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安土桃山城を建てた宮大工 『岡部又衛門』 のお話です。
織田信長の命を受けて安土の山に五重の天主を持つ城を建てるのです。

金閣寺を建てた京の池上家
奈良の大仏殿を建てた中井一門
そして熱田の宮大工岡部一門
この三家による指図(図面)争いの場面は見ものでした。
それぞれが模型を作っています。
信長の要望は 吹き抜けの天主 です。
しかし、岡部だけは吹き抜けではありません。
怒る信長を前にして岡部は一歩も引きません。
3つの模型に火をつけてその燃え方を検証するのです。
吹き抜けが風の通り道になって、一気に火の手が上がり燃え落ちます。
しかし、又衛門の模型は吹き抜けではないので中々落ちません。
それを見た信長は 「天主が落ちる前に舞が舞えるの~」 と
岡部に決まりです。
5重の天主を支えるにはどうしても 樹齢2000年以上の檜 の大木が必要です。
それを見つけに、敵地木曽路に赴きます。
そこで出会った木こり甚兵衛(緒方直人)とのやり取り
樹齢2000年の御神木を岡部の心意気にほれ込んで
大雨の日に必ず送る
その約束をひたすら待つ岡部、そこには男と男の約束が
とうとう待ちに待った大雨の日、その神木はいかだに乗ってやって来ました。
甚兵衛は主君木曽義仲の命に背いたとして打ち首に
御神木と共に届いた甚兵衛からの手紙
おそらく自分の命はないと悟った上で、 天主を見たかった と綴ってあります。
この場面、思わず涙がこぼれました。
それにしても、西田敏行さんは本当に上手い役者さんです。
それに、信長役の椎名吉平さんも似合っていました。
とても すばらしい作品 で
終わった後、主人と二人 「見に来て良かったね」 と顔を見合わせました。