24階のミミック

24階のミミック

2006.01.25
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 子供のときと違って、大人になってからの風邪は辛い。


 泰のプレは朝8時10分には家を出なければならない。ぐずぐず着替えを嫌がり、ご飯もあまり食べない泰をいつもにまして険悪な顔で怒りながら急き立てる。「ママ具合が悪いんだから!」と怒鳴っていると、パパが降りてきて「具合が悪いのかい?」と言う。本当に具合の悪いときは、どれくらい悪いかをくどくど語ることすら辛いので、「うん」とだけ答えて、重い身体をひきずってご飯の支度をする。

 泰を幼稚園バスに送っていくのもやっと。こんな日は辛いなァ、と思うけれどそれでも半日の間、泰が幼児教室に行ってくれている間は休めるから助かる。

 同じ家事のルーティンをするのでも、泰がいるのといないのとでは大違い。能率が全然違うので、とりあえず頑張って洗濯だけする。しかし二階に洗濯物を持っていくだけでふうふうだ。ルーティンがこんなにつらいとは。早く終わらせて休みたいところだが、やっぱり体調が悪いのでなんだかやたら動作も遅く、いつもの倍かかって終わらせる。
 1時間も休まないうちに、泰のお迎えの時間。そしてお昼を食べさせるとすぐ、午後は幼稚園の入園説明会だ。ああ、こんなときに……と思うけれど仕方ない。いつもより注意力散漫だから気をつけて早めに出て、車で幼稚園に向かう。

 説明会の間は、先生が別室で子供を預かってくれるのが助かった。買うものだとか支払だとか、入園してからの連絡事項、給食のことなどのお話があり、小一時間は話を聞く。泰の場合は幼児教室に入るときにすでに半分くらいはお道具を買っているのだが、さらにカスタネットだとかハーモニカとか、教材があと半分かかるらしい。運動靴も規定のものがあり、やたらお金がかかる。幼稚園に入れるのに全部で20万くらいはかかっているのかなぁ……。物入りだよな……。

 終わると、すぐにまた泰を乗せて今度は皮膚科へ。泰の恐ろしげな手は、真中の部分の白いぶよぶよした皮がとれてきて、先生が少しずつはがれる部分ははがしてくれていた。中からは真っ赤な新しい皮膚が盛り上がってきていて、中央部はまだひどいものの手の甲側や小指に近い手のひらの辺りはだいぶ治ってきているようだった。中指の下、ど真ん中の辺りは皮が二重に水ぶくれをおこしていたらしく、はがれた皮膚の下にまた水ぶくれがあるのが見えた。


 家に戻ると、緊張がとけて私のほうはまたどっと具合が悪くなる。夜になると、ようやく熱が出始めた。大人になって、なかなか熱が出ないため、余計だるさが長引いて辛い。まだ高熱が出てくれたほうが楽なくらいだ。
 ところがこの時は37度8分くらいと微熱の類。まだまだ、身体の辛さは続く。

 あまりの体調の悪さに、泰もママが変だとは気づいてくれたみたいで、帰って横になってしまったママをそっとしておいてくれ、一人で遊んでくれていた。うーん……。こんなときは身内が近くにいたらいいのにな、と思うが仕方ない。
 とにかく、明日は幼稚園もないしどうなることやら。早く治ってくれーーー。





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Last updated  2006.02.21 22:08:40


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