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2024.03.31
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カテゴリ: 映画
「瞳をとじて」を観てきました。
なんと、監督ビクトル・エリセにとっては31年ぶりの新作ということで。

映画の撮影のさなか、主演俳優フリオが失踪。その監督をしており、フリオの親友でもあったミゲルは、22年後、失踪者を追うテレビ番組に出演しますが、そこから物語がゆっくりと進みだします。

ゆっくりと流れていく時間の中で、ミゲルの過去、フリオの過去、それを取り巻く人たちの物語が、セリフで多く語られることはあまりないのですが、眼差しや仕草、断片的な言葉たちで紡がれていきます。それを冗長と受け取る人もいるようですが、この時の流れをゆったりと楽しめなければ、この映画を見る意味はないと私は思いました。

ミゲルとフリオ、スペインの政情が不安定な中、築かれてきたはずの友情は、フリオの失踪によって断たれてしまいます。彼らの友情がどんなものであったのか、観客は映像とセリフから想像するしかないのですが、ミゲルの眼差しが多くを伝えてくれているように思いました。それを咀嚼しながらスクリーンを見つめ続ける間、いろいろなことを考え、映画を見ながら思索にふけるという興味深い時間を持つことができたと思います。なかなかない体験でした。

フリオではないかという人物が見つかった、というところから、ゆるやかな物語の展開が、少しだけそのスピードを上げます。とはいっても、大河の流れの強弱みたいなもので、急展開!というわけではありませんが。ただ、そのわずかな緩急でさえも、心地良い。

ラストシーンは、フリオが失踪したせいで未完となった映画「別れのまなざし」の上映です。記憶を失ったフリオがスクリーンを見つめ、スクリーンの中のフリオの眼差しがこちらにまで何かを訴えかけてくるようなワンシーンでした。
最後、フリオの記憶が戻ったかどうかは描かれません。ただ、私には、記憶喪失で澱んでいた彼の眼差しが、最後の瞬間だけ、はっきりと正気に戻ったように見えました。

ミゲルの飼っているワンコが可愛いです。船に乗って、ミゲルの帽子をかぶっているところが悶絶するほどキュートでした。






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Last updated  2024.03.31 16:05:48
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