絨毯屋へようこそ  トルコの絨毯屋のお仕事記

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2005年02月05日
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カテゴリ: トルコ人と日本人
朝、店に行くと、アドナンとTさんはすでにいて、もう一人お客さんがいた。


まだ1年生だが(教養終えて2年目)、日本語の理解度は高く、漢字も300文字は読み書きができるという。
この大学の教育システムが充実しているのは聞いていたが、学生のやる気もあるだろう。彼女はかなり優秀な生徒と見えた。私とアドナンは仕事があったので、落ち着いて座ってはいられなかったが、Tさんが相手になって午後まで日本語で話しをしたり、お茶を飲んで過ごして帰った。
大学の休暇で戻ってきているらしく、また遊びにおいで、と言ったら、喜んでくれた。
こういう日本語使いは歓迎である。

さてTさんのホームステイはどんな具合であろう。
初めての経験だというので、心配していたが、アドナンも家族も気を遣ってくれているようで、今のところ不便はないようである。
お湯も沸かさないアドナンが、オレンジの皮をむいてくれたり、チャイを入れてくれたりするらしい。



お互いの言葉の勉強にも役立っていることだろう。
昨晩はアドナンのおじさんの家にご飯を食べにいき、みんながTさんに興味を持ち、質問攻めにするわけだけど、
「アドナン、説明してくれ」
「アドナン、これを尋ねてくれ」
とアドナンを通訳に使う。

通訳は現在のアドナンには重たい仕事であるが、これをきっかけにもっと勉強するようになるかもしれない。

Tさんは自分用にトルコ語単語のカルタを作っている。
ついでにアドナンやアドナンの甥っ子がわかるように、日本語の単語カルタも同じだけ作った。これは勉強できる環境になるね。

イスタンブルで発行している、トルコ語日本語辞書を頼んだ。日本語も書いてあり、単語数は少ないけど、かなり現代生活では使える辞書である。
・・・というのも今ある日本でのトルコ語辞書は古く、使われないような言葉があったり、誤訳も多い。
大学などで専門的に勉強している人たちにはいいかもしれないけど、私たちみたいに日常会話のためとか、初心者には、無意味に使いにくかったりする。



アドナンが持っているのを見て、Tさんが購入したいというので、ついでに私も買うことにした。
銀行振り込み手数料、宅配便代を含むと、1冊購入は高くつく。で、来月に1年間の予定でトルコ語を勉強しにくる日本の友人にも共同購入のお知らせ。
こういう機会がないと、辞書を買おうなんて気がおきないけど、手元にあったほうがいい。

こうしてTさんが来てくれたことで、周囲の環境も変わりつつある。もちろん刺激を受けて、みんながいい方向に向かっている。
もっともっと刺激を受けよう。





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Last updated  2005年02月05日 19時11分54秒
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