絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2004年09月04日
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おはようございます。


ホテルの裏手にはバザールがあります。
常設では商売人による野菜、衣料品などが並んでいますが、1週間に1度、村人が自分たちが作った手仕事ものなどを売りにくる日があり、ミフリ社長のお目当てもそれなのです。

もんぺのようなだぶだぶのズボンに花柄のシャツを着て、頭にスカーフを巻いた村のおばちゃんが露店を開きます。
オヤ(手編みのレース飾り)がついたスカーフや、テーブル用のレース、タオル刺繍・・・。
ここは外国人が来るようなところではないので、もっぱらお客は地元のトルコ人。
値段の安さは地方だけあって、都会や観光地の比ではありません。私がアンタルヤのトルコ人の女性に見せて、価格を言うと、みな安さに驚くほどです。

このバザールに通うようになって6年。

価格よりも、手作り品の質の高さもトルコの中では上位です。村人はまだ素朴で、みなが上質のものをつくるので、手を抜くということを知りません。

このバザールには手作りのほうき、金物、フェルト、なんだかわからないけど面白いものがたくさんあって、見るだけでも楽しいのです。

さてここでも用事も終わり、アンタルヤへ戻ることにします。
でもその前にちょっと寄り道。

伝統工芸の職人が多い町があります。実際には仕事をやめた人がほとんどですが、その分、古いものが出る可能性があるのです。町や近郊の村の家庭を回ると、出てくる出てくる。
日本なら高値で売れるホーローが、犬や鶏のえさ入れになっていたり、台所に捨て置かれていたり。
そういうものを譲ってもらいます。

ゴミも多いけど、100点に1点はお宝がでてくるので辞められません。
キリム、じゅうたんの場合もあるし、金物、陶器、民族服、手織り布、手刺繍もの、時計、電化製品・・・何が出てくるかはその日の運です。
スカの日もあるし、お宝が多くて笑いが止まらなくなる日もあります。

この場所は誰にも内緒。


こういうより道を3か所、4か所、時間が許す限りまわります。
見るだけで頭が疲れますので、あまり多く見るのもいけません。それにここはトルコ。行ったら、お茶だ、食事だ、なんだ・・・・となかなか立ち上がることができません。

普段は暑くていやになるアンタルヤだけど、涼しい内陸にいると妙に懐かしくなります。
アンタルヤが見えてくるころは、空も真っ暗で、高台から下るとき、町の明かりがとても美しく、戻ってきたんだな、とホッとします。

運転手くんを家で降ろして、私たちはカレイチに向かうとしましょう。








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Last updated  2004年09月04日 20時02分15秒


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