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20年以上も前からでしょうか、車の人相が変わってきました。それまでは直線的で平べったいスタイルの車が多く、ヘッドライトも横長でした。それがコンピューターCADのおかげか曲線の多い3次元フォルムが増えて、それにつれて車の目であるヘッドライトがつりあがったり、びっくりしたようなデザインになってきましたね。やな傾向だなあと思ってましたが、先週、ラジオでつり目ヘッドライトが事故防止に役に立つと言っていておどろきました。これはホンダによると「FACEデザイン」というもので、2輪車の前面デザインを人の顔のようにデザインすると、車からの視認率が上るというのです。特に怒った顔が。人はなにげなく見た風景からも、その映像の中に危険を感知するものがあると注意を喚起するそうです。特に顔からの情報には敏感です。こんなテストがあります。無数の笑顔の中から怒った顔を探すのと、無数の怒った顔の中から笑顔を探すのでは、前者のほうが圧倒的に早いそうです。身を守ろうとする生存本能なのでしょうね。なるほどと感心しました。これは二輪も車だけでなく車全体にもいえる理屈なんですね。個人的には好きでない獰猛なワル顔のクルマも、人の安全に役立つのなら許さざるを得ないでしょうね。
2009/12/17
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日展は日本美術展覧会の略、ほぼ毎年見せてもらっていますが、いつもその作品の多さにぐったり、様々な絵が行けども行けども並んでいる。洋画なんかは上下2段掛けですよ。首が疲れる。途中で休み休みしながらでも足が棒になる感じ。バチカンやルーブルに比べる程ではないにしても、会社帰りにざっと見るには多すぎる。(金曜は20時まで開いてるんです)毎年、全国のすごい数の画家達がすごいエネルギーと高価な画材をつぎ込んで制作した大作ばかりです。どの作品も畳よりも大きいので、我々のほうが絵に見下ろされる感じ。今回とくに印象に残ったのは描かれた女性の顔。一昔前に現れたスーパーリアリズムの影響か、写真以上のリアルな表現が増えているように思います。以前の女性画なら類型化された顔か、ちょっとピンボケの粗いタッチの顔が主流だったのですが。今は写真を越えるようなリアルな表現の女性画が目につくようになりました。それは拡大した写真とは異なり、執拗なタッチで描かれた表情や背景から独特の雰囲気や深い情感が漂ってきます。特選の「滑走路に限りなく近い場所」という作品はその典型例でしょう。でもリアルな表現になるとモデルの個性が際立ちます。絵の前に立つ女性の顔立ちが様々でもそれぞれが独自の美しさに満ちています。そんな美女たちを楽しんでいると、あたかもグラビア雑誌を見るようなオヤジ的自分に気が付き、ちょっと恥ずかしい思いにもとらわれました。だけど、絵なんて好きな風に見ればいいんだと思いますよ。ま、そんな勝手な楽しみ方も絵画鑑賞のひとつ。類型化からの脱却の果てにモデルの存在が前面に出てしまう絵と、モデルも絵画の部品として描かれる絵との違いをそれぞれに楽しむのも面白いかな、なんて考えながら、週末の六本木のネオンの下を歩いて帰りました。追伸「ニッテン」なんて通販みたいに呼ぶと偉い先生方に怒られそうですが、芸術を親しみを込めてゲージュツと呼ぶように、シロート感覚で独断的に見た展覧会なので、今回、そう呼ばせてもらいました。(会場では撮影禁止なので、もっともリアルな画像は入手できませんでした)
2009/12/06
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