24階のミミック

24階のミミック

2005.02.23
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 先週雨で会うのが延期になっていた友達と会った。彼女は泰を産んだ病院で仲良くなった出産入院の時からのお友だち。泰くんと4日違いの男の子M君のママで、私が引っ越してからもお互いに行き来するよい関係が続いている。

 話を聞いてみるとあまり泰と変わらない気がしたけれど、その後行きつけの小児科から国立病院を紹介され、定期的に通うようになったとのこと。言葉や成長の早さは個性があるので早い遅いはあまり気にしない、と私自身が最近納得したばかりだったので、ほとんど同じ誕生日であるM君のこの展開は衝撃だった。
 お互いに家を買って1年ちょっと。彼女はウチにきたことがなかったので、家で会うことになり私が車で迎えにいった。家はこみあったところにあるので近くのスーパーまで来てもらい、そこでピックアップすることにし、約束の昼頃に間に合うよう、家を出ようとしたら彼女から電話。
「今、Mくんが起きたところなので少し時間を遅らせて」ということだった。まだ家を出る前だったので「いいよ」と言ったけれど、時刻は午前11時半。ずいぶんお寝坊さんだな、というくらいしか思わなかったのだが。実はそのへんに問題があったのかもしれない。

 その後私は予定よりちょっと遅らせた時間にスーパーに到着。ついでに買い物をしながら彼女を待った。すぐに彼女は現れたのだが、その格好にちょっと驚いた。
 彼女は、2歳過ぎになるM君をおんぶひもでおんぶしていたのだった。しかも、M君は靴を履いていない。子供がいない人にはピンとこないかもしれないが、これはちょっと異常。
 早い子では1歳から歩き始める今の赤ちゃんは、2歳前後ではよく歩く。そりゃ疲れたらおんぶや抱っこはするけれど、軽くても10キロ近くの子供を外出中ずっとおろさないでいるのは男の人だってツライ。おんぶはおんぶでも、おんぶひもを使用して靴も履いていないというのは、最初から子供を歩かせる気がないということ。当然子供は起きているし、お店の中では歩きたいだろうから不機嫌になる。
 どうしておろさないの?と聞くと「どっか行っちゃうから」という答え。うーむ、そういうの1歳半くらいでよく聞くけど、それでもだからといってずっとおんぶしてるという話は聞いたことがない。子供に少しずつ言い聞かせたり怒ったりなだめたりしてだんだん教えていけばそのうち伝わるものだと思っていたのだが。


 家につくころには、たたきすぎでなんかのロック機能が働いたのか、M君の側のドアがどうやっても開かなくなってしまい(^^; 仕方ないので狭いけどチャイルドシート側から出てもらい、エンジンをきったりかけたりロックをいじること十数回でドアが開くようになったけど。すごすぎる。

 家に入るとおもちゃがたくさんあるので少し落ち着いたみたいで泣き叫びは終わったけれど、様子がやっぱり変。どう変って、本当にしゃべらないのだった。言葉が少ないとかの問題じゃなく、声そのものが出ていない。慣れてきた泰くんがいつものごとくおもちゃをとりに行くと、やりかえす気配もなく手をぱっとひいてしまい、上目遣いでおびえたように悲しそうな顔で下を向いてしまう。泣くでもなく、声が出ていない。二時間、一度も声をきかなかった。なんだか、異常な気がした。
 おびえ方が少し変で、まさか誰かに暴力を受けているのか?とも思ったけどママさんは私の知る限りとても明るく面白い性格で、育児に対しても気負うでなくいい加減でなく、いいママさんに見える。さりげなくパパのことも聞いてみたけどそっちも会ったことあるし、そんな感じでもなくM君のことを心配している風だった。
 思えば以前1歳半くらいで会ったとき、M君は泰よりも早く歩き、言葉もちゃんと出ていた。半年くらいでずいぶん印象が変わっているので色々と話を聞いてみたのだが。

 私の感想でしかないからちゃんとした診断を待ったほうがいいのだろうけど、ひょっとして「睡眠障害」かもしれないと思った。今日の待ち合わせ変更の話にしても、聞けばM君の就寝時間は朝の6時だという。普通(といっても夜12時)に寝かしても夜中に起きてしまい、朝まで乗物ビデオを見たりしてママがつきあわされる。明け方眠りにつき、昼に起き、どっかいっちゃうからと外には出してもらえず公園や児童館も行かない。うとうとと昼寝を二回くらいして午後を過ごし、夜パパが帰ってきたら運動のために夜11時に24時間スーパーへ行き遊ぶのだそうだ。

 それ、まずいでしょ。
 うちが夜9時に寝かすのに必死になっているのに、11時にスーパーへ行って遊ばせてるなんて論外。夜、寝ていないから深い睡眠が得られず昼間もうとうとし、なんかやばいことになってるんじゃないだろうか。そんな気がしたので、生活改善したほうがいいよ!と強く薦めた。
 彼女も最初は「無理」と言っていたけど、うちが少しずつ早寝するようにしている話をしたりして二人で考えているうちになんとか頑張ってみる、ということになった。もちろん、今行っている病院も行きながらだけど……。

 とはいえ自分や身の回りにいる子と違うからと言って、M君が異常だと決めつけるのは横暴だと思うけれど、ママ自身が何かこれではまずいと思っているのだったら、努力してみて損はないと思う。
 これからもまた会おうね、と約束して、彼女をまた車で送っていった。M君の明るい笑顔がまた見たいな。






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Last updated  2005.03.12 11:06:04


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