いです。)右手の格子ドアはベッドルームへの扉。では、両開きの扉を開けて ベッドルームへ。ベッドはツインです。ベッドルームの窓からは、カーテン越しにプロメテウス火山が見えていました。カーテンを開けると。メディテレーニアンハーバーがほぼ全て見える感じです。こちらの窓はいいですね~ベッドのすぐそばなので、ベッドに腰掛けてずーっとメディテレーニアンハーバーを眺めていられます。ところで、こちらのお部屋のベッドルームには、広いバスルームがついています。窓の向かい側、格子状の両開き扉がバスルームへの扉です。(白い引き戸は一般のお部屋と同じ仕様のクローゼットです。)そのバスルーム。とても余裕のある広さと造りで、私はびっくりしてしまいましたよ~扉を開けると、左手にはダブルボウルの洗面台、浴室用のテレビも備わっていました。現在はターンダウンが行われていないので、洗面台にはスペチアーレ&スイート客室用のアメニティの化粧品やバスビーズなどが予めセットされていました。バスタブはジェットバス機能付きです。洗い場はありませんが、バスルームに入ってすぐ右側にテラスルームよりもやや広めのシャワーブースがあります。(透明なのがシャワーブース、真ん中の白い扉はお手洗いです。)実はずーっと以前、ご縁があってミラコスタ・スイートにも宿泊させていただいたことがあるのですが、レイアウトのせいだとは思うのですが こちらのポルトパラディーゾ・スイートのバスルームの方がそちらのバスルームよりなんとなく広いように私には感じられましたよ~どれくらい広いかが写真ではうまく伝わらないので残念なのですが。ちなみに、バスタブの縁に腰掛けてベッドルームの方にカメラを向けると、こんな感じに見えます。つまり、バスルームの扉を開けておけば バスタブに浸かったままプロメテウス火山が見えるのです。お風呂に入っていてもプロメテウス火山が眺められるなんて。ぜひやってみたいのですが、やるとすれば明日の朝なのですが…たぶんそんなことやってる時間ないだろうなあ...さて、リビングルームからベッドルームへとひとしきりお部屋の中を探索しつくして、再びリビングルームへ戻ってみます。リビングルームからベッドルーム方向を見ると、こんな感じ。テレビの前、リビングの真ん中にはカウチソファー。(滞在中ずっと夫がここで「ゴッドファーザーごっこ」をしていました。)ポルトパラディーゾサイドに共通の お馴染みの赤いソファーも壁際にちゃんとありました。窓辺の丸いテーブルの上にはフルーツとお茶菓子(?)のマカロンと、いつもの可愛らしいハート型の花かご。(花かごは、スイートルームとハーバールーム、テラスルームに置いてあるようです。)テーブルの上には他にホテルミラコスタの金色ロゴが入った黒い箱が置いてあったので 何かな??と開けてみたら、ペントレイと革製のポーチ というかケースでした。(宿泊の記念品とのこと。)こちらのお部屋に入る前は、部屋の広さの割にはパーク側に面している窓が小さいから室内がちょっと暗いかもしれないな~ と少しだけ心配していたのですが、実際に来てみたらその「窓の小ささ」は、そんなに気になるものではありませんでした。むしろある種の隠れ家感をも醸し出しているようにも思います。また、部屋の位置がパーク側から見た時にちょっと奥に引っ込んで死角のようになっていて パークゲストからの視線を気にせず過ごせるというのも、できるだけ部屋の中でゆったりのんびりしたい方々にとってはありがたいのではないでしょうか。パークの喧騒から離れてひっそりと心静かにホテルでの時間を楽しむことのできる、連泊したくなってしまうようなお部屋だと思いましたよ。このタイプのお部屋に宿泊するのは初めてですし なにせお部屋が広いので、あちこちをじっくり見て回って写真を撮っていたら 時刻は15:30近くになっていました。私達はそれから軽くお茶を飲んで、部屋のテレビから明日の朝食のルームサービスの予約をしました。ルームサービス朝食は、いつのまにか卵料理のバリエーションが少なくなり 付け合わせもベーコンとソーセージとチーズソースに固定になって、以前にも増して選択できる内容が簡素になっていて少々驚きました。が、そのおかげで注文にかかる時間も手間も少なくなるので、これはこれで良いのかもしれません。そのあとは、きょうこれから明日のチェックアウトまでどう過ごすか をもう一度二人で話しましたが、 なるべく部屋にいたい という当初の気持ちはまったく揺るぎませんでした。いつものこの時期の「スペチアーレ&スイートルーム」宿泊ならば、夕刻以降はサローネ・デッラミーコにお邪魔してアルコールをいただいて...などという楽しみ方もあるのですが、今はこちらのサローネも世間の飲食店と同様の対応でアルコールの提供をとりやめていますしね。ただ、パーク内でのお買い物など まだやり残したことがいくつかあったので、「暗くなる前にもう一度パークに入園してやりたいことをやってから お部屋で楽しむためのアルコールや軽食をどこかで調達して、なるべく早くに戻ってくることにしよう」と決め、私達はここで一旦お部屋を離れることにしました。16:15くらいのことでした。(その5 に つづく・・・)** おまけ **リビング側のお手洗いの洗面台には母の日が近いからか、赤いカーネーションが一輪、飾ってありました。こちら↓はチェックインの際に受け取った翌日以降のパスポート購入申込書。以前の書類より小型で簡単になりました。バースデーカードの中身。(内側)そして、バースデーカードの外側。この地図のデザインは好きです。記念日カードの中身。その外側。落ち着いた色あいがいいですね。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 2, 2021
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先日ひとりでランチコースを食べてきたベッラヴィスタラウンジに、今日は夫と二人 出かけてきました。休日にホテル宿泊者枠以外でベッラヴィスタラウンジを予約するのは大変厳しいものがあったのですが、何せ このところレストランでのコース料理に飢えている私達、店内後方ながらテーブルをなんとか確保することができたとあっては出かけないわけにはいきません。久しぶりなのでのんびり電車で…とも考えましたが、身体への負担を軽減するため 暑さを避けて車で舞浜に向かうことにしました。ホテルミラコスタの車路ゲートにさしかかったのは11:20くらい。本日は6月最後の友引なので婚礼が集中しているかもしれない などと想像し「『駐車場混雑のためホテル前に露天駐車してください』って言われたらどうする??」などと怯えていたのですが(注:気温が既に30度を超えていたので…)、この時間ゲート脇にはキャストさんの姿はなく、私達はほっと胸を撫でおろしてホテル駐車場に入りました。平面部分に車を停め バンケットエリア側のエントランスからホテルに入館して廊下を行くと、大きな窓の向こうにはいかにもミラコスタらしい景色。まだ6月のはずなのですが空は真っ青で、まるで真夏のリゾートのようでした。ベッラヴィスタラウンジ店頭に伺ったのはほぼ予約ぴったりの時間でした。きょう予約できていたのは窓際から3~4列目の席だったので、案内していただけたのはソファーの席。真上の天井にはお馴染みの葡萄棚と青空が広がっていました。もちろん席からはプロメテウス火山もよく眺めることができましたよ。さて お料理の方は、さんざん悩んだ末にふたりとも「”東京ディズニーシー20周年:タイム・トゥ・シャイン!”グランドフィナーレ・ランチコース」をメインをお肉にしてお願いしました。それに私の方だけ、ワインセットの「ミラコスタトリオ」を。トリオはスパークリング、白、赤とのことで、前菜でスパークリングの「ベッラヴィスタ・キュヴェ・ブリュット」、パスタで白「マゾ・ライナー・シャルドネ」、お肉で赤「メロイ・ネストリ」が登場しました。白ワインのシャルドネは香りはしっかりシャルドネなのに味わいがまろやかで(キャストさんは「豊かな風味」と表現していらっしゃいました)とても美味しかったです。シャルドネだけれども豚肉などにも合いそうですね~ とキャストさんと意見が一致してしまいましたよ~赤のメロイは北イタリアの小さなワインメーカーさんとのことで私は初めていただきました。ネストリはメルロー主体ですがこの地区固有の品種のブドウもブレンドされているとのことで、土を感じさせるような素朴な味わい、個人的には ジビエなどにも合いそうだなー という感じがしました。キャストさんは「ミネラル分が多いので牛肉など赤身肉にはよく合うと思う」とおっしゃっていました。こういったお料理とワインの話をキャストさんと長々としていても、周囲の迷惑にならないのが後方席の良いところ。窓際1~2列目の真ん中のテーブルなどだと、テーブル横に長く立ち止まっていると周囲の眺めの妨げになってしまうのでキャストさんもお皿を置いて簡単に説明するとすぐに立ち去ってしまわれますが、壁際やソファーの席だとたくさん興味深いお話をしてくださるので楽しいです。赤ワインが出てきた後には(お願いしたわけではないのに)今日の「ミラコスタトリオ」のボトルを全てテーブルまで持ってきてくださり、しばらくの間 北イタリアのワインについてなどいろいろとお話相手をしてくださいました。お料理の詳しい内容は前回ひとりで訪れた時の日記に書いたので、今回は前回と違うメインのお肉料理だけ記録しておきますね。「牛フィレ肉のビステッカ ハーブサルサ カネリー二豆 牛ほほ肉のペポーゾ 黒コショウのクランブル」。左側は牛フィレのステーキ、ソースの「ハーブサルサ」は山わさび(ホースラディッシュ)を使っているとのこと。右のは牛ほほ肉と黒コショウを赤ワインで煮込んだもの。さきほども書いたように土の香りのする赤ワインととてもよく合い、物語を感じながらいただけた一皿でした。窓からの眺めだけでなく ふたりで食べる美味しい料理や初めて出会ったワイン、テーブルの上に登場するものひとつひとつについて説明してくださるキャストさん。時にはスマートフォンでイタリアの地図も確認しながら、きょうベッラヴィスタラウンジで過ごした二時間は 事前に想像していた以上に楽しいものとなりました。この場所にひとりで出かけてくるのも気楽でいいけれど、夫とうまく休みが合う日に運よく席を確保することができたならまたこんな楽しい時間を過ごしたいものだなあ と、素直に思えたホテルミラコスタでの数時間でした。《梅雨はどこへ行ったの?》* ベッラヴィスタ・ラウンジ 本日のワイン「ミラコスタトリオ」 *・スパークリング「ベッラヴィスタ・キュヴェ・ブリュット」・白「マゾ・ライナー・シャルドネ」・赤「メロイ・ネストリ」(4500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
June 26, 2022
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2024年春 ゴールデンウィーク後半。今日からはカレンダー上にも赤い数字が四つ並ぶという連休初日5月3日の朝 8時を過ぎた頃、私達の車は東京ディズニーリゾートに到着しました。――ちょっと早く着きすぎちゃったなあ~ー…なんとバチ当たりなことを言うのだ! と思われるかもしれませんけれど、この時期に私達が舞浜にやってくる目的は 毎年恒例の「ディズニーシー&ミラコスタに滞在してふたりの記念日を祝うこと」。本日は言わばその前泊日のつもりだったので、パークオープンの一時間後くらい、9:30過ぎくらいに到着できればじゅうぶん と私達は考えていたのです。(その頃には入園ゲート前の混雑も落ち着いているかもしれませんからね~)が、直前になって「5月3日の朝は道路がずいぶんと混雑する」という予測を耳にし、用心しすぎた結果 こんな早い時間の到着になってしまいました。(実際には今朝の首都高速道路環状線の内側はいつもの日曜日の朝とかわらない交通量で「がら空き」といってもいいくらいで拍子抜けでしたよ!)本日の宿泊先となるディズニーアンバサダーホテルの地下駐車場に入ったのは8:10過ぎくらいだったでしょうか。この時間は出ていく車が非常に多くて(皆さんパークに車を移されるんでしょうか?)空きがたくさんあり、ホテルロビーにアクセスしやすい場所にすんなりと停めることができました。とりあえず とロビーのベルデスクで荷物を預け、きょうは16:30前に部屋に入ることもないだろうから…とフロントでプリチェックインの手続きを済ませ、ここで時刻はようやく8:30前。ただいま絶賛外壁工事中だというアンバサダーホテルの中庭の景色を確認してから(実は本日は人生初「外壁工事対象客室」宿泊の予定なので どの辺りのお部屋なんだろうね~? という興味もあったのです)、ディズニーシー行きのリゾートクルーザー乗り場に向かうことにしました。(工事用の幕もアンバサダーホテル専用デザインで違和感がまったくありませんでした)私達が乗ったリゾートクルーザーがディズニーシーのパークエントランスノース側バスターミナルに着いたのは8:40過ぎ頃で、ちょうどパークが正式開園時刻を迎えようとしているタイミングでした。(本日の一般開園時刻は8:45とのことでした。)この時間ノース側の入園待機列最後尾はバスターミナルのすぐ近くまで来ていて うわあ混んでる~ と一瞬思っちゃいましたけれど、よくよく考えたらエントランスが一日中で一番混雑する開園直前の時間帯にしては そして大型連休にしてはこれは「ゲストが少ない」うちに入るのかもしれません。(だって本当に混雑する日のこの時間帯なら この場所にゲストが並びきれずに最後尾は立体駐車場1Fにまで伸びているはずですからね~)それにしても今日の舞浜はいいお天気。晴れ渡る青空に緑まぶしく 申し分のないさわやかな5月の朝です。入園待機列の最後尾についた8:45頃から列は止まることなくじりじりと前進し続け、水分補給をしたり日焼け止めを塗ったりしながらおしゃべりしているうちに私達は9時過ぎには屋根下の保安検査場まで辿り着き、9:10頃に入園することができました。(「予定では今ごろ舞浜に着くはずだったんだけどなあ」と夫。)約5ケ月ぶりに見上げるミラコスタ通り入口のタペストリーは「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」仕様です。落ち着いた色調とほど良い甘さのキャラクターイラストがディズニーシーらしいといえばディズニーシーらしい… ですかねえ~?ミラコスタ通りに立ってゲストを迎えてくださるキャストさんの手にも同じ雰囲気の小さな旗が。柱にもそれぞれファンタジースプリングスの住人となるキャラクター達をあしらったタペストリーが掲げられていました。(ティンカーベルのこのポーズは可愛いですね。)エンポーリオのショウウインドウにはファンタジースプリングスのグランドオープンまでのカウントダウン表示がなされていました。あと「34」日です。ミラコスタ通りを抜けてメディテレーニアンハーバー ピアッツアトポリーノに出ると、こちらの街灯にもファンタジースプリングスを夢見るキャラクター達のバナーが翻っていました。深いブルーと金色の縁取りが今日の青空によく映えてほんとうに美しいです。ドリーミング・オブ~というイベントテーマの文言も含め、「ワクワクドキドキしていてもたってもいられない」ような気持ちというよりは 新しい世界に足を踏み入れるその時を待ちながら「うっとり夢見る」ような気持ちにゲストになってもらおう という導き方ですね。ディズニーシーに何か新しいものがやってくるのは嬉しいけれど、それによってしばらくの間パークが騒がしくなるのはちょっとなあ… とついつい思いがちな年長(高齢とも言う)ゲストにはこの雰囲気作りは嬉しい限りです。さて、ディズニーシーの「いま」の景色を眺め渡す という入園後の儀式を終えた後は、この時期にパークに来たら絶対にやりたいことのひとつ「記念写真を撮影する」という目的のために 私達はカメラマンさんを探してハーバー周辺を歩きました。そして出会ったのが、以前パークで無料配布していた「TODAY」の表紙風の写真を撮影してくださるというとっても楽しいキャストさん。年甲斐もなく少々はしゃぎ気味で、素晴らしく面白い写真を撮っていただくことができましたよ~(ここで撮った写真は加工後どこかに載せておきますね)写真撮影のあとは、パークの一番奥の様子を見に行きつつ小さなアトラクションでも楽しもうか とメディテレーニアンハーバーのトランジットスチーマーライン乗り場へ。10分待ち表示で実際のところもけっこう待ち時間が長かったので、並んでいる間には 試してみたかったパーク内レストランの新システム「ディズニー・モバイルオーダー」というのにも取り組んでみました。これは公式アプリに新しく搭載された機能で、このシステムを採用しているレストラン(主にカウンターサービスレストラン)のメニューから注文したいものを選んで受け取りに行く時間を事前に指定しておき 受け取り時間がきたら予め登録してあるクレジットカードで決済する というものです。私達は今朝はまだ何も食事をとっていなかったので、スチーマーラインの到着先から近いマーメイドラグーン内のレストランで待たずに軽食をとれたらいいな と思って利用してみたのですが、操作も簡単でわかりやすく ずいぶんと便利になったなあ… と実感しましたよ。気持ち良い風に吹かれながら景色を堪能し、ロストリバーデルタの船着場に到着したのは10:00前頃でした。それからは橋を渡って ロストリバーデルタとアラビアンコーストの間にある話題の新エリア「ファンタジースプリングス」へ続く小径の入口(というか継ぎ目)へと行ってみました。新しいエリアとの継ぎ目に当たる場所にはキャストさんが立っていらっしゃるほかは背の低い植栽が並べられているだけだったので、既に完成していると思われるファンタジースプリングスの中の様子を覗き見ることも自由にできましたよ。どういった方々なのかわかりませんけれど、中に入って楽しんでいらっしゃるゲストの姿も多数見受けられました。関係者の方なのでしょうか 外国人のゲストもいらっしゃったようでした。私達はそのままアラビアンコースト方向へと進み、さきほどモバイルオーダーを入れたマーメイドラグーンのセバスチャンのカリプソキッチンへと向かいましたが、途中アグラバーあたりで後ろを振り返ると…フライングカーペットの向こうにファンタジースプリングス・ホテルの「グランドシャトー」の建物が見えていました。全室テラス付きスイートルームで 開業すれば東京ディズニーリゾート内最高級ホテルになるというグランドシャトー。いつか宿泊できるタイミングが私達にもやってくるんでしょうか??そのあとカリプソキッチンへ行き、注文した食事の受け取り方をキャストさんにきいて(初めてなので不安なことはとりあえずキャストさんに聞く中高年夫婦)無事に受け取り、ダイニングエリアに落ち着きました。(このとき10:30少し前。)きょうこの後の予定は遅めの昼食をパーク内でとることくらいしか決まっていなかったので、アプリを開いてふたりでパークのスケジュールや待ち時間をチェックしていると、「――11:30のビッグバンドビート、まだ座席抽選間に合うよ。やってみる?」(ビッグバンドビートの初回公演は以前は全席自由席だったのですが、最近は抽選になったのですね~パークの制度やシステムはどんどん新しくなっていくので、日々情報の更新をして認識を改めねばなりませんねえ。)期待せず気軽にチャレンジする時に限ってこういうものはうまくいくようで案の定良い結果となり、私達には後方ながら中央「B」ブロックの座席が用意されました。あらあらこれは大変!もうこうなったらマーメイドラグーンでのんびりしてちびっこに混じって小さなアトラクションで遊んでる場合ではなくなってしまいました。食事を済ませた私達は海底のダイニングエリアをあとにし、アメリカンウォーターフロントへと向かうことにしました。たどり着いたアメリカンウォーターフロントでは現在「フード&ワイン・フェスティバル」開催中とのことで、ブロードウェイの両側にはバナーも登場していました。初回公演分から「一階席は全て抽選(二階席は先着順)」となったブロードウェイミュージックシアターのビッグバンドビートは、劇場内への入場チェックもスムーズで ゲストに対応するキャストさんの人数が少なくなってもつつがなく運営されているようでした。人手を減らして効率よくゲストも快適に というパーク運営の大きな方向性はもう揺るぎなさそうですね。今後も様々なことがどんどん変わっていくのでしょう。もう3年も続いている、出演者を極力減らした特別体制のショー「ビッグバンドビート~ア・スペシャル・トリート~」。演出は少々変わったとのことですが、相変わらずステージ上にはバンドの皆さんの姿はなく、生の演奏や歌声を聴くこともなく。それでも今日もステージを背負って立つキャラクター達とダンサーの皆さんは大奮闘で、ショーそのものはたいへん楽しかったですよ。ショー終了後は、フード&ワイン・フェスティバル開催中のニューヨークエリアに繰り出しました。あちこちのワゴンタイプのお店でこのイベント限定のメニューを出しているので迷っちゃうのですが…やっぱり私達はこちらのお店かなー桟橋にある「バーナクル・ビルズ」。普段は骨付きソーセージとビールを販売しているこちらのお店、現在のおすすめメニューは「ポルペッティ&骨付きソーセージ」とビアカクテルですが、やっぱり普通にビールがいいなあ… ということで ハートランドビールふたつとおつまみにポルペッティ―&ソーセージを購入しました。そして、日陰を求めてうろうろ…今日は日差しが強いせいか考えることは皆同じ、日陰のベンチなどはどこも悉く埋まっていたので 結局私達はレールウェイの高架下を抜けてリドアイルの裏まで行くことになってしまいました。誰もいない。この場所で私達は一時間近くを過ごし、13:15くらいにお隣のリドアイルに移動して貴重な「日陰になる場所」を確保し14:00スタートの「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」を待つことにしました。(その2 に つづく・・・)※現在、パーク内で発行されるレシートには「ファンタジースプリングス」のきれいなロゴが印字されるようです◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2024
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秋の三連休の真ん中の日、東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルに一泊してきました。6月の下旬にファンタジースプリングスホテル宿泊をともなってディズニーシーパークの新エリア「ファンタジースプリングス」を訪れた際はバケーションパッケージ利用だったので少々慌ただしく、また 殆ど下調べなしで未知の世界にいきなり飛び込んだので気持ちもなんだかふわふわと落ち着かず 驚いたり感心したりしているうちに二日間が過ぎてしまった感じで、「新ホテルも新エリアもまだまだ見足りない!」と 正直後ろ髪ひかれる思いで帰りました。が 今回はホテル客室と館内レストランに予約を入れてあるのみ、さらに勝手もある程度わかっているので、前回よりはゆったり構えてあちこちを見て回ることができそうです。さて、毎度のことながら道路の混雑も考えて早めに家を出て、既に始まっていた首都高速道路の葛西出口渋滞を回避するため浦安出口経由で舞浜に到着したのは6:40頃。超混雑が予想される日だということをすっかり忘れて 何も考えず素直に左回りでリゾート外周道路に入ってしまったためディズニーシー駐車場オープン待ち行列にしばし巻き込まれることとなり、ランド駐車場横からヒルトン東京ベイ前交差点までの500メートルほどを15分以上もかけて通過して、ファンタジースプリングスホテルの下にようやくたどり着いたのは7時を少し過ぎたあたりでした。6月に来た時と違って今日はお天気は上々、坂下のゲートで宿泊の確認をしてくださったキャストさんの笑顔も晴れやか、坂を上って車をつけたホテルエントランスのドアサービスキャストさん達の応対も爽やかで、素晴らしい一日の始まりを予感させてくれました。夫が駐車場へ車を置きに行っている間に ファンタジーシャトーラウンジのソファーエリアでベルサービスキャストさんに荷物を託し終えた私は、ロビーフロアの三階から見下ろすことのできる「グランパラディ・ラウンジ」の様子をまずは拝見。こちらのお店の営業開始は12:00ですが この時間(7:10くらい)は特別なお客様(グランドシャトー宿泊の方?)だけが利用を許されているようで、いくつかのテーブルには寛ぐゲストの姿がありました。実は今回のホテル滞在中 私達もこちらのお店に伺う予定になっているので興味津々で、大きな窓からたっぷり入る朝陽に照らされたいへん美しい様相を見せている店内を じっくりと眺め渡してしまいましたよ~その後ベルデスクに赴き、本日入園分の「ファンタジースプリングス・マジック」を購入しました。(7:15頃、チケット購入は待ち無しでした。)チェックイン日の翌日以降なら一般よりも15分早く入園できるという「ハッピーエントリー」は私達は今日は利用することができませんが、この特別なパスポート「ファンタジースプリングス・マジック」があればゆっくり入園でもじゅうぶん楽しめるということが前回の経験でよくわかったので、今朝はこちらを利用してファンタジースプリングス・エントランスから一般入園したいと思います。パスポート購入を済ませて「宿泊証明書」も受け取り キャストさんからいろいろと注意事項を伺っていると夫が駐車場から戻ってきたので合流し、「人の少ない今のうちに」と館内で少し記念撮影などしてから 私達はホテルの正面玄関を出て長い階段を下り 宿泊者専用のパーク入口「ファンタジースプリングス・エントランス」へと向かいました。階段の下にはこの時間ふたつのロープ列が作られていて、それぞれの列入口に案内看板が立っていました。それによると、奥側が「ハッピーエントリー」入場列、手前は通常の開園時刻に入場する列 とのことでしたので、私達は手前の列に並びました。(「本日チェックインの方」と提示されています)私達がこの列の最後尾についたのは7:30少し前でしたが、順番としては前からざっと数えて10組目前後(40~50人目?)くらいのようでした。本日のハッピーエントリーは8:15、一般開園時刻は8:30とのことですから、おおむね開園一時間前でこれくらいのゲスト数だなんて やはりファンタジースプリングス・エントランスは舞浜のどのパークエントランスよりものんびりしていて平和だなあ と思いましたよ。それでも 7:45くらいになるとハッピーエントリーの列も一般の列も目に見えて並ぶ人が増えてきて、7:55には待ち列一帯に「立ち上がるように」と指示があり、同時に「本日の一般開園時刻は5分繰り上がって8:25になる(ハッピーエントリーも5分繰り上がって8:10になる)」とのアナウンスがありました。保安検査が始まるのも他のパークエントランスに比べるとずいぶんとのんびりしていてびっくりしましたけれど、並んでいる人の数が少ないのでとてもスムーズで、ハッピーエントリー対象ゲストは8:00過ぎには殆どが検査を終えて入園ゲート前の屋根下に移動でき、8:10には順調にハッピーエントリーが開始されていたようでした。私達一般入園組の保安検査にいたっては 始まったのはなんと開園時刻の3分前で、のんびりしているにもほどがある といった感じだったのですが(ジリジリして待っていらした方も多いのではないかと思います)、前方に並んでいた私達は8:24頃には検査を通過できました。そして屋根の下を歩いてゲートに向かう途中で開園時刻の8:25を迎え そのまま立ち止まる間もなくパスポートをかざしてパークに入園することができ、ファンタジースプリングス・ホテル宿泊者の優位性(三連休の中日だというのに朝の入園がこんなにラクだなんて!)をまたもや実感することとなりましたよ~…こんな感じでファンタジースプリングスに3ケ月半ぶりに入園を果たした私達。前回初めて来たときは入園直後は右手側の「ピーターパンのネバーランド」方面へと進みましたが、今回は入園したら左手側の「フローズンキングダム」方面へまず行こう!と決めていました。が、その前にちょっと。私にはファンタジースプリングスを再訪したらぜひ確かめたいことがあったので、まずそちらのポイントをチェックしに向かいました。その場所というのは、こちら↓。ホテル内でいうところの「グランパラディ・ラウンジ」の大きな中央の窓の真下、パーク内では魔法使いの弟子ミッキーの噴水の後ろ側に当たる場所 がどうなっていたかをぜひ確かめたかったのですが…この噴水の脇にはこんな↓鍵がかかった扉があって後ろに回り込めないようになっているので 確かめに行くことはできませんでした。扉の中にはきちんと整備された小径があって、どこかへ続いている気配だけは感じられるのですけれどね~岩や植栽で上手に目隠しがされていて この先の様子は全く見えないようになっていました。パーク内のこんななんでもない場所に私が興味を持ったのは、先日「ファンタジースプリングス・ニューチャプター・ビギンズ展」でホテル計画時の模型を見たからです。その模型では、ちょうどこの場所 グランパラディラウンジ直下の一階部分に小さな扉が存在していて、その扉を通ってホテルとパークを直接行き来できる造りになっているようにも見えたのです。(参考までに、その時に見た模型の写真は こちら の日記の最後の方にあります)もしもその扉をここに作る案が構想通りに実現していたら、ファンタジースプリングスホテルからパークへの出入りは今よりもうんと便利になったはず。(「ホテル&パーク・ゲートウェイ」を通ってパークと行き来できるホテルミラコスタのようにね!)――ホテル内側からはその扉の存在は確認できないけれどパーク側はいったいどうなっているのだろう??私が抱いたそんな小さな疑問は どうやらこの調子では当分は解決できなさそうです。が、新しいエリアも含めて東京ディズニーシーには同じように「ここはどうなっているのだろう?」「もっとよく観察したい」と思ってしまう場所がたくさんあるのは皆さんご承知のことでしょう(?)。東京ディズニーシーのファンの中には、パークイベントを楽しむよりもアトラクションを楽しむよりも ただただパーク内を歩いて楽しむのが一番好き という、一風変わった志向の方々が意外に多く存在するのも なんだか頷けるような気がしますよね。今回一番見たかった場所のチェックを終えた後は、いよいよエルサとアナの住むアレンデール王国「フローズンキングダム」へ。舞浜のパークでは今はハロウィーンイベントの真っ最中で 一年のうちで今だけは大人でも大手を振って仮装ができる時期に当たっているので、アレンデールの方向を目指すゲストの中には様々な世代の「エルサ」や「アナ」がいらっしゃって いつもは静かなはずの森の中もたいへん華やかでしたよ~森を抜けて城下町が右手に見えてくると、橋を渡ったその先に現れたのは「アレンデール城」。おお。公式ウェブサイトなどでよく見るアレンデールの景色はこちらの城下町側から眺めた時のものなのね~前回はファンタジースプリングス・エリアの中央にある四つ角側の城門からアレンデールに入ったので、この景色は殆ど印象にありません。早朝の人が少ないうちにこの象徴的な景色を心おきなく眺められるのもファンタジースプリングスホテル宿泊者の特権よね~ と、私達はあれこれと写真を撮ってから 大人気のアトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」へ向かいました。こちらのアトラクション、早朝の時間帯はまだ一般の「スタンバイパス」利用のゲストがいらっしゃらないため、スタンバイパスのルートは「アトラクション建物内を見て回ってから乗りたい人」のための列として運用されています。前回来た時に建物の中はよーく拝見したのですが、やっぱり「すいているなら中を見てから乗りたいよねえ」。ということで、私達は今回もスタンバイパス・エントランスの方へ。列最後尾についたのは8:30で、キャストさんのいらっしゃるチェックポイントでファンタジースプリングス・マジックを提示してリストバンドを装着していただいたのが8:35。それからアナとエルサの住むお城の中を歩き……今日は20分かけて乗り場まで辿り着きました。私達は記念撮影したりオラフの出現ポイントで立ち止まったりしていたので結構時間がかかりましたけれど、眺めて簡単に写真を撮りながら通り過ぎるだけなら10分弱で乗り場まで行けたんじゃないかなーと思います。ボートに乗り込んで、月夜の水路に出たのは8:56頃。6月に初めて体験した時 ドラマティックな展開に大きく心動かされると同時に、「あれれー?ちょっとこれはひょっとして何らかの不具合じゃないのかな…?」と素人ながらちょっぴり心配になった物理的な問題点は数か月を経てことごとく解消されていて、今回は実に快適な物語の旅をすることができましたよ~やはり 映画の再現度が非常に高いアトラクションだと思います。しばらくは人気の高い状態(スタンバイパスを取得するのが困難な状態)が続きそうですね。舟を下りた後はいったん建物の外まで出て所用を済ませ、もう一回乗りに行くことに。今度は「プライオリティアクセス・エントランス」(すぐ乗れる方)に行きました。開園直後のゲスト集中も落ち着いていたのでこの時間(9:10くらい)のプライオリティアクセス・エントランスはほぼ待ち無し。入ってすぐに水路を跨ぐ階段にさしかかり、船に乗り込むまでにかかった時間は3~4分で済みました。本日二回目の「アナとエルサのフローズンジャーニー」から出ると、時刻は9:20過ぎ。このあとはレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」で朝食兼昼食をとろうと思って朝の入園直後にモバイルオーダーを入れてあったのですが、まだ受け取り時間には少し早かったのでお隣(というかお向かい?)の「ピーターパンのネバーランド」へ行き、前回よく見ることができなかったドクロ岩や海賊船「ジョリーロジャー号」を探検することにして、私達はフローズンキングダムを離れました。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
October 13, 2024
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三か月ぶりにランチコースを、舞浜のホテルレストランにていただいてきました。ホテルミラコスタ、ベッラヴィスタラウンジです。車で舞浜に到着してからイクスピアリで一時間半ほど過ごし、ホテルミラコスタの車路ゲートを入ったのは13:30頃でした。今日は文化の日を絡めての秋の三連休最終日、ホテル駐車場の混雑を覚悟していましたが、チェックアウトの時間を過ぎているからか ただタイミングが良かっただけなのか、建物下のエリアに幸運にもすぐに空きを見つけることができて車をとめ、私達はホテルのロビーへと向かいました。「舞浜の11月初旬」といえば 例年ならば10月末にハロウィーンイベントが終了したあとクリスマスイベントが始まるまでの束の間の休息期間 特別なエンターテイメントは何も行われていない時期にあたります。オレンジ色や紫色の装飾から解放され一瞬だけ素顔に戻ったパークやホテルには毎日少しずつ赤と緑と金銀のデコレーションが増えて、クリスマスイベント開始の気配があちこち垣間見られる過渡期のはずなのですが、今年はハロウィーンイベントが11月の7日まで実施されているのでちょっと勝手が違います。足を踏み入れたホテル館内はまだハロウィーン期間中とあって仮装した大人ゲストの姿もちらほらと目につきましたよ。さて、時間通りに訪れたベッラヴィスタラウンジ店頭。きょうは何やらこのあと上階で工事が予定されているので「騒音や振動など影響があるかもしれない」とのおことわりを了承したうえで、案内していただけたのはこちらの席。(実は一週間ほど前にこの「工事」の件は予め電話でお知らせをいただいていたので、今日は着席前に再度確認してくださった という感じでした。)正午を過ぎてやや陽射しが眩しくはありましたけれど、いつも通りの美しい眺め。工事の影響を考えて今日この時間は受け入れるゲスト数を少なくしているらしく、店内は穏やかで快適でした。お食事は、こちらのお店でもまだ「ハロウィーンメニュー継続中」だったので 私の方はハロウィーンのランチコースを。それに、ランチ限定のワイン二杯セット「ミラコスタデュエット」をお願いしました。(デュエットは、一杯目はフランチャコルタ、二杯目は赤と白から選択になります。)夫はメインの豚肉を目当てにベッラヴィスタラウンジ・ランチコースを、それに炭酸水(サンペレグリノ)をボトルでお願いしていました。コースはともに11月7日までの内容なので、切り替わり前に来ることができてよかったです。(クリスマス期にもなんとか来られそうなので。) メモ:ミラコスタデュエット2900円では 私のハロウィーンのスペシャルコースの方から簡単に記録を。前菜は鰆のコンフィと海老入りサラダの盛り合わせ。上が鰆のコンフィと里芋のピュレを合わせたもので、黒い粒は竹炭で色を付けたパルメザンチーズだそうです。クリーミーなのに塩味があり、見た目よりもしっかりした味でした。右下側のカラフルなのが海老とクスクスのサラダ。使われているお野菜はセミドライトマトやレタスや赤大根や 秋らしく銀杏など。上のグリーンはケールのフライです。酸味が効いていて「ああ ベッラヴィスタラウンジの前菜って昔っからこんなイメージよね~…」と なんだか懐かしい気持ちになりました。同じお皿に全く違う味わいのお料理が少しずつ二品、フランチャコルタにもよく合って、 やっぱりこういうのはレストランじゃないと食べられないわよね~ と思ってしまう、楽しく美味しい前菜でした。二品目は今期はリゾット。豚肉とナスのリゾットです。上にのっているのが豚バラ肉、その上のグリーンはハーブ(フェンネルとかイタリアンパセリかな?)。手前のオレンジ色のはパプリカとトマトのソース、グリーンのハーブオイルを少しだけ垂らしてあります。最初はそのままで そのあとソースと合わせてお楽しみください、とキャストさんがすすめてくださいましたので、その通りにいただきました。リゾットは私、大好きです。メインはお魚の方を選んで、イトヨリ鯛のインパデッラに。これ、すごく良かったですよ~「蕪のスープ仕立て」って書いてあったのでどんな感じなのかな?と思っていましたが、皮目パリッパリに焼いたイトヨリ鯛の下にすりおろした蕪と帆立出汁を合わせたソースがたっぷり添えてありました。イトヨリダイの上には柚子胡椒ドレッシングで和えたお野菜(葱や水菜、エディブルフラワーの菊など)がのせてあり、傍らには芽キャベツのソテーも添えてあり、イタリア風のみぞれ煮のようでした。あまりに美味しかったのでお家でも真似して作ってみたいなーと思いましたけれど…難しそうです。デザートはかぼちゃのテリーヌとほうじ茶ジェラート。風船を描いた砂糖菓子やフルーツがのっているのがカボチャのテリーヌで、「かぼちゃそのもの」といった味でした。土台はチョコスポンジにパッションフルーツムースとのこと。左上と右下のこんもり白いのはマスカルポーネチーズ、左下のがほうじ茶ジェラート。ハロウィーンのプレートも。きょうはもう11月の4日ですけれど、ハロウィーンに間に合って良かったです。イベント期間が今年は少しだけ後ろに移動したおかげですね。夫の注文したベッラヴィスタラウンジ・ランチコースも記録しておきますね。前菜「チキンと茸のマリネとメカジキのプッタネスカソース」パスタ「トロフィエ 浅利とブロッコリー」トロフィエはねじった形のショートパスタ。メイン「米澤豚一番育ちのオスティア風 栗とサツマイモ 水菜のインサラータ」豚肉は魚醤に漬けてローストしてあるそうで、量も多く大変美味しかったとのこと。デザート「ヨーグルトブランマンジェ ブドウジェラート」葡萄はなんでしょう?グリーンのと薄赤いの。 メモ:ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース (2024年9月1日~11月7日のメニュー) ・チキンと茸のマリネ メカジキのプッタネスカソース ・トロフィエ 浅利とブロッコリー ・イトヨリ鯛のインパデッラ 蕪のスープ仕立て 柚子のアクセント または 米澤豚一番育ちのオスティア風 栗とサツマイモ 水菜のインサラータ ・ヨーグルトブランマンジェ ブドウジェラート ・コーヒー または 紅茶 (5200)お店を出たのは16:00になる少し前。心配してくださっていた工事の影響も殆どなく、静かな二時間でした。それからはミッキランジェロ・ギフトに立ち寄り、ハロウィーングリーティングを覗き見して、16:30頃にはホテル駐車場を発ちました。久しぶりにホテルミラコスタのお店でいただいたランチコース。やっぱり私は「コース」でお食事するのが好きだなー と、大満足で帰路についた秋の午後でした。《ホテル内から眺めたハロウィーングリーティング》※「11月だけど今年はまだハロウィーンやってるんだって!ラッキーだったね!」 …と、私と同年代の女性グループの皆さんが楽しそうに鑑賞していらっしゃったのが印象的でした。** ベッラヴィスタラウンジ の “ディズニーハロウィーン”ランチコース **・鰆のコンフィ 軽く燻製した里芋のピュレ 海老とクスクスのインサラータ・豚バラ肉とナスのリゾット ・イトヨリ鯛のインパデッラ 蕪のスープ仕立て 柚子のアクセント または 牛フィレ肉のビステッカ 茸のトリフォラーティ パッパ・アル・ズッキーノ・南瓜のテリーヌ ほうじ茶ジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・・2024年9月1日~11月7日(6700)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
November 4, 2024
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昨年に続き今年もこの時期に東京ディズニーランドホテルに一泊することになりました。5月には私の誕生日があるので「プレゼントも誕生日ケーキも何もいらないから好きな客室に一泊したいな」とぽろっとこぼしてみたところ、たまたまご機嫌が良かったのか「いいよ」と夫は快諾。わ~い!! と喜んで すぐさま客室と夕食のルームサービスを手配したのは2月も末のこと。誕生日近辺の週末にディズニーランドのパークエントランスを眺めながら部屋でふたりっきりで食事でもして ゆったりのんびり過ごして帰ってこよう…というのが、ホテルでぼんやりするのが大好きな私の計画でした。そのあとしばらくは4月末のオチェーアノでの結婚記念日のお祝いや5月初めのホテルミラコスタ宿泊のことで頭がいっぱいだったので この計画の方は一旦ちょっと忘れていましたが、再び夕食のテーブルの話題にのぼったのは5月の連休後半。ホテルに宿泊することしかほぼ決まっていないような状態だったので、「さて 5月の20日に舞浜行ってどうするんだっけ…?」なーんてふたりで計画の復習をしていたところ、どういうわけだか「ルームサービスのディナーはやめて、そのかわりにディズニーランドのパークに行ってみない?」という方向に話が転がっていったのです。 えーーっ! でも40周年のディズニーランドのこと、何も知らないよ!普段はディズニーシーにばかり居る私達、それから慌てて40周年のパレードの概要やらレストランメニュー内容やら何やらとディズニーランドのことを調べ始め、ハッピーエントリーやらディズニー・プレミアアクセスの知識を仕入れ、急転直下「天気が良ければ宿泊翌日にちょっとだけディズニーランドに入園してみる」ということが決定。それなら と急遽 朝食の時間変更を思案したり、パーク内レストランの予約(完全に出遅れ気味)を試みたり。運よくチェックイン日のホテルレストランのスペシャルメニューのキャンセルも拾うことができ、予定した日が日曜日にもかかわらずファンダフルディズニーの割引適用日であることにも気づき。「当日の天気が問題なさそうだ」と確認できてからパスポートの購入も済ませ、全ての準備が整ったのは 出かけるほんの数日前のことでした。実は私達、ディズニーホテルに宿泊してチェックアウトする日「のみ」パークに行くのは今回が初めて。(今までは一泊の場合はチェックイン日のみパークに行くことが殆どでした。)年齢が年齢だし、しかもランドだし、疲れてしまうんじゃないか... という若干の不安はあるものの、なんてったって今年は東京ディズニーリゾート40周年だもの。「こんな時こそ『ノッて』いかないとね!」と、私達はふたりとも海の色のドリームガーランドを身に着け、私は先日のミラコスタ宿泊の際にいただいたバースデーシールも身に着けて、「アウェイの地」東京ディズニーランドホテル&パークに勇ましく乗り込んだのでした。――とはいえ。ゆったりのんびり が今回の宿泊滞在の基本であることには変わりなく、土曜日の首都高速道路をドライブ気分で走りぬけて舞浜に着いたのは12:40過ぎ。昼食の予約時刻に間に合えばいいから なんて言って当日の午前中に仕度していたら、こんな時間の到着になりました。ディズニーランドのパーク駐車場の手前を左に曲がり、門を入って森の向こうの丘の上に佇むホテルまで続く坂道を上り。東京ディズニーランドホテルの正面玄関車寄せで待ち受けるドアサービスキャストさんに手伝っていただいて荷物をおろして預ける手続きを済ませたのは12:50頃のことでした。そのまま車を走らせてホテルの2階部分にある駐車場にとめ エレベーターで3階のロビーフロアに出ると、目の前の柱にはどどーんと40周年のタペストリー。自然光のたっぷり入る明るいロビーには同じように「40」のロゴマークとキャラクターのタペストリーを組み合わせた目立つデコレーションがたくさん施されていて、「さすがディズニーランドのお膝元、ディズニーシーやミラコスタとは盛り上がり方が違うよね~」なんて思ってしまいましたよ。昼食の時間まではまだ少し時間があったので、私達は階段を降りてグッズショップ「ディズニー・マーカンタイル」を覗きにいくことにしました。可愛らしい品が並ぶ店内に足を踏み入れた途端、バースデーシールを目ざとく見つけたキャストさん達から「お誕生日おめでとうございます」のシャワーが降り注ぎました。家族以外から一度にこんなにたくさんの「おめでとう」を言われたのはほぼ初めてだったので、お祝いのクラッカーが弾けたかと思うくらいびっくりしちゃいましたよ~ちょうどゲストが少なく人手にも余裕がある時間帯だったからでしょうか、お店を出る際にはドリームガーランドを持たせてくださって店名看板の下で写真も撮影してくださり、ディズニーランドホテル到着後30分にして私は「キャストさん達渾身のハッピーバースデー」の洗礼を受けたのでした。その後、昼食の予約時刻が近づいてきたのでロビーにある「ドリーマーズ・ラウンジ」へ。きょうはこちらのお店で、「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”スペシャルセット」というのをいただきます。10日ほど前に宿泊特典で予約できてしまってから内容を調べて知ったのですが、このお店のスペシャルセットは予約を取るのがなかなか困難らしく、しかも今回のメニューは明日までの提供とのこと。たまたま空きが出たタイミングで予約することができて幸運だったとしか言いようがありません。案内していただいたのは一番奥の静かなエリア、リゾートラインの駅舎が望める素敵な席でした。差し出されたメニューに載っていたスペシャルセットの詳細を見た夫が、「これ どう考えてもお茶の前に泡の出るお酒いかないとダメなやつなんじゃないの~?」というので、私達は追加でグラスのスパークリングワイン(カヴァでした)をお願いしてまず乾杯。(当日じゃないけどとりあえずお誕生日のお祝いだからね~)↑景色に感激するあまり、 ♪スパークリングワインの中を~ リゾートライナーが通る~ …などと、年齢がわかってしまうような遊びを窓辺で展開する中高年夫婦。そんなことをしてはしゃいでいると、テーブルにはオードヴルのひとつとしてまず「あさりのクリームスープ」がやってきました。小さなカップにあさりの旨味がギュッと詰まったスープ、微かにサフラン風味で美味しかったです。そして、アフタヌーンティーで使われるようなワゴンが満を持して登場。このワゴンに様々なオードヴルとスコーン&ショートブレッドが収められていました。ワゴン上部に飾られたグリーンのリボンはディズニーランドホテルの建物の屋根の上にもいることでお馴染みの「ティンカーベル」の背中の羽のイメージだそうで、ワゴンの下方にまで達する薄黄色のシフォンのリボンはティンカーベルが魔法の粉をふりかけている様子を表現しているとのことでした。一番上の段にはオードヴルその1として三種。手前のスプーンの上には「カマンベールチーズとハチミツ 胡桃添え」。細長い筒状のグラスの中が「スモークサーモンとアボカド、トマトコンソメジュレ」。奥の四角い器のが「大山鶏コンフィと赤キャベツマリネ」。中段はガーランドを模った「チョコレートチップショートブレッド」とミッキーフェイスの「チーズスコーン」。シェル型の容器にはクリームとバルサミコ風味のオイル。(この写真にはひとつしか写ってませんが、ちゃんと二人分ありましたよ!)下段はオードヴルその2。手前が「小海老とブロッコリーのタルト バジル風味」。真ん中の白い容器のは「アオリイカのタブレ」。奥の小さなハンバーガーみたいなのは「ブレッドカップのミートソースグラタン」。いやあ これ、スパークリングワインお願いしたの絶対正解だったよね~ と ふたりで盛り上がりつつオードヴルをいただいていると、パスタのお皿もやってきました。「香草風味の黒豚挽肉と空豆クリームソースのメッツェペンネ」。絶妙な量です。ごくごく短いペンネにそら豆のクリームソースや挽肉、いんげん?などが合わせてありました。散らしてある赤紫色のはビーツのソースだそうです。ソースは全体的に、お豆が苦手な人にはキツいんじゃないかと思うくらいの「そら豆そのもの」で、春の味がして私は大好きでした。最後にデザートプレートとお茶が来ました。(私達はお酒をいただいていたのでこのタイミングでお茶がきましたが、普通は最初からお茶を用意してくださると思います。)「モレロチェリーとピスタチオのムース、ストロベリーとマンゴーのソルベ」。おおー!40周年だー ミッキーだー お城だー!と、いちいち感心して写真撮影などしていたら、突然「お誕生日おめでとうございます」とキャストさんがチョコプレートを小さなお皿にのせて持ってきてくださいました。そのうえ バースデーシールを添えたミッキーまで連れてきてくださったので、さっそく私達のテーブルに仲間入りしてもらいましたよ~ありがとうございました。ここは立派なホテルだけれど、やっぱりディズニーランドのパークと地続きで れっきとした「東京ディズニーランドの一部」なのですね。ホテルに到着してからたった2時間だというのに行く先々で圧倒されるほどたくさんの祝福メッセージや笑みに出会って、私はあらためてそう思いましたよ~ドリーマーズ・ラウンジで笑ってばかりの楽しい楽しいお食事を終えたのは15:15くらい。それから私達はチェックインのため同じロビーフロア(3階)にあるマーセリン・サロンに向かいました。案内していただけたのは、一番奥の小部屋のようになっているエリアの一角。私達にとっては初めて座る場所でした。やがて15分ほどして、順番がやって来たので夫はひとりで入口近くのデスクへ。ちょうど時を同じくして周囲にいらした皆さんが続々とお部屋へ向かわれてしまったので、このエリアにひとりきりになってしまった私はしばらくの間 小部屋の内装を観察したり初めての場所から眺められる景色を楽しんだりして過ごしました。(その2 に つづく・・・)** ドリーマーズ・ラウンジ の 東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”スペシャルセット ** (4月10日から5月21日のメニュー内容)■オードヴル・スモークサーモンとアボカド トマトコンソメジュレ・カマンベールチーズとハチミツ 胡桃添え・大山鶏コンフィと赤キャベツマリネ・ブレッドカップのミートソースグラタン・アオリイカのタブレ・小海老とブロッコリーのタルト バジル風味・アサリのサフランクリームスープ■スコーン&ショートブレッド・チーズスコーン・チョコレートチップショートブレッド■パスタ・香草風味の黒豚挽肉と空豆クリームソースのメッツェペンネ■デザート・モレロチェリーとピスタチオのムース ストロベリーとマンゴーのソルベ■コーヒー または 紅茶・コーヒー・エスプレッソ・カフェラテ・カプチーノ・アイスコーヒー・アイスカフェラテ・ダージリンティー・アッサムティー・セイロンティー・モルゲンタオ フレーバーグリーンティー・ウエルネス ブレンドハーブティー・ルイボスクリームオレンジ・グリーンドラゴンロンジンチャ・アイスティー(レモンまたはミルク)以下のプレミアムティーは別途500円加算で提供可・ストロベリーフィールド・クイーンズティー・ルイボスキルシュブリューテ(6000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 20, 2023
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東京ディズニーシー&ホテルミラコスタが開業してからちょうど19年となる今日、ホテルミラコスタのオチェーアノへと出かけてきました。もともと2020年の9月4日は夫も私も休みが取りやすそうな条件が揃っていたので「自分たちなりにディズニーシーの19歳のお誕生日を祝おう」と考えて約半年前に愛するオチェーアノのコースに予約を入れていました。が、その後、感染症拡大防止の影響を受けてホテルは営業内容を変更せざるをえなくなってオチェーアノはコースの営業を休止することとなり、私達の入れていた予約は自動キャンセルとなってしまいました。なので急遽「ブッフェ」の方に予約を入れ直し、出かけたというわけです。9月に入ったというのにいまだ続く尋常でない暑さに今日も負け、当初は電車で行くつもりだった予定を車利用に切り替えて 舞浜に到着したのは11:00過ぎでした。ホテルミラコスタの車路ゲートには本日はキャストさんの姿は無く、予約の確認なども特にされないまま私達はホテル平面駐車場に車を停めました。エレベーターでロータリーまで上がりホテル2階部分にあたる宴会場側のエントランスを入ると、今日は風除室にキャストさんが待機していらして 正面玄関を入る時と同じようにサーモグラフィーカメラによる検温と手指のアルコール消毒要請が行われていました。宴会場エリアからロビーに続くこの美しい明るい廊下を歩くのも、なんだかとても久しぶりのような気がします。廊下を抜けてロビーに出ると、前回来た時には撤去されていた手荷物台や腰掛の類が一部ではありますが元の状態に戻っているのに私は気づきました。入館者の制限も営業再開直後よりはやや緩和され、平日など混雑していない時間帯ならば宿泊や食事の予約が無い一般ゲストも入館できる場合もあるとのことでした。予約していた時刻の少し前にオチェーアノの店頭に出向いて名前を告げウェイティングエリアに足を踏み入れると、今日もソファーの置き方は前回と同じで なんだか不自然に間隔を取ったレイアウトのままでした。ただ 営業再開後間もない7月末頃と比べれば、気のせいか店内はやや賑やかな感じがしました。ひょっとしたらこの一か月ほどの間に、このお店も少しずつ受け入れるゲストの数を増やしているのかもしれませんね~席に案内していただいて、私だけシャンパンをお願いして(夫は車の運転がありますからね~)、私達はさっそくディズニーシーとホテルミラコスタの19歳のお誕生日を勝手に祝いました。きっと世の中がこんなふうになっていなければ、今日はロビーで出会うキャストさんにも店頭のキャストさんにも 案内してくださったキャストさんにも「開業19周年おめでとうございます」という言葉をかけたことでしょう。でも今日はなんだかそれも憚られる気がして私達はここまで「おめでとうございます」という言葉を発しないでいましたが、やっとここでお祝いを言うことができました。ミラコスタもディズニーシーもおめでとう。(今年の春に大学に入学したり社会に出たりしたあなたと同じ2001年生まれの若い人達も 現在はもれなく予想だにしなかった苦境の中にあるだろうけれど、きっとこんなことは長くは続かない。きっと きっと 良くなるその時まで 踏ん張ろう。)オチェーアノの窓から眺める9月4日のディズニーシーの空は綺麗に青く、パークに入園せずとも、遠慮がちながらも晴れやかな気分を味わえて、私は幸せでした。さて、ブッフェのお料理はというと。前回夏に来た時とは違って秋の素材が多く使われており、色彩やデザインなどにはハロウィーンらしい内容も盛りだくさんでした。が、「グラスやお皿に個別盛りにしてあるもの以外は全てキャストさんが取り分けてくださる」というスタイルは以前と変わっておらず、徹底的に衛生面の配慮が行き届いた実に安心できるブッフェであることには変わりはありませんでしたよ~こちらは夫の取ってきたデザート類。いかにも「ハロウィーン」といった感じです。(残念ながら私はお腹がいっぱいでデザートは小さなケーキ一個くらいしか食べられなかったので、味の感想は省略です。)食事が進んで落ち着いてから店内をよく見回すと、前回7月末に来た時には使われていなかったコース用のお部屋(ケルプ)にも今日はゲストを入れていて、テーブルにクロスをかけないままブッフェ用の客席として使用されていたようでした。「前回よりもなんとなくゲストが多くて混んでいる」と私が感じたのはそのせいもあったのかもしれませんね~こうやって各所で試行錯誤しながら、東京ディズニーリゾートはゆっくり少しずつ元の姿を取り戻していくのでしょう。食事を終え、オチェーアノを出たのは14:00も近くなった頃でした。この階段を下った先、このガラス窓の向こうのディズニーシーのパークを以前と同じように訪れることができる日は 来るのかな。その後私はひとりでリゾートラインに乗って舞浜駅前に向かいました。そして、イクスピアリ駐車場に車を移動させた夫とおち合って、入店予約してあったボン・ヴォヤージュに立ち寄ってから舞浜を離れました。自分たちが無理せずできる範囲内でディズニーシーの近くまでやって来て、ただただ淡々と過ごした今年の9月4日でした。《連絡通路から見下ろした14:00過ぎの入園ゲート前》《2020年9月4日 落ち着いた様子のディズニーシープラザ》◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
September 4, 2020
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シー:一人(夕方~)
October 19, 2006
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長い休業期間を経て、東京ディズニーリゾートの二つのパークが7月1日から限定的に営業を再開することがつい先日発表されました。それに先駆けて 舞浜駅前にあるパークグッズを扱うショップ「ボン・ヴォヤージュ」が6月25日から事前入店予約制をとって営業を再開したので、その予約を取った上で夫と二人で3ヶ月ぶりに舞浜を訪れました。以下、きょうの簡単な記録です。14:30前ころ 車で舞浜に到着。ボン・ヴォヤージュ利用者が車を停められるイクスピアリ駐車場に向かいました。(注:購入金額によって無料サービスを受けられる時間が変わってきます。)地下駐車場は本日のところはまだ閉鎖中だったので屋外のアネックスパーキングを目指しましたが、この時間で既に満車表示が出ていたので「R5」駐車場に停めました。14:40 歩道橋を渡ってアンバサダーホテル前へ。そこからさらに連絡通路を経て中庭クロックタワープラザ側の入口からイクスピアリに入館しました。出かける前にチェックしたイクスピアリ公式サイトによれば、「入館するための入口は限定されており入り口で検温を実施する」とのことでしたので どんな感じなのかなあ… と思っていましたが、サーモグラフィーカメラによるチェックのみで 一人一人体温計で計るようなことはありませんでした。イクスピアリ館内は日曜日にしてはかなり人が少なかったですが、入店の人数制限をしているお店が多く、人気店の前には長い列が伸びていました。(グループごとに距離を確保して並んでいるので列が長くなるのですよね。)15:20過ぎ ボンヴォヤージュの入店予約時刻が近づいてきたのでイクスピアリを退出。舞浜駅前を通り過ぎてディズニーランド方面へ向かうと、ボンヴォヤージュのはるか手前に柵が設けられており、キャストさんが入店システムについてのご案内をしていらっしゃいました。15:25。キャストさんが「15:30~15:45の入店予約がお済の方はお店手前の右側に入店列を作らせていただき、順番に予約の確認をさせていただきます」との案内を始めたので、私達は柵の中に入ってボンヴォヤージュの前に作られている入店列に 前のグループと1~2メートルの距離をとって並びました。イクスピアリと同じくこちらのお店も出入口を限定しており、入り口はデッキ上のディズニーランド側のみになっていました。(こちら側の出入口はきょうは「出口専用」となっていました。)予約の確認を済ませた順に ランド側の入り口前の待機列へ誘導されました。そして15:35。一人ずつ非接触型の体温計を使って額で検温し、バーコードの印刷されたカード(退出時に返却とのこと)を受け取って入店。店内は平日並みがそれ以下のゲスト数でした。扱っているグッズはパークのレギュラーグッズが主体で、生産状況のせいかお菓子類がとても少なかったのが印象的でした。全てのレジカウンターには かなり強固な透明アクリル製のガードが設置されており、その仕様から「これは臨時の措置ではなく このまま恒常的にこの形で営業していくのだろうな」と容易に推測することができました。ここで働くキャストさんを守るため、ゲストを守るために、今後を見据えてしっかりと対策をなさっているんだなーと感心しましたよ。16:40 「ボン・ヴォヤージュ」から退出。出口でキャストさんがバーコード付きのカードを回収していました。16:45。リゾートラインの「リゾートゲートウェイ・ステーション」へ。幻となった春のイベント「ディズニー・イースター2020」デザインや「ファンタズミック!ファイナル」デザインの一日フリーパスを購入し、改札を入りました。ホームに上がり、新しくなった経路案内表示版を眺め、やってきたリゾートライナーに乗り込み、途中の駅で思いついては乗り降りして 景色を眺めて過ごしました。ディズニーランドステーションは今日は改札から外に出ることができないようになっていました。ディズニーシーステーションは「ホテルミラコスタ連絡口」は閉鎖されていましたが、一般の改札は降車側も乗車側も利用できました。降車ホームからふとシーのパークを見下ろすと、パーク内には少ないながらもゲストやキャストさんの姿が。7月1日のパークオープンに向けてディズニーリゾートの2つのパークはここ数日 従業員とその家族などを一般ゲスト役に見立てての「予行演習中」とのことで、きょうはその運営練習をディズニーシーで行っていたようでした。ゲストを案内するキャストさん、バルーンを売るキャストさんの姿も見ることができました。プロメテウス火山も何度か噴火していて、園内ではアトラクションも動いているのだろうなあ と思われました。…そうよね~7月1日からは「新しい生活様式」に則ったパーク運営をしなければならないんだもの…今まで誰も経験した事のない状況下でのパーク運営。東京ディズニーリゾートさんのことですからきっと入念に準備していらっしゃるのでしょう。一般のゲストの皆さんが安心して過ごせるようにするにはいろいろと工夫が必要なんだろうな と思いました。17:45 リゾートゲートウェイステーションで下車。エントリープラザ側入口でサーモグラフィーカメラによる検温を受けてイクスピアリに入館し、館内を通り抜けて駐車場へ。18:00過ぎ、駐車場から出て舞浜を発ちました。間もなく限定的ながらも営業を再開するディズニーシーのパーク。ゲストをどんなふうに迎えてくれるのか 気になるのはやまやまですが、夫と私はすぐに足を運ぶ予定はありません。しばらくの間は少し遠くから 自分たちのできる範囲で無理せずに、新しく生まれ変わらざるをえなくなったパークの様子を見守っていきたいと思っています。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇○東京ディズニーリゾートR特集○
June 28, 2020
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6月30日から限定的に営業を再開したホテルミラコスタに 昼食をとるために出かけてきました。静まりかえったホテル正面玄関脇に佇んで咲き誇る大島桜を眺めたのは3月21日のことですから、あの日から実に約4ヵ月もの月日が経ったことになります。 きょうの時点では、ホテルミラコスタはまだ入館できるゲストを「宿泊、レストラン、婚礼、宴会を既に予約している」者のみに限定しています。たまたま私達は レストランの予約受付が突然停止になった3月以前に「シルクロードガーデン」にPS(プライオリティーシーティング=優先着席)を入れていたため きょうこの場所を訪れることができたというわけです。車で舞浜に到着し、ホテルミラコスタの車路ゲートにさしかかったのは13:10過ぎのことでした。守衛所の付近で出迎えてくださった女性のドアサービスキャストさんに食事で来た旨と名前を告げると、キャストさんは瞬時にタブレット端末で予約者リストを確認し、私達の車を快くホテル駐車場へと通してくださいました。本日のホテルミラコスタ駐車場はパークが休園していた3月下旬に来た時よりは混雑していましたが、それでもやはり週末にしては空いていて、私達は立体駐車場にまわることなく平面部分に難なく車をとめることができました。予約時刻が迫っていたので、「久しぶりにミラコスタに足を踏み入れる」という感慨に浸る間もなくちょっと急いで正面玄関を入ると。風除室には「in」と「out」を分けるためのロープが張られており、手指消毒用のアルコールボトルもしっかり設置されていました。今となってはもうなんてことはない 首都圏在住の者にとっては完全に日常になってしまった見慣れた光景ですが、これをやらないことにはこの場所も営業をすることができないのですよね~…あらためて、この数か月の間に目まぐるしく変化した私達の生活のあれこれに思いを馳せざるをえませんでしたよ。足を踏み入れたロビーでも、「変化」はすぐに目につきました。まず、以前は柱の陰などロビーのあちこちにたくさん置かれていた小さな椅子や手荷物台が一切見当たりません。ディズニーアニメーションを絶えず流していたモニター前に並べられていたお子さん用の小さな椅子すらも、ちょっと腰を掛けてしまいそうな「台」になりそうなものは固定されている物以外は殆ど全てが撤去されていました。有名な天井絵の下、帆船のオブジェを囲むように設置されているソファーにもソーシャルディスタンス保持のため使用できないエリアが設けられていました。レセプションにも、チケットを販売するカウンターにも、キャストさんとゲストが一定時間以上対話しそうな場所には強固な透明のガードが取り付けられていました。人の数は意外に多いように思われましたが、よく見ると実はこの時間ロビーにいる人間の半数近くは「キャストさん」で、ロビーにさり気なく散らばってゲストを見守っていらっしゃるようでした。レストラン入口もこの通り。ゲストの動線が無為に重ならないように という配慮でしょうか、ここでも入口と出口はしっかりと分けられていました。予約した時間に少しだけ遅刻して訪れたシルクロードガーデン店内は空いていて テーブルの使用率は通常の二割ほどといった感じでした。きょう現在はまだホテル宿泊ゲストと3月末までに予約したゲスト(…のうちキャンセルしなかったゲスト)のみしか受け入れていないので、こんなものなのかもしれませんね。案内していただいた奥の席につき店内を見渡してみるとテーブルレイアウトには大きな変更はないようで、入口のカウンターに透明なガードが設置されていることとキャストさん全員がマスクを着けていらっしゃること、メニューがQRコード読み取り式(自分のスマートフォンで見る)になったこと以外は 以前と変わらぬ様子のように思われましたよ。さて、本日のお食事ですが、私達は現在シルクロードガーデンで提供されている「ジャーニー・スルー・チャイナ」という企画のランチコース(~四川~)をお願いすることにしました。(もともとこの企画は「シルクロードガーデンで中国の四つの地方の料理を楽しむ」という主旨のもので 3月末から「北京」「四川」「上海」「広東」と一年かけてぐるーっと中国をまわるようにお料理を楽しめるはずでした。その第一弾「北京料理」目当てに5月に入れていた予約はホテル臨時休館のため自動キャンセル処理となってしまいましたが、ようやくホテルの営業が再開されたため第二弾の「四川料理」は幸運にも味わえることになりました。)注文を終えると、テーブルにまずやってきたのは「マスク入れ」と「お箸」。お箸と箸置きは以前は直接テーブルクロスの上にセッティングされていましたが、きょうはナプキンで包まれた状態で出て来ました。(飛沫がかかるのを予防しているのでしょうか?)外したマスクを入れる「マスク入れ」として提供されたのは、ディズニーホテルで普段使用されている大判の紙ナプキンでした。お食事の際は袋状になっているところにマスクをしまってください とのことでしたよ。今日はドリンクを注文しなかったのでグラス入りの冷たい烏龍茶を提供してくださったのですが、こちらのグラスも約30分に一回は(全然減っていなくても)新しいものに交換してくださいました。これもおそらく、同じものを長い時間テーブルに置かない という一種の飛沫対策なのかしら~ と ちょっと思いましたよ。では 簡単にお料理の記録を。まず前菜の盛り合わせのお皿です。真ん中はイベリコ豚の厚切りローストで、黄色い器に入っているお醤油ベースのソースと左下の白いソース(柚子風味のサワークリーム)でいただきます。左上のグラスの中身は海老、イカ、鱧を麻辣ソースであえたもので、結構ピリ辛でした。(「四川」ですからね~)スープは海老ワンタン入り蟹肉スープ。大きな海老入りワンタンの他に 柚子風味のお麩を揚げたものも入っていました。次は、牛肉と季節野菜の炒めもの。お野菜は、玉ねぎ、インゲン、舞茸などキノコ類。中に大きな茄子も隠れていました。「四川」のコースの中にあってはやさしい味で、安心していただけました。次は、白身魚とたっぷりのチリソース。本日の白身魚は「鯛」とのことでした。↑こちらは私が撮った私のお皿ですが…↓夫が自分のお皿を撮った写真はこちら。夫はきょうも、コースとは別に「白いご飯」を注文していたのでした。食事の最後は冷やし担々麺。シルクロードガーデン特製の「自家製ラー油」を加えていただきます。自家製ラー油はフルーティーで爽やかな香りで辛さはそんなに強くなかったので、多少多めに加えても(私は個人的には)大丈夫でした。デザートはお米のプリン。ドライフルーツが添えてあります。別皿で「おこげ」もついてきました。おこげは五香粉風味でした。プリンの量がとても多いので 途中で飽きるかな~と思ったのですが、おこげを混ぜたりドライフルーツを混ぜたり… と いろいろ味を変えながら食べられるのは良いなーと思いましたよ。全て食べ終わって、時刻は15:00過ぎ。4ヵ月ぶりにミラコスタで食事をした記念にキャストさんに写真を撮っていただき、テーブルで会計を済ませて、私達はお店を出ました。それからは ロビーでスーベニアメダルを作ったり(幻となった「イースター2020」のものが二種類と「パイレーツサマー2020」のものが一種類ありました)、ミッキランジェロギフトでお買い物をしたりしてから 15:30頃ホテルを出て舞浜を発ちました。――世の中の要請に応える形で変わらざるを得ないところは確かに変わっていたけれど、長いお休みを経ても変わっていないところは何も変わっていなかったじゃない?それに何よりも、ホテルミラコスタとディズニーシーはこの数か月の社会の混乱をくぐり抜けて まだちゃんとここにあったじゃないの!(!!)そんな他愛のないことに ついニヤニヤとほくそ笑みそうになるのを我慢しながら、私は今日のところは舞浜をあとにしたのでした。《ロビーの階段上からディズニーシーのパークを覗き見る》※この階段とこの先に続くホテル&パーク・ゲートウェイは現在「パーク→ホテル」の一方通行になっていて、ホテルからパークへは通行できないようになっていました。広い窓辺の近くには立ち入り不可の斜線が引かれていて、立ち止まることもできなくなっていました。* シルクロードガーデン の “ジャーニー・スルー・チャイナ” ランチコース ~四川~ *・イベリコ豚と海鮮の麻辣ソース ・海老雲呑と蟹肉のスープ ・牛肉と野菜の炒め ・白身魚のチリソース ・冷やし坦々麺 辣油添え ・お米のプリン ドライフルーツシロップ ・・・・・・・2020年7月1日~9月2日(4300)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
July 19, 2020
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結婚記念日をささやかに祝うため 今年もホテルミラコスタ、オチェーアノに出かけてきました。今まで繰り返しこの日記にも書いてきた通り、私達はずーっと長い間 オチェーアノ・コースのランチライムに伺って結婚記念日を祝うことを続けていました。が、2020年の春に訪れた社会の変化に伴うホテル内レストランの運営方法変更(時短や一時営業休止など)によって 習慣のようになっていた「オチェーアノ・ランチコースでのお祝い」は突然途絶することとなりました。その後は 同じオチェーアノのランチブッフェやコースのディナータイムに場所を変え時間を変えながら、いつかまたランチコースでお祝いできる日をただただじーっと待ち続けていたのですが、ある日「ランチコースの再開はない」とのお知らせが内々に舞い込んできました。そしてこの4月1日には公式サイト上でも「オチェーアノのコースは2022年3月末をもってランチタイムの営業を終了した」との発表がなされ、2003年以来続けてきた私達の「ランチコースでのお祝い」も正式に終了することが確定しました。振り返ってみるとオチェーアノのランチコースで結婚記念日を祝ったのは2019年の4月が最後となります。その時はちょうどミラコスタ宿泊を伴ってのパーク滞在中だったのでなんだかちょっと慌ただしかったのをよく憶えています。「やっぱりレストランでのお祝いだけ単体で予約して訪れた方がのんびりできるから 次回(次の年)のお祝いはまたそうすることにしよう」と考えていたのですが、その望みが叶わないままこんなことになってしまったことだけが個人的に心残りといえば心残りです。でもね。この世の中から「オチェーアノ」という場所が無くなってしまったわけではないし、もっと言えばホテルミラコスタだってディズニーシーだってまだちゃんと存在しているのですから。この数年間 地球上に生きる全てのものは皆 大変な試練にさらされ続けたいうのに、私にとって大切なものが「まだここに残っている」という幸運にはほんとうに感謝しなければならない と私は素直に思うのです。――さて、そんなこんなで今年の結婚記念日のお祝いはオチェーアノのディナーコースにて ということになりました。お天気が予報以上に崩れて「大雨」になってしまったため 交通手段を電車から車に急遽変更して、私達が舞浜に到着したのは16:30頃のことでした。ホテルミラコスタの駐車場ゲートを入ると 大型連休初日にもかかわらず今日この時間は平面部分に多くの空きがあり、建物下にすんなりと車を停めることができました。宴会場エリアエントランスからホテルに入館し、挙式後の記念撮影をする新郎新婦を邪魔しないように身を縮めるようにして長い廊下を通り抜けロビーに出ると 時間は16:40過ぎになっていました。予約していた時間まではまだいくらか時間があったので、私達はまずミッキランジェロギフトに行って最近発売されたばかりの新しいホテルオリジナルグッズなどを購入してからオチェーアノの店頭に向かいました。いつものように少しだけウエイティングエリアで待った後 キャストさんに案内していただいて奥のコース提供の部屋(ケルプ)に足を踏み入れると、私達はどうやら今日の一番乗りのようでした。ディナー開始の時間に予約を入れていたわけではないので、きっと他のゲストの方は予約時刻に間に合わなかったり急遽予定を変更なさったりしたのでしょう。席に着いて簡単にメニューの説明を受け、テーブルにやってきたカメラマンキャストさんに写真撮影をしていただいた後、私達はお料理の注文をしました。4月5月のオチェーアノは「南フランス」がお料理のテーマでディナーコースはいつものように二種類用意されていますが、今日は(今日も?)食後にお祝いのケーキも出てくることを考えてコースは量の少ない方にしました。それと、お祝いの乾杯をしたいので 私の方だけ シャンパンから始まるミラコスタセレクションのグラスワイン4杯セット「ミラコスタ・カルテット」をお願いしました。(今期は シャンパン→ロゼ→白→赤 とのことです。詳しくは下記へ。)夫は車なので残念ながらお酒は飲めず、「(せっかくのお祝いなのに)悔しいから何か泡の出る水を」とキャストさんに相談したところ、サンペレグリノを “お祝いなので今日だけ特別に” 足の高いグラスで提供してくださる ということになりました。(綺麗に磨き上げたグラスを炭酸水のために使用してくださり本当に恐縮しました。ありがとうございます。)こうして感謝感激で始まった今日のコース、簡単に記録しておきますね。まずは前菜。左がアオリイカと真鯛のフェンネル風味のマリネ、右上は季節野菜のゼリー寄せ、右はムース状のフェンネルソースの上にキャビア。真ん中の赤いのはイチゴのソース。細かく刻んだイチゴも散らしてありました。魚介のマリネに酸味のあるフルーツのソースの組み合わせはシャンパンにぴったりで、幸せを感じるお皿でしたよ~二皿目はオマール海老と帆立貝のブーレット(団子状にしたもの)にちょっと和風寄りとも感じられる甘辛クリーミーなソース。シメジや大葉?も添えられていました。前回の「スペイン」のコースの時も二皿めはテリヤキを彷彿とさせるような不思議なソースが使われていたのですが、それと似た流れ(コース構成)のようでした。ワインはここで白でなくロゼが登場してきたので なるほど と思いましたよ。(「スペイン」の時はここでオレンジワインでした。)お魚。左はメバルのポワレ、ソースはブイヤベースを煮詰めたようなクリーミーな魚介ソース。右はハマグリにハーブクラストをのせて焼いたもの。ここで出てきた白ワインは香り豊かなリースリングでした。お肉は牛フィレのローストにエシャロットのソース。そらまめやニンジン、白ワインで蒸し焼きにしたアーティチョークなどが付け合わせてありました。(このアーティチョークがとっても美味しかったです。)コースのデザートの前には、新しくなったプレシャスセレブレーションセットのケーキがテーブルにやってきました。中身がムースのようなババロアのような軽いものになり、これならおなかいっぱいでも二人でも残さず食べられそうです。以前はラングドシャで表現されていたホテルロゴはチョコレートにプリントされてケーキの上にトッピングされていました。その後追いかけるように出てきたコースのデザートには桜の花が舞っていました。(南フランスの春は花咲き乱れるとても美しい季節だそうですね~)左がチェリーのムース、右の小さな雪玉のようなのはカマンベールチーズのアイスクリーム。メモ:本日の「ミラコスタ・カルテット」(グラスワイン4杯セット) (シャンパーニュ)二コラフィアット・ブリュット グラン・レゼルブ (ロゼ)シャトー・ゴルドン シャペル・ゴルドン・ロゼ (白)ファミーユ・ヒューゲル リースリング クラシック (赤)プピーユ (5500)今回の「南フランス」も 季節感あふれたコースでとても楽しかったです。コース料理の良さはやはり「食事を楽しむことに集中できる」ということだと思います。(もちろん、アラカルトやブッフェでは決して自分で選択しないようなお料理に出会える楽しみもありますけれど。)見えないところで調理し盛り付ける人がいて、それをテーブルまで運んでセットして説明してくれる人がいて。そんな人たちがいてくださるおかげで私達は、ただ食べることとと このひとときを共有する人のことだけを考えて過ごすことができるのですよね。食事を終えて 新しくなった記念品やはじめに撮影していただいた記念写真を携えてお店を出たのは 19:30近くなった頃でした。それからの私達は、降りやまぬ雨の中 交通量の少ない首都高速道路を走りぬけて家に帰りました。毎年決まった時期にやってくる記念日はそれがどんな記念日でも どんな人にとってもいわば人生の定点観測地点のようなものなのだろうと思います。普段はそんなに語ることもない「今まで」のことを 昨年のこの時期 十年前のこの時期... と静かに穏やかに振り返るのは 心に少々余裕がないとできないことです。そんな心の余裕を持つためには、私達にはまだ よく知る場所やリラックスして過ごせる時間が必要なんだろうな。毎年この時期が巡ってくるたびに思うことではありますが、今年もまたあらためてそんなことを実感することとなった オチェーアノのコースで過ごした数時間でした。※コースの部屋にしつらえてあった「南フランス」のテーブル※ブッフェのコーナーにあった「オチェーアノ」 藤の花でしょうか 南フランスの春はきっと藤もきれいなのでしょう※数日後にはまたここに帰ってきます* オチェーアノ の “メディテレーニアン・ヴォヤッジ” ディナーコース~南フランス~ *・真鯛とアオリイカのマリネ フェンネルソース 苺 季節野菜 キャヴィア ・オマール海老と帆立貝のブーレット ・メバルのポワレとブイヤベースソース 蛤のハーブクラスト ・牛フィレ肉のロースト エシャロットソース アーティチョークのバリグール ・チェリーのムースとコンフィチュール カマンベールチーズアイス ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2022年4月1日~5月31日(12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 29, 2022
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(…その3から続く)16:10。部屋を出てホテル内を少々探検した後、1階にあるショップ「ルッキンググラス・ギフト」へ。夕食の予約(ホテル内レストラン)を数日前にキャンセルしてしまっていたので、こちらのお店で夕食になり得るものを調達しました。ディズニーランドホテルにはこのお店があるので、レストランの予約が取れなくてもルームサービスが混んでいてもなんとかなります。助かりますね~16:40。購入したものを置くため いったん部屋に戻りました。16:45。「マーセリンサロン」へ。お茶をいただきながら今日この後どうするかなどふたりで考えました。この時間は混雑もなく、空いているテーブルの方が多かったです。途中でキャストさんが紙のメニューを持ってテーブルにいらしたので「?」と思っていると、 17:00になるのでカクテルタイムスタートです とのこと。(マーセリンサロンは現在ウェブ上のメニューと実際の提供内容が違っているので、QRコード読み取り式ではなく紙に印刷されたメニューを用意しているみたいです。)ふたりともアルコールをお願いしました。17:50。マーセリンサロンを出て部屋に戻りました。部屋の窓から外を眺めると、リゾートラインの駅にもディズニーランドのパーク内にも明かりが灯り始めていてとても綺麗でした。18:45。ディズニーランドに再入園するため部屋を出ました。(窓からの景色がきれいだったのでこのまま部屋にいても良いかな~ と思ったのですけれど、もしも花火があがるならパーク内で観たいとも思ったので。)18:55。東京ディズニーランドに再入園。19:00。ワールドバザールからトゥモローランドあたりをお散歩。雨が降り出しそうな気配だったので、エレクトリカルパレードは場所取りなどせず雰囲気だけ眺めることにしました。(場所取りしてしまうと雨が降ってきた時に気軽に移動できない という大人ならではの考えで。)19:05。なぜか「スターツアーズ」へ。前を通りかかったら5分待ちだったので突発的に行くことに。(実は夫はけっこうコレが好きらしい。)まったく立ち止まらないまま乗り場まで行ってしまいました。えー!なんで夢と魔法にあふれた今日の最後にスターツアーズ乗らなきゃいけないの~?? と思いましたけれど、初めてレイア姫に会えたので(しかもレイア姫から「お願い!助けて!」と懇願されたので)結果的には満足です。本当にこれって乗るたびにストーリーのパターンが違ってくるんですね~19:30。スターツアーズを出てワールドバザールの「リフレッシュメントコーナー」へ行ってコーラなど購入。外のテーブルにつき、エレクトリカルパレードの雰囲気だけでも楽しもうか と思っていたところ、雨が降り出してきました。19:45。雨が本降りに。ワールドバザールの屋根下に避難し、ミッキーがシンデレラ城の正面を通過していくところまでエレクトリカルパレードを眺めて ホテルに戻ることにしました。20:00。部屋に戻りました。20:30の「花火」がもしもあがったら きっとこの部屋からも見えるよー 音楽は聞こえないけどー…ということで窓から様子を見ていましたが、雨はますます激しくなる一方。風も出てきたのでほぼ諦めつつアプリで実施状況を確認していましたが更新されず。20:30。パーク内からうっすら「花火中止」のアナウンスが聞こえてきたのでマーセリンサロンに行くことにしました。20:35。本日三度目となる「マーセリンサロン」へ。こんなお天気なので混雑しているかと思いきや、私達の他にはゲストが一組?二組? というような感じでした。空いていたので、私は年甲斐もなくサロン内をうろうろ…気になっていたカウンターの上の写真を見に行きました。これは、ウォルト・ディズニーの幼少期?家族と一緒に撮った写真でしょうか。このサロンの名前の由来にもなっている ミズーリ州のマーセリンで過ごしていた頃の写真なんでしょうか。(キャストさんにうかがえばよかったかなー?)こちらの下の写真は、既に私達の良く知るウォルト・ディズニー氏ですね。壮年期 といったところ。21:15。マーセリンサロンのテーブルがほぼ埋まり 混雑してきたようだったので、部屋に戻ることにしました。21:30。部屋のテーブルでさきほど購入してきたものなどを広げ 簡単に夕食。窓の外を眺めてみると、閉園時刻から30分が経ってもまだ パークエントランス周辺やディズニーランドステーションのホームにはたくさんの人影が見えました。こちらは左から二番目の窓から望む夜景。意外と綺麗です。22:20。パーク閉園から一時間以上が経ちました。窓のカーテンを開けてみると、ゲストの姿が消えてからも煌々と輝いていたワールドバザールや入園ゲートあたりの明かりが いつのまにか消えているのに気づきました。シンデレラ城やプロメテウス火山や 遠くに見えるタワーオブテラーの照明はまだ点いていましたが、ディズニーランドのパーク内の建物は既に灯りを落としたものもあるように見えました。22:30。パークが閉園した後もずーっと聞こえていた ディズニーランドのエントランス周辺で流れている音楽が止まったようでした。23:10。眠る前にもう一度 とレースのカーテンを開けてみると、シンデレラ城やプロメテウス火山など 最後まで灯っていたパーク内の大きな建造物の照明がすべて消えていました。残るは まだ運行を続けているリゾートラインの駅舎の灯りのみ。東京ディズニーリゾートの長い長い一日も終わる時が近づいてきたようです。13年と7か月ぶり、私達がディズニーランドのパークにどっぷりつかって過ごした一日もこれで無事終了です。来る前に やってみたい と思っていたことは、おかげさまで殆どすべてできました。ディズニーシーにいる時とはちょっと時間の流れ方が違うような、短いような長いような なんだか不思議な一日でした。何に感謝していいのやらよくわからないけれど、とにかくありがとう! おやすみなさい!(明日につづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 21, 2022
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毎年この時期になると繰り返し書いてきたことですが、世間でいうところの大型連休=ゴールデンウィークは 我が家にとっては結婚記念日を含んだお祝い週間です。私達が結婚したころはまだ別の呼び名の祝日だった「昭和の日」の今日、思い出多きホテルミラコスタ オチェーアノのコースのテーブルをかろうじて確保することができたので、ふたりで電車に乗って出かけてきました。舞浜駅に到着したのは16:00前。リゾートゲートウェイステーションまで行ってフリー切符を購入して改札を入ると、駅の構内ではリゾートラインのキャストさん(駅員さん)がドリームガーランドを掲げてゲストを迎えていらっしゃったので思わず立ち止まって写真撮影をさせていただきました。前回ひとりで舞浜に来た時も、シーのパーク内ではこのドリームガーランドを掲げたキャストさんや「40」のロゴの入った三角形の旗を振っているキャストさんをたくさんお見かけしました。リゾート全体にこうしたサインがあふれていると なんとなく祝祭感が高まって良いですよね~その後エスカレーターでホームへ上がると、ちょうど カラフルな40周年”ドリームゴーラウンド”ライナーが駅を発って行くところでした。「40周年ライナーを見たかったな...」と夫が嘆くので、私達は次にやって来たリゾートライナーに乗り込んで東京ディズニーランドステーションで下車し、やってくる40周年ライナーを駅のホームで待ち受けることにしました。そして待つこと5分ほど。イエローラインの車体に40周年のデコレーションを施した”ドリームゴーラウンド”ライナーがやってきました。乗り込んでみると、車内にもあちこちに「40」のロゴマークやキャラクター達の姿が。この時間は車両内がとても混雑していたので写真は殆ど撮れませんでしたが、40周年をお祝いするリゾートライナーに初めて乗れたので少し嬉しかったです。ホテルミラコスタに到着したのは16:45くらいだったでしょうか。こちらのホテルの正面玄関車寄せあたりはこのひと月半ほど補修工事用の囲いが設置されて狭くなっていましたが、今日はそれも大部分が取り払われてすっきりした印象でした。まだ建物正面上部の外壁は補修作業が終了していないようで工事用の幕で覆われたままでしたけれど、混雑するゴールデンウィ―クを前に車寄せが元の状態に戻っただけでも良かったなあ と思いました。オチェーアノ店頭に伺ったのはコースのディナータイム開始時刻の10分ほど前でした。ウェイティングエリアでパーク内を眺めて少し時間を過ごした後、私達は奥のケルプの部屋(コース専用エリア)に通していただきました。ブッフェエリアを通り抜ける際にふとカウンターの上を見渡すと、東京ディズニーリゾート40周年をお祝いするデコレーションがあちこちに登場している様子でした。(こちら↓はお馴染みのパンでできたオブジェ)さて。本日案内していただけたテーブルは楕円形のテーブルのあるボックス席。席に着くと、キャストさんがメニューを持ってきてくださいました。こちらのお店でも「紙のメニュー」が無事復活です。現在提供されているのは40周年をお祝いするコースが二種類、「ディナーコース」と お皿の数が増えてアミューズやプティフールも付く「グルメディナーコース」ですが、私達は今日はお祝いのケーキも含まれるプレシャスセレブレーションセットもお願いしてあったので 普通のディナーコースの方にすることにしました。それに加えて、夫は二コラフィアットのグラスをひとつ、私はワイン4杯セット「ミラコスタカルテット」もお願いしました。諸々注文を終えると撮影専門のキャストさんがテーブルにいらっしゃって記念撮影をしてくださり、その後お祝いのシャンパンのグラスがテーブルにやってきて、キャストさんが恭しく二コラフィアットを注いでくださいました。右が夫の注文した通常の「二コラフィアット」のグラス、左が私のワインセット(ミラコスタカルテット)一杯目の「二コラフィアット」です。ワインセットは4杯でワインハーフボトル一本分くらいとのことですから、これくらいに量を調整してくださっているのですよね~――そして、当初はこんなにも続くことになるとは思いもよらなかった結婚生活に 感謝をこめてふたりで乾杯。お食事が始まりました。以下、お料理の記録… なんですけれど、きょうはなんと 前回伺った際に私達のテーブルがいつになく盛り上がった その遠因となったキャストさん(注:理由はまあいろいろなんですけど説明困難なので詳細省略)が偶然再びテーブルを担当してくださったため、終始笑ってばかりいてよく覚えていないところもいっぱいあるので、いつもよりも大雑把な記録になると思います。では まず。サーモンのマリネとたっぷりの泡醤油と桜鯛のマリネが三層に積み重なっている前菜です。一番下のサーモンマリネはラビゴットソースが合わせてあります。その上にたっぷりの泡醤油、クリームチーズを抱いた桜鯛のマリネとお祝いの花束に見立てた根菜。一番上にはイクラよりもやや小粒のサーモントラウトの卵(フィヨルドルビイという商品名らしい)やトマトなどがトッピングされていました。まわりに紙吹雪のように散らしてある黒っぽいのは「フキみそ」のチップで これがけっこうきいていて、全体的にこのお店の前菜にしては珍しく味がはっきりしていたのが印象的でした。40周年の祝祭感あふれる、この一皿だけでいくらでもお祝いのシャンパーニュがいただけそうな危険な前菜でしたよ!二皿目の温前菜。オマール海老をのせた帆立貝のすり身にキャベツのクリーミーなソース(エミュルション)。キャベツのソースには海老のバターオイルが散らしてあります。写真ではよくわかりませんが仕上げには全体にスダチのすりおろしもふりかけてあって その緑色が美しかったです。(この二品目に合わせて出してくださったミラコスタカルテットの白ワインがとてもフレッシュな爽やかな味わいでお水のようにスーッといただけてしまいました。名前は↓にメモを残します。)三品目のお魚。メバルのポワレとハマグリにお野菜。手前に立派な大粒の蛤の身がごろんと盛られていてびっくり。その下に見えるグリーンのはグリーンピースのニョッキです。メバルのポワレは下に筍とアーティチョークの煮込み(バリグール)を敷き、上にはキュウリやミニトマトに生ハムやハーブやレモンを加えたサラダをのせてあり、サフランで色付けしたブールブランソースが添えてありました。様々な食感や味が複雑に組み合わさっていて、ひと口いただくごとに「おいしい...」という言葉が漏れてしまう、そんな素晴らしいお皿でした。見た目の色のバランスも綺麗ですよね。お肉は牛フィレのローストにアスパラガス、ポルチーニのグラタン仕立て。牛フィレのソースはエシャレットや白ワインで作られたベルシーソース、それにゴルゴンゾーラチーズを少し添えてありました。お肉の上の四角いのがポルチーニ茸のグラタンで、上にはゴボウのフリットがのせてありました。真ん中のはゴボウのペースト状のソース(だったかな?)。合わせて提供された4杯目の赤ワインが土や木の良い香りがして?(たぶん樽の香りだと思います)よく耕された黒い土の畑が思い浮かぶような深い味わいで、ゴボウやゴルゴンゾーラチーズがたいへん美味しく感じられました。 本日のワインセット「ミラコスタカルテット」: (スパークリング)ニコラ・フィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット (白)グレコディトゥフォ・フェウディ・ディ・サングレゴリオ (白)クズマーノ・ヤレ・シャルドネ (赤)レ・マッキオーレ・ボルゲリ・ロッソデザートの前には、プレシャスセレブレーションセットのケーキが登場。来年の三月まではこの「40周年バージョン」だそうです。色合いも温かみのある40周年カラーです。全体がムースになっているので口当たりが軽くて 人数が少なくてもコース料理の後でもじゅうぶんおいしくいただけるケーキだと思いますよ。コースの方のデザートも40周年をお祝いしていました。半冷凍のチェリーとルビーチョコレートのムースとフルーツ。散らしてある色とりどりの水玉のソースは、カラフルなガーランドをイメージしているそうです。お皿にはシンデレラ城のシルエットも描かれています。真上から見るとよくわかるかな?お城をあしらったデザインの40周年のロゴマークみたいにも見えますね~私達が食事を終える頃 時刻は19:20になり、パーク内ハーバーでは強風の中「ビリーヴ!」が始まりました。(それに先駆けて18時台以降にコースエリアに入店していらした皆さんはいち早くお店のテラスに誘導されていらしたようでした。コースの皆さんが鑑賞場所に落ち着いたあと、続いてブッフェエリアの皆さんがテラスに案内されたようです。)きょうの舞浜は一時的に「京葉線が止まるかも」と思うほどの強風だったので、キャストさん達も本日のビリーヴ!は中止になってしまうのでは?…と心配されていたようですが、無事にスタートできてホッとしていらしたのではないでしょうか。(店内の席にいて察するところ 花火の演出を省略するなど少々の内容変更はあったようでしたが。)その後、ショー開催中のためひと気がなくなったブッフェエリアに行ってカウンターの上のデコレーションなどを撮影させていただき、記念品や写真を受け取り、今夜もまたキャストさんのこぼれるような笑顔と屈託のない笑い声に見送られながら私達はお店を出ました。楽しい夜でした。今年もこの節目に馴染み深いこの場所を訪れて、長く続いたふたりの生活をあらためて振り返ることができただけでなく大変美味しい料理とワイン(とたくさんの笑い声)でその日を祝うことができて、私はとてもとてもとても嬉しかったです。一見変わり映えしない同じことの繰り返しでも、どこかでやめてしまっていたらこうしてこの場所で新しい喜びや楽しみに次々と出会うことはできなかったのですからね~ふたりで過ごした数十年の月日だけでなく、移りゆく 変わりゆくオチェーアノの二十年余をも振り返りつつ語りつつ、私達は強風の舞浜をあとにして 電車に揺られて家に帰ったのでした。※こちらはロビーで40周年を祝うミッキー※ホテルミラコスタ正面玄関(19:40頃)車寄せ部分の工事は終了し、美しい外観が戻りつつあるようでした** オチェーアノ の 東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”ディナーコース **・桜鯛のマリネと泡醤油 根菜のラヴィオリ仕立て・オマール海老と帆立貝のムース キャベツのエミュルション・メバルのポワレと蛤 サフラン香るブールブランソース アーティチョークとタケノコのバリグール・牛フィレ肉のロースト ベルシーソース ポルチーニ茸のグラタンとアスパラガス・グリオットチェリーのセミフレッド ルビーチョコレートムース・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・・2023年4月10日~6月30日(12500)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
April 29, 2023
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(…前日から続く)一年ぶりに自分たちの意思で東京ディズニーランドへ しかも「ハッピーエントリー」を利用して入園しようという朝。パーク至近のホテルの一室で、私が目を覚ましたのは4:30過ぎ頃でした。――エントリー開始1時間前の7:15くらいに専用ゲートに行けばいいだろうから、まあ余裕を持って6:00前に起きればじゅうぶんかな~前夜そう思って目覚まし時計もアラームもセットしたというのに、またしても予定時刻のずいぶん前に起きてしまいました。…あと一時間くらいはベッドにいられるよねえ。時計を確認してそう思いましたが「再び目を閉じる前にちょっとだけ」とベッドを抜け出して パークの入口を見下ろせる窓辺に寄り、レースのカーテンを細ーーく開けてみると。パーク入園前に誰もが必ず通る保安検査場(東京ディズニーランドステーション駅舎下)の左右両側 少し離れたところには、既に検査開始を待つゲストの姿が。ざっと数えたところ、舞浜駅側とパーク駐車場あわせて30名前後が待機していらっしゃるように見えました。もちろん傍らにはその列を整理し見守る警備担当キャストさんの姿もあり、 早朝から本当にご苦労様です と私は手を合わせるような気持ちになって、再びベッドに戻りました。再び目を覚ましたのはそれから約一時間後の5:40過ぎ。さきほど一時間前にしたのと同じように窓から見下ろしてみると、保安検査を待つゲストの数はもう ひとり…ふたり…と数えるのが困難なくらいに膨れ上がっていました。真下にはパークの敷地とホテルの敷地の境界にあるゲートが見えましたが、その金属製の扉はまだ閉まったまま。公式ホームページにある通り ディズニーホテルは夜0時から朝6時までは入館制限をしていて滞在中のゲスト以外は入館することができないので、このゲートは6:00までは閉まっているのかもしれませんね。正面の窓のカーテンを開けると、今朝のリゾート上空には雲がかかっている様子です。これくらいの薄曇りが続くなら暑さと日差しに弱い私だってパレードルート沿いで2時間くらい待てるんじゃないのー?(ディズニー・プレミアアクセス購入できなくても。)まあ パレードの開始まで8時間以上ありますから、今後のお天気がどう変化していくかはわからないけどね~早朝の景色を眺めてあれこれ考えていたら思いがけずしっかり目が覚めてしまったので、私はベッドに戻ることはせずに出かける支度を始めることにしました。6:00になると、窓の外 東京ディズニーランドのパークエントランス一帯には音楽が流れ始めました。ホテルとパークの間の門も開けられて、保安検査場の待機列にいらっしゃった皆さんもホテル館内の施設を自由に利用できるようになったようでした。そして、今朝もご機嫌よく目覚めて朝風呂を済ませた夫がバスルームから戻り、私の支度もそろそろ終わろうか という6:40過ぎ頃。――そういえばハッピーエントリーのゲストってもう並んでるんだろうか? と思って窓の外を覗いてみると。あれれ~??待っている人あんまりいないみたい。そのまましばらく眺めていると、ハッピーエントリーの専用エントランス目指してやってきたと思われるゲストの皆さんは、門のそばに立っていらっしゃるキャストさんに話しかけたと思うと なぜかすぐに左右の一般の保安検査列の方へと進んでいってしまうのです。どういうこと??と思って窓を開けて耳を澄ましていると、それから10分ほどが経った頃でしょうか、……ハッピーエントリー専用エントランスの保安検査の開始は、左右の一般の保安検査場オープンの10分後になりまーす…というキャストさん地声のアナウンスが うっすらですが繰り返し聞こえてくるようになりました。――ああ、それでディズニーホテルゲストの皆さんは門のところのキャストさんに話しかけた後、一般の保安検査列の最後尾目指して早足に行ってしまわれるのね~でもね、私達はエントランス全体を見渡せる場所にいたからわかったのですが、この時間(7:00前くらい)の一般の保安検査待ち列は、パーク駐車場側も舞浜駅側も既に最後尾がどこにあってどうなっているのか もうわからないくらい長くなっていました。上から見ていた限りでは、ハッピーエントリー専用ゲートまでやってきてキャストさんのアナウンスを聞いていったん左方向や右方向へ進んではみたものの あまりの列の長さに驚いたのか慌てて戻ってくる方がこの時間にはだんだん増えてきたようにも見えました。そうしているうちに 7:00を過ぎる頃にはハッピーエントリーの専用エントランス前にもはっきりとした保安検査待ちの列ができ始め、7:05になると左右の(一般ゲストの)保安検査も始まったようだったので、私達も部屋を出て並びに行くことにしました。まもなく7:10になろうか という頃でした。(さてさて、ここから少しの間は「ディズニーランドに行った日だけ日記」になりますので、記述は簡単に いつもよりも歩みを速めて行きますね~)7:14。エレベーターをおりてディズニーマーカンタイルの脇を通り、ホテル前の中庭「ミッキー&フレンズ・スクエアへ」。7:15。ディズニーランドステーションの駅舎下、中央に設置されている「ハッピーエントリー」専用エントランスの保安検査待ち列に並びました。(最後尾はホテルのゲート脇、駅舎に向かって右手側のスロープにありました。)私達の前にはおそらく200名近くがいらっしゃったと思います。(部屋を出る前に数えたら既に100名以上がいらっしゃるようだったので 推定値です。)並んだのとほぼ同時にこちらの保安検査場でも検査がスタート。7:32。保安検査を通過。ロープで区切られたハッピーエントリーゲスト専用のエリアへ入りました。(通行証はここで回収になりました。)きょうもバースデーシールを貼っていたので、検査中もエリアに入る時も歩いている時も 気づいたキャストさんから「ハッピーバースデー!」「素敵なお誕生日を!」などとお祝いの嵐でした。7:33。パークを真正面に見るあたりの入園ゲート前には既にたくさんの方がいらっしゃり列が特に長いように見えたので、脇の方へ回って比較的列が短そうなゲートを選んでならびました。7:55。入園ゲートにキャストさん達が登場。このころになると、夫はディズニーリゾートアプリを立ち上げてDPA購入のシミュレーションをしていたようでした。間もなくミッキー達キャラクターもゲートの向こうのパーク内に姿を現し、端からゆっくりぐるーっと回って入園開始を待つゲストにご挨拶を始めました。8:15。ミッキー花壇の前で時計を見ていた私服姿のキャストさんが挙げた手を大きく回して合図し、ハッピーエントリー開始。8:16。私達もスマートフォンに表示させたパスポートをゲートにかざして入園しました。ミッキー花壇~ワールドバザールをゆっくり歩きつつ、夫がDPA購入の手続きを開始。8:18。ワールドバザール中ほどの交差点あたりまで進んだところで「あれ?もう買えちゃったみたい」と夫。幸運にも通信状況がよくてエラーにもならず、支払い手段も登録済なので順調に決済完了まで進んだようです。座席案内のメッセージが表示されたとのことで、脇へ逸れて立ち止まって画面を確認すると「Aー1ー○○(席番号)」と表示されていました。「これってAエリアの1列目ってことかなあ??」よくわからなかったので、あとでパレードルートに行ってみよう と話しました。8:20。「ベイマックスのハッピーライド」へ。昨年この時期にアーリーエントリー(ディズニーホテル宿泊ゲストは有料で一般ゲストよりも30分以上早く入園できるという制度)を利用した際に一度だけ体験して、夫が大変気に入ったアトラクションです。乗っている時間は1~2分なのにパーク正式開園後は待ち時間がすぐに数十分以上になってしまうので、それ以後は乗るチャンスがありませんでした。8:30。順番がやってきて乗車。(こちらでも非常に元気なハッピーバースデーコールをいただきました。)三巡目か四巡目くらいの案内だったと思います。ほんとうになんていうことはないアトラクションなのですけれど、おりた後じんわりと 楽しかった~ という思いが湧いてきます。不思議なアトラクションです。8:33。ハッピーライドを終え もう一つくらいアトラクションに行けそうでしたが、待ち時間や運営状況によっては朝食に間に合わなくなるのでやめてシンデレラ城を正面に見るプラザへ。ディズニー・プレミアアクセスで割り当てられた鑑賞席の位置を確認しに行きました。8:36。鑑賞場所確認。パレードルート沿い外側のAエリア1列目の、シンデレラ城真正面をやや外れたあたりでした。明け方は曇りでしたが この時間には晴れ間が増えてきて日差しも強くなりそうだったので、DPA購入できて良かったかも とちょっと思いました。(↑この写真は鑑賞席の前をうろうろしていた時に撮ったもの。鑑賞席とシンデレラ城の角度はだいたいこんな感じでした。)8:40。ワールドバザール、「グランドエンポ―リアム」へ。一般開園時刻から10分で店内は既に大混雑。ディズニーシーのエンポーリオは開園直後でもこんなに混雑していないのに、やっぱりランドの入園者数は多いんだなあ と痛感しました。カチューシャやドリームガーランドなど身に着けるものを購入していらっしゃる方が多い印象でした。その後、「ペニーアーケード」でスーベニアメダルを作成しました。8:50。ゲートで手の甲にスタンプを押していただいて一時退園。8:55。ディズニーランドホテルの敷地内まで戻りました。宿泊しているお部屋の窓の写真も忘れずに撮影。9:00。朝食のためドリーマーズラウンジへ。何とか間に合ったね~パレードのDPAを購入できてしまったので、あとは午前中いっぱいのんびり過ごせます。こちらのお店の朝食ブッフェはバリエーションは多くないですが、テーブル数が控えめなのでゲストも少なく静かで、落ち着いて食事することができます。どちらかといえば洋食寄りのメニューが多く、生野菜やブロッコリーなどサラダ類、ラタトゥイユ、ソーセージやベーコン、スクランブルエッグ、ポテトミートグラタン、ハッシュドポテト、スープやパン各種、ヨーグルトにフルーツソース、各種フルーツやジュースなど。和食は、焼き鮭、漬物、昆布の佃煮、きんぴら、焼きおにぎり、鶏雑炊など。グラス入りデザートも二種ほどありました。食事を終えて部屋に戻ったのは10:20くらい。それからは5つの窓から見える景色を楽しみつつ、この部屋を去る準備をしました。今日は朝から40周年ライナーも走っているようで、淡い色合いのリゾートライナーがこちらへ向かってくる様子も眺め放題。向かって右の窓からは、お隣のベイサイドステーションまで走って行くところもずーっと見ていられます。今までよく見ることができていなかった40周年ライナーですが、昨日から今日にかけて部屋に居ながらにして近くで何度も見ることができたので、もうじゅうぶん満足できたように思います。室内を整えたところで恒例の宿泊の記念撮影もしました。このお部屋は絵になる場所が多いので、どこで撮ろうか どんな感じで撮ろうか とずいぶん悩みましたよ~記念撮影を終えた後はごく普通にお茶を飲んだり景色を眺めたりして、いつものチェックアウト間際と同様に 残り少なくなったこの部屋で過ごす時間を楽しみながら過ごしました。窓の外を眺めていると時間が経つにつれて東京ディズニーリゾートのお天気はどんどん良くなり、朝方曇っていたのが嘘のように思われました。スマートフォンで気象情報をチェックすると、きょうこのあとは気温が30度近くまで上昇するかもしれないとのこと。これは… きょうは熱中症にも気をつけて、ゆったりのんびり 無理せずにマイペースで行かないとね~やがて チェックアウトの時間が近づいてきたので、サービスホットラインに電話をして荷物を部屋に置いて出発することを告げ テレビ画面でエクスプレスチェックアウトの手続きをすると、忘れないようにミネラルウォーターのボトルをバッグに入れて私達は部屋を出ました。11:50過ぎのことでした。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 21, 2023
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今年も新年早々オチェーアノに出かけ、夫と二人ブッフェで新年会をしてきました。舞浜に到着したのは11:00になる少し前。きょうは「新年会」ですから、最近アルコールから遠ざかっている夫も少しいただくかもしれない と考えて電車で来ていたので、ふたりでデザイン違いのリゾートラインの一日券を購入してホテルミラコスタに向かいました。ディズニーシーステーションでリゾートライナーを降り ホームのデッキに出て、美しいディズニーシープラザに あけまして… とご挨拶。いかにも「新春」といった感じの明るい光があたりにあふれ、青い空にはほど良い分量の白い雲。世間では年初から信じられないようなできごとが次々と起こってお祝いの言葉を口にすることすら憚られるようなここ数日ですが、ここはまるで別世界のようだなあ と ふと思ってしまいました。この場所に来れば 誰もがそう思うことなのでしょうけれど。ホテルミラコスタに入館し、オチェーアノの店頭に行ったのは11:35くらいだったでしょうか。ウェイティングエリアに入りソファーに腰をおろそうとすると、コースで何度かお世話になったことのあるキャストさんがタイミングよく奥からにこにこしながら出ていらっしゃったので、ここでもまたまたご挨拶。少しお話した後に ダイニングエリアへご案内~ となりました。パールのエリアのテーブルに着いて周りを見ると ??――― …ゲストの気配はあるものの 誰もいない。ちょうどこの時間は11:45のハーバーグリーティング開始直前ということで皆さんテラスに出てしまった後だったのです。グリーティングご覧になりますか? ドリンクのご注文はそのあとで伺いましょうか? …とキャストさんは気を使ってくださいましたが、そのままワインリストなどを眺めてシャンパーニュのハーフボトルをお願いすることにし、殆ど誰もいなくなってしまったブッフェカウンターの周囲を自由にぐるぐる歩き回って前菜やサラダを好きなようにお皿に盛り付けて、40周年のテーマ曲が高らかに響き渡る中 私達は新年会を始めました。オチェーアノのブッフェのお料理は、ランチとディナーの区別をなくして(料金も内容も同じにして)昼から夜までの通し営業の形態になった頃から 以前にも増して誰もが安心して食べられる味になったような気がします。好みは人それぞれなので何とも言えませんが、味がはっきりわかりやすくなった というか とっつきやすくなった というか 万人向けになった というか… 主食やアルコールやお茶が進む味になったのかなー って 今日は思いましたよ~こちら↓は本日の私の二巡目のお皿、メインの温かいお料理です。いつもはあまり食べられないデザートも、今日はちょっと頑張ってたくさんいただきました。コーヒーを追加でお願いしてデザートを楽しんでいた13:10頃には、13:15からのニューイヤーズグリーティングを鑑賞するゲストのためにテラスへの扉が開かれました。以前はよく出ていたけれど最近は滅多に出ることがなくなっていたハーバー水域を正面に見るオチェーアノ コース側のテラスに出て、数分。2024年の到来を祝うニューイヤーズ・グリーティングが始まりました。夫の方は昼間この場所に立つのはずいぶん久しぶりだったようで、 以前はどんな感じで写真撮ってたんだっけな~ 忘れちゃったよ~ と当惑していました。以下はそんな夫が逆光の中で撮った写真ですが…まあまあですかね~今年のお正月のグリーティングは伝統的な日本のメロディが少なく、使用されている楽曲がどれも私にとっては初めて聞くようなものばかりで、なかなか新鮮でした。私達のような年齢の者よりももっと若い方々や外国からいらしたゲストをターゲットにしているのかな~ とちょっと思いましたよ。10分ほどでグリーティングは終了。室内のテーブルに戻ってからは新しく用意してくださったコーヒーをいただいてしばらく過ごし、13:40くらいに私達はオチェーアノを出ました。ミッキランジェロギフトでお買い物をしてからミラコスタの正面玄関を出て、ディズニーシーステーションまで続く通路を歩いていると、駅の方から発車の気配がしたので私達は慌ててカメラを取り出しました。と、姿を現したのは 40周年ライナー。見られてラッキーでした。40周年のイベントも残すところ三か月ですからね、このデザインの車両に出会うチャンスも もうそうそうないでしょうから。その後の私達は、リゾートラインに乗って各駅で降りたり乗ったりしながらリゾート内を一周半ほどぐるっと回って過ごしました。今年は珍しく二人そろって長く取得できた年始休み、時間の余裕も気持ちの余裕もあったので、建設中のホテルの様子をのんびり飽きるまで眺めたり リゾートゲートウェイステーションの構内で行われている展示を見たりしてから、JR京葉線に乗って舞浜を離れたのは15:30を過ぎた頃でした。明るく穏やかな2024年1月5日の午後。もうこのあとは、驚くほど素晴らしいニュースなんてなくていいから 普通でいいから、無事に一年が過ぎてほしいものだなあ と 思わずにはいられない今年最初の舞浜でした。※ベイサイドステーションのホームから※完成間近の「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 5, 2024
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(前日から続く)まだ暗い部屋の中で ふと目覚めたのは4:00過ぎのことでした。頭は殆ど眠っていましたが、 目が覚めちゃったんだもの外の様子を見なきゃ… という、ホテルミラコスタ宿泊時のみ発動する謎の本能に突き動かされ、私はバルコニーに出ました。と、パーク内の街角の照明はまだ点いたまま。夜明け前のピアッツアトポリーノには 路面を洗い流すようなかすかな水音が聞こえていました。――もうちょっと明るくなるまで眠ろうそう思ってベッドに戻り、寝過ごしてしまわないようアラームをセットして 私は目を閉じました。次に目が覚めたのはちょうど一時間後の5:00過ぎ頃。開けた窓からは鳥の声がきこえてきていました。カーテンを開けたままにしてあったので、空が薄赤くなってきたことはベッドにいてもよくわかりました。一時間前までは点いていることがはっきりわかったパーク内の照明や街灯のあかりも もう感じられません。消灯したのかな?おそるおそるバルコニーに出て手すり際まで行くと、ハーバーの水面にはなんとなくですが「逆さプロメテウス火山」が映っていました。水上に船も何も出ていない状態で 無風で波がない時でないと見ることができない 逆さプロメテウス。きょうのお部屋は3階なのでややわかりにくいですが、早起きしたおかげで見ることができました。(パークが活動を始めてしまうと見ることはできませんからね!)5:20を過ぎるとプロメテウス火山には朝陽が直接当たるようになり、水域一帯はオレンジ色に染まり始めました。ホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイドで迎える朝はいつも、ぼーーっと景色ばっかり眺めているうちに あっという間に時間が経っていってしまいます。――そろそろ着替えなくては。きょうはパークに出かける予定はありませんが、とりあえず部屋の外に堂々と出られるくらいに身支度を整えないとね と思い、私は室内に戻ることにしました。シフォンのカーテンだけは閉じていたものの身支度する間も窓は全開にしていたので、バルコニーの向こうからは早朝のいろいろな「音」が室内にまで飛び込んできました。5:40頃には、パークの奥からなのかパークの外からなのかわかりませんでしたが マイクを通した男声の声が微かに聞こえてきました。6:00になると、窓の外では お馴染みのメディテレーニアンハーバーBGMがごくごく小さな音で流れ始めました。6:20くらいになると廊下側からも 朝食レストランやパークへお出かけになるのでしょうか、声を潜めてゲストが通って行く気配も感じられるようになってきました。(今回のお部屋はエレベーターホールに近かったのでね~)パーク側のほうからも何やら気配を感じたので外に出てみると、お隣にずらーっと並んでいるバルコニーにお子さんたちが出ていらっしゃって 手すりの間から小さな手を伸ばすようにしてパークに向かっていっしょうけんめい振っていらっしゃいます。 みると、手を振るその先にはピアッツアトポリーノを横切っていく私服のキャストさんの姿が。まだ6:30前ですけれど、もうご出勤なのですねえ。陽が当たり始めたピアッツアトポリーノにはこのあともキャストさんがぽつりぽつりと現れて、それぞれの仕事場へと向かっていらっしゃいましたよ。7:00ちょうどには パーク内に流れるBGMのボリュームがぐんと上がりました。バルコニーから見下ろすと、部屋の真下のグッズを販売するワゴンにも レストランのテラス席にも、開店準備をするキャストさん達の姿が見えました。私達が普段パーク内でお世話になっている見慣れた制服姿のキャストさんも 続々と広場を横切って出勤していらっしゃるようでした。もうこうなってくると、パーク内にはゲストの姿がないだけで 迎えてくださるキャストさん達にとっては完全に「きょうの一日」が始まっている状態なのでしょうね~まだ寝ている我が夫にもそろそろ「きょうの一日」を始めていただかないとねえ。…と思っていたら、7:20頃、鳴り出したモーニングコールを受けて夫は機嫌よく目覚め、バスルームへと向かっていきました。さすがホテルミラコスタの朝、いつになくお目覚めも佳ろしいようで 幸先の良いことです。さて、本日のディズニーシー。一般の開園時刻は8:45、ハッピーエントリー開始はそれより15分早い8:30です。朝食は遅い時間にPSを入れてあったので、私達は開園風景をバルコニーから見届けてからベッラヴィスタラウンジに向かえば間に合いそうです。なので、身支度を終えた夫と窓辺でのんびりコーヒーを飲んでいたのですが、――ハッピーエントリー開始が8:30 ってことは、8:25過ぎたらキャラクター達がエントランスからピアッツアトポリーノに戻ってくるんじゃないのー??昨日の朝のパーク開園時のことを思い出してそんな話になり、私達はにわかに カメラは?スマートフォンは?充電は? と慌ただしく準備をして8:20くらいからはバルコニーに出て過ごすこととなりました。(お隣に並ぶ部屋の皆さんも考えることは同じ、ハッピーエントリー開始時刻が近づくとバルコニーに出ていらっしゃる方多数でした。)朝の太陽が上りきり、すっかり日向になったホテル前広場ピアッツアトポリーノ。ハーバー水上にはヴェネツィアンゴンドラが 運河を離れてプロメテウス火山の前まで漕ぎ出して、試験運航なのでしょうか はたまた操作練習なのでしょうかね~ポンテヴェッキオに目を遣ると、赤いハドソンリバーブリッジの向こうの水平線には大きな白い船が浮かんでいます。昨日も一昨日も良いお天気だったけれど、今朝もまた素晴らしいお天気です。今年の記念日宿泊は本当に晴天に恵まれて、青い空ばかり見ている気がします。三日間も舞浜に滞在していてずーっと雨が降らないなんて珍しいことだし たいへんありがたいことですよね。やがて8:25頃になると、ピアッツアトポリーノには制服姿のキャストさん達がやってきました。ん? いよいよか?…と思っていると、8:28頃、ミラコスタ通りから最初に元気に飛び出してきたのはチップとデール。続いてミッキーとミニー、ドナルドが ホテルミラコスタの客室をふり仰ぎ 手を振りながら姿を現しました。ピアッツアトポリーノを囲むように建つホテルミラコスタの客室の窓にも テラスにも、彼らに向かってさかんにアピールするゲストの姿があったようで、ミッキーやミニーはその一組一組に気付いては手を振り返してくれていました。バルコニールームにも もちろん、ご挨拶をしてくれましたよ!そして8:30、ハッピーエントリー開始時刻になると、みんな並んでスタンバイ。一番にやってくるゲストを待ち受けるように身構えているミッキー。バルコニーから見ていた限りでは、(彼らのお出迎えに気付かないのか気付いているのかわかりませんが)ここでせっかくキャラクター達が待ち受けていてくれるにもかかわらず脇をすり抜けるようにして人気アトラクションに一目散に向かうゲストが意外にもとても多くて、今朝一番最初にミッキーのもとにゲストがやってきたのは ハッピーエントリーが始まって1分が過ぎた8:31のことでした。ハッピーエントリーのゲストだけが経験できるこの朝のグリーティングはこのあと10分間ほど続き、8:41にはエンポーリオの前で皆さんにお別れ、一般ゲストのお出迎えをするためにミッキーとミニーは仲良く手をつないで広場から去っていきました。最後の最後に仲の良いところを周囲のゲストに見せつけるご両人。今日のディズニーシーも平和です。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2024
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大型連休中の舞浜をあとにしてから二週間後の土曜日。私達はふたたび ホテルミラコスタの正面玄関へと戻ってきました。車寄せで待ち受けてくださっていた元気なドアサービスキャストさんに荷物を預かっていただいのは10:30過ぎ頃。到着する車の波も落ち着いて朝の慌ただしさもひと段落といった時間帯だったからでしょうか、こちらから何も告げないうちに ぜーんぶお任せしちゃってください!! といわんばかりの打てば響くような手際の良さで、その頼もしい笑顔に私は久しぶりに清々しい気持ちになりましたよ。ロビーに足を踏み入れ仰ぎ見るのは、前回舞浜を去る時に見たのと同じ天井画。あれからもう二週間も経ったとは。月日が経つのは早いものです。さて。本日ホテルミラコスタにやってきた目的は 5月後半にある私の誕生日祝いのため。物のプレゼントは何もいらないから… という 昨年同時期のディズニーランドホテル泊と同じような顛末を辿った結果です。でも、――あれあれ~? それってたった二週間前に結婚記念日と一緒に祝いませんでしたっけ??そうおっしゃる向きもあるでしょうが、あくまで前回のは「結婚記念日のお祝い(注:私にとっては)」。きょうこそが正統単独「私の誕生日祝い」なのです。(!!)もともと私は自分の誕生日祝いに関しては頓着しない方で、最近までは夫の誕生日ばっかり毎年いっしょうけんめい祝ってきたのですけれど、数年前あたりから「スケジュールの都合がつけば(意訳:諸々予約などの手配が整えば)舞浜で祝っちゃってもバチ当たらないんじゃない?」となんとなく思うようになってきました。きっとそれもこれも年齢が上がってきたせいなのかもしれません。(なんでも年齢のせいにして甘える中高年。)まあそんなわけで、誰からもどこからも異論は出ぬまま今日はホテルミラコスタにやってきたので、この週末はパークも行かずに好きな客室と好きなレストランを楽しみながらのんびり過ごそうと思います。まずは手始めにリゾートラインに乗って話題の新エリア周辺の様子を見に行こうかな と、駐車場からロビーに戻ってきた夫と一緒にディズニーシーステーションへ向かい、フリー切符を購入。カウントダウン表示をしているフォトロケーションも忘れずにカメラに収めました。やってきたリゾートライナーに乗り込んでベイサイドステーションで降り、駅舎からグランドオープン間近のファンタジースプリングスホテルを眺めてみました。目隠しの塀さえ取り払えばもう完成といった感じです。時折、ホテルの車寄せまで続く長い坂を黒塗りの高級車が上っていく様子も見られ、ホテル前の路上にも多くの私服キャストさんの姿もあって、なにやら今日は大事なお客様向けのプレビューでも行われているのかなあ と思いましたよ。こちらの屋根のあるあずまや風の施設はホテル専用のパークエントランス関連のものなのかな?と以前から思っていましたけれど…駅から出て植栽越しに見てみたら「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス・エントランス」という看板が設置されていたので、やっぱりそうなんだ と確信しました。この屋根の下で入園前の保安検査を行うみたいですね。もうちょっと見ていたかったのですが、昼食の予定があったのでこのあたりで一旦切り上げて 私達はホテルミラコスタへと向かいました。PSを入れてあったベッラヴィスタラウンジ店頭に着いたのは11:30頃。土曜にしては空いている店内を通り抜け 窓辺のテーブルまで案内していただき、夫の方はメインに大好物のポークがある「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」を、私は「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース」をお願いすることにしました。そしてお祝いなのでフランチャコルタのグラスも(今日はこのまま宿泊なので夫も)お願いして、乾杯することにしました。以下、いつものようにお料理の記録です。はじめに私の注文したスペシャルメニュー「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース」を簡単に。前菜はスモークして炙った鰹にサラダ。カツオの下のサラダはみょうがやタマネギ、フェンネルなど。上にハーブとトマトを使ったソースをたっぷり添えて、トッピングはグリーンアスパラとフライドケール。彩りきれいで味は爽やか、この時期おいしい鰹のタタキも たまにはこんなふうに使ってみてもいいなと思いました。パスタは春らしい色あいのロングパスタ。具材はたっぷりのサルシッチャとパセリに紫タマネギ、筍の一種など。手前の若緑色のはそら豆のエスプーマです。パスタはスパゲッティより太めの「スパゲットーニ」で、お肉たっぷりの上にそら豆のコクも加わっていたので 食いしん坊さんでも満足度高いんじゃないでしょうか。メインはお魚の方にしました。イサキと帆立貝柱のインパデッラ。上のまあるいのがパン粉とハーブをまとった帆立貝柱です。ソースはサフランで風味付けした白ワインソース、具材はマッシュルーム、アサリなど。皮目パリッパリのイサキの下にはキャベツ、上には刻んだスナップエンドウやイタリアンパセリ、ラディッシュなどをトッピング。酸味がきいていて見た目も春らしく、私の好きな「これぞベッラヴィスタラウンジのお魚料理」といった感じのお皿でした。ここまでどのお皿もハーブや野菜がたっぷりで、ダッフィー達が遊ぶ「春の野の草むら」に見えなくもないといった見た目でなかなか楽しく、その上美味しくいただけたので良かったです。デザートはタルトフランとジェラート盛り合わせ。夫が食事前にキャストさんに「今日は妻の誕生日祝い」とかなんとか話したので、私のお皿には小さなバースデープレートもプラスされてやってきました。ありがとうございます。真ん中のカスタードタルトの上にはグレープフルーツ、卵に見立てたグレープフルーツジェラートとお花やイースターエッグを模った砂糖菓子などがのっていて、春のお花畑か大きな植木鉢のようです。手前と左右の三方にはダッフィーのお友達クッキー・アンと同じ色のオレンジのバブル。「クッキーアンちゃんのエッグハント」をテーマにしたデザートだそうですよ。夫の選んだベッラヴィスタラウンジ・ランチコースも写真だけ載せておきますね。(6月末までの内容です。)前菜は鶏のゼリー寄せとサラダ。パスタは海老とトマトと長いも、オリーブ、ルッコラなどを使ったコンキリエ。(こちら、ものすごーーーく美味しかったそうです。)メインは夫の大好きなポークのアッロースト。(外れなし! とのこと。)デザートはメロンジェラートとメロン、アーモンドパンナコッタ。こちらのコースも、どのお皿もお花畑のような野原のような盛り付けで春らしく きれいでしたよ。(そしてとっても美味しそうでした。)お食事を終える頃になると キャストさんがテーブルにやってきて「お誕生日と伺ったので」とお店のカメラで記念写真を撮影してくださり、すぐにプリントして簡単なカードフレームに入れてプレゼントしてくださいました。(ゲストからの申告制なのでしょうかね~)ベッラヴィスタラウンジでささやかながらも私の誕生日を祝っていただいたのって、たぶん20年ぶりくらいのことです。20年前の時も同じような流れで写真をプレゼントしていただいたと思いますが、…当時はアニバーサリー用のオプションプランもまだできる前で 確かポラロイドカメラでの撮影だったよね~… などと、夫と二人で過去を振り返って盛り上がってしまいましたよー時は流れ、ほんとうに様々なものがどんどん変わっていきますね。ベッラヴィスタラウンジでの小さな写真は良い記念になりましたし 遠く20年前の思い出に浸ることもできたので、今日ばかりはおしゃべりでお調子者の夫に感謝です。キャストさん達にありがとうとさようならを言って、また来ますね とお店を出たのは13:30を過ぎた頃でした。チェックインまではまだ一時間以上も時間があったので、私達はもう一度リゾートライナーに乗ってみようとホテルを出てディズニーシーステーションへ向かいました。と、連絡通路の途中で。「ああーっ! ファンタジースプリングス・ライナー!!」行っちゃったー…5月7日から運行を始めた「東京ディズニーシー“ファンタジースプリングス”ライナー」、公式サイトですぐに調べると 今日はこのあとしばらくは走っているようでした。なので駅で待ち受けて乗車してみました。やってきたブルーの車両に乗り込むと、中には様々なお話のイラストと文章が。こちらは「眠れる森の美女」。車両ごとに描かれている物語が異なり、まるで走る絵本のようです。こちらは「アナと雪の女王」。「ポカホンタス」。「ピーター・パン」。「塔の上のラプンツェル」。こちらはミッキーとミニー。「ミッキーの巨人退治」でしょうか。今度よく読んでみますね~窓にはファンタジースプリングスの綺麗なロゴ。座席にも。こちらの車両は来年の春(4月初め)まで運行するそうですよ。おとぎ話を運ぶような車両に乗ってリゾート内を何周かした後、チェックインできる時間が近づいてきたのでそろそろ…と 私達はディズニーシーステーションで下車しました。ホテルミラコスタへの連絡改札を通って通路に出ると、つつつー…っと駅を出ていくファンタジースプリングス・ライナー。ゆっくりとカーブを曲がって去っていく車両の後ろ姿を見送った後、私達はホテルミラコスタへと向かいました。(その2 に つづく・・・)** ベッラヴィスタラウンジ の ”ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース **・カツオのセミクルード トマトとマジョラムのソース フェンネルと茗荷のインサラータ・スパゲットーニ サルシッチャとソラマメ・イサキと帆立貝のインパデッラ 浅蜊 サフラン香るマッシュルームのソース または 牛フィレ肉のビステッカ チャンボッタ カルチョフィのピュレ・タルトフラン グレープフルーツジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・2024年4月1日~6月30日(6700)** ベッラヴィスタラウンジ の ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース ** (2024年4月1日~6月30日のメニュー)・阿波尾鶏のアスピック オレンジとセロリのインサラータ サルサ・ヴェルデ・コンキリエ シュリンプ 長芋 トマト・イサキと帆立貝のインパデッラ 浅蜊 サフラン香るマッシュルームの ソース または ポークロインのアッロースト ポテトとローズマリー ホースラディッシュのクレマ・アーモンドパンナ・コッタ メロンのジェラート・コーヒー または 紅茶(5200)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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(…その1から続く)いつもの宿泊時よりも少し早めのタイミングでお部屋に別れを告げた私達が向かった先は、ホテル二階にあるレストラン「ベッラヴィスタ・ラウンジ」でした。(事前にPSをお願いしてありました。)時刻はランチタイム開始の11:30になる少し前でしたが 扉が開いていたので声をかけると、 お席の準備が整ったらお呼びします とのことでしたので、ミッキランジェロギフトを覗いたりロビーをふらふらしたりしていたらすぐにキャストさんがお迎えに来てくださって、私達を店内の窓辺のテーブルまで案内してくださいました。席に着いてみると、いつもならこの時点で既にランチョンマットがセットされているはずのテーブルの上には何もありません。これも館内の他のレストランと同じ、(飛沫がかかるのを避けるため)テーブルの上には長時間何かを置いておくことはしない という配慮なのかもしれませんね。外したマスクを入れておくための紙ナプキンを最初にキャストさんから手渡されたり、スマートフォンでQRコードを読み取ってメニューを見たり、というお作法も 他のお店と同じでした。(ランチョンマットやカトラリーはお料理の注文後にキャストさんがセットしてくださいました。)食事の内容を決めて注文を終えても、まだ他には誰もいないベッラヴィスタラウンジの窓辺。ふと見ると、お隣のテーブルの上には「ゲスト間の距離を保つためにこのテーブルは使用しない」旨を知らせるプレートが設置されていました。11:40くらいになると、窓の外の水上にはミッキー達キャラクターを乗せた船が現れました。水上グリーティングの長いバージョンだったようです。船は10分以上かけてハーバーの水域を何周かしていたようでしたが、これはあくまでも実施時間非公表の突発的な「グリーティング」なので、ベッラヴィスタ・ラウンジ店内にはもちろん音楽が流れることもなく 特段なんのお知らせもありませんでした。が、ほんのちょっとですが水上で静止している船を真正面から観ることができたので、この偶然には感謝せずにはいられませんでしたよ。さて、お食事のほうは、現在提供されている二種類のコースの中からパスタの内容に魅かれてふたりとも「ベッラヴィスタ・ラウンジ・ランチコース」にしました。前菜は加熱したハムと生ハムをふんだんに使ったサラダ。イチジクのコンポートと塩味が強めなハム(ジャンボンブラン)がよく合って、自宅で真似したいなあと思いました。パスタは、空芯菜と鴨のコンフィのスパゲッティ。こちらも夫が「家で作りたい!」と言っていました。(後日談:実際に週末に作ってくれましたが、やっぱりお店の味にはかないませんよね!)メインは、豚肉大好きな夫はお肉に。豚ロースのビステッカ(ステーキ)に粒マスタードのソースです。付け合わせは蒸し焼きした夏野菜。私はお魚のインパデッラにしました。きょうのお魚はイサキと鯛の合い盛りとのこと。たっぷりのロブスターソースがかかっていました。付け合わせはカポナータです。そして、デザート。実にフォトジェニックなお皿です。内容は、クリームチーズのムースとルバーブのグラニテ。トッピングの赤いフルーツと白いチョコプレートが可愛らしくもあり、セクシーでもあり。ナッツの飴がけが添えてあるのもよかったです。約二時間、夏休みシーズンの週末にしては人の少ない お天気の良い平日のような長閑なディズニーシー メディテレーニアンハーバーをただひたすら眺めながら昼食をとり、夫と他愛のない話をし。じゅうぶん満足して私はベッラヴィスタ・ラウンジを出ました。時刻は13:30になろうとする頃でした。お店を出てロビーのソファで一休みしていると、ホテル&パーク・ゲートウェイに続く階段の上に きょうこの時間は「ここからパークには入れない」旨のボードが設置されていないのに私は気づきました。ゲストが何組か階段を下りて行きましたが、昨日と違って ロビーに常駐していらっしゃる警備のキャストさんが止めに行くこともない様子です。私達は今回の滞在ではディズニーシーのパークに入園する予定がないので、「こちらからは通行止め」のボードが設置されているこの階段を踊り場まで下りてパークの様子を眺める というのも少し憚られる気がしていたのですが…――今なら、ボードが設置されていない今なら、ちょっとだけなら いいかな?そんなふうに思って、私は階段を恐る恐る下りてみました。以前と変わらず、プロメテウス火山を望むことができるこの場所。でも、窓辺の床には かなりはっきりした形で「立ち入り禁止」を示すテープが貼られていました。ホテルとしては、眺めの良いこの場所に多くのゲストが密集し長時間滞在する状況を 感染拡大防止の観点からも絶対に作り出したくないのでしょうね~黄色と黒のテープに、私はホテルの強い意志をひしひしと感じてしまいましたよ。その後私達はホテルの正面玄関を出て、ディズニーシーステーションからリゾートラインに乗ってリゾート内のお散歩に出かけました。14:00頃の東京ディズニーシーステーション、乗車側のホームです。「14:00」の入園指定時刻に重なっていたせいかもしれませんが、乗車側のホームにはこの時間、私達の他には誰もいませんでした。しばらくしてホームに滑り込んできたのは「ダッフィー&フレンズ・ライナー」でした。乗り込んだ車両内も ほんとうに土曜日?? と思うほど人影まばらで、普段は混雑のためあまり写真を撮ることのない「クッキーアンちゃん」仕様とか「ステラルーちゃん」仕様の車両内の写真を 思わずいっぱい撮ってしまいましたよ~乗ったり降りたりを何度も繰り返し、何回目かに東京ディズニーランドステーションに停車した時には一旦リゾートライナーを降りて、入店予約をしていた「ボンヴォヤージュ」にも立ち寄りました。その後はイクスピアリにも立ち寄り、今度はリゾートゲートウェイステーションからリゾートライナーに乗って、16:30前頃には私達はディズニーシーステーションに戻りました。降車側ホームのデッキに出て見渡すディズニーシープラザ。この場所から眺めるディズニーシーもやっぱり美しい。東京ディズニーシーって、本当にどこをどう眺めても美しい場所だなあ。そんなふうに私が感傷にひたっているその横で、夫は、 うっわ~! ホントに人が少なくてぜんぜん密になってないよ!混んでないよ!すごいよね~! …と、運営会社さんの采配の鮮やかさ――パスポートの販売枚数を絶妙に調整してゲストやキャストの数を適正に導いていること――にただただ感心していましたよ~連絡通路を歩いてホテルミラコスタに向かう途中、 少し暑くなってきたので水分補給しないと… とふたりで話していて、私達は急に思い出しました。…水分補給のために家から持ってきてたペットボトルのお茶、どうしたっけ…? 「あー! お部屋の冷蔵庫に入れたままで出てきちゃったよー!!」なんと私達、宿泊したお部屋の冷蔵庫にお茶やジュースなどのボトルを何本か忘れてきてしまったのでした。――この後はパークへも行かないし もう帰宅するだけだし、まあ 忘れてきた飲み物が戻って来なくたって別に構わないよね~そんなふうに言いながら、預けた荷物を正面玄関に用意してもらおうとミラコスタのベルデスクに行って名前を告げると。ベルサービスキャストさんは 私達が申告した荷物の他に「もうひとつお荷物をお預かりしているようです」とおっしゃるのです。しかも、「…お荷物を正面玄関に用意してお待ちしますのでキャストにこちらをお渡しください」と私達に手渡された荷物預かりの控には 大きなマルで囲まれた「冷」の文字が!ああ、冷蔵庫内の忘れ物 保管してくださってるんだ~余計な手間をかけさせちゃって申しわけなかったな などと頭の隅で思いながら、車を駐車場から出してホテル正面玄関に向かい 車寄せで待っていてくださったドアサービスキャストさんに控を渡すと。私達の預けた荷物と一緒に ホテルロゴ入りの小さな紙袋に入ったドリンクのボトルがワゴンに乗ってやってきました。しかも冷蔵庫内に忘れたものは全て、私達が部屋を出た時と同じくらいの温度に保たれていて「冷え冷え」の まさに飲み頃の状態でした。ホテルとしてはこんな対応は当たり前なのかもしれませんけれど、これには私、ほんとうにびっくりして感激してしまいましたよ。見送ってくださるキャストさん達に心からの ありがとう を何度も言って、私達がホテルミラコスタをあとにしたのは まだじゅうぶんに明るい17:00前頃のことでした。ホテルミラコスタ とは、今となってはもう誰もが識っていることですが、イタリア語で「海岸(Costa)を眺める(Mira)」宿 という意味を表すそうです。私達の時間を強引に三ヶ月巻き戻すために急遽計画した今回の舞浜滞在は、奇しくもホテルの名前が示す通りの「ただひたすらにディズニーシーを眺めて過ごす」だけの二日間となりました。そしてそれは、パークだってホテルだって いつか以前と同じようにゲストを迎え入れる日のための準備を 私達の見ていないところで毎日こっそりと続けているんだ ということをしっかりと確認できた二日間ともなりました。東京ディズニーリゾートの各施設の限定的な営業はまだまだ当分は続きそうな気配で、通常とはいろいろと勝手が違っていて自分の思い通りに楽しむこともしばらくはできそうもないけれど。ひょっとしたら「完璧に元通りに戻る」日なんて この先もうやってこないのかもしれないけれど。それでも私は折に触れてここへ来て、メディテレーニアンハーバーを 本物の海を ただただ眺め続けて、低くなりすぎてしまったり 時には高くなりすぎてしまったりする心の温度を平熱に導こうとするんだろうな。単なるこだわりじゃないか とか 一過性のくだらない思いつき とか、そもそもいま出かける必要があるのか とか。ためらう要素もたくさんあったけれど やっぱり思い切って出かけてきてよかったな。世の中はものすごいスピードで大きく変わっていこうとしているけれど 自分の気持ちはいつまでたってもびっくりするくらい変わらないものなんだなあということを あらためて笑っちゃうほど思い知らされた 特別な夏の小さな旅でした。(おしまい)* ベッラヴィスタ・ラウンジ の “ベッラヴィスタ・ラウンジ”ランチコース *・ジャンボンブランとコッパのインサラ-タ 無花果のコンポート ・スパゲッティ 鴨のコンフィと空芯菜 ・本日の魚のインパデッラ カポナータ添え スパイシーロブスターソース (別途900円加算で「オマール海老のインパデッラ」追加可能) または 豚ロースのビステッカと季節野菜のサルタ-レ 粒マスタードソース ・クリームチーズのムース ルバーブのグラニテ ・コーヒー または 紅茶 ・・・・・2020年7月1日~9月2日(4300)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
August 1, 2020
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(…その1から続く)船の中へと続く階段を上り、建物でいうと2階にあたる「Cデッキ」にあるテディ―・ルーズヴェルト・ラウンジ店頭に行くと、お店の前には予約あり(PS登録済)のゲストの列と 予約なしで入店を待つゲストの列が分けて作られていました。名前とPS時刻を告げてから列に並び、ニューヨークの波止場とハドソンリバー越しにプロメテウス火山の姿を眺めて待っていると…数分後には名前が呼ばれ、私達はお店の中に通していただくことができました。本日案内していただいたのは、このお店の中でもSSコロンビア号の船首部分に一番近い 甲板の様子も少し眺めることのできる明るい窓辺のテーブルでした。ソファーの置かれている暖炉前のエリア全体を見渡すこともできます。ラウンジ内の壁の何か所かに描かれているセオドア(テディ―)・ルーズヴェルトの全身像もとてもよく見ることができましたよ。ごくごく軽い昼食として注文したものは、サンドウィッチプレートがひとつと前菜のプレート「アラウンド・ザ・シー」をひとつ、それに夫はビール、私はグラスのスパークリングワインを一杯ずつ。以前はお酒の他にいろいろとお食事になるものやおつまみになるものを豊富に取り揃えていたこちらのお店も、現在はバーラウンジに特化したのか ものすごーくメニューが少なくなってしまっているので、大半のゲストがほぼ同じものを注文しているようでした。こちら↓がこの店唯一のお食事メニューともいえるサンドウィッチプレート。サーモンと海老のサンドウィッチ(美味しかったです!)にフライドチキン、フライドポテト、ワッフルにメイプルシロップなどの盛り合わせです。キャストさんによれば、チキンやフライドポテトにも少しシロップがかかってしまうくらいにして「甘じょっぱい」ややこしい味を楽しむのがおすすめとのことです。こちらはお酒と一緒に楽しむのにちょうどよい前菜プレート「アラウンド・ザ・シー」。名前の通り、ディズニーシーのパークをぐるっと一周して楽しむような趣向の前菜盛り合わせです。お皿の上の各テーマポートの配置も実際のディズニーシーと同様に、真ん中にプロメテウス火山をいただく「ミステリアスアイランド」、手前左の黒いゴンドラが「メディテレーニアンハーバー」で、時計回りに「アメリカンウォーターフロント」→「ポートディスカバリー」(ニモです)→「ロストリバーデルタ」(遺跡)→「アラビアンコースト」(チャンドウのもぐり込んでいる宝箱)→「マーメイドラグーン」となっています。アメリカ国旗翻る「アメリカンウォーターフロント」のこれ↓は、SSコロンビア号を表現しているのだそうです。(中身はボロネーゼとチーズのブリュレでした。)プロメテウス火山はビーフのムースでできています。溶岩はラズベリーソースです。手前、マーメイドラグーンの桜色の貝殻の中には帆立貝柱のマリネが入っていました。お皿の上の全てを次から次へと物語のように紹介し質問にも快く答えてくださるキャストさんの話術はたいへん心地よく、メニューが削減されてしまった寂しさと利用時間に70分の制限が加えられてしまった残念さを補って余りあるような楽しい時間となりました。少ないPSの枠を事前になんとか確保することもでき、素晴らしいキャストさんとお会いすることもでき、今回は久しぶりにこのお店に来ることができて本当に幸運だったなあ と つくづく思いましたよ。そして、状況が落ち着いてきたとはいえまだまだパーク運営に制約の多い現在の状況では、この場所を支える最後の砦はやっぱり「人の力(ちから)」なんだな と、またもや私はあらためて実感したのでした。食事を終えて船から陸におりると、時刻は14:30過ぎ頃。私達はそれからショップを覗きつつホテルミラコスタへと向かい、ホテル&パーク・ゲートウェイを通って館内に入ったのは14:45くらいでした。階段を上ってロビーに行くと、きょうこの時間はまだチェックインは始まっておらず レセプション前には手続きの開始を待っている「らしい」ゲストが大勢立っていらっしゃって、皆さん所在無さそうにしていらっしゃいました。順番を待つための列がどこかに作られているのかしら? と思って近くにいらしたキャストさんに聞いてみると、「特に列はお作りしておりませんのでチェックイン開始までもうしばらくお待ちください」というお答が返ってきました。以前は 館内が混雑する週末などは手続き開始時刻を早めて対応してくださっていたこともあったのですが、ここ数年でホテル側の方針が変わったのでしょうかね~オンラインチェックインやアーリーチェックインなどのシステムを整備して15:00~のチェックインに対応するキャストさんの数を減らしたのか、あるいはキャストさんが本来の勤務時間外の労働をすることを厳しく制限するようになったのかもしれませんね。そんなことをいろいろ考えているうちに時間が過ぎ、15:00になる10分ほど前だったでしょうか、突然 ロビー全体に対してごく控えめにチェックイン開始を予告するアナウンスがあったので、私達はキャストさんの案内通りにレセプション前に並びました。その後まもなくカウンターの中にチェックインを担当するキャストさんが揃い 順番に手続きが始まりました。私達の手続きも順調に進み、レセプションを離れてふたりで部屋へ向かって歩き始めたのは15:00少し過ぎ頃。エレベーターと長い廊下を経て 15:05くらいには本日宿泊する部屋のある4階にたどり着くことができました。レセプションで手渡された館内地図に記入されていた部屋の位置は長い長い廊下の果て、パーク内でいうところのアメリカンウォーターフロント側ウイングの先端にあたる場所でした。(地図を見て部屋が遠いことがすぐにわかったので、荷物は自分たちでは運ばずに 後ほど部屋まで届けていただくことにしました。)なんだか 過去に何度も見たことのあるようなこの景色。この廊下のつきあたり 右手側が私達の本日宿泊するお部屋です。ドアを開けて中に入ると。カーテンは閉まっていますが、正面と向かって左側と窓が二面あることがわかります。部屋に入って正面にある窓まで歩み寄ってカーテンを開けると、プロメテウス火山の前の水上を 船がスピードを上げて滑っていくのが見えました。パーク内ではちょうど、15:00からのハーバーショー「ミニー、ウィー・ラブ・ユー!」が開催中のようでした。ごくごく短いショーであることは知っていたので、私達は とりあえず今はこのショーが終わるのを見届けよう と、カーテンを開けてそのまま窓辺にとどまることにしました。(その3 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
January 28, 2023
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