最近、部屋の片隅から瀕死のi-Pod mini(超懐かしい)を見つけ出し、その中を漁ってみたら、懐かしい音楽ばかりが出てくるので、今回はsuedeの5th「a new morning」を。 従来の彼らの音とは真逆の、晴れやかで清々しくポジティヴなエネルギーに満ちたこの1枚は、ファンにも批評家にも、総じて酷評をもって迎えられたようです。まあ、このせいで活動停止しましたからね…。
このアルバムの中では、「lonely girl」が一番好きな曲です。ちょっとねじくれて病んだ、淋しい女子たちに向けられる優しい眼差しが感じられて、弱ってるときには涙ぐむくらい好きです。兄さんがこんなに優しく歌うのがたまりません。それと、「in this miracle of clay」っていうフレーズが私の心には突き刺さりました。なんかもう、ブレット・アンダーソンの言い回しって感じがするんです。しかも、この曲はニールの置き土産なので、私には特別すぎます。
他にもブレット節だなと思うのは「untitled」の「crushed like a butterfly, dead-eyed at the drive-by in the car」という詞。なんだかやっぱり胸にくるのはなぜなのか。crushedの歌い方が優しすぎてきゅんとします。