24階のミミック

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2002.10.23
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 助産婦さん力説の 「すごいビデオ」 とにかく頑張らねば! な気分が最高に盛り上がったところで、さっそくお産シミュレーションとなる。

◇呼吸法の練習(お産シミュレーション)

 呼吸法といえば ヒッヒッフー があまりにも有名だけど、教えてくれた助産婦さんは自分も含め、あまり「ヒッヒッフー」をやる人はいないしオススメしないと言った。
 なぜなら、「ヒッヒッフー」が有名すぎて、これをやりb>パニックになる妊婦さんが多いんだとか(^^;
 そしてパニック状態で無理にやろうとするから、ヒッヒッフーは「全部吐く」ものなのに、全部息を吸い込んでしまい 「過換気症候群」 といって酸素の吸い過ぎで手足がしびれたり頭がぼーっとしたりする症状になってしまう人もいるとか。

 なので、色々呼吸法をやるけれど、自分にあったもので、痛みを逃せて、少しでも楽なのを選んでやればいいとのこと。助産婦さんの経験では、1~2種類の呼吸法で最後まで大丈夫だったとか。



・とにかく 深呼吸 (すー↑、はー↓)
・声を出さないで、息を吐くことに集中する
 (声だけでひ、ひ、とか言っちゃうと息が吐き出されてない)
・喉がめちゃめちゃ渇くので、 水分補給 は絶対必要

 の3つ。普段から練習しておけばできることもあるけど、たいていは助産婦さんがそばについてしっかりと声をかけてくれるらしいので、その通りにやればいい。

 一応、流れ的には
子宮口の開き1~3センチ……深呼吸(陣痛は5~10分おき)
      4~7センチ……マーチ(2拍子)でハァ、ハァ
      8~9センチ……フー、 ゥン
      全開大……二回深呼吸、3回目でいきむ!
赤ちゃんの頭出たら……手を胸にあてて、小さくハッ、ハッ、ハッ

 色々あったけど、自分的に覚えられそうなのは3つが限界。
 一番ツライのは全開になる前、子宮口8~9センチの時で、赤ちゃんの頭がだいぶ下がってきて、腰がめちゃめちゃ痛くなったり、よくいう「1年分の便秘をいっきに出す感じ」がおこるらしい。
 このとき、すごく いきみ
 実際には便秘じゃないのに、すごくしたい気分になるから、無理にいきまないように助産婦さんが手をあてて押さえてくれるとのこと。これも、知っておかなければならないんだから、もう恥ずかしいとかエグイとか思ってる場合じゃない。

 最初は、お産って怖いとかやだとか思っていたけど、今はこういう体験をしてでも産みたくなるくらい赤ちゃんってかわいいに違いない! と信じている。

 そして何度も言われたのは、自分が苦しいということは 赤ちゃんも苦しい ということ。自分が痛みとか辛さで耐えかねて暴れたり力いれてたりすると、赤ちゃんはその間呼吸が出来ず、ひどいときには心音が下がってくることもあるという。
 この話のとき、赤ちゃんがどんなに風に感じているかを体験できる運動を教えてくれた。
自分の両手を胸の前で交差させ、自分の肩を抱きしめるようにする。その姿勢で思い切り力をいれ、そのまま35~40秒息を止める 、というもの。赤ちゃんは子宮の収縮で、締め付けられた状態のまま呼吸できずに頑張っているのだと。

 これを実際にやってみると、 ホントに苦しい 。そうなのか……。自分が苦しいだけじゃないんだね。子宮の収縮は、長い時で1分続くときもあるという。大のオトナでもこんなに苦しいのに、赤ちゃんは産まれてくるのにこんなに頑張っていたのか~。私はこれを忘れないようにしようと思った。

 また、最後の、赤ちゃんの頭が出た状態で、胸に手をあてて少し軽い呼吸にかえることについても、大事らしい。
 もうここまでくればお産はあと一息なので、「頭が出ましたよ!」と声がかかると、へろへろで今にも気絶しそうになっていたおかーさんも、あとちょっとだと 急に元気になって 「おりゃぁ!」と気合いでいきんでしまうことがあるんだって。
 すると、赤ちゃんがすっ飛び出てしまい(ってホントか?)、赤ちゃんも「なんだなんだ、何が起こったんだ?」状態になってびっくりして「泣くに泣けない」状態になるとか。

 赤ちゃんが産まれたらよく元気な産声、というのも定番だけど、赤ちゃんが産まれて初めて 「泣く」 動作は、非常に大切なものらしい。
 泣くことで、肺が息をいっぱい吸い込んで、初めて呼吸を覚えるんだって。だから、泣かない赤ちゃんをなんとかして泣かすために助産婦さんはいろんな技術で泣かせるらしいんだけど、なるべくなら自然に泣いてほしいので、最後の仕上げは慎重に、とのことだった。

 胸に手を当ててハッハッと呼吸するのは、分娩台の掴み棒を握ってるとどうしても力が入ってしまいがちなので、それを防ぐために胸に手を当てさせるらしい。

 助産婦さんは面白い人で、いかに出産でパニックが起こりやすいかという例で 面白い話 もしてくれた。
 ある妊婦さんの出産に立ち合ったとき、がんばって後一息、のところまできた。そこで例の「胸に手をあてて、小さく呼吸ですよ!」と声をかけたところ、妊婦さんと立合のご主人の両方が「はいっ」と言うなり、やおらそばにいた看護婦さんの胸に手をあてて、ハッハッの呼吸をし始めてしまったんだとか(笑)
 助産婦さんも、胸に手を当てられてしまった当の看護婦さんも大爆笑なんだけど、妊婦さんも必死だから全然気づかず、赤ちゃんが無事なら 誰の胸でもいいや ってことで、まさに胸を貸す状態でお産は無事終了したらしい(笑)。
 うーん、うちはダーリンが間違えないようによく言い聞かせねば(笑)。

 そして、各進行場面において、実際にいきむ練習とかもやってきたけど、果たして本番でうまくいくかどうかはちょっと自信ないな(^^;

 もちろん、お産の経過は 人によって全然違う らしいのでここに書いたのは一般論でしかないけど、お産のつらさは「いつまで続くのかがわからない」ことにあるものなんだって。そりゃそうだよなー。エレベーター待ってるだけでも、階数表示のないエレベーターってむかつくし(^^;

 とにかく終わりの見えない痛みに耐えるのは辛さ倍増だから、どういうふうに進むのかを知っておき、今どのくらいだとわかっていることで少しはマシになるから、ということだった……。

◇マタニティヨガ

 これは、お腹がつかえて意外と辛かった(^^; って、それだけ(^^;

◇病棟見学(分娩台や、妊娠入院の病棟の見学)

 聞けば、低気圧が近づいてくると急にお産が増えるらしい。この日はすごい雨。ということで、いきなり五件も連続で始まってしまったらしく、残念ながら分娩台は使用中。見られませんでした……。

 ここまで色々イメージしてきたから、仕上げに一度分娩台なるものを見ておきたかったんだけど、もう出産のときまで見る機会はない。
 でも、最後に助産婦さんが言った。

「自信なんて、誰も持ってないんです。でも、みんなできるんですよ。とにかく大事なのは、 『自分ができる、絶対できる』と思うこと 。そして、 苦しいときには赤ちゃんも苦しい ということを知っておくこと。私たちがついてますから、絶対大丈夫」

 ……なんか、どこかの能力開発セミナーみたいなオチだったけど、すごく大事だと思った。

 あと補足。

・陣痛には、どんな進行状態でも1~3分くらいのお休み
 が必ずくるので、そのときには、眠かったら 寝ても良い。
 寝ることで力が抜けて、それまで全然進まなかったお産
 が急に進むことがある。
・呼吸法は吐くのが基本なんだけど、息を吸わない人も
 たまにいる。吸わなすぎると、赤ちゃんが苦しいので
 酸素をいっぱい送ってあげるつもりで、苦しいと感じ
 たらとにかく深呼吸をする。
・お産が近くなると、赤ちゃんが下がってあまり動かなく
 なるというけれど、寸前まで動いているほうが多いので、
 動いてるからまだのはず、と思い込まないこと

 母親学級。勉強になるなぁ……





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Last updated  2002.10.24 18:50:07


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