24階のミミック

24階のミミック

2011.02.17
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 実は数年前の秋、ここにかけなかったけれど、幼稚園のママ友の家庭問題を相談され、協力したことがあった。はっきり言うと、DV。家庭内暴力というやつである。

 数年たったいま、実家にもどって離婚訴訟にすすんでいる彼女からしばらくぶりに電話があって、ちょっとウチにきたいということだったのだが、実は電話をもらったときは泰がインフルエンザの最中で、移しても悪いからと家にきてもらうのは断ったのだが、そのかわりに頼まれごとを引き受けた。

 離婚訴訟、うまく進んでいないみたい。でも、彼女が泣きながら家にきてくれたときのことを私は忘れない。身勝手に、アザができるほど奥さんを殴って、首に指の後がつくまで絞めるような人とは二度と生活はできない。怖くて、ぶるぶる震えていた彼女がよくここまで頑張ってこれたなと思う。なんとか離婚が成立して、子供たちも彼女もきちんと国や自治体の援助をうけられるようになってほしいと心から願う。

 頼まれたのは、今でも前の家に相手が住んでいるか確かめたいので、夜、部屋に電気がついているか見てきて欲しいというもの。ママ友なので、私も何回か遊びに行ったことがあるから、家は知っている。今は実家に帰っている彼女は遠くてなかなか見にこられないので、そのくらいはお安い御用と引き受けた。

 が、やっぱりいざ行くとなると、ちょっとどきどきだ。元だんなさんも知った顔だし、あれ以来ずいぶんたつけど、私が今でも彼女とつながってるとわかれば、こっちもただじゃすまないような気がする。でも、やっぱりほうってはおけないので、勇気を出して車に乗り、夜の住宅街を走った。

 思い切って家の近くまでいき、車をとめて様子をみると、夜8時過ぎというのにやはり電気はついていない。さらに勇気を出してポストをみると、中にはたくさんのビラが入っていることがはみ出した郵便物ですぐにわかった。
 これは、もうすんでいないようすだ。

 ついでに駐車場も見ると、車はとめたままになっていた。なんだかよくわからないけど、とにかく彼女にたのまれたことはできたので、早々に立ち去り、メールする。



 とにかくやるだけのことはやったので、そのまま近くのスーパーへ。子供たちのご飯を買って帰ろうと歩いていたら、それとはまったく違うお友達にあった。

 こっちも緊張の後でつい、ハイになって少し幼稚園の話などしゃべりこんで10分。よく見ると、その友達も連れている子供もなんとなく顔色が悪い。夜だからってだけじゃなく、なんか痩せてるし大丈夫か?

 そのときは気づかず、おうちに帰って数日。後で聞いたら、顔色悪かったその友達親子、インフルエンザだった‥‥。A型。

 見事に、うつった。潜伏期間4日後、ママ、発熱。5日後、颯詞、発熱。

 これは我が家をその後飲み込む猛威をふるったインフルエンザだった。





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Last updated  2011.03.31 17:17:03


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