全10件 (10件中 1-10件目)
1
世界中でグローバル化による格差社会が進んでいる、と言われて久しいです。特にアメリカなどは、上位1%が富の殆どを吸い上げる非常に歪な社会システムになっていると言われています。しかし、これらは歴史上初めての事でしょうか?違います。これは歴史で繰り返されている現象です。前回の格差社会は、いわゆる第二次世界大戦前。アメリカは今と同じ格差水準でしたし、それ以外の先進国は今よりももっと酷い格差社会でした。何故格差社会が再来したか。それは、富の再分配システムが崩壊しつつあるからです。資本主義社会では、資本は資本のあるところに集まっていきます。そのまま何をしないでいると、資本家はより資本を増やし、資本家でない人は相対的に貧しくなり続けます。それらの資本を、国が累進課税などで徴収し、再分配することで格差の是正が行われます。資本主義社会は完全なシステムではなく、今ある現実的な社会システムの中で一番マシなシステムというだけです。資本主義社会の不完全さは、どこかで誰かが補わなければいけません。そうしなければ、永続するのは難しいでしょう。資本主義社会が成り立ち続けるためには、市場主義経済を突き進むというのはむしろ悪手です。資本の意思は、長期的に自らが増加し続けることにあります。それは、短期的或いは中期的な合理的行動とは違います。ここの所は長期投資を行う上で非常に大切になる部分ですので、『むぎゅ。』読者様で長期投資家の方は是非とも御理解頂きたい所です。
2014.04.30
コメント(1)
「能書きは良いが、結局この株は上がるのか下がるのかどっちなんだ?」というような質問の類はいつの時代にもありますが、これは質問自体がナンセンスです。聞かれた方だって実際のところ今後の株価推移は分からないのです。相手の分からないようなことを質問しようという発想が少し間違っているのです。むしろ「それは何の為の質問で、その質問の回答が貴方にとってどんな意味はあるのですか?」という事を聞き返したくなります。さて、もう一つ。インターネットでは、礼儀正しく、相手の気持ちを尊重し、人を不快にさせるような書き込みは控えましょう。これは何故か学校では教えてくれません。もし、楽しいインターネットライフを送りたいのであれば、まず他人の気持ちを尊重することです。礼儀正しくあれ。礼儀正しさの本質は、相手を尊重すること。株式投資に興味を持っていて、楽しく株式投資を行いたいというのであれば、他の投資家を馬鹿にするのではなく、まずは尊重することです。取引する人全てによって株価が構成されます。そして結果として決められた株価は常に適正価格です。今日の適正価格は明日の適正価格とは一致しない。投資家みんなで一緒に切磋琢磨していって、明日の適正価格を自分達の価値観に近づけることは可能かもしれません。株価は常に適正価格。今後の株価が上がるかどうかは、誰にもハッキリとは分かりません。各自、八卦予想で投資をしているのです。
2014.04.26
コメント(0)
哲学は信念の上に成り立っている。逆ではない事に注意されたい。信念がない者に哲学はなく、強い信念がない者に確たる哲学は持ち得ない。哲学は無意識に多大な影響を与えるので、信念は意識の中だけではなく無意識の構成要素の中でも特に肝要であるといえる。
2014.04.23
コメント(0)
日本を考える三島のブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/mikosi009/をお気に入りブログから外しました。株式投資については日々の値動きを追っているだけで、毎日の投稿内容は古事記の解説に終始しているだけのブログになっています。もうずっと足が遠のいていますのでお気に入りから外しました。ただ、ずっとほぼ毎日更新していたのが一転してここ最近1ヶ月以上更新がなくなっているので、何かあったのではないかと心配しています。
2014.04.21
コメント(0)
僕は最近思うのですが、どうも、子供の頃に経営シュミレーションゲームをやった経験が株式投資に活かされているようなのです。それも、思っていた以上に大きな影響を及ぼしているようなのです。 小中学生の頃、僕はシュミレーションゲームが大好きで遊びまくっていました。外で体を動かす遊びも好きで、ロクムシやドロケイやコマといった遊びを毎日友達としていましたが、やはりファミコン世代。テレビゲームをかなりやり込みました。僕はシューティングからアドベンチャーゲームまで幅広くやりましたが、一番好きなシュミレーションゲームを中心にプレイしました。特に光栄のシュミレーションゲームに没頭していました。当時の光栄の出している家庭用シュミレーションゲームは、殆どをやったのではないかと思います。いくつかのゲームは、発売日前からパソコン版のガイドブックを買って予習するくらいでした。光栄のシュミレーションゲームの中には経営シュミレーションもありました。特にファミコンの『ファミコントップマネジメント』とスーパーファミコンの『トップマネジメント2』がとても面白かったです。間違いなく100時間以上はやり込みました。このゲームは良く出来ており、特に『ファミコントップマネジメント』はシンプルながら経営の基礎的な考えを学べます。『トップマネジメント2』の方は在庫調整と、売掛金や買取手形などの資金繰りにやや特化した内容になっています。手形割引率などが重要になります。調べてみると、『ファミコントップマネジメント』は新入社員の教育用として開発されたゲームが元になっているとの事です。なるほど納得。単純明快でありながら奥が深いこのゲームは、今やっても十分面白いです。後でもう一度言いますが、小学生の子供が居る方は、是非やらせてあげて欲しいゲームです。日本もアメリカのように小さい頃から投資を学ばせるべきだ、学校でも教えるべきだ、という意見を主張している個人投資家を良く見かけますが、それなら『ファミコントップマネジメント』で遊ばせれば良いと僕は思います。それくらい良く出来たゲームです。 この2つのトップマネジメントを冠する経営ゲームは、パソコン企業の経営を行うというものです。デスクトップパソコン、ラップトップパソコン、ノートパソコンの開発・製造・販売をしていきます。性能とブランド力を元にして、販売価格決めと在庫調整を行います。更に新商品の開発状況や会社の資金繰り状況を元に生産量を決めます。当然、ライバル会社の動向も注視する必要があります。在庫は新商品発売で無価値になります。また、自社製品の性能(求められるニーズを満足できる度合い)は毎月低下していきます。社員の数・給料・賞与を間違えるとすぐに資金繰りに窮しますし、資金繰りに窮した際に売掛手形の売却をすると手形の満期までの期限に応じた割引率が差し引かれます。商品によって原価率が違いますし、市場が求める商品は毎年変化していきます。法人税の支払いにも注意をしなければ、経営に大きな影響を与えてしまいます。当然、儲けているほど翌年の法人税の支払いは多額になります。徐々に大きくなる人的コストの負担。しかし他社と比べて低い賃金ではストライキが発生してしまい、生産が低下するリスクがあります。また、生産ラインの増設には膨大な設備投資が必要になりますが、その設備投資をしないでギリギリの生産ラインでいると、在庫不足に陥る可能性があります。在庫不足での機会損失が経営には致命的に大きなものになりますので、ある程度の在庫を確保する必要があります。このゲームにおいて在庫調整は経営の基本です。ブランド力で売れ行きが大きく変わります。商品の売れ行きは、性能よりも、むしろブランド力による影響が大きいです。しかし、ブランド力の向上には非常に長い期間が必要で、大変大きなコストが掛かります。またそのブランド力を維持するためにも多くのコストが必要になります。ブランド力は上げるのは大変ですが、コストを掛けないとあっというまに低下します。このコストをどこまでかけるかは経営戦略として大きなウエイトを占めます。このゲームではブランド力は参入障壁の一つであり、またブランド力向上が肝となります。ブランド力のない企業は、性能が高くても価格を下げなければ売上を向上できません。価格を下げると利益率が低下するので、多くの場合ブランド力は利益率にも繋がります。売上を向上しても利益が出なければ意味がありませんが、在庫調整の為には場合によっては製造原価よりも低い値段で商品を売らなければなりません。製造原価よりも低い価格で叩き売りしてでも、在庫調整は必要になります。生産には量に応じた製造ラインを必要としますが、製造ライン増設には多くの資金がかかり、また高い生産能力を維持するためには常に合理化を進めなければなりません。また販売するのは性能が重要視される製品ですので、新製品を開発できる開発員の質の高さを維持することが重要になります。社員のモラルが低いと開発に支障を来たします。能力を高めるためにも、社員教育は必要です。社員を増やすとその分だけ業務効率が低下するので、急激な社員増加は避けた方が無難です。 といった感じで、基本的な概念を挙げるだけでもまだまだキリがありません。このゲームを何度も何度もやってくうちに、徐々に分かっていきます。バランスシートの基本的な概念は、小学生でも十分に分かります。それも、ある程度深いところを理解できます。ゲーム中では実際に経営に応じて変化するバランスシートを毎月確認するようになります。個々の項目について全く何も知らなくても、何をどうすればどのように変化するかが自ずと分かってくるでしょう。もちろん、実際の会社の経営はゲームとは違います。そんなに単純なものではないでしょう。ただ、このゲームをやり込んだので決算書の理解が早くなった、というのは間違いないと思います。大人がやると物足りないレベルだと思いますが、子供の頃から株式投資の勉強をした方が良いという考えを持っている人は、この2つのゲームをやらせてあげた方が良いと思います。特に『ファミコントップマネジメント』はオススメです。自然に、経営者目線でバランスシートを見ることができるようになると思います。シュミレーションゲーム好きの子供であれば、このゲームはとてものめり込むと思います。是非。
2014.04.18
コメント(2)
今年になって他の投資家のサイトを紹介してばかりなのでもう暫く紹介するのを止めると言ったばかりですが、とっても良いブログを見つけてしまいました。我慢できずに紹介しちゃいます。 ゆうゆー投資法http://yuyutoushi.blog.fc2.com/ このゆうゆーさんのブログ、とっても良いと思います。保有銘柄と一番新しいDVxについての投稿文章見ただけで、大体分かりました。こういう投資家さん、僕はとっても好きです。バリュー投資家さんとは似て非なる部分が大きいですので、特にバリュー投資を中心にした株式投資をしている方は参考にして頂きたいと思います。参考にするというより、こういうタイプの投資家も応援してあげて欲しいです。 ゆうゆーさんはバフェットさんとリンチさんの投資哲学に影響されているようです。僕はリンチさんあんまり好きじゃないんですが、リンチさん好きな投資家多いですね。みきまるさんもそうですし、前に紹介したエナフンさんもそうでした。僕はどちらかというと、フィッシャーさんの方が好きですね。成長株投資が好きなら、リンチさんではなくフィッシャーさんでしょう。いや、これは蛇足でした。 蛇足ついでに、このゆうゆーさんのブログを発見したのは、今日ハピネットについて調べていたのが切欠でした。ハピネット、悪くない銘柄ですね。 蛇足の蛇足ですが、僕は今日ずっとゆうゆーさんのブログを読み続けながら、過去の投稿に対してコメントを書き込みまくっています。一つ一つ回答してくれるという事ですので、僕の嫌がらせのようなコメントの山に対するゆうゆーさんの回答も、しっかり読んであげて下さい。僕みたいな変人の回答をいちいちするのも手間だと思いますので。 -連絡-『ゆうゆー投資法』は楽天サイトではないブログですが、リンクを張りたくなったのでこのブログのデザインを変えました。左側にフリースペース欄を追加して、そこにリンクを貼りました。
2014.04.14
コメント(0)
これはニホンフラッシュの銘柄紹介の2つ目です。銘柄紹介1つ目から順に読んで下さい。ここまでのポイントをまとめます。・売上と利益が急成長・中国での売上が大半・売上に対する現金預金が少ない・売上の急増に伴い受取手形が急増 (難易度が高いので割愛しましたが、中国経済の影響を推し量るのであれば受取手形全体の伸びを売上全体の伸びに対して考えるのではなく、それぞれ国内分を差し引いた数値で考える必要があります。これは僕達初級者には少し難易度が高いです)・支払い利息及び割引料が急増しつつあるが、利益も急増しているため利益に対する比率は今のところ急増していない (2014年3月期が発表されたら要注目)・2014年3月期に入り、受取手形の割引料が第3四半期までで急増。2014年3月期決算要注目。注意したいところは、これまでは2013年3月期までの話で、これが2014年3月期にどのようになっているかでこの企業の評価が劇的に変わる、という事です。そして、繰り返しになりますが公表されている受取手形割引高の直近の数値は、先に挙げた通り2013年3月期→2013年9月→2013年12月355百万円→1,330百万円→1,832百万円となっています。これが2014年3月期の期末にどのようになっているか、これが今後のキャッシュフローを予想する上でとても重要になるのです。 時価総額は約120億円。このお値段が高いか安いか、それはこれまでの分析では分かりません。債権の中身や取引先も重要になるでしょう。雑な分析ではなく、確りとした分析をするには国内外で分けて分析する必要があります。また中国経済の動向も重要になります。しかし基本的なことであれば決算報告書をみて判断できます。この企業が安いか高いかは、各々の投資家の、決算報告書を用いた、より深い所まで突っ込んだファンダメンタル分析に拠ります。 ここまで、かなり乱暴ですがキャッシュフローの話をしてみました。キャッシュフローは簡単にパパッと判断できると思われがちですが、そうではありません。キャッシュフロー計算書の大雑把な項目を見ても、分からないことが他の決算報告書には隠されています。キャッシュフロー計算書は補助的な意味合いにはなりますが、単体では何の意味もありません。基本的にはバランスシートや損益計算書を確認するのが良いと思います。ちなみに、基礎指標はというと...PER約7倍PBR約1.5倍ROE約20%自己資本比率約60%EV/EBITDA約4.6となっています。これは今回の話とは関係ないおまけです。(余談と言うより蛇足ですね)
2014.04.10
コメント(0)
これがニホンフラッシュの銘柄紹介の1つ目です。ここから順に読んで下さい。第一弾から第五弾の銘柄紹介を読んで頂いていない読者は、先にそちらを順に読んで下さい。(お手数おかけして申し訳ありません)過去に紹介した内容を理解されていることを前提として、今回の銘柄紹介を始めます。銘柄紹介 第一弾 7509アイエー銘柄紹介 第二弾 9866マルキョウ銘柄紹介 第三弾 6060こころネット銘柄紹介 第四弾 7865ピープル銘柄紹介 第五弾 9994やまや※皆さんご存知の通りですが、この銘柄紹介は買いを推奨しているものではありません。 それぞれ毎回テーマがあり、そのテーマに適した銘柄を紹介しています。 キャッシュフローを重要視する投資家は数多くいます。キャッシュフローが悪い企業は見送るべきだ、という主張をします。キャッシュフローが悪いとはどういう事でしょうか。一つは、資金繰りが悪いと言う事です。もう一つは、利益の質が悪いという事です。さらに、将来の特損の可能性があるという事です。これらの要因が複雑に絡み合った結果が、キャッシュフロー計算書という単純なお金の出入りを表す表になって現れます。キャッシュフローを重要視する投資家でも、個々の要因をどのように重要視するかを具体的に示す事が出来る投資家は多くありません。例えば、継続して高い利益を出し、増加する自己資本と共に有利子負債を増やしながら高ROEを続けている企業があるとします。その企業では、キャッシュフローに注意する必要があります。何故か?それは今まさに成長しているからであり、今後も成長しようという意欲のある企業だからです。そして、成長には今までより多くの資金を必要とするからであり、売上の増加と共に売掛金が増加するからであり、そしてその売掛金が満期を迎える前に今すぐにでも資金が必要になる可能性があるからです。また企業規模に比べて大きな法人税を支払う必要があります。その法人税の支払いの為の現金確保を常にしている企業ばかりではない事にも注意が必要です。色々な要因があり、急成長を遂げつつある企業はバランスシートに比べて多くの資金を必要とします。またそうであるからこそ、思ったほど売上が伸びなかった場合にあっという間に資金繰りに窮してしまうということもあります。今回はそのキャッシュフローの話。僕はあまり好きな考えではありませんが、重要だと思いますので今回のテーマにします。キャッシュフローについて云々言うのは今回が最初で最後かもしれません。繰り返しますが、成長企業、特に設立間もない若い成長企業が業績を拡大していく過程では、キャッシュフローが重要になります。できることなら常に十分な現金預金を確保しつつ、安定的な収入を得られるシステムを構築するべきです。増収増益を続けていても、手元に残るのが売掛金や受取手形などでの回収しなければならない債権ばかりだと不渡りを出す恐れがあります。まずは、安定的な収入を確保するシステムの構築が重要になります。つまり何が言いたいかというと、安定的な収入源を確保している企業では、キャッシュフローの重要性はそれ程高くない、という事です。安定した収入源を確保しているかどうかの確認として、キャッシュフローを見る。本来はその程度で十分でしょう。安定的な収入源があって現金預金が潤沢にある自己資本比率の高い万年低PERのいわゆるバリュー株では、キャッシュフローなんて重要視しなくても良いのです。そのような企業でキャッシュフローについて必要以上に重要視しているのは、馬鹿みたいだ、と僕は思うのです。さて、それではニホンフラッシュ(7820)を見てみましょう。業種はマンション向け内装ドアです。国内45%、海外55%。ここで言う『海外』は中国です。主力が中国相手の商売ですから、中国企業の売掛金が多い事になります。成長企業で、どんどん売上を増加させている。その売上増加により、売掛金や受取手形が多くなってきています。前期で11億円増加し、現在63億円。当然といえば当然ですが、これらの債権は中国企業相手のものが中心です。現金預金は直近の決算報告書の時点で16億円。対して、今期売上予想は160億円です。当然、この売上を実現するためには企業活動を行う資金が必要になります。その資金は現金預金では足りません。売掛金や受取手形といった債権を現金化する必要があります。160億円の売り上げを上げる為に、どれだけのお金が必要になるでしょうか。その債権は不渡りにはならないでしょうか。手形の満期まで待てずに、割引料を差し引いた額で銀行に買い取ってもらう手形割引調達をする必要に迫られないでしょうか。(ちなみに、銀行に買い取ってもらった手形が不渡りになった場合は、銀行から買戻しの要求がきます。買戻しできない場合は、銀行と協議しながら分割して支払う必要があります)重要なことですが、資金繰りの問題点の有無を確認する為の手段はファンダメンタル分析になります。ファンダメンタル分析を主とする投資家であれば、企業の資金の流れをイメージしなければなりません。この企業のこれからの資金繰りを、過去のキャッシュフローでイメージできるでしょうか?難しいですが頑張ってやってみましょう。まずは、ここ数年のキャッシュフローを見てみます。2010年3月期営業キャッシュフロー 178百万円キャッシュフロー -635百万円2011年3月期営業キャッシュフロー 309百万円キャッシュフロー 118百万円2012年3月期営業キャッシュフロー 239百万円キャッシュフロー -27百万円2013年3月期営業キャッシュフロー -165百万円キャッシュフロー -228百万円投資キャッシュフローと財務キャッシュフローは割愛します。割愛してはいけないのですが、長くなるので割愛します。ここでのポイントは、2013年3月期の営業キャッシュフローです。マイナスに転じています。敢えて簡略化して乱暴に言わせてもらうなら、資金繰りが悪化しています。しかし、成長企業では資金繰りを悪化させながら成長するのは良くあることです。良いか悪いかは別にして、大して珍しい事ではありません。キャッシュフローを確認してみても、今期以降の営業キャッシュフローがどうなっていくのかの予測はできません。しかし、ニホンフラッシュのような企業では将来のキャッシュフローがとても重要になります。何故でしょうか。それは、今まさに現在進行形で多額の設備投資をしながら急成長している企業だからです。繰り返しますが、投資キャッシュフローは割愛します。それでは、まずは経常利益にキャッシュフローを重ねて見ましょう。2010年3月期経常利益 478百万円営業キャッシュフロー 178百万円キャッシュフロー -635百万円2011年3月期経常利益 174百万円営業キャッシュフロー 309百万円キャッシュフロー 118百万円2012年3月期経常利益 760百万円営業キャッシュフロー 239百万円キャッシュフロー -27百万円2013年3月期経常利益 1,973百万円営業キャッシュフロー -165百万円キャッシュフロー -228百万円これだけでも随分イメージが変わって見えます。投資家にとって大切なのは、「何故そうなったか」「これからどうなるか」です。何故2013年3月期の営業キャッシュフローがマイナスになったのかの理由が重要です。というより、何故2013年3月期は営業キャッシュフローが経常利益の推移と大きく掛け離れているのかの理由が重要です。このような企業で重要視しなければならない項目。支払利息と割引料です。ここから先は長くなるので巻いていきます。2010年3月期から2013年3月期までを矢印で表します。6→10→17→58(百万円)今のところ問題ありません。しかし、2次曲線を描くように急増しています。(支払利息は有利子負債変動と金利変動を御確認下さい)ここでいう割引料とは、一定の支払期間を与えた売掛金その他債権について相手方が支払期日前に代金を支払った時に、その期間に応じて値引きする料金です。受取手形の割引料ではありませんので注意して下さい。 受取手形の割引料は、上記の中に含まれておらず、財務諸表の枠外に受取手形割引高という表記で表されます。本当はもう一通り表記方法がありますが、現在は一般的でないので割愛します。直近の受取手形割引高は、第3四半期連結決算で下記となっています。2013年3月期355百万円2013年9月1,330百万円2013年12月1,832百万円これは売上増加によるものと、中国での住宅バブルが弾ける前兆という、2つの影響です。 それでは売上推移はどうかというと、7,122→6,622→9,100→12,729(百万円)となっています。何故売上推移を見たかというと、売上と売掛金は密接に影響しているからです。短時間で企業分析する際は、売上と売掛金はセットで考えて下さい。ここでは売掛金の推移は省略します。専用ツール或いは専門サイトで調べれば30秒もかからずに分かりますので、各自調べてみて下さい。確認のため、当期利益推移も見てみましょう。-83(※)→87→555→1305(百万円)※2010年3月期は特損計上の影響この比較は僕はあまり好きではないのですが、経常利益或いは当期利益に対する支払利息と割引料の割合推移を算出してみましょう。経常利益:1.3→5.7→2.2→2.9(%)当期利益:-7.2→11.5→3.1%→4.4(%)この値が2014年3月期にどうなるか。まだ現時点では2014年3月期の決算報告は公表されていません。知ろうとするのは2014年3月期の業績予想の範疇になります。今回のテーマと離れますので割愛します。今回はガンガン割愛します。割愛できない人は置いてきます。 同じ要領で、受取手形の割引料を算出してみると良いと思います。しかし、2013年3月期までは殆ど面白味のない値ですので割愛します。2014年3月期の決算が出たら、2013年3月期までと比較してみて下さい。多分驚きの結果が出ます。 もうちょっと続く…http://plaza.rakuten.co.jp/meaning1/diary/201404100001/
2014.04.10
コメント(0)
物差しを片手に、歩いて回った。驚いた事に、物差しは変幻自在で、延びたり縮んだり歪んだりした。それだけじゃない。じっとしている事ができないようで、あっちこっち勝手に動き回った。動き回った挙句の果てに、怖い怖いと震え出す始末。そんな様子を見ていて、この物差しは全く役に立ちそうもないな、と悟った。もう随分昔の事だ。芯のない鉛筆の方がまだ幾分かましに思えた。そして実際、そうだった。 これはそんな物差しの話。そう、僕の株式投資の話だ。退屈だろうが我慢して欲しい。僕だって、眠りそうになるほど退屈なのを我慢して書いているんだ。 僕が大事に持っていたその物差しは、黄ばんでいて、汚らしかった。下の方に大きく『PBR』と書いてあった。その物差しは使い勝手が良かったが、測ってみたら汚れてしまうという欠点があった。別に株なんて汚れても構わないと思っていたけど、気が付いたら淀んでいたのは僕の眼の方だった。という事で、別の物差しに変えた。僕が大事に持っていたその物差しは、曇っていて、見え難かった。下の方に大きく『PER』と書いてあった。その物差しは予想していた通り使い勝手は悪くなかったが、測ってみたら霞んでしまうという欠点があった。別に株なんて霞んでも構わないと思っていたけど、気が付いたら濁っていたのは僕の眼の方だった。という事で、別の物差しに変えた。僕が大事に持っていたその物差しは、変形していて、使い難そうだった。下の方に大きく『ROE』と書いてあった。その物差しは驚くほど使い勝手が悪く、測る度に曲がってしまうという欠点があった。別に株なんて曲がっても構わないと思っていたけど、気が付いたら歪んでいたのは僕の眼の方だった。 なるほど、この世は世知辛い。もうたくさんだ、と釣竿片手に旅に出た。行き先決めずに悩んだ挙句。山は嫌だと海にした。変幻自在の尺度をもとに、釣った魚を計りけり。雷鳴れども落雷は無し。そうと分かれば、怖くない。嵐だって、他人事。藻屑に飲まれる人観て笑い。暫くしてからまた笑い。いつの間にか日は沈み。月の光も届かない。助けを呼ぼうと叫んでみても、真っ暗闇に掻き消され。荒れ狂う波。波。波。手作りボートが波揺られ。酔った挙句に吐く始末。助けを呼ぼうと叫んでも、真っ暗闇に消えていく。なるほど、この世は世知辛い。穴開きポッケを弄って、やっと出てきたこの定規。やっと見つけた宝物。やっと分かった宝物。念仏唱えて測ってみれば、二束三文、雀の涙。やっぱり山にするべきだった。神を呪いしこの境遇。幾ら呪えどまだ足りぬ。悪態吐くども吐き足りぬ。体の震えが収まる頃に、荒波消え行く地平線。北へ南へ東へ西へ。見渡す限りに何も無し。頼れるものは何も無い。何度思った事だろう。定規片手になんのその。また来る嵐は何処からか。問う相手もいないまま、大海原を突き進む。進んでいるのかいないのか。定規の他に何もなく。定規が何の役に立つ。問う相手もいないまま、大海原を突き進む。進んでいるのかいないのか。定規の他に何望む。何がお前の役に立つ。問う相手もいないまま、大海原を突き進む。進んでいるのかいないのか。やっぱり山にするべきだった。何をするにも相手も居らず。笑い話はもう沢山と、自ら掲げたこの拳。責めて誰かの役立てば。気合を込めて振り下ろす。下ろした先に水はなく、蝋燭ばかりが並んでる。幾ら違うと叫んでみても、訂正される訳でなし。寝ても覚めても解釈できず。匙を投げたり見えざる手。定規がお前の役に立つ。定規はお前そのものだから。神に唾棄するその姿、満身創痍の青息吐息。傍から見ても勝ち目はないが、己が信念曲げられぬ。ここは愚者の楽園か。はたまた賢者の修行場か。踊る阿呆に見る阿呆。寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ここは鉄火場一丁目。弥が上にも高まる期待に、一念発起の先は闇。鬼も十八番茶も出花。思いもよらぬ舌先三寸。寸暇を惜しんで責任転嫁。極悪非道の独壇場。知らぬが仏と言うなかれ。せめてこう言え豚に真珠。幾ら定規を眺めてみても、淀み濁って歪んだ眼。昔は見えた尺度の目盛、確かに見えた尺度の目盛。もう良い、もう良い、もう沢山だ。下手な考え休むに似たり。どうせ次々人は来る。僕も昔はその一人。僕が貴方で貴方が僕で。踊る阿呆に見る阿呆。寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ここは鉄火場一丁目。弥が上にも高まる期待に、一念発起の先は闇。鬼も十八番茶も出花。思いもよらぬ舌先三寸。寸暇を惜しんで責任転嫁。極悪非道の独壇場。
2014.04.05
コメント(0)
サラリーマンとして日々会社の歯車となって仕事をしていると、組織には尊敬できる人と尊敬できない人がいる事に気が付く。入社して最初の頃は尊敬できるかどうかを仕事が出来るかどうかで判断しがちだが、年を重ねる毎にその考えは少しずつ変わっていく。何年も一つの組織で仕事をしていると、尊敬できるかどうかの判断の元になるのは多くの場合仕事が出来るかどうかではなく、配慮や思いやりといった人間らしさによるものが意外なほど大きなウエイトを占めている事に気が付く。これは日本的経営かどうかで顕著に変わる考えで、実力主義の外国の企業では少し変わってくるだろうと思う。日本の企業も随分様変わりしたが、しかし、根っこの部分は未だ変わっていない。部下や後輩の成果について、「これはあいつの努力の結果です」という上司や先輩。彼らは仮にそれ程優れた仕事が出来なかったとしても、長期的には慕われるようになるだろう。逆に部下や後輩が失敗したときに、「これはあいつの失敗だ」と言うような上司や先輩は慕われない。例えどんなに仕事が出来ても、である。異論反論はあるだろうが、実際はそのような傾向があると強く感じる。少しの歪みであっても、時間が経つにつれ、その歪みは徐々に大きくなってくる。組織が大きくなると個々の業務にチームワークが必要になる。不得手な人の仕事を得意な人が補う仕組みがあれば、長期プロジェクトでは組織全体として効率的な業務が出来るからだ。効率的な業務が求められるほど、潤滑油が必要になるような摩擦の大きい歯車は、どれだけパワーがあっても周りの歯車が徐々に磨耗してくる。 株式投資でも、似た事がある。自分の成功したトレードについて、「これは私のトレードです」と大っぴらに自慢している投資家は尊敬されない。成功したトレードの度に「これは自分の力で成功したのではなく、たまたま成功したのです」と謙虚な姿勢を持つ投資家。そのような投資家は失敗したトレードと謙虚に向き合うことができる。そういう姿が多くの投資家に尊敬される。そもそも成功したトレード自体、大っぴらにすること自体がおこがましい。市場に謙虚であるなら、そんな恥知らずな事はしないはずである。成功体験に胡坐をかいて自分のトレードを自画自賛している限り、その投資家は短期的には羨望の眼差しで見られても、長期的に尊敬される事は永遠にないだろう。依存するタイプの個人投資家は常に尊敬するべき投資家を求めている。それは、結局のところ市場に対する謙虚な姿勢であり、どれだけ成功してもそれが自分の能力によるもの以外の影響が大きかったことを理解できる認識力であり、自己を内包する相場全体に対する広い視野であるのだ、と思う。 謙虚な姿勢を持たず、自分のトレードを自画自賛する投資家の姿は、とても醜くおぞましい。長く相場と謙虚に向き合ってきた投資家であれば、そのような発言はしないはずである。長い間バリュー投資家を見続けてきた僕は、今ではそのように考えている。
2014.04.01
コメント(1)
全10件 (10件中 1-10件目)
1

![]()
