24階のミミック

24階のミミック

2014.10.01
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もうすぐ、職場の保育園は運動会を迎える。

 運動会はとくに、夏休み明けでお花たちも疲れて荒れている状態を一気に秋の雰囲気にもっていく総入れ替えとなるため、予算も時間も手間も大変なわけで。

 まあ毎年のことなので、こっちも予想ずみで、私の担当園に関してはまあまあ仕上がりが早く、あとはきれいに掃除ずるだけとか、軽く剪定する程度を残していたのみだったのだが、ここにきて、ほかの園から応援を頼まれた。
 ほかの園といっても、立場的にはあっちのほうが上の園で、私の昔の上司がいて、直で電話がきて頼まれてしまったし、今の上司も行ってきて、というので応援にいくことにはなったのだけど。

 それがまあ、大変でした。
 まだまだ暑い、炎天下。29度をこえる気温の中、大量に届いたコスモスを、岩でガッチガチの園の土手に植えていく作業です。シャベルなんて入らないほどガチガチの土を掘るには、クワみたいなものがいります。スコップと小さなクワを使って、汗だくになって土を堀り、ほかの園から一輪車で運んできた土を入れ、肥料や腐葉土も混ぜてコスモスを植え込んでいきます。
 出てきた大小の石は何十キロにもなるほどです。それをまた一輪車に積んで、運びます。



 本園のお庭の先生と、二人で汗だくになって作業すること2時間半。やっとすべて植え終わったところで、上司登場。一緒に自分もやるわ、と言っていたのに「ごめん、お客さんが来ちゃって」
 しょうがないよね。
 でも、それまでの苦労をみていないで、完成形だけ見るから気軽に言えちゃうわけ。
 「あら、でもこっちのほうがよくない? それ、こっちもってきて」
 「ここには、もう一つ欲しいわね。大きな鉢とってきて植えて」
 「足りない分は電話しとくから、●●花店にとりにいってきて」
 「こことこれは、いれかえて」

 それから、地獄のような労働でした。
 直径50センチ以上の大鉢を持って、二人で広い園庭をあっちゃこっちゃ移動。
 追加注文の苗を、近くの花店まで取りに行き、二人で20鉢以上持ち帰り。
 それからまた、鉢やハンギング鉢に植え直し。植えたものの移動。


 お昼はとっくに過ぎて、二人共、おなかもペコペコだし水筒はからから。
 疲労困憊で口もきけなくなっていました。

 そして上司、「あら、よくなったじゃない。じゃあ、残りはうえといて。私は先にもどるねー」
 といってさっと自転車で帰って行きました。



 あまりに疲れすぎて、もうこのあと午後自分の園の仕事をすることはできないな、と判断。
 今日はもう全然無理だ…と思って園に帰ったら、よほど疲れた顔をしていたのだろう。
会う人会う人に「大丈夫? 顔色が悪いよ」と声をかけられた。
 しかし、口もきけないほど疲れていて、あまり返事もできずにいると、園長がきて
「こっちへきて休んで、座りなさい」とお茶を出してくれた。
 とにかく、座ったけど口もきけず、出されたお茶とチョコをたべてふうとため息をついていたら、
お昼を食べに職員が集まってきた。
 私がへたっているのを見て、みんなが事情をきいてきて、すごく同情してくれました。
 なにやら、例の上司、以前はこの園で内勤だったらしく、内勤のときにもあの調子で
すごーく暴れて、めっちゃ嫌われてたらしい。
 その被害にあった、ということですごくみんなが「わかるわかる、そうなんだよね」と
盛り上がってしまいました。
 とにかく、こっちは被害が甚大で、そのときにはもう吐きそうなくらい気持ちも悪くなっていたので
おとなしく座っていましたが、話をきくとよほど嫌われていたのねーというかんじ。
 まあ、30分も休んだらだいぶ元気がでてきたので、この日は帰りました。
 しかし、この作業が結局後で尾をひいて、大変なことになってしまったのだけど。

 無理はするもんじゃない。
 仕事だから仕方ないけどさ。そろそろ、力仕事は限界かなと感じたこの日。





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Last updated  2014.11.30 22:06:36


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