24階のミミック

24階のミミック

2009.10.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 子育てをしていると、大きくなる過程でお友達関係ではいろいろな悩みがあります。子供が成長すれば悩みもそれに見合った大きなものになるということで、高学年になればなるほどその悩みは深刻だとききます。

 泰くんなんて、まだ小学校一年生なのでまだまだ小さなものでしかないけれど、いっちょまえに友達関係の悩みが出てきました。
 もともと、学区が一つだけ離れた地域ということもあり、入学して半年、ほかのお友達が同じ方向の子と帰るついでに放課後に近所で遊んだりしている中、うちだけが誰とも約束もせず、遊びもせずという事態で、クラスに仲良しのお友達がなかなかできないということにきづいてはいました。

 そして、10月に入ってから、ついに泰くんが初いじめにあいました。
 まだ学年も低くて本人も周りにもあまりいじめ、という意識はないのだけど、集団で一人に対してストレスを与えること、これは多分初期のいじめにあたるものだと思います。

 本人が嫌だと感じていること、やめてといってもやめてくれないこと、集団で執拗に攻撃をすること、さらに仲間を増やしていくこと。これはイジメの始まりだよね。

 最近、泰くんが寝ている最中にうなされたり、悲鳴をあげたりしているのが気にはなっていたんだけど。あるとき、「ぼく、学校で毎日やなことを言われてるんだ‥」と寝る前にぽつんとママに言ったので、そういう目にあっているということを知りました。

 内容は小さなことかもしれない。
 給食のとき、みんな机を向き合わせてご飯を食べているのだけど、泰くんがお箸をうっかり横においたり斜めにおいたりすると、隣の子や斜め前の子に「うぇっ」とか「きもっ」などといわれる。


 まあ、気持ち悪い・汚い系のイジメは昔からよくあったもので、これを聞いたときにすぐ「ああ、多分 泰くんにも何か原因があるんだろうな」とは思った。
 あまり身だしなみには気を使わないタイプだし、手を洗ったりうがいしたりするのも嫌いだもの。いくら言っても自分からはあまり手を洗わないし。

 それでも、原因を相手が教えてくれないままその状態が長く続き、よく聞けば1ヶ月以上も続いていることがわかった。ストレスもかなりたまってきていて、泰くんはそれを言われるとそのことばかり考えてしまい、頭がぐちゃぐちゃになって、その後も何もできなくなってしまうという。昼休みにほかのお友達から何か聞かれても応えられなかったり、夜も夢に出るほど嫌になってきたという。
 たしかに、うなされていたよね。「きもっ」って叫んでたし。

 泰くんの無邪気な顔が曇るのを見ると、親としては本当に悲しい。
 ママからみても泰くんは、少しぽーっとしてて、生活習慣も本当にダメダメだったりする子だけど、だからっていじめられるのを黙ってみているのは私にはできない。

 先生に言ったの?ときくと、だいぶ前に一度言ったらしい。けれどそのときは「やあね、そういうことは言わないでっていいなさい」と言って終わったらしい。
 それを聞いて「こりゃだめだ」と思ったので、一度先生に話そうと決心した。

 しかし、この話を夜中に帰ってきたパパにすると、パパは大反対。
「まだたったの1ヶ月でしょ? もうちょっと様子みたら?」という。

 でも、パパは最近帰りも遅くて、泰くんとは朝でかけるまでの10分しか毎日会わないじゃない? 学校の話も一つも聞いてないでしょ。ママは毎日聞いて、毎日様子を見て、泰くんが楽しかったこと、つらかったことも両方聞いているんだよ。

 頭から過保護だと否定されて、ママも最初はひるんだけど、ママだって別に先生の力をかりて相手を非難しようとか、謝らせようと考えているわけではないのだからと説得した。こういう問題は、親だとか教師の強い力でなんとかしようとすると、逆に後で恨みを残すというか、泰くん自身にとってよくない結果を残す気がするので、ママだって本来なら泰が自分で解決して欲しいと思ってる。けど、それができないから、先生にこういう事実があると知ってもらい、そして本人が予想以上にダメージをうけていることを周りにも知ってもらうために先生に話すのだと。
 そして、本人の乗り切り方も含め、仲間を増やして面白半分に一人を攻撃するということがどんなことなのか、自分たちで考える機会を作ってもらうようお願いするよう話すつもりなんだと言った。

 まあ、それなら‥と言ったものの、それでも納得はしてないのか、パパは最後に「今の子って大変だね。こういうのを乗り越えて強くなるんじゃないの?」と言った。



 私は、やっぱり小学校1年生のときにいじめられたことがあるから、なんとなくこういう状況はイヤなんだよな。
 しかも、自分ではどうにもならないことで、いじめられた。名前を反対から読むと‥系のことだけど、今なら全然「かわいいじゃん」ですむこと。でも当時はそれだけでイジメのネタになった。
 クラス全員に追いかけられて、突き飛ばされて怪我をしたこともあるし、毎日毎日走って逃げてた。最後は私をかばった子が側溝に落ちて、頭をうつ大怪我をするまでいじめはなくならなかった。毎日地獄みたいにつらくて、いじめの原因になった名前を呪ったものだけど。一生忘れることはできない。
 だから、泰くんが言ったように、最初は二人だったのがほかの人にも広がり始めたと聞いたときに、「早く止めなければ、クラス全体に広がったら最後だ」と思った。

 まだ、かわいいイジメの間に芽をつんでしまわなければ、後々まずいと思う。でもこれは上からいじめたほうを押さえつけるのではなくて、実は、イジメられる側のほうが意識をしっかりもって、泰くんが自力でいじめられない人になること、それが大事なんだと思う。

 ここは断固、母親としては先生に相談する。
 そう決めて、パパが寝てから連絡帳に先生に相談したい旨、書いた。

 私、モンスターマザーじゃないと思うんだけどな。しかし過保護なのかな。やっぱ。
 続く。






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Last updated  2009.10.29 02:27:44


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