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====================================================================2月28日にご紹介しました【Design & Business Forum 2005 Conference】は定員に達したため、申込が終了致しました。今後も様々なデザインニュース、デザインイベントやフォーラムなど、このページでご紹介していきたいと思います。今回、残念ながらご参加いただけなかった皆さん、次回のお知らせをご期待下さい!! ===============================================3月5日 ネオリアヤ======こんばんわ。今日はデザインフォーラムのお知らせをして、仕事に戻るアルよ・・・。深澤直人氏がデザインしたauの携帯電話【INFOBAR】は皆さんご存知ですな?その企画から製品化、デザインに至るほぼ全工程が語られる?!【Design & Business Forum 2005 Conference】が、3月30日に六本木ヒルズで開かれる。深澤氏も参加しての内容の濃いフォーラムになっていて、デザイン関係者、デザインに興味のある人、現在企業のインハウスデザイナーをしている人も、これからデザイナーとしてやっていこうとしている人も、必見の「企業とデザイナー」、「商品(=売れる)とデザイン」を当事者&関係者が語る内容。詳細はこちらから覗けます。(※このサイトから、フォーラム専用申込サイトに飛べる)↓ ↓ ↓http://www.designtope.net/news/index.html参加無料で、先着500名!!えーーーい、もってけドロボー!(↑いや違う)さて・・・。仕事しごと・・・。人気blogランキング
2005/02/28
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今日は、編集者の人と、前職の人と3人で高田馬場で飲んだのだけれど、20時に降っていた雨が、23時半には雪になっていて感動っ!!!!札幌出身の身としては、「札幌みたいーーーー!!!」とおおはしゃぎなわけである。確かに寒いのだが、ベランダのガラス窓を開け放ち、おおいに銀世界を楽しんでいる現在、2月24日25時。東京での雪は経験しているけれど、これほどに【ぼたん雪】が降るのは、東京生活3年目に突入したばかりの私にとっては初体験。楽しくてワクワクして、仕方がない。さておき。突然ですが、映画と小説の話です。【シェルタリング・スカイ】が好きな女性はいったいどれくらいいるだろうか。もともと、「好きか嫌いか、はっきりする映画だけど、観て!!!」と云われて6年くらい前に初めて観た映画なのだが、北アフリカの映像美が脳裏にやきつく映像で、それ以上に後半の、セリフのない時間が印象的。愛する人が死に、ひたすら自分と向き合うシーンで、アフリカの砂漠を遊牧民とさすらい、過去を捨てながら、過去(=現在につながる)とともに生き、別の男性に身を任せ、再び冒頭シーンのパブに戻っていく映画。とかく解釈が難しいと思われがちだが、女性ならば感じる部分の多い映画のひとつだと思う。それを男性の、B・ベルトルッチ監督が撮ったというのがさすが。昨年公開された【ドリーマーズ】は私のなかで今ひとつだったが、これはオススメ。今日初めて一緒に飲んだ編集者の方は、同監督の【暗殺の森】をすすめてくれたので、さっそく近日中に観たいと思う。ほかには【エスター・カーン~めざめの時】、【恋の予感】、【家路】(3作ともフランス映画)、【ガラスの墓標】、【dinner rush】が私の大好きな映画。もし、おすすめの映画があったらぜひ教えて下さい。小説では現在、【福永武彦】にはまりつつあるのだが、彼の「これは翻訳か?」という独特の文体にはまったのがきっかけ。まだまだ語れるほどに読んではいないが、神保町でもなかなか彼の「小説」に出会えない。エッセーものしか在庫がなく、それ以外だと30万円くらいしちゃう・・・。渋い選択だと云われそうだが、誰かコメントを下さる方を求めています。(↑今日は丁寧な文体が多いのは気のせいか?)久々に酔っ払っての帰宅ゆえ、ばらばらな日記ですが、かなり適当に、書きたいことだけ列記してます。こんな内容ですが、書き込み戴ければ幸いです。ネオリアヤ
2005/02/24
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札幌のギャラリーカフェ【SOSO CAFE】で3月1日から、【WABISABI】の展覧会がスタートする。【crow&trash】カードゲーム ↓↓ を開発し、現在はCIBONE自由が丘店でも販売されている。工藤ワビ良平と中西サビ一志の2人によって平成元年に結成されたデザインユニットで、グラフィックを中心に映像、音楽まで多分野において創作活動中。そのユニット名から連想されるとおり日本の日本人による世界のためのアートづくりを目指す。結成後、Sapporo ADC/映像部門:金賞「No More Landmine」アニメーション/タイポグラフィー部門:金賞「ワビサビ」ロゴタイプ/審査員特別賞・佐藤 卓賞「企業販促ツール」を受賞以降、様々な活動が評価されてきているユニットで、2月28日までは、表参道にあるハナエモリビルのカフェにて【WABISABI EXHIBITION】(3月1日から札幌で始まるのと同じ展覧会)が開かれているので、ぜし行ってみて欲しい♪今回、工藤ワビ良平氏による【カリグラフィイラスト】 ↓↓ なども展開する。「いいっ!!!」「いいよマサルさん」の世界である。(↑知らない人は、どうぞ漫画「すごいよマサルさん」参照)私が札幌在住のデザイナー、アーティスト、文化に携る人間を応援するのは、札幌出身だから、という理由もさることながら、札幌では「独自文化が育たない」からである。成功している企業もあるし、文化人も芸能人も歌手も、北海道出身の人は大勢いるが、えてして、そのほとんどが北海道に戻ってこないし、あまり「北海道に育ててもらった」と感じないところにある。そりゃそうなのだ。札幌・北海道は早くから「逆輸入」を実行してきた大地なので、東京や海外で認められて初めて「いやーあいつ札幌(北海道)出身なんだよね」と我が物顔になる。もちろん、そういった事実は地域に多い特色なのだろうとわかる。しかし、優れたクリエイターたちが住みながらにして、創作活動にいそしめない環境であることは、あまりに悲しい。なので、私の最終的な、大きな夢は、札幌(北海道)からの文化発信を根付かせることである。そのための修行を、今、東京で行っているわけであって・・・、そこんとこ夜露死苦。話を元に戻して、展覧会の詳細はこちら ↓↓ からどうぞ。札幌のデザイナー、アーティストをこよなく愛し、応援している私としては、嬉しい限りの情報をアップできて幸せ♪ちなみに、このカフェをデザインした現代建築家、赤坂真一郎氏についても、今度お伝えしたいと思いますです。【SOSO CAFE】のサイトhttp://www.shift.jp.org/soso/indexj.shtml人気blogランキング
2005/02/22
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さてさて2月19日(土)、目黒区東山に新しいパティスリー【1904】がオープンした。連日、食べ処のネタばかり書いているが、しかし、それほどスイーツに傾倒してるわけじゃあない。(↑さっそくいいワケか?)知人がオーナーシェフをつとめるパティスリーで、ショップのデザイン的にもかなり凝ったものとなっている。【職人と工業の間】というコンセプトで展開されているパティスリー。スイーツフリークにとっては、「味よ、味」となるでしょうけれど、ちょっと待って!!!「男性が女性にプレゼントとして買っていける」雰囲気になっているのである。こげ茶色の床板、パンチングされた棚、錆びた鉄、モノトーンで抑えられた内装。そして、形にも拘ったケーキや焼き菓子たち♪ちなみに、オーナーのパティシエがイメージした【職人と工業の間】を空間としてデザインした人は、青木定治(雨宮塔子さんの旦那様、パティシエ)氏の仏店舗や、パン好きならば知らぬ人はいない渋谷の【ブラッセリーVIRON】のデザインも出掛けているフランス在住のデザイナー。ちなみに、ちょっとご紹介しちゃいたい「錆びた鉄とパンチング棚」↓しかしやっぱり、確かになんぼ「コンセプト」と云ってもですね、大切なのは「味」なわけですわ、おほほほ♪味や腕にベースにあってこそ、「コンセプト」や「デザイン」にも本気で拘ることが可能となります。正直、おいしいです。クラシックショコラも、甘さと苦さが織り重なり、チーズケーキもねえ・・・あの、まさにチーズな濃厚さが。生菓子であるケーキのほかにも、マカロンをはじめとする焼き菓子がずらり。どうぞ、目黒にお寄りの際は、いえいえわざわざ行く価値ありの【1904】へぜひ♪【1904-dix neuf cent quatre-】東京都目黒区東山2-5-8TEL:03-3792-1904営業:10:00~19:00定休:毎週火曜日
2005/02/20
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本日、仕事を20時に無理矢理終えて、広尾にオープンする(した?)“和とスイーツとデリカテッセン”の【船橋屋こよみ】へ、さっそく行って参りました。亀戸天神の「くず餅」・・・船橋屋。創業200年ってすげーことだと思って感激しています。「江戸時代からの製法そのままに、岐阜、木曾川水系の澄んだ仕込み水で、小麦粉を15か月をかけて発酵させます。その反面、賞味期限はわずか2日間! 江戸の質素でシンプルな楽しみだったようです」とのご説明を受けていたけれど、言葉で書くとたった3文字の“15か月”・・・「1年以上じゃん!!」と数えてさらにビックリ。オープニングパーティーということでして、くず餅とかみつ豆、和のスイーツを期待して行ったらアナタ、デリカテッセンなるほど、店で出す惣菜まで食べ放題でした。(↑いや、食べ放題という主旨ではない)野菜やゴーヤーなどいっぱいの乳麺(パスタ風)、煮物、サラダ、かぼちゃの惣菜・・・そしてみつ豆、くず餅、桜のババロア・・・ビールもジュースも食後のお茶まで・・・立食形式ですので、好きなものを好きなときに召し上がれますことよ。かなり混雑していました。そりゃそうでしょうね・・・年代も若者から妙齢の方まで。私と友人は、ご招待くださった方とご挨拶してから、「おいしかったねー」と、手土産までもらって満足の帰宅!!(↑もちろん、くず餅♪)なんだか本当に、ただ食べに行っただけのような感じでしたが、こういうのを仕掛けることも、私がずっとやってきた仕事に似ているし、今後さらに、こうした【コーディネーター】としての腕をあげていかなくちゃなーと満腹感と充足感のなか感じたのでありました。ちなみに、1階は店舗で、2階がお食事処です。いやー本当に本当にご馳走さまでした♪お礼に、ここでお店のご紹介です。地方発送も行っているそうなので、贈り物にも最適です。週末は、くず餅を酒の肴に・・・(↑ビールか? やっぱりビールなのか?)店名:船橋屋 こよみ住所:東京都渋谷区広尾5-17-1 電話:5449-2784
2005/02/18
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1月に入ってから1対1での落ち着いた取材が多かったのだが、今日は久々に「取り合い」しながらの取材だった。展覧会のオープニングパーティー会場で敢行したので、取材の合間合間に、「おっ!」「よう」などとhibino氏がパーティー列席者と挨拶をする。負けじと質問を浴びせる恰好になってしまうし、取材が立て込んでいるため、独り占めするわけにもいかない。だから、訊きたい要点だけを絞って質問するのだが・・・。いやー今日ほどICレコーダーを持って臨めばよかった!!と痛感したことはない。なんでかって?彼の「声」があまりに渋すぎて、答えが頭に入ってこないのである。テレビなどで訊いてご存知の方も多いと思うが、彼の声は、うーーーーんまるでベニチオ・デル・トロみたいな、(↑これは勝手な妄想に近い)ハリウッド俳優なみに低くて渋くて、まあセクシーな声なわけです。あまりに声しか耳に入ってこなくて、眼を見て話してるのに、本当に日本語を話してくれているのかさえわからなくなっていた。とにかく私の聴覚的に云って、ストライクゾーンど真ん中なのである。(↑仕事しろよ)もっと聞いていたーい、でも堪能してる時間も暇もお互いにないわけで、泣く泣くその声にサヨナラを告げた。明日中に原稿を完成させて確認してもらわにゃならんのだが、本当に文章に起こせるのかしら・・・我ながらちょっと不安。(↑ちょっとって・・・)こんな私ですが今後とも・・・あ、いや、今日は本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。(↑直接云えよ)そっかー私、手&指フェチかと思ってたけど、声もそうなのかー。へー。(↑なんの話題なんだ?)
2005/02/15
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私が【江戸小紋染型】に出逢ったのは7年前くらいになる。百貨店催事場で行われていた「骨董市」に出かけて行ったときだ。「これなんですか?」ランプシェード替わりに使われていた、茶色とも鈍色ともいえない濃いグラデーションに染まった、所々穴のあいた紙。「江戸小紋という着物を染めるときに使った和紙です」そんな明確な回答だったかは覚えていない。しかし、私はもう一目ぼれだった。それから、私の【江戸小紋染型】収集が始まった。札幌ではほとんど手に入らない。そりゃそうだ、「江戸」のものなのだから。東京に来てから見つけた骨董店には、数百枚にのぼる様々な江戸小紋のソレが、無造作といえば無造作に、まさに私にとっては宝の山のように積み重なっている!!手工芸そのままの技術で、和紙に桐で模様が彫られていくのだが、その和紙の色は、着物の染色以前に、強度を高めるために「柿渋」で染められている。細いてぐす糸が縦横無尽にはりめぐされてさらに強度があがった紙に、ひとつひとつ模様が彫り込まれ・・・。その工程については、ビデオ化されている「極める~匠の世界」シリーズで参照願いたい。花の模様、幾何学模様、季節の模様、もう彫れるものならどんな柄でも作品になるのだが、その気の遠くなるような作業から生まれた染型は、変形A4サイズから、大きくて着物一反幅に縦が1メートル近くまでとなる。柿渋で染まった型紙が、着物の染色によってさらに奥深い色に仕上がり、その染型はもうそれだけで十分に、骨董品、アートとしての価値がある。私はそれをしまっておいたり、部屋の壁に貼ってポスターがわりに使ったりもする。そして一番のお気に入りは、拡大した自分の短編小説の上に型紙を重ねることだ。模様によっては、ほとんど空白ばかりになり、所々に和紙が残っているだけのものがある。それを使うと、小説の文字が部分的に読めなくなる。それが面白い。「見えない(読めない)ものを知りたい」と感じる人の心情をくすぐる。私の好きな言葉に、「陰翳礼讃」という言葉があるが、言葉さえも隠して陰を持たせることで、二重の意味を持たせてしまう。エロティシズムは、私が求める世界なのだが、「隠されている言葉」を覗き込むことで、読み手の側に様々な心理が働き、その小説自体に奥行きができる。ちなみに、私の個展では、このように小説を展開する。そしてこのサイトにも掲載している小説「誕生日」にも、この江戸小紋染型が登場するので、よかったら読んでみてね♪【江戸小紋染型】、まだ見たことのない人には、ぜひご覧になって戴きたい。1枚3000円前後を、高いとみると安いとみるか。本物の完成度と、ため息がでるほどの文様の美しさに、しばし日本の伝統と技術の高さを堪能してもらいたい。
2005/02/14
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【BE@RBRICK】、知ってる人のほうが多いキャラクターデザイングッズである。私は存在こそ知っていたけれど、そういう名前だということを、そして果てしなくアートコレクションであることを、今年1月4日に、実家で弟から教えられた。彼は今、収集に余念のない様子である。で、「弟想い」の私が買いに行ったのは原宿・・・。(↑手間賃をもらったからである)テレビを持っている人のうち、観ている人はご存知だと思うが、「内●プロデュース」、略して「内P」。(↑略すと、●文字で伏せた意味がないと気づく)この番組オリジナル7体の【BE@RBRICK】が限定発売されているのだ。ただし2対で1セットというのがひとつだけあるので、販売されているのは全部で6種類。各2100円。「2月いっぱいまでの販売だからよろしくー」と九州温泉1人旅に出かけた弟からのメールが入った。なんで札幌から東京通り越して九州まで行くんじゃ!!東京寄って自分で買ってけボケ!!!!とは、「弟想い」の私なので云わない。(↑もう一度書く。手間賃をもらったからである)予想ほどは混んでいない原宿の竹下通りを数ヶ月ぶりに歩き、途中わき目をふる・・・。「ゴスロリファッションの店、ここにあるんだ」(↑すでに、目的の店を数十メートルばかり通り過ぎている)気を取り直して、戻る。100円ショップを・・・と思って視線を上げると、「内Pショップはこちらです⇒」と、親切にもプラカードを持った兄ちゃんが立っているではないか。ありがとう。(↑それでも通過していただろう・・・)無事に店に到着したのだが、なんとビックリした。もうすでに2種類しか残っていないのだ。あとの4種類はすでに【SOLD OUT】の文字がかけられてあった。「そんなに人気あるのか・・・」まあそりゃ、テレビで放送されれば当然かもしれないし、限定販売なのだから、コレクターは走るんだろう。今さらながら、「自分が興味のない分野であった」ことに気づき、反省。なぜ反省したのか。この【BE@RBRICK】さんたち、世界中の様々なデザイナーやアーティストたちが、軒並みデザインをしている。ファッションデザイナーも、国内のタレントだって、デザイナーだってだ。選ぶ余地なく、しかしその実、私はひとつしか買わなかった。「赤いほうがかわいい」それだけの理由である。胸というか、胴体部分に「命」と赤い文字で書かれたソレ。弟が持っている【BE@RBRICK】は、なぜかみんな強面である。だから、かわいいのをプレゼントしたかったのだ。(↑・・・だから、弟の支払いである)昨年末から1月4日までの札幌パルコ開催を皮切りに、世界各地で展開される【BE@RBRICK WORLD WIDE TUOR】で、弟はコレクターの仲間入りを果たしたわけだが、それを見るとなるほど確かに、「アートとオモチャの融合」という言葉も理解できた。創り手、デザインする側の「楽しさ」と「オリジナリティー」が、小さな世界に表現されている。先日の日記で、「アートとデザインの違い」についてダラダラと書いたが・・・、「デザインすることがアートになっている」感があり、「そんなのいいじゃん」て気分にもなる。でもな、でもな・・・でもな。まあ、もういい。でもどうして私まで「かわいい」と思ったのかを考えると、どうやら【LEGO】世代なのである。腕とか手とか、接続部分とか・・・懐かしい。帰宅後、ネットで【BE@RBRICK】のサイトを検索していたら、おちまさと氏がデザインしたものがラインナップされていた。うーーーん、私はジェリービーンズのがいい!!もっと云うと、飛行機やスポーツカーのミニチュアのほうがいい。(↑男か?!)
2005/02/11
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火曜日、雨のなかを再び神保町へ、【見本帖本店】で開催されている展覧会取材に行ってきた。「紙の白さ」というものについては、自分の名刺を作る時に「欲しい白がない・・・」と不満に思ったことぐらいしか、これといって「紙の白さ」にこだわりを持ったことがなかった。物書きとして、まだまだ視野が狭かったということか。(↑どんなに自尊心が高いんだ?)現在行われているこの展覧会では、蛍光塗料を一切使わない、基準の「白」と、究極の「白」の新白2色を紹介しているのだが・・・。どのくらい「白い」かを従来の多様な白を比較して紹介しているのが面白い。日ごろ使っているコピー用紙「ニューNPi上質」と比べると・・・私「え、これって灰色ですか?」担当者「いえ、フツウの白いコピー用紙です」私「・・・・・・・へぇ」そんな感じになる。色を観るのに最も適した環境(=日本で)とは、「晴れた冬の北窓の光量」なのだそうだ。つまり紫外線が強い条件のことで、その条件のもとで見る「これまでの白」と、室内光のもとで見る同じ「これまでの白」は、全く異なる。これは、おそらく誰もが「あれ、こんな色だっけ?」と感じた経験だろうと思う。大体は、室内光のもとでは乳白色や、オレンジ色を帯びてしまう。しかし、「新しい白」のひとつは、どちらの条件のもとでも同じ白のままなのだ。すげー。(↑おっと失礼)これまでの「白さの基準」ってナンダったんだろうと、私はかなり自分の眼や感覚を奇妙に感じ、そして妙に納得もした。白には、緑色の入ったもの、青っぽい白、乳白色など、様々な印象を伴う白があるのは知っていたが、こうして比較してみると、「これまでの白は、白であって白じゃないっ!」と思っちゃう。この新白色は、写真を印刷するとよくわかるのだけれど、ガラス瓶の透明さ、黒の斑のなさ、金属の質感など、従来では濁ったり、マダラになっていた細部が美しく仕上がる。シンプルな展示方法ではあるけれど、とても実験的で、私たちの興味を惹いてくれる。最寄におすまいの方、2月18日まで展示してますので、どうぞ一度、その眼で目撃して感激して下さい。(↑回し者ではありません)いやー、技術ってすごい。先端技術が、こうしたことにだけ活用されていけばいいのになと、様々な世相が頭を過ぎった2月8日であった。人気blogランキング
2005/02/10
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NHK教育の番組ですが、ご覧になった方はいらっしゃるだろうか?レオポルト美術館に多くの作品が収蔵されている画家、エゴン・シーレ。彼が主人公である。この番組の中で何度も出てきた【エゴン・シーレの肖像画写真】・・・、カフェのシーン、ウィーンに再び戻ってきた説明のシーン、薔薇が添えられたお墓が映る最後のシーンなど、要所要所で登場したのだが、この肖像画写真に記憶のある人いるかなー。いたら嬉しい。その肖像画写真を作成したのは、昨年このサイトでも個展開催案内でご紹介したアーティストである。ちなみにエゴン・シーレとは・・・最年少でウィーン美術アカデミーに入学し、その学制体質を嫌い、その後クリムトのもとで学び、一度はウィーンの画壇を去って己を見つめなおし、クリムトからも卒業し、繁栄と享楽に溺れることなく、常に「生と死」を、自分自身を正面から見つめ、描き続けた孤高の芸術家である。その作品が「猥褻である」として投獄されたこともあるが、シーレの精神と作品が描いたものは、表面的なセンセーショナリズムやエロティックさではなく、人間の内面に存在する「生と死」。結婚を期にその画風であった「生と死」から「生」を捉え始めた28歳のとき、スペイン風邪(当時の疫病)で亡くなった画家。その3日前に、最愛の妻が子どもを宿したまま同じ疫病で亡くなっている。あ、すっかりシーレの話題になってしまった・・・。そうではなく、作品を手掛けたアーティストについてなのだが(名前を知りたい方は、どうぞ7月頃の日記をご覧下さい)、シーレには、実は所謂【肖像画】というものが存在しない。自画像はあってもそれは、「芸術作品」である。「肖像画」ではない。そこで、写真を引き伸ばして加工したのが、今回登場した作品。「え、写真・・・だよね? 絵なの?」と不思議な感覚になる作品となっており、彼の現在の作品を代表する表現手法のひとつである。で、これにはオマケ話がついていて、ウィーン側(テレビにも登場し、話をした人)に気に入られ、なんとその肖像画写真は、撮影終了と同時にその方の熱烈な申し込みにより、譲り渡されたそうな・・・。思わず「やるな」と、私がニヤリとしてしまったエピソードである。さて、私も頑張りますか。そのまえに、この風邪を治さなくては・・・。みなさんも長引く風邪にはご注意を。人気blogランキング
2005/02/09
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【キャスティング】という言葉の存在については、テレビ番組を観てると、最後のスタッフロールに出てくるから知っていた。でも、その内容については「?」だったのだ。「番組とか撮影場所とか、出演者を調整する人?!」くらい認識・・・いや、想像。けれど、実はもっとエネルギッシュであり、パワーを持った仕事なのだ。エネルギッシュもパワーも、表現的にはその個人を指す言葉として用いたのだが、例えば。芸能人や女優、俳優さんと直接やりとりをして、時にはマネージャーという仕事以上に、密接に彼ら、彼女らと関係していく仕事。タレントさんや俳優さんを例にして、マネージャーを単に「スケジュールの管理者」だと、大ーーーーーーきくひと括りにした場合、(↑そうばかりではないので誤解のないよう)キャスティングとは「演技、行動、発言やファッション、印象などひっくるめてコーディネートする人」。もうちょっと別の例を用いると、企業の広告担当者が「マネージャー」、広告会社が「キャスティング」、ということになるだろうか。(↑これもまた、大胆にひと括りにした)まあ、キャスティング会社があるのだから、一概にマチガった表現でもないだろう。と思う。私が去年までいたPR会社もそれと似ている。(↑広告とPRとは、異なる分野の仕事だが)メディアのことも専門的に把握し、何をどうすればよいのか・・・、またクライアントであるいち企業の内情についても親身になって把握し、相互を繋ぎ合わせ、最適な状況で市場に情報・モノを出していく。もちろんそのベースは、「世論」をきちんと見つめていることだ。キャスティングという仕事は、相互の信頼を得ることが大切なのでは云うまでもないが、「ここの演技はどうなの?」「こういう解釈ってしょうがないのかなぁ」「どっちのパターンがいい?」と、現場でもタレントさんから直にアドバイスを求めらる場合もある。それは観ていると、まるで彼ら、彼女らの「親」のようでもある。すごい。信頼されている。私も、そこまでとは云わずとも、信頼されて相談されるくらいにひとつのことのプロフェッショナルになりたいものだとココロから感じた。・・・カッコいいとか、仕事ができることの原点とは、いい意味で「周囲から評価される」ことのできる人なのだ。そう学んだ2月某日であった。
2005/02/07
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小さい頃、テレビアニメや番組をほとんど見せてもらえなかったので、今でもテレビがなくても生活できるのは大変ラクでいい。電気代が少なくて済む。(↑そういう理由かい)とはいえ。去年までは職場で「イヤンなっちゃう」くらい昼間っから夜までテレビが観られた。しかも同時6局! たまにBSやCSもだっ!!「私の浮気が夫にバレちゃいました・・・」「今日のスポ○○一面はこの話題!」「CMの後は、”あの”人が魅惑のドレスで登場です」など、ボンヤリ眺めてると仕事なんて全然進みません。(↑進んでなかったんでしょ?!)職場がそういう環境だったからなのだが、それが今年から一気にゼロになった。部屋にはテレビ置いてないし、現在の事務所でも、テレビはあるが誰も観ない。観る暇がない。唯一、ランチタイムには13時前後にテレビがつく。しかし・・・料理番組。料理番組が悪いとは云わない。食材を観ていると、たまに「あ、これってあの人がプロモートしたのかなあ」なんて思ってしまう視点が我ながら哀しいだけのことである。独り暮らしや自炊生活者が多いので、けっこうみんな本気で観てるのが、かわいいでしょ♪(↑・・・自分も入っているらしい)そんな不視聴者が、明日CM撮影の現場に行く。そんでもって取材してくる。でも、その取材したものが皆さんの眼に触れることはない。非常に残念である・・・個人的に。もともと、テレビ番組よりもCMのほうを真剣に観ていた者としては、誰より先にCMの全貌を伺えるのは、幸せなのだが・・・。だが・・・。だが・・・。だが・・・。(↑「だが」なんだよ、早く書けよ)今さら気づいたのだが、テレビを観てないってことは、現在放送されているCMを全然、ちっとも、コレッぽっチも知らないということになる。CMがこんなにも大好きなのに・・・大好きな、憧れの人がCMを制作しているというのに。あまりに侘しい生活である。なんて味気ない・・・華のない・・・色っぽくもなんともない生活!!(↑待て。CMを観れれば色っぽくなれるのか?)今日は朝から仕事していたので、やけになってビールを飲み始めています。皆さん、翌朝早朝から現場の仕事が入っている夜は、アルコールを控えめに♪
2005/02/05
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プロダクトデザインとアートの違い。そもそもそんなタイトルで語れるほど、デザインにもアートにもそこまで精通していないのだが・・・。他の、多くの活躍中のプロダクトデザイナーさん達については、直接お話しを訊いたわけではないのでわからないけれど、私が今仕事をしている人は、「デザインもアートである」と云い切る人。彼自身、アーティスト肌で、私が知る現代美術家や音楽家、まさに”アーティスト”と同じ感覚でずっと仕事をしてきたのがわかる。「広く一般が望むものをデザインしても、新しい時代・潮流は作れない」というのは、確かにそうだ。ファッションにしたって、別に大衆の意見を訊いてから、それらを汲んで、コレクションやショーで発表したりしない。ついでに、「今年流行の色」だって、ちゃんと「流行色を決定する国際機関」が存在するんだし。誰かが先導を切って行動しない限り、何も起きない。(↑いつになく、どこまでも真面目に語っている・・・)ただ、大事なのは「これがいいんだ」と云い切れるくらいに、神経を研ぎ澄ませ、いいものを創り出そうという意思を持ち、自分を高める努力(才能も大切ですが)をすることなんだろうと思う。なーーんて、ちょっと彼の講演での言葉を借りてみましたが、(↑まだ、片足のつま先しかデザイン世界につっこんでいないのがバレバレ)「これかっこいいなー」「あれっていいよねー」で判断する感覚ほど、正直なものはないんだよね。先日、戴いた初モノの苺を食べた。近所の人が家庭菜園で作ったものだそうだが、見た目も美しく、鮮やかな苺色で、もう見るからにおいしそう♪食べたら、甘酸っぱくて最高でした。「どういう苺がおいしいか」を知っているという経験の裏づけもあるけれど、その感覚と同じことだと。(↑食べ物としか比較できない女)いやーうまいもんがあるっていうのは幸せだなー♪(↑デザインの話をどう収拾つけたのか教えて欲しい)
2005/02/04
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ええ…あまりに久しぶり過ぎてなんて書いていいのかわかりませんが、皆様こんにちわ。「このままフェードアウトします」宣言も空しく、文章で表現する仕事に変わってみたら、ますます何かを書きたい衝動にかられてきました。そんなんで、これからはたまにアップしてみたいと思います。今日、午前中に神田へ仕事で行った。12時過ぎに終了したので、ついでに古本屋街をウロウロしながら、昨年末からはまっている【福永武彦】氏の小説を探して歩く。いつも行く小○山書店には、随筆本がかなり揃っているのだけれど、小説となると「サイン入り」で3万円から・・・。「・・・も、もう少し稼げるようになったらまた来るね」と心の中で呟いて諦める。(↑本当にまた来る気があるのかはさておき)29万円という値段がついている福永本もあり、もうそこまで行くと破格なんだか、レギュラー価格なのかもよくわからなくなってくる。とにかく、1千円の随筆を購入。(↑かなりケチくさい)本を片手にラドリオ(喫茶店)に寄ったら、工事中。近くに仮店舗を構えていたので、大好きなカレーを注文。そうしていい気分で再び古本屋を回っているとき、大集団が目に入った。そう、大集団である。しかもギュウギュウにくっついてゾロゾロ。「なんだ邪魔やなあ」と胡散臭い大阪弁を心の中で呟く。(↑口には出せない小心者)視線を思い切ってその集団に向けてみた。「あ、テレビカメラだ。撮影なんだあ」すると、その集団の後方には「あ、ナンチャン! お、西郷輝彦! 佐藤藍子だ」「あっ!!! 元チャチャのかっちゃんだっ!!!」ど、どういう組み合わせなんだコレは。一体なんの番組なんだか全くもって趣旨が理解できん。(↑失礼である)しかし・・・。もしカットされずにその古本屋街シーンが全て使用されたら、私も映っている・・・。「も、もしかして、ネオリアヤ全国デビュー?!」もっと可愛いカッコしてくんだったよ、チェッ。(↑ちょっとは嬉しいらしい)西郷輝彦かあ・・・小学生の頃、「星のフラメンコ」(LP盤)で一緒に歌ったなあ。去年か一昨年のお茶のCMで、西郷輝彦が畑の中から出てきたのには驚いたけど。色々な意味で憧れの西郷輝彦に逢えて、嬉しい一日でした。おわり。
2005/02/03
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