リバーサイド・カフェ

リバーサイド・カフェ

PR

お気に入りブログ

経済を左右する103万… New! ゴーヤテンプルさん

コメント新着

riverside1040 @ Re:あまちゃん挿入歌の「1000円返して」の謎と考察(07/23) キンモクセイさんへ、 あれれ?そういえ…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2023/05/13
XML
カテゴリ: 音楽

「ダニーボーイ」という歌の変遷については多くのサイトでも語られていますが、私なりに簡単にまとめてみました。

この歌は元々、 アイルランドの 最北端の ロンドンデリー地方に住むオカハン族で、 17世紀初頭にイギリス軍に制圧されます。しかしその器楽曲は地元に残り、19世紀半ばに街角のフィドル弾きから採譜されたものが「アイルランド古代音楽集」に収録されます。
この曲は当初は無名の演奏曲でしたが「ロンドンデリーエア」とも呼ばれるようになり、それに様々な人が詞をつけて世の中に広まり始めます。19世紀末には恋の歌詞が付けられ「ロンドンデリーの歌」として親しまれるようになります。
アイルランドの人々に広く浸透するのは20世紀初頭です。出兵する若者への送別歌という内容の歌詞が付けられた「ダニーボーイ」として発表されると、第一次大戦や移民に臨むアイルランド人の間に愛好され、第二の国歌のような扱いにされるまでに至ります。
またC V スタンフォード作曲の「アイルランド狂詩曲」の中にもその旋律が採用され、クラシックの分野でも認められるようになります。


 (*C V スタンフォード - アイルランド狂詩曲第1番/8:05から始まる旋律)

こうして現代では世界中の人が愛好する定番曲となっていますが、この曲は特別な意味を持つ曲として扱われているようです。映画でもこの歌を歌うシーンを入れることで、作品における表現や主張を高めたものが見かけられます。
J F ケネディやダイアナ妃、プレスリーなどの葬儀では「ダニーボーイ」が流された そうですが、あちらではこれが定番曲になっているのかもしれません。そう言えば数年前、日本でも​ 葬儀会社オークスのCM
また村上春樹の小説「世界の終りと~ワンダーランド」にもビング・クロスビーが歌う「ダニーボーイ」がストーリーと絡まって何度か出て来ますね。
「ダニーボーイ」という歌は、様々なかたちで私らの生活や文化に浸透しているようです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023/06/02 12:37:10 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: