17日夜の衆院本会議は、自民党議員の「酒気帯び」を巡り紛糾し、会期延長の議決が予定より30分ほど遅れた。
本会議は午後5時に休憩に入り、9時前に再開。議決反対の討論に立った社民党の阿部知子氏が赤ら顔の議員数人を見とがめて「即刻、退場すべきだ。『酒気帯び国会』を延長する必要はない」と声を張り上げた。
民主党の 吉田治 氏に詰め寄られた自民党の秋葉賢也氏は投票を終えると議場閉鎖中にもかかわらず退場。場内は騒然とした。
民主党の岡田克也代表は本会議後の党代議士会で「小泉純一郎首相と森喜朗前首相も赤い顔をして投票していた。いかにいいかげんな運営か分かる」と批判した。
民主党は秋葉氏と森前首相の懲罰動議を議長にに提出。与党も 吉田 氏らの懲罰を求めた。 (23:41)
会期延長を議決した17日夜の衆院本会議で、民主、社民両党の議員が、自民党の一部議員が酒気を帯びて議場に入ったとして、30分以上にわたって投票を拒否した。
社民党の阿部知子氏は反対討論の冒頭、「赤ら顔で議場に入った与党議員がいる。酒気帯びの方は即刻退場してもらいたい」と発言。野党側は一部議員の退席や、投票のやり直しを求めたが、与党が受け入れず、最終的に投票に戻った。
散会後、野党側は特に飲酒の疑いが強いとして、森前首相と秋葉賢也氏の懲罰動議を提出。これに対抗して自民党も、「野党にも飲んでいる人がいる」として、樽床伸二、平岡秀夫、 吉田治 の3氏の懲罰動議を出した。
衆院は1948年に酒気帯びで議場に入ることを禁止する決議をしている。
小泉純一郎首相は20日午前、民主党が17日の衆院本会議に首相が酒気帯びで出席したとして懲罰動議を提出したことについて 「あの日、私は1滴も酒、アルコール類は飲んでいない」 と飲酒の事実を否定した。
首相は民主党の対応について「随分いいかげんな政党になった。公党としてなんででたらめな発言をしたり、懲罰動議を提出するのか分からない」と厳しく批判した。官邸で記者団の質問に答えた。
民主党が提出した小泉首相らの懲罰動議に関して、岡田克也代表は20日午後、党本部で記者団の質問に答えた。
岡田代表は、17日の衆議院本会議場で、民主党の議院運営委員会理事が自民党側の議運委理事に対し、小泉首相・森前首相ら3名が赤い顔をしているのではないかと確認の申し入れを行い、自民党側から確認する旨の返事を得た後、「今津代議士は、飲酒をしていないと言っている」という答えしか返ってこなかったと事実関係を説明し、 「我々は確認をしようとしたけれども、その確認を怠ったのは自民党側で、それに対して確認もせずに発言したというのはおかしいと言う総理の方が、おかしい」 などと指摘した。
また、小泉首相側からの反論と抗議文について岡田代表は、 「われわれが確認しようとしたところに答えなかったというのは、状況証拠としてそういう(飲酒の)事実があったのではないかと言われても仕方ない」 との見解を示した。
さらに岡田代表は、自民・公明両党が民主党議員に対する懲罰動議を提出した件について「やり返し」だと厳しく批判。 「全く問題のないわが党の3人の議員について懲罰動議を出して相殺しようとした、そういうでたらめなやり方をしているのは自民党の方で、そちらの方が問題とされるべき」 との認識を示し、事実無根の3名をやり返して相殺しようという自民党の古い手法については、「断固抗議したい」と語った。
民主党の岡田克也代表は十九日、足立区での都議選演説のなかで、十七日夜の会期延長を決める国会本会議で自民党と民主党の議員が酒を飲んで出席したとして懲罰動議が出された問題に関連し、 「自民党の一年生議員は責めないが、 小泉総理も赤い顔に見えた 。国民を見下しているのではないか」 とのべ、民主党自身のことにはふれず、小泉首相批判に終始しました。
ところが、同じ演説会場で同党の城島正光衆院議員は 「民主党の三人の議員は、経団連のパーティーに出ただけだ。飲んでいない。 確認もしないで 懲罰動議を出すのはひどい」 とのべ、飲酒の場所とされている財界パーティーに同党議員が出席していたことを告白しつつ、飲酒の事実の否定に躍起でした。
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